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持病があっても三大疾病保険に加入できる?三大疾病に備えられる保険を解説
持病があっても三大疾病保険に加入できる?
三大疾病に備えられる保険はある?
本記事では、三大疾病の詳細や三大疾病に備えられる保険について解説します。
加入を検討している方は必見です!
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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【はじめに】三大疾病とは?
三大疾病とは、日本人の死亡原因ワースト3を占めている、がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中(脳血管疾患)を指します。
三大疾病は年齢を重ねるにつれ死亡者数が増え、療養期間が長期化しやすい傾向です。
医療費の自己負担額や生活費などの経済的負担を考慮すると、三大疾病は保険で備えておくべきだと言えるでしょう。
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① がん(悪性新生物)
細胞が何らかの原因で変異して増殖を続け、周囲の正常な組織を破壊するのが腫瘍で、がんや肉腫が該当します。
※悪性新生物は、日本人の死因の第1位で約30%を占める
② 急性心筋梗塞
③ 脳卒中(脳血管疾患)
三大疾病保険の特徴
三大疾病保険とは、一般的にがん(悪性新生物)や急性心筋梗塞、脳卒中(脳血管疾患)などで、各保険会社の定める所定の状態になると一時金を受け取れる保険。
保険会社や商品によっては、急性心筋梗塞だけでなく心疾患全体、脳卒中だけでなく脳血管疾患全体を保障しています。
三大疾病の入院・外来患者数は全入院患者数の25%以上を占めているため(※1)、三大疾病に備える保険に加入しておいて損はありません。
ただし、三大疾病保険は通常の医療保険同様に加入時の告知項目が複数あるため、持病がある人は加入しにくいと言えるでしょう。
三大疾病保険が不要だと言われる理由
三大疾病に備えるための保険として三大疾病保険が挙げられますが、医療保険やがん保険で保障されているため不要だと言われています。
三大疾病保険は三大疾病のみを保障しているため、初めて保険に加入する人は幅広い病気やケガを保障する保険に加入するのがおすすめ。
どうしても三大疾病の保障を手厚くしたい人は、通常の医療保険に特約を付加するのも検討してみましょう。
ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、特定期間の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。
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三大疾病保険加入時の注意点
がん(悪性新生物)の場合
保障の開始(責任開始期)から90日が経過したあとに、保険期間中に初めて「がん(悪性新生物)」に罹患したと医師により診断されると保険金が支給されます。
がんには上皮内新生物と悪性新生物の2種類があり、一般的に三大疾病保険で給付金の対象になるのは「悪性新生物」です。
上皮内新生物も保障対象になる商品もあるので、保険加入時は保障対象も確認しましょう。
急性心筋梗塞の場合
一般的に急性心筋梗塞と診断されただけでは保険金の支払い対象にはならず、労働の制限がかかる状態が60日以上続いたと医師に診断されると給付金が支給されます。
急性心筋梗塞の治療を目的として約款所定の手術を受けた際や、急性心筋梗塞での入院も給付対象となる商品があり種類は豊富です。
※【労働の制限】
事務などの軽作業はできるが、それ以上の活動では制限を必要とする状態
脳卒中(脳血管疾患)の場合
脳卒中のうち、脳出血・くも膜下出血・脳梗塞の発病で、医師の診察を受けた日から60日以上、所定の後遺症が継続したと診断されると保険金が支給されます。
上記に加え、脳卒中の治療を目的として、約款所定の手術を受けても給付金の支給対象です。
また、脳卒中での入院も給付対象となる保険商品もあるため、保険加入を検討する際は保障範囲も確認しましょう。
※【所定の後遺症】
言語障害や運動失調、麻痺などの他覚的な神経学的後遺症
どの保険に加入するかで悩んだら
持病があっても三大疾病保険や医療保険、がん保険などに加入できるか悩んでいる人は多いですが、持病があっても加入しやすい保険は多数あります。
ここでは、それぞれの保険の告知概要について確認してみましょう。
※告知項目は保険会社や商品によって異なります
② 医療保険
③ 引受基準緩和型保険
④ 無選択型保険
① 三大疾病保険の告知概要
【1】
|
被保険者の職業について (主婦・学生・資産生活者・乳幼児・年金生活者含め記入) |
【2】
|
以下の①~③にあてはまるものがありますか? ① 現在入院中である ② 最近3ヵ月以内に入院・手術をすすめられたことがある (入院・手術が終わっている場合は除く) ③ 最近3ヵ月以内に診断確定のための検査をうけて、結果が出ていないものがある、または最近3ヵ月以内に診断確定のための検査をすすめられて、うけていないものがある |
【3】
|
過去5年以内に下記の病気や異常で、医師の診察・検査・治療・投薬をうけたことがありますか? がん(悪性新生物)、心臓弁膜症、心不全、大動脈解離、閉塞性動脈硬化症(ASO)、動脈瘤、肝硬変、 パーキンソン病、アルコール依存症、認知症・認知障害(疑い含む) |
【4】
|
今までにがん(悪性新生物)にかかったことがありますか? ※がん(悪性新生物)には、白血病、肉腫、骨肉腫、悪性リンパ腫、MDS(骨髄異形成症候群)、骨髄線維症などを含みます。 |
【5】
|
[医師による診療について] 以下の①~③にあてはまるものがありますか? ① 過去5年以内に手術をうけたこと ② 過去5年以内に医師の診察・検査・治療・投薬を7日間以上にわたってうけたこと ③ 過去2年以内に医師から診察・検査をうけるようすすめられたこと |
【6】
|
[健康診断等での指摘について] 過去2年以内に健康診断・人間ドック・がん検診で、異常の指摘をうけたことがありますか? |
【7】
|
現在以下の①~③にあてはまるものがありますか? ① 視力の障がい(矯正しても左右いずれかの視力が0.3以下) ② 聴力・言語・そしゃく機能の障がい、著しい記憶の障がい、知的障がい ③ 背骨(脊柱)・手・足・指の欠損または機能の障がい |
【8】
|
[満16歳以上の女性の場合] 現在妊娠していますか? |
② 医療保険の告知概要
【1】
|
現在の身長・体重について |
【2】
|
以下①~③のいずれかの項目に該当したことがありますか? ① 直近3カ月以内に、医師による診療(問診・診察・検査・治療・投薬)をうけたことがある ② 過去5年以内に、30日以上の期間(初診から終診まで)にわたり、医師による診療(問診・診察・検査・治療・投薬)をうけたことがある ③ 過去5年以内に、継続して7日以上の入院をしたこと、または手術(カテーテル・レーザー・内視鏡によるものを含みます)をうけたことがある |
【3】
|
今までに、悪性新生物または上皮内新生物と診断されたことがありますか? |
【4】
|
過去2年以内に健康診断・人間ドック・がん検診をうけて、「要再検査/要精密検査/要治療」を指摘されたことがありますか? |
【5】
|
現在、以下①~③のいずれかの項目に該当しますか? ① 視力(左右いずれかの視力が矯正しても0.2以下)・聴力・言語・そしゃく機能の障害 ② 手・足・指の欠損や機能の障害 ③ 背骨(脊柱)の変形や障害 |
【6】
|
[満16歳以上の女性のみ] 現在、妊娠していますか。 |
③ 引受基準緩和型保険の告知概要
【1】
|
直近3カ月以内に、医師により入院・手術・検査・先進医療をすすめられたことがありますか? |
【2】
|
過去2年以内に、病気やケガで入院・手術・先進医療をうけたことがありますか? |
【3】
|
過去5年以内に、悪性新生物または上皮内新生物、肝硬変、認知症、アルコール依存症、統合失調症で医師による診療をうけたことがありますか |
④ 無選択型保険の告知概要
【1】
|
年齢制限のみ |
三大疾病に備えられる保険:まとめ
三大疾病とは、日本人の死亡原因ワースト3を占めている、がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中(脳血管疾患)を指します。
三大疾病の入院・外来患者数は全入院患者数の25%以上を占めているため(※1)、三大疾病に備える保険に加入しておいて損はありません。
三大疾病に備えるための保険に加入したい人は、一度保険のプロに相談してみましょう。
引用:一般社団法人日本健康倶楽部/健康用語辞典
引用(※1):政府統計の総合窓口e-Stat/死因(死因年次推移分類)別にみた性・年齢(5歳階級)・年次別死亡数及び死亡率(人口10万対)2022