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生命保険の掛け金とは?平均的な掛け金額と掛け金を抑えた生命保険の選び方を解説

生命保険の掛け金とは?平均的な掛け金額と掛け金を抑えた生命保険の選び方を解説

生命保険の掛け金とは?
生命保険の平均的な掛け金額は?

生命保険の掛け金の平均がわからず、悩んでいる人は少なくありません。

本記事では、生命保険の掛け金の平均や掛け金を抑えた生命保険の選び方について解説。

自分に合った生命保険の掛け金額を
知りたい方は必見です

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

生命保険の掛け金とは?

掛け金とは
定期的に支払ったり、積み立てたりするお金。保険契約においては、掛け金=保険料を指す。

生命保険とは多くの人が保険会社へ掛け金(保険料)を支払い、万が一のときに保険金などを受け取れる仕組みを指しています。

生命保険の保険料=掛け金で、保障内容や保証期間によって負担する掛け金額は異なります。

▶生命保険の主な4種類とは?

生命保険=死亡保険と考える人は少なくないですが、実は生命保険は主に4種類あります。

死亡保険 被保険者が死亡した際に受取人が死亡保険金等を受取れる。
医療保険 被保険者が病気やケガで入院や手術をした際に給付金を受取れる。
介護保険 被保険者が介護を必要とする状態になった際に給付金を受取れる。
生存保険 被保険者が保険期間満了後に生存していると保険金・給付金を受取れる。

他にも貯蓄型や掛け捨て型、終身タイプや定期タイプなど生命保険の種類は様々です。

貯蓄型:死亡や病気・ケガに備えながら貯蓄もできる保険商品
掛け捨て型:満期時等に受け取れるお金はない分、掛け金が貯蓄型より割安な保険商品
終身タイプ:一生涯に渡って保障が続く
定期タイプ:一定の期間や年齢など定められた期間まで保障が続く

「種類がありすぎてよくわからない」「自分に合った生命保険を知りたい」なら、一度保険のプロ相談するのも一つの手です

生命保険の掛け金額の負担大は×

生命保険文化センターの調査によると、2018年から3年間で生命保険(かんぽ生命を除く)を解約・失効した理由の上位10位は下記の通りでした。※1

生命保険を解約・失効した理由
他の生命保険に切り替えたので 34.6%
掛金を支払う余裕がなくなったから 23%
掛金が更新により高くなってしまったから 12.8%
義理で入ったものなので 11.9%
まとまったお金が必要になってくる 9.9%
高額な保障が必要なくなったから 8%
期間が長すぎるのでいやになった 4.6%
少額すぎて生命保険として役に立たないので 3.6%
イメージしていた保険商品と異なるため 3.4%
加入後のアフターサービスが不満だったので 2.4%

「掛金を支払う余裕がない」「掛金が更新により高くなった」と答えた人は多く、生命保険の掛け金を負担に感じる人は少なくありません。

生命保険の掛け金は、家計を圧迫しすぎない無理のない金額に抑えましょう。

【年齢別】生命保険の年間平均掛け金額

生命保険の年間平均掛け金額

生命保険や個人年金保険加入者の性別・年齢別の年間払込み掛け金額は下記の通りです。

年間払い込み保険料

男女とも50代が最も高額で、全体の年間払込み掛け金額の平均は17.9万円でした。※2

年齢によって平均的な金額は異なりますが、月々の掛け金額は約1~2万円と言えます。

支出可能な生命保険の掛け金額

生命保険文化センターの調査によると、1年間での支出可能な掛け金額(現在支払っている掛け金を含む)は下記の通りです。※3

年齢 支出可能な掛け金(万円)
29歳以下 21.8
30~34歳 31.1
35~39歳 34.7
40~44歳 34.5
45~49歳 34.2
50~54歳 38
55~59歳 35.2
60~64歳 37.3
65~69歳 32.9
70~74歳 26.2
75~79歳 19
80~84歳 20.8
85~89歳 23.2
90歳以上 14.4

1年間で支出可能な掛け金額は最小144,000円最大380,000円でした。

平均は31.8万円で、月々の掛け金額はだいたい1~3万円代になります。

年収に対する生命保険の掛け金割合

生命保険に加入している世帯の年収に対する掛け金(年間)の割合は下記の通りでした。※2

年収 年収に対する掛け金の比率
200万円未満 11.7%
200~300万円未満 11.6%
300~400万円未満 9%
400~500万円未満 6.8%
500~600万円未満 5.8%
600~700万円未満 5.1%
700~1000万円未満 5.2%
1000万円以上 4.2%

全体の平均は6.7%で、年収が高くなるほど年収に対する掛け金の割合は低いです。

それぞれ無理のない掛け金額は異なるものの、生命保険への加入を検討している人は年収に対して5~10%の掛け金額を目安にしましょう

掛け金を抑えた生命保険の選び方

掛け金だけで生命保険を選ぶのは×

家計が圧迫されると結局解約する事態になりかねないので、自分にとって無理のない掛け金はいくらか考えるのは必要です。

しかし「月2万円なら無理なく払えるから2万円代の生命保険に加入する」など掛け金のみを理由に生命保険を選ぶのはNG

あくまで生命保険はリスクに備えて加入するので、求める保障内容に合わせて選びましょう。

まずは必要な保障内容を整理すると◎

どんな生命保険に入ったらいいかわからない人は、ライフイベントや起こりうるリスクから逆算して生命保険を選びましょう。

▶独身の人におすすめの保険

医療保険
がん保険
就業不能保険

独身の人は、病気やケガによる収入減へのリスクに備える生命保険を選ぶのがおすすめ。

また独身に限らず女性は、女性特有の疾患に備えた保険への加入も検討しましょう。

▶夫婦のみの世帯におすすめの保険

医療保険
がん保険
死亡保険
就業不能保険

子どもがいない夫婦のみの世帯では、不測の事態が起きた際にパートナーへの負担を減らすのを基準に保険を選びましょう。

子どもがいない共働き世帯でも、パートナーが死亡した場合の葬儀代や家賃・残された住宅ローンなどを把握しておくのが賢明です。

▶子どもがいる世帯におすすめの保険

医療保険
がん保険
死亡保険
就業不能保険
収入保障保険
学資保険

子育て世帯は独身や夫婦のみの世帯と比べて、備えておきたい保障は多いです。

ただしあらゆるリスクに備えると掛け金額が高くなるので、必要な保障内容に優先順位をつけて生命保険を選んでください。

生命保険を検討する前に、自分たちに必要な必要保障額を計算しておくのもおすすめです。

必要保障額とは
「今後、遺族の生活に必要な金額」から
「公的保障(遺族年金等)などの収入」と「遺族の収入」を差し引いた金額

結婚や子どもの有無などライフステージごとに必要な生命保険は異なります。

「子どもの独立に合わせて20年保険期間がある死亡保険に入りたい」「基本的な医療保険は終身タイプにしたい」など”どんな保障がいつまで必要か“に合わせて保険を選びましょう

生命保険の掛け金額を少しでも抑えたい人は、貯蓄型と掛け捨て型を上手く使いわけるのがおすすめ。

生命保険の掛け金について:まとめ

月々の生命保険の掛け金額は、だいたい1~2万円でした。

掛け金を支払う余裕がないため生命保険を解約する人は多いので、必要な保障内容に優先順位をつける&貯蓄型と掛け捨て型を上手く使い分けて掛け金を抑えましょう

なるべく掛け金を抑えつつ最適な生命保険を選ぶ自信がない人は、一度保険のプロに相談するのもおすすめです。

※1引用:生命保険文化センター/令和3年度生命保険に関する全国実態調査
※2引用:生命保険文化センター/令和4年度「生活保障に関する調査」
※3引用:生命保険文化センター/生命保険(個人年金保険を含む)の加入状況