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少額で始められる不動産投資はある?メリット・デメリットや注意点を解説!

少額で始められる不動産投資はある?メリット・デメリットや注意点を解説!

少額から始められる不動産投資はある?
不動産投資は自己資金が少なくてもできる?

不動産投資を始めたいけど、自己資金が少ないためまずは少額から始めたい…と悩む方も少なくありませんよね。

今回は、少額から始められる不動産投資の種類少額不動産投資のメリット・デメリットおすすめの人や注意点を解説していきます。

この記事の監修者

  • 内木智朗様
    内木 智朗

    若井綜合法律事務所 弁護士

    不動産投資トラブル対応件数100件以上。不動産会社勤務経験、宅地建物取引士、賃貸管理経営管理士を持つ担当事務員とタッグを組み、数多くの不動産に関する法的トラブルの助言を行っている。
    <保有資格>
    司法試験予備試験合格、東京弁護士会所属
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グッドカミング編集部
グッドカミング編集部
グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

少額不動産投資とは

少額不動産投資とは、月々1万円~10万円などの少額から始められる不動産投資です。

従来の不動産投資は、マンションなどの不動産を購入後に入居者に貸し出し家賃収入として利益を得る仕組みの投資なので、最低でも数百万以上かけて物件を購入する必要がありました。

しかし、現在は少額から始められる不動産投資も多いため、十分な自己資金がなくても不動産投資を始める方が増えています

少額不動産投資におすすめの不動産会社

シノケン
ハーモニー
トーシン
パートナーズ
不動産
会社
シノケンハーモニー(マンション)_公式TOP トーシンパートナーズ-公式サイト
入居率 約98%
(※2023年の年間平均)
98.2%
(※2018年~2022年までの5年間の平均値)
取り扱い
エリア
東京23区/川崎市/横浜市 都心エリア/
神奈川エリア
取り扱い
物件
新築・中古
自社のデザイナーズマンション
新築・中古
自社のデザイナーズマンション
仲介
手数料
あり なし
実績 2022年上期首都圏の投資用マンション供給戸数第1位 自社ブランドマンション『ZOOM』で10年連続グッドデザイン賞受賞
特徴 頭金0円から始められる手厚い管理業務代行サービスあり。保証制度が充実。 月々1万円から始められる。物件・賃貸管理を任せられる。オーナー専用アプリで簡単管理!
公式
サイト
JPリターンズ RENOSY
(リノシー)
不動産
会社
JPリターンズ_公式 RENOSY(リノシー)-公式
入居率 99%以上
(2023年3月時点)
99%以上
(2023年4月時点)
取り扱い
エリア
東京都内 東京23区・川崎・横浜・大阪・神戸・京都・福岡
取り扱い
物件
中古ワンルームマンション 中古ワンルームマンション
仲介
手数料
なし なし
実績 2022年上期首都圏の投資用マンション供給戸数第1位 東京商工リサーチによる中古マンション不動産投資の売上実績4年連続No.1!
特徴 物件選定・管理・売却までのワンストップサービスを提供 物件の購入・管理・売却まで全て任せられる。初期費用は10万円~初回面談でPeyPeyポイント5万円分!
公式
サイト

少額から始められる不動産投資の種類

少額不動産投資の方法は、大きく分けて4種類あります。

区分マンション投資

区分マンション投資とは、マンションの一室を購入し入居者に貸し出して家賃収入を得る投資方法です。

一般的にはマンションを購入する際には不動産投資ローンを利用するため、ローン完済までは家賃収入との差額が負担額もしくは利益となります

【例】 負担がある
ケース
利益が出る
ケース
家賃収入 9万円 9万円
ローン
返済額
10万円 8万円
差額 -1万円 +1万円

区分マンションは入居者がいる限りは家賃収入が得られるので、月々の負担を少なくローン完済後は長期的に安定した収入を得られるのが最大のメリットです。

ただし、入居者の家賃滞納や設備の故障などのトラブルが発生した場合、入居者がいない期間などは出費や収入がなくなるケースもあるので注意しましょう。

区分マンション投資のメリット
✅ 少額からマンションを自分の資産にできる
✅ ローン完済後は長期的な不労所得が得られる
✅ マンション一棟や戸建てより投資額を抑えられる
✅ 月々1万円程度から不動産投資を始められる

区分マンション投資のデメリット
✔ 空室期間は家賃収入が得られない
✔ 管理費・固定資産税などランニングコストがかかる

REIT(不動産投資信託)

REIT(リート)とは、『Real Estate Investment Trust』の頭文字を取った言葉で、不動産投資信託を指します。

出資者から集めた資金をもとに不動産投資会社が物件を運用し、家賃収入や物件の売却益を出資者へ配当として分配する仕組みです。

REIT-不動産投資信託-仕組み

※1

自分で物件のオーナーになるわけではなく、設備管理や収支管理は全て不動産投資会社に任せる形になるため、不動産投資の知識が少ない初心者でも始めやすい投資方法となります。

REITで不動産投資会社が運用する物件はマンションだけでなく、オフィスビルや商業施設、リゾートホテルなど様々です。

REIT(不動産投資信託)のメリット
✅ 不動産投資会社が物件を管理・運用してくれる
✅ 不動産投資の知識が少なくても始めやすい
✅ 5万円程度から不動産投資を始められる
✅ 安定した分配金を得やすく証券市場で簡単に売却できる

REIT(不動産投資信託)のデメリット
✔ 元本割れや利回り低下のリスクがある
✔ 景気や株式市場の影響を受けやすい
✔ 投資する不動産を自分で選択できない

不動産クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングとは、インターネットを通じて投資家の方々から資金を集めて購入した不動産を運用し、家賃収入や売買益などを投資家に分配金として還元する仕組みの不動産投資です。

不動産クラウドファンディング-仕組み

※1

REITと異なるのは、出資者が自らプロジェクトに参加するので投資先の物件を指定できる点となります。

少額からの投資が可能で、不動産を自分で運用する必要がなく安定した利益を得やすいため、初めて不動産投資する方にもおすすめです。

不動産クラウドファンディングのメリット
✅ 自分で物件を管理・運用する必要がない
✅ 約1万円程度から不動産投資を始められる
✅ インターネットで簡単に投資できる
✅ 2年程度の短期間で終了後は元金は返済される

不動産クラウドファンディングのデメリット
✔ 元本割れのリスクがある
✔ レバレッジ効果は得られない
✔ 節税効果は得られない

COZUCHI
不動産
会社
COZUCHI-公式サイト-バナー
実績 総ファンド数104件/累計投資額約789億円の業界No.1の実績!
想定年利回り7.5%⇒実績年利回り16.4%、元本割れゼロ、累計応募額2,000億円超え!

※2024年9月末時点
特徴 クラウドファンディング型の不動産投資物件の管理・運用はプロにお任せ!好きなファンドを選んで少額から投資可能。
公式
サイト

不動産小口化商品

不動産小口化商品とは、一つの不動産を小口化して販売し不動産の運用で得られた利益を口数に応じて分配する不動産投資の方法です。

不動産小口化商品-仕組み

※1

複数のオーナーが一つの物件を共有で所有し、REITと同様に特定の管理会社に管理・運営を任せる形になります。

不動産を自分で所有しているため、不動産所得税や固定資産税がかかってきますが、相続税対策にもなる投資方法です。

不動産小口化商品のメリット
✅ 不動産会社に運用や管理を任せられる
✅ 1口100万円程度から優良物件を購入できる
✅ 所有権があるため売却も可能
✅ 相続税対策になる

不動産小口化商品のデメリット
✔ 元本割れのリスクがある
✔ 希望の物件が購入できない可能性もある
✔ 固定資産税などのランニングコストがかかる

少額で不動産投資を始めるメリット

【少額不動産投資のメリット】
● 手軽に不動産投資を始められる
● 銀行預金より利回りが高い
● 赤字が出ても節税効果が期待できる
● 物件の運用を管理会社に任せられる
● 生命保険としての価値がある

手軽に不動産投資を始められる

少額不動産投資では、1万円程度の少額から始められるうえに、区分マンションへの投資以外ではまとまった資金が必要ないためローンを組む必要もありません

少額の不動産投資は知識の少ない初心者でも負担が少なく始めやすい投資方法といえます。

銀行預金より利回りが高い

少額不動産投資では、投資の方法にもよりますが平均で3%程度の利回りが期待できるとされています。

銀行の利回りは平均0.001%程度といわれており、利回り効率は少額不動産投資の方が圧倒的に高いです。

株やFXなどと比べると利回りは低いものの、リスクも低いので多額でなくとも安定した利益を得たい方におすすめと言えます。

赤字が出ても節税効果が期待できる

少額不動産投資では、赤字が出たとしてもその年の損失を利益から差し引く「損益通算」で課税される税金を抑えられるのもメリットです。

不動産投資で出た利益は『不動産所得』なので、赤字が出ても給与所得と不動産所得を損益通算すると給与所得が圧縮されるため、所得税や住民税の節税につながります。

ただし、不動産クラウドファンディングは契約方法によって課税方式が異なり、任意組合契約は『不動産所得』や『事業所得』ですが匿名組合契約は『雑所得』となり損益通算ができないため注意が必要です。

物件の運用を管理会社に任せられる

少額不動産投資では、不動産自体の運用は不動産会社に任せられるケースが多いため、不動産投資が初めての人でも安心です。

入居者の募集や管理、物件の設備管理なども任せられるので、不動産管理の手間がかかりにく知識が少なくても不動産投資を始めやすいと言えます。

生命保険としての価値がある

不動産投資では、不動産購入時のローンの金利に含まれる『団体信用生命保険』が生命保険の代わりとして有効です。

『団体信用生命保険』に加入すると、債務者の死亡や高度障害になるなどで返済が不可能になった場合にローン残債が免除となるため、家族や相続人に負債を背負わせずに不動産を相続できます

少額不動産投資の場合は毎月1.5万円ほどから生命保険効果を持たせられるのはメリットと言えるでしょう。

サブリースなどを付けずに自身で集客を行い投資額を減らせば自身の収入を増やす運用方法も可能ですが、その分リスクが大きくなるので注意が必要です。

仮に、2,000万円の死亡保障の生命保険に30歳で加入すると、終身保険なら毎月30,000円程度定期保険なら毎月3,000円程度の掛け金が必要です。

少額で不動産投資を始めるデメリット

【少額不動産投資のデメリット】
● 投資できる不動産が限られている
● 元本割れや空室リスクがある
● 手数料がかかる
● 大きな利益は期待できない

投資できる不動産が限られている

少額不動産投資は、少額でできる投資なのでどうしても投資対象が限られる場合が多いです。

不動産は条件の良い物件ほど高額になるため、立地や人気エリアの物件を考えている方はまずは少額から投資が可能な区分マンションへの投資を検討してみましょう。

また、少額で不動産投資を始めたい人はどれか一つではなく、REITや不動産クラウドファンディングなどを合わせて検討すれば希望の投資用物件に出会える確率が上がります。

元本割れや空室リスクがある

少額不動産投資での利益は家賃収入が基本となるため、入居者がおらず空室が続くと利益が得られません

また、元本割れは投資全般に起こりうるため、不動産へ投資する際は物件の設備・周辺の空室状況調査や投資先の実績などをしっかりとチェックしてリスクを抑えるようにしましょう。

手数料がかかる

REITや不動産クラウドファンディングでは、不動産投資会社へ手数料を支払う必要が出てくるため、手数料が高ければ利益率が低くなるので注意しましょう。

高い利回りが期待できる条件を理解し、利回りができるだけ高くなる投資先を選ぶのがデメリットを抑えるポイントです。

大きな利益は期待できない

少額の不動産投資は、リスクが低い分大きなリターンも期待はできません

十分な資金がなくても始められる投資なので、長い目で見てコツコツと安定した利益を得たい方に向いている投資方法といえます。

少額不動産投資がおすすめの人

少額不動産投資がおすすめの人
✅ 低リスクで不動産投資を始めたい
✅ 自己資金が十分ではない
✅ 不動産投資が初めての方
✅ あまり手間をかけずに不動産投資をしたい

少額不動産投資は、大きな利益を得られる投資方法ではありませんが、その分低リスクで不動産投資を行えるのが利点です。

少ない資金から始めて長い目で見て資産形成ができる投資方法のため、自己資金が十分ではない方や将来や老後に備えたい人に向いている投資と言えます。

また、不動産の運用や管理を不動産投資会社に任せられる仕組みも多いため、不動産投資が初心者の方やあまり手間をかけずに不動産投資を始めたい方にもおすすめです。

少額不動産投資を始める時の注意点

少額不動産投資を始める時の注意点

不動産投資の知識をつけておく

少額不動産投資は不動産の運用や管理をプロに任せられますが、不動産投資の知識が全くない状態ではリスクも大きくなります

不動産投資についての基本的な専門用語や仕組み、少額不動産投資の特徴や投資すべき物件の選び方など、失敗しないための知識は身につけておきましょう。

不動産会社には不動産投資についてのセミナーや無料相談を行っているところもあるため、積極的に活用するのがおすすめです。

投資先について入念に調査しておく

不動産投資を始める際には、投資を考えている不動産会社について入念に調べておくとリスクを抑えられます。

投資先の経営状態や利回り、実績やトラブルが起きた時の対処例などを確認しておくと良いでしょう。

また、投資詐欺に巻き込まれないためにも、『正式な許可や登録がある業者か』『物件や土地が本当に存在するか』なども事前にしっかりと確認するのがおすすめです。

投資は余剰資金で行なう

少額不動産投資は1万円程度からでも不動産投資が始められますが、生活に必要な資金での投資や計画性のない借金などでの投資はするべきではありません

投資での利益を皮算用して無理な資金繰りをすると、投資に失敗した時に生活にまで影響が出てしまいます

投資を始める際は、生活費や万が一の備えには当たらない余剰資金で行なうのが得策です。

少額から始められる不動産投資:まとめ

少額不動産投資は、低リスクで不動産投資を始められるので初めての方や不動産の知識が少ない方にもおすすめの投資方法です。

大きな利益が得られる投資方法ではありませんが、月々1万円程度の少ない資金からでも投資が可能なので、十分な資金がないサラリーマンでも少額不動産投資を始める方が増えています。

少額不動産投資にも種類がありそれぞれメリット・デメリットもあるため、投資方法や不動産会社をよく知った上で将来の備えのために不動産投資を検討してみましょう。

※1 参照:投資のトーシンマガジン/少額不動産投資とは?REITやクラウドファンディングなど種類やメリット・おすすめの方法を解説