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【改悪?】ANA SFC(スーパーフライヤーズカード)はどう?今使うメリット

一定の条件をクリアした後は、年会費を支払うだけで永久的にANA上級会員の資格を維持できるSFC(スーパーフライヤーズカード)。

SFCはマイラーにとって憧れのステータスですが、制度の改悪を危惧する声もあります。

本記事では、過去にあったSFC制度の改悪と、SFCを取得するメリットを解説。

SFC(スーパーフライヤーズカード)のためにANAカードを利用するか迷っている方は要チェックです!

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グッドカミング編集部
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【改悪の前に】ANA SFCの概要

SFC(スーパーフライヤーズカード)とは、一定の条件を満たした人が申し込めるクレジットカード機能付き・年会費有料のカードです。

通常のANAカードで得られる特典に加え、ANAの上級会員としてサービスを受けられます。

主なSFC会員特典
● ANAラウンジの利用
● 国際線特典航空券の上級会員枠
● 優先チェックインカウンター・専用保安検査場
● 飛行機への優先搭乗
● 座席クラスのアップグレード
● 手荷物優先受け取り
● フライトボーナスマイル(一般35% ゴールド40% プレミアム50%)
● スターアライアンスゴールドメンバーの資格

会員本人と生計を同一にする配偶者・両親・子ども(18歳以上)は年間の搭乗実績を問わず家族会員に申し込めるので、コスパは良好。

所得条件は厳しいですが、SFC会員の恩恵を受けるために短期間で航空機の搭乗を繰り返す「SFC修行」を積む方も少なくありません。

一度SFCを取得すれば半永久的にANAの上級会員ステイタスを維持できるので、実施するメリットはあります。

2024年現在、プラチナステータス取得にかかる費用は70万円前後が目安です。

↓SFCの種類・年会費について詳しく知りたい方はこの記事をチェック↓

【2018年】ANA SFCの改悪①

2018年に発表された主なSFC制度の改悪は以下の2点です。

  1. 国内線プレミアムクラスの値上げ(SFC取得ハードルの上昇)
  2. 国際線プレミアムエコノミーへの無償アップグレード廃止

2018年11月に発表された、エコノミー→プレミアムエコノミーへの無償アップグレード廃止は反響の大きい改悪でした。
搭乗手続時に空席があった時のみ

SFCおよびプラチナ以上のANA上級会員はお得な料金で快適な席へ移動できる機会がありましたが、無償アップグレードサービスは2019年9月30日で終了

2018年4月にあった国内線プレミアムクラスの値上げも、SFCに影響の大きい改悪です。

国内線プレミアムクラスは、株主優待などを併用すれば価格(使用するポイント)を抑えながら多くのポイントを貯められる路線でした。

SFC自体への直接的な改悪ではありませんが、運賃の値上げはSFCの取得コストが上昇しています。

2020年4月1日の搭乗分からは、プレミアムエコノミーへ「マイル」or「アップグレードポイント」を使うとアップグレードが可能になりました。

【2022年】ANA SFCの改悪②

2022年5月、ANAカードの中でも人気があったVISAで改悪がありました。

主な改悪ポイント
● Web明細利用時の年間費割引廃止
● マイ・ペイすリボ利用時のボーナスポイント廃止
● カード付帯の保険内容は全て利用付帯に変更

一定条件を満たすと年会費から1,100円(税込)または550円(税込)の割引を受けられた、WEB明細の優遇制度が廃止。

マイ・ペイすリボで年に一回以上リボ払い手数料を支払うと年会費が割引される制度は続きますが、利用金額に合わせたボーナスポイントは得られません。
三井住友カード(VISA)の提供する「Vポイント」

得られるポイントが下がり、実質的なマイル還元率は1.3%→1%に減少しています。

従来はカードを利用しなくても利用できた海外・国内旅行傷害保険が利用付帯になったのも、旅行をしたいマイラーには影響があるのではないでしょうか。

交通機関の利用料・旅行代金などを該当するカードで決済すれば保険の対象になるので、VISAのANAカードを利用するならメインカードにすべきと言えます。

参考:三井住友カード公式ページ

改悪後もSFCにメリットはあるのか?

SFCが持つ主要なメリットは、大きく分けて以下の3つ。

  • ラウンジをはじめとした充実した空港サービス
  • 海外特典航空券の優先枠
  • スターアライアンスゴールドメンバー

SFC会員のメリットは上記サービスを年会費11,070円〜で半永久的に維持できる点です。

スターアライアンスゴールドメンバーの資格さえあれば、優先搭乗や専用ラウンジの利用などが可能。

「海外旅行に年数回は行く旅好き」「年間で数万マイル貯めて海外旅行に使っているマイラー」なら、今後もSFCを持つメリットは大きいでしょう。

改悪込みでもANA SFCを目指す価値はある

JALやデルタ航空では、ANAで言う「ダイヤモンドメンバー」のように毎年多額のお金を払って飛行機に乗る顧客を優先する動きが進んでいます。

ANA SFC(スーパーフライヤーズカード)は、「ライフソリューションサービス」など飛行機の搭乗以外での利用でも上級会員の資格を得られるのが強み。

飛行機でマイルを貯め続けるマイル修行の厳しさを緩和したいなら、ANAカードを選ぶメリットはあります。

ANAのマイルをこれから貯めてSFCを目指すなら、まずは年会費無料のANAカードに登録しましょう。