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子宮筋腫でも入れる保険はある?入れる保険や支給される給付金について解説

子宮筋腫でも入れる保険はある?入れる保険や支給される給付金について解説

子宮筋腫でも入れる保険はある?
入れる保険や支給される給付金の種類は?

生命保険・医療保険への加入を検討していても、子宮筋腫でも入れる保険があるかわからず悩んでいる人は少なくありません。

本記事では、子宮筋腫でも入れる保険や子宮筋腫で受け取れる給付金について解説します。

子宮筋腫でも入れる保険を知りたい方は必見!

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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グッドカミング編集部
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【はじめに】子宮筋腫とは?

【子宮筋腫とは?】(※1)
子宮を構成している平滑筋という筋肉組織由来の良性腫瘍で、比較的若い方から閉経後の方まで高頻度に見られる疾患。

子宮筋腫は珍しくない腫瘍で、30歳以上の女性の20〜30%にみられます。

婦人科診察と超音波検査で診断しますが、大きな筋腫や手術を考える際にはMRI検査を実施。

特に症状がなく健康診断で偶然見つかる人も多いですが、手術しなければならない人もいるため定期的な検査が欠かせません

子宮筋腫の具体的な症状

子宮筋腫は、発生する部位や大きさによって症状が異なります

●粘膜下筋腫(子宮の内側)
大きくなるまで症状が現れにくい
●筋層内筋腫(子宮の筋肉の中)
大きくなると不正出血や流産・早産の原因になる
●漿膜下筋腫(子宮の外側)
不正出血や不妊症の原因になる

過多月経や過長月経、月経痛・腹部腫瘤触知・貧血などが主な症状です。

筋腫は卵巣から分泌される女性ホルモンによって大きくなるため、閉経すると小さくなると言われています

子宮筋腫の治療法

子宮筋腫があっても自覚症状がなく手拳大以下であれば、定期検診を受けるだけで特に治療の必要はありません

サイズが大きい・増大傾向が著しい・症状を伴い生活に支障をきたす人は、投薬か手術のどちらかの治療法を実施します。

どの治療法にもメリット・デメリットがあるので、治療法は年齢や将来の妊娠予定、子宮筋腫の大きさ・発症部位・数・癒着の有無などを踏まえて決定するのが一般的です

子宮筋腫でも保険に入れる?

生命保険への加入時は、保険会社に過去の病歴や現在の健康状態を告知する義務があります

ここでは、子宮筋腫でも加入できる保険の目安や審査基準の例をみていきましょう

保険に入れるかどうかの目安

保険に入れる 保険に入れない
手術をしている
治療している
入院期間が1ヶ月未満
入院期間が1ヶ月以上

保険に入れるかどうかの審査基準

告知項目 告知内容
A社 2つ [1]3ヶ月以内に入院/手術/放射線治療をすすめられたか
[2]1年以内に入院/手術/放射線治療を受けたか
※子宮筋腫の手術は1年以内でも加入可能
B社 3つ [1]3ヶ月以内に入院/手術/放射線治療をすすめられたか
[2]2年以内に入院/手術したか
[3]5年以内にガンで診察/検査/治療/投薬のいずれかを受けたか
C社 2つ [1]3ヶ月以内に入院/手術/放射線治療をすすめられたか
[2]1年以内に入院/手術/放射線治療を受けたか
※子宮筋腫の手術は1年以内でも加入可能
D社 3つ [1]3ヶ月以内に入院/手術/検査をすすめられたか
[2]2年以内に入院/手術したか
[3]5年以内にガンで診察/検査/治療/投薬のいずれかを受けたか
E社 3つ [1]現在入院している、または3ヶ月以内に入院/手術/検査をすすめられたか
[2]1年以内に入院/手術したか
[3]5年以内にガンや糖尿病、その他臓器や精神障害で診察/検査/治療/投薬のいずれかを受けたか

※引受基準緩和型保険での審査基準

保険に入れるかどうかの審査基準は、保険会社により異なります

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子宮筋腫は手術をしていても入れる保険が多数あるので、自分も保険に入れるか確認したい人は保険のプロに相談するのもおすすめです

子宮筋腫でも入れる保険

引受基準緩和型・無選択型

過去に保険会社から契約を断られた方や、子宮筋腫の方でも入れる保険はあります

まずは一般的な生命保険で入れる商品を探して、条件で入れない・ニーズに合う保険がない人は以下のような保険も検討してみましょう。

引受基準緩和型保険

引受基準緩和型保険-イメージ図

引受基準緩和型保険は一般的な生命保険よりも告知項目が少なく、持病があっても入りやすい保険だと言われています。

【主な告知項目】
今後3か月以内に、入院または手術の予定がある。
過去5年以内に、がん(悪性新生物・悪性腫瘍)・上皮内がん・肝硬変で医師の診察・検査・治療・投薬(薬の処方を含む)または入院・手術を受けた。
過去2年以内に、病気やケガで入院した、または手術を受けた。
※告知項目は保険会社により異なります。
※すべて「いいえ」の方が申込み可能です。

他の保険よりも保険料が割高に設定されていますが、定期型と終身型があり自分に合った保険を選択可能。

引受基準緩和型保険は持病の悪化・既往症の再発も保障対象なので子宮筋腫の方も安心です。

引受緩和型医療保険 人気比較ランキング 2024年11月度
※当サイトにおけるランキング表示について
ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、特定期間の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。

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無選択型保険

無選択型保険-イメージ図

無選択型保険は、引受基準緩和型保険にも入れない子宮筋腫の方でも、年齢などの条件を満たせば申し込みできます

一般的な生命保険よりも保障内容は少額に設定され、持病の悪化・既往症の再発も基本的に保障対象にはなりません。

引受基準緩和型保険への加入が難しい子宮筋腫の方が、最後に検討すべき保険だと言えます。

高額の医療費発生時に自己資金で賄えるか不安な方は、自身の貯蓄や健康状態を踏まえて保険への加入を検討してみましょう

子宮筋腫で受け取れる給付金

子宮筋腫の人が受け取れる給付金は、下記のような種類があります。

入院給付金
手術給付金
女性疾病給付金
先進医療給付金

一般的に、病気を保障する保険に入っている人は、治療のために入院すると入院給付金、手術を受けると手術給付金の対象です。

女性特有の病気を保障する特約を付加していれば、子宮筋腫はほとんどの保険会社で女性疾病の対象となるため女性疾病給付金も受給可能

子宮筋腫では先進医療を用いる治療・手術をする人はほとんどいませんが、先進医療の対象となる手術・医療技術を利用すると先進医療特約の給付対象になります

子宮筋腫の人向け公的制度・特約

高額療養費制度

高額療養費制度は、医療機関や薬局の窓口で支払った額が月初め~終わりのひと月で上限額を超えると超過金額を支給する制度です

適用区分(69歳以下) ひと月の上限額(世帯ごと)
①年収約1,160万円〜
健保:標報83万円以上
国保:旧ただし書き所得901万円超
252,600円+(医療費-842,000)
×1%
②年収約770〜1,160万円
健保:標報53〜79万円以上
国保:旧ただし書き所得600〜901万円
167,400円+(医療費-558,000)
×1%
③年収約370〜770万円
健保:標報28〜50万円以上
国保:旧ただし書き所得210〜600万円
80,100円+(医療費-267,000)
×1%
④〜年収約370万円
健保:標報26万円以下
国保:旧ただし書き所得210万円以下
57,600円
⑤住民税非課税者 35,400円

保険適用される診療が対象になるので、「差額ベッド代」や「食事代」、「先進医療にかかる費用」などは高額医療費の支給対象にはなりません。

1つの医療機関等での自己負担では上限を超えなくても、同じ月の別医療機関等での自己負担を合算できます

事前に医療費が高額になるのがわかっている人は、限度額適用認定証の提示がおすすめです。

女性疾病特約

主契約となる保険に、女性特有の病気や女性で発生率の高い所定の病気に対する保障を付加できるのが女性疾病特約

保険料は主契約に上乗せした金額を支払いますが、保障金額も主契約の給付金に特約分の給付金を上乗せした金額が支給されます。

保険会社ごとに対象の疾病や保障内容は異なるため、自分に合う商品を見つけましょう

【女性疾病特約の対象の一例】
乳がん/子宮がん/子宮頸がん/卵巣がん
子宮筋腫/卵巣のう腫
甲状腺障害(バセドウ病や橋本病など)
異常分娩などによる合併症
胆石症や胆のう炎        など

子宮筋腫でも入れる保険:まとめ

子宮筋腫は珍しくない腫瘍で、30歳以上の女性の20〜30%にみられます。

自覚症状がなく腫瘍が小さければ特に治療は必要ないため保険は不要だと思う人もいますが、手術しなければならない人もいるため万が一のために備えておいて損はありません。

子宮筋腫でも入れる・自分に合う保険について詳しく知りたい人は、一度保険のプロに相談するのもおすすめです

(※1)引用:公益社団法人 日本産科婦人科学会/子宮筋腫
(※1)引用:公益社団法人 日本婦人科腫瘍学会/市民の皆さまへ 子宮筋腫