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持病がある人は無理に医療保険に入らない方が良い?おすすめの保険を解説

持病がある人は無理に医療保険に入らない方が良い?おすすめの保険を解説

持病がある人におすすめの保険はある?
医療保険には入らないほうがいい?

医療保険への加入を検討していても、持病がある人は無理に入らないほうが良いのかわからず悩んでいる人は少なくありません

本記事では、持病がある人は無理に医療保険に入らないほうがいいのか、持病がある人におすすめの保険について解説します。

持病があって医療保険に
加入を検討している方は必見です!

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

【はじめに】持病とは?

一般的に、慢性的・断続的に長期にわたり患っている病気を「持病(※)」といいます。

持病のある方が医療保険に加入する際は、持病の内容によって保険に加入ができない、もしくは条件付きの加入になる人が多いです。

持病のある人は無理に通常の医療保険にこだわらず、告知項目の少ない引受基準緩和型保険や無選択型保険も検討してみましょう

※法律や医学的な持病についての定義はありません。

持病持ちの割合

厚生労働省の平成19年度「労働者健康状況調査結果の概況」によると、持病のある労働者割合は下記のとおりです。

年齢 男性 女性
29歳以下 17.1% 15.2%
30~39歳 22.0% 20.8%
40~49歳 39.6% 28.8%
50~59歳 48.0% 40.6%
60歳以上 64.7% 60.9%

年齢が上がるにつれて持病があっても働いている人の割合は増え、60歳以上になると男女ともに60%以上が持病を抱えています

持病など、健康状態に不安を抱える人は医療保険に加入しにくくなるため、告知項目をクリアしやすい若いうちに保険への加入を検討するのがおすすめです

持病のある人が無理に医療保険に
入らないほうが良い理由

持病があると通常の医療保険に入れないと思っている人は多いですが、持病があっても条件付きで通常の保険に入れる人もいます

ただし、保険料の負担が大きくなったり、特定の疾病が保障対象外になったりするので、こだわりがなければ持病があっても入りやすい保険を検討するのがおすすめです

特定疾病・特定部位不担保法
現在の健康状態や既往症に応じて、特定の疾病・部位を一定期間または保険期間のすべてにわたって保障対象外(不担保)とする

特別保険料徴収法
通常の保険料に病気・死亡などが発生する危険度に応じた特別保険料を上乗せし、保険料払込期間すべてにわたって払い込む

保険金削減方法
契約日から保険金削減期間内に死亡または所定の高度障害状態になると、保険金額から一定の割合を差し引いた給付金額が支給される

持病があると医療保険に入りにくい理由

そもそも、医療保険への加入時は持病の有無にかかわらず、保険会社に過去の病歴や現在の健康状態を告知しなければなりません。

保険会社側からすると、持病のある人は健康な人と比べて、保険金や給付金等を支払う確率が高く、公平性が保てなくなります

持病があっても入りやすい保険はたくさんありますが、健康な人と比べると選択肢が少ないので、自分のニーズに合う医療保険に加入したい人は保険のプロに相談するのもおすすめです

▼ 医療保険の告知項目(例)
【1】
現在の身長・体重について
【2】
以下①~③のいずれかの項目に該当したことがありますか?
直近3カ月以内に、医師による診療(問診・診察・検査・治療・投薬)をうけたことがある
過去5年以内に、30日以上の期間(初診から終診まで)にわたり、医師による診療(問診・診察・検査・治療・投薬)をうけたことがある
過去5年以内に、継続して7日以上の入院をしたこと、または手術(カテーテル・レーザー・内視鏡によるものを含みます)をうけたことがある
【3】
今までに、悪性新生物または上皮内新生物と診断されたことがありますか?
【4】
過去2年以内に健康診断・人間ドック・がん検診をうけて、「要再検査/要精密検査/要治療」を指摘されたことがありますか?
【5】
現在、以下①~③のいずれかの項目に該当しますか?
① 視力(左右いずれかの視力が矯正しても0.2以下)・聴力・言語・そしゃく機能の障害
② 手・足・指の欠損や機能の障害
③ 背骨(脊柱)の変形や障害
【6】
[満16歳以上の女性のみ]
現在、妊娠していますか。

医療保険に入りにくい持病一覧

・脳卒中や脳梗塞
・心不全や心筋梗塞
・動脈硬化症
・不整脈
・糖尿病
・肝硬変
・重度の貧血
・高血圧症
・脂質異常症
・がん            など

持病があっても入りやすい医療保険

引受基準緩和型・無選択型

引受緩和型医療保険

引受緩和型医療保険は、限定告知型保険・引受基準緩和型保険・選択緩和型保険などと呼ばれる持病がある人も入りやすい医療保険です

【主な告知内容】
今後3か月以内に、入院または手術の予定がある。
過去5年以内に、がん(悪性新生物・悪性腫瘍)・上皮内がん・肝硬変で医師の診察・検査・治療・投薬(薬の処方を含む)または入院・手術を受けたことがある。
過去2年以内に、病気やケガで、入院したことまたは手術を受けたことがある。
※告知内容は保険会社により異なります。
※すべて「いいえ」の方が申込み可能です。

一般的に従来の告知・診査を必要とする医療保険に加入できなかった人も、所定の告知内容に該当しなければ契約できます。

他の保険よりも保険料が割高に設定されていますが、定期型と終身型があり自分のニーズに合う保険を選択可能。

引受緩和型医療保険は持病の悪化・既往症の再発も保障対象なので、健康に不安を抱える方でも安心して加入できます。

無選択型保険

無選択型保険は、持病などが原因で引受緩和型医療保険にも加入できない方も、年齢などの条件を満たせば申込み可能です

一般的な生命保険よりも保障内容は少額に設定され、持病の悪化・既往症の再発も基本的に保障対象にはなりません。

引受緩和型医療保険の告知項目をクリアするのが難しい方が、最後に検討すべき保険です

高額の医療費発生時に自己資金で賄えるか不安な方は、自身の貯蓄や健康状態を踏まえて医療保険への加入を検討してみましょう

持病がある人の医療保険の選び方

保険期間
年齢制限
告知項目
支払削減期間の有無

持病のある人が保険加入を検討する際は、上記4つの確認が欠かせません。

加入時から満額の保険金が受け取れる・5年で徐々に給付金額が100%に戻っていくなど、保障期間は商品によって異なります

保険加入可能年齢の上限や告知項目も保険会社によって異なるため、複数の商品を比較するのがおすすめです。

ほとんどの商品には支払削減期間があり、加入してから1年間は入院給付金や手術給付金などの給付される保険金が半額程度に削減されるのを覚えておきましょう

持病があっても医療保険で万が一に備える

持病があっても入れる保険があるかわからず悩んでいる人は少なくありませんが、条件付きで通常の医療保険に入る・持病があっても入りやすい保険に入るなど選択肢は豊富です

しかし、持病がある人が無理して通常の医療保険に入ると、保険料の負担が大きくなります。

自分のニーズに合う保険や、持病のある人がどの保険に入れるかわからない人は一度保険のプロに相談してみましょう