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学資保険の保険料は月額いくら?月額保険料の目安と満期保険金額を解説
学資保険の保険料は月額いくら?
学資保険の月額保険料の抑え方は?
学資保険の月額保険料はいくらかわからず、悩んでいる人は少なくありません。
本記事では、学資保険の保険料の月額平均や学資保険の月額保険料の抑え方について解説。
知りたい人は必見です!
この記事の監修者
-
有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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学資保険は月額で支払う人が多い?
学資保険は月払いが多い
生命保険の支払方法は多数ありますが、株式会社トイントの調査によると学資保険では月払いする人が特に多いです。※
支払方法 | |
---|---|
月払い | 66.42% |
年払い | 24.09% |
全期前納払い | 5.84% |
半年払い | 1.82% |
その他 | 1.82% |
月払いは年払いなどに比べると払込保険料総額が高くなるものの、1回あたりの支払額は最も安いので家計への負担を抑えられます。
まとまった資金は用意できない、毎月コツコツ積み立てたい人に月払いは最適でしょう。
保険料の主な支払方法は下記の通りです。
月払い | 毎月保険料を払い込む |
---|---|
半年払い | 半年分をまとめて払い込む |
年払い | 1年分をまとめて払い込む |
全期前納払い | 保険期間中の保険料総額を保険会社に預けて、月払いや年払いなどで充当する |
一時払い | 保険期間中の保険料総額を一括で払い込む |
全期前納払いなど一括で保険料総額を支払う方法は、月払いと比べると払込保険料総額は安いですが、まとまった資金が必要です。
それぞれメリット・デメリットはあるので、学資保険への加入を検討している人は自分に合った支払方法を選びましょう。
※保険会社によって可能な支払方法は異なるため、契約する前に確認してください
学資保険の月額保険料の平均は?
月額1万~2万円支払う人が多い
学資保険を月払いしている人の保険料の月額負担額の割合は、下記の通りでした。
保険料の月額 | |
---|---|
10,000円~19,999円以下 | 46.70% |
5,000円~9,999円以下 | 19.23% |
20,000円~29,999円以下 | 9.34% |
30,000円以上 | 3.85% |
4,999円以下 | 1.65% |
学資保険では、毎月約1万~2万円支払う人が最多で約46%と半数を占めています。
ちなみに年払いだと、約15万~20万円以下を支払う人が最多でした。
月々の支払い負担が大きすぎると途中解約しかねないので、学資保険に加入したい人はまず無理のない月額保険料はいくらか考えましょう。
学資保険は途中解約可能ですが、加入期間によっては元本割れのリスクがあります。
保険料の中には下記の内容が含まれています。
✅運用や保険金の支払いに充てる純保険料
✅保険会社の経費等を賄う付加保険料
保険会社は支払われた保険料をもとに資産運用をしますが、純保険料の運用益が付加保険料を上回るには一定の期間が必要です。
契約から時間を置かずに保険を途中解約すると、元本から差し引かれた付加保険料を運用益が上回れず元本割れしてしまいます。
学資保険の保険金・加入年齢・払込期間
学資保険の満期保険金額は?
学資保険の受取総額 | |
---|---|
100万~200万円以下 | 40.88% |
201万~300万円以下 | 38.69% |
301万~400万円以下 | 8.03% |
401万~500万円以下 | 5.11% |
501万~700万円以下 | 6.57% |
701万~1,000万円 | 0.36% |
学資保険加入者の保険金受取総額で最も多かったのは、100万~200万円以下でした。
次に多いのは201万~300万円以下で、約78%が100万~300万円の保険金を受け取っています。
学資保険の加入年齢は?
子どもの年齢 | |
---|---|
0歳 | 54.38% |
出生前 | 10.58% |
1歳 | 10.22% |
2歳 | 7.66% |
3歳 | 7.66% |
4歳~5歳 | 4.38% |
6歳~7歳 | 1.82% |
8歳~10歳 | 2.19% |
11歳以上 | 1.09% |
学資保険加入時の子どもの年齢は0歳が最多で、約54%と半数を超えています。
学資保険の多くには年齢制限があり、だいたい子どもの出生140日前~小学校入学前の6歳や7歳までとする商品が一般的です。
学資保険の払込期間は?
払込期間 | |
---|---|
15年間 | 30.29% |
18年間 | 24.09% |
10年間 | 15.33% |
17年間 | 11.31% |
12年間 | 5.84% |
その他 | 13.14% |
保険料の払込期間は15年間が最多の約30%で、次に多いのが18年間で約24%でした。
子どもにかかる教育費用の中でも、特に大きな費用がかかる高校進学や大学進学に備えている人が多いと言えるでしょう。
日本政策金融公庫の発表によると、教育にかかる費用の目安は下記の通りでした。※1
公立 | 私立 | |
---|---|---|
幼稚園 | 47.3万円 | 92.5万円 |
小学校 | 211.2万円 | 1000万円 |
中学校 | 161.6万円 | 430.4万円 |
高校 | 154.3万円 | 315.6万円 |
大学 | 248.1万円 | 459万円 |
合計 | 822.5万円 | 2307.5万円 |
幼稚園~大学まですべて公立の学校に通うと約822万円・すべて私立の学校に通うと約2307万円かかり、その差は約1500万円です。
子どもの教育にかかる費用は進路によって大きく異なり、塾や習い事代も加えると大きく膨らみかねません。
学資保険の月額保険料の抑え方
学資保険の月額保険料の抑え方
①学資保険に早く加入する
学資保険は大学進学時などのゴールに向けて保険料を積み立てるので、早く加入すればするほど月額保険料は安くなりやすいです。
払込期間15年だと
保険料の月額は約11,000円
払込期間10年だと
保険料の月額は約16,600円
単純に保険料をそのまま積み立てた場合で計算しても、払込期間が5年短いだけで保険料の月額負担は5千円高くなります。
学資保険の月額保険料の抑え方
②不要な特約は付けない
学資保険の中には、子どもの医療保障などを特約として付帯できる商品もあります。
生命保険の特約とは
ベースとなる主契約の保障内容を充実させるために任意で付加できる契約。一般的に特約のみでは契約できない。
ただし保障機能が付けば、その分学資保険の月額保険料も高くなります。
教育資金の貯蓄を目的に学資保険に加入する人は、不要な特約は付けないようにしましょう。
学資保険には、保険料払込免除特則を付帯できる商品やそもそもセットの商品が多いです。
保険料払込免除特約とは
契約者(原則として親)が死亡もしくは高度障害になった場合、以後の保険料を支払わなくても満期保険金を受け取れる保障機能。
しかし保険料払込免除特約を付けるには、加入時に契約者の健康状態の申告が必要です。
一般的に年齢と共に死亡率も上がるため、保険料払込免除特約が付く学資保険の多くは子どもだけでなく親にも年齢制限を設けています。
学資保険の月額保険料について:まとめ
学資保険の保険料を月払いで払う人は多く、月額だいたい1~2万円を支払っています。
月払いは払込保険料総額は高くなるものの、1回あたりの保険料負担額は最も安いです。
月額保険料を抑えたい人は不要な特約は付けず、なるべく早く学資保険に加入しましょう。