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自律神経失調症は保険加入が難しい?自律神経失調症が入りやすい生命保険の種類や注意点を解説

自律神経失調症は保険加入が難しい?自律神経失調症が入りやすい生命保険の種類や注意点を解説

『自律神経失調症は保険に入りにくい?』
『自律神経失調症でも入れる保険はある?』

自律神経が正常に機能しなくなり様々な体調不良をきたす自律神経失調症。

今回は自律神経失調症が保険加入しにくい理由自律神経失調症でも加入しやすい生命保険の種類について解説します。

生命保険への加入を検討している自律神経失調症の方やそのご家族は必見です。

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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グッドカミング編集部
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自律神経失調症に生命保険は入りにくい?

自律神経失調症とは
自律神経失調症は、文字どおり自律神経が失調した(バランスが崩れた)状態です。
引用:自律神経失調症

自律神経失調症は見た目で分かりにくい症状なので、健康な人に比べて一般的な保険には入りにくい現状にあります。

自律神経とは?

自律神経は末梢神経のひとつで、全身のほとんどの器官を支配しています。
引用:テキスト

自律神経は大脳からの意識的な命令から独立して働いているので、内臓や器官を本人の意志で自由に動かせません。

無意識に呼吸をしたり、食べ物を消化したり、心臓が休みなく動いているのは、主としてこの自律神経の働きです。

自律神経失調症は検査しにくい

自律神経失調症は原因を調べにくい病気。

検査で原因がわからないのは、自律神経の働きを正確に調べる検査方法がないためや、この病気の背景には、精神的ストレスなどの検査では推おし量はかれない要素が多いためです。
引用:自律神経失調症

精神面とも密接に関係する自律神経失調症は、同じ病気の患者でも症状の出方や度合い・回復度などが大きく異なります。

◆自律神経失調症のタイプ

・本態性型自律神経失調症
原因…生まれつき自律神経の働きが乱れやすい。
特徴…低血圧、虚弱体質、体力に自信がない人に多い。
・神経症型自律神経失調症
原因…心理的な問題による。
特徴…自分の体の不調に敏感な人、くよくよしがちな神経過敏の人に多い。
・心身症型自律神経失調症
原因…日常生活のストレスを無理に抑えることによる。
特徴…最も多くみられ、約半数がこのタイプ。現れる症状・重さは様々。
・抗うつ型自律神経失調症
原因…慢性的なストレスの蓄積などによるうつ反応。
特徴…几帳面で完璧主義の人に多い。まず、抗うつ気分を治療する。

自律神経失調症の他の症状

頭痛・耳鳴り・疲れ目・動悸・息切れ・手足のしびれや痛み・胃の不快感や吐き気・下痢・便秘・肩こり・筋肉の痛み・生理不順・早漏・射精不能・めまい・微熱が続く・倦怠感・疲れやすい・フラフラして力が入らない・ほてり・食欲がない・睡眠障害(安眠できない)・朝、起きるのがつらい、など

自律神経失調症はこれほど多岐にわたり症状が出て、尚且ついくつかの症状が重なりあらわれるのも珍しくない病気です。

同じ自律神経失調症でも、ここまで原因や症状が違うため、現状より回復or重症化するかが見極めにくいために、一般的な生命保険加入は断られやすいでしょう。

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自律神経失調症だと保険加入を断られる?

    自律神経失調症の罹患者は健康な人に比べて

  • 持病の悪化
  • 回復の見込みが見極めにくい
  • などの理由から保険加入を断られやすいです。

健康リスクが高いと断られるのはなぜ?

生命保険は加入者が保険料を出し合い相互に保障し合う制度。

なので、はじめから健康状態が芳しくない人危険度の高い職業に従事している人と、それ以外の人たち公平性を保つため、契約に様々な条件を設け、加入したい人には告知義務を課しています

事前告知(告知義務)とは
契約にあたって契約者または被保険者は、過去の傷病歴(傷病名・治療期間等)、現在の健康状態、職業などについて、告知書や生命保険会社の指定した医師の質問に、事実をありのまま告げる義務(告知義務)があります。
引用:告知義務

▼告知義務違反があったらどうなる?

告知義務は主に健康状態・傷病歴・職業などに発生。

これらについて
・事実を告げない
・事実と異なる告知をする
違反とみなされ、

契約・特約が解除され保険金や給付金が受け取れなくなります

また、保険契約の担当者が告知について以下のような指示をする例もあります。

担当者から…
・事実を告知しないよう言われた
・特定の告知をするよう指示した
などなど……。

しかし、指示に従って告知を控えたりする加入自体はできても真実が発覚した際に告知義務違反として契約解除される可能性も。

さらに、告知しなかった内容が起因した疾病・死亡については保険金が支払われません

告知内容について、もし担当者から指示があっても『事実を告げない』『虚偽の申告をする』ような形では契約しないようにしましょう。

告知時のその他留意点

他にも告知をする時に気を付けたい事項がいくつかあります。

傷病歴があっても通常契約できる保険を選んだら……
告知した傷病歴により『保険金の削減』『保険料の割増』『特定部位不担保※』などの特別な条件が付く契約となる保険もあります。

傷病歴により契約時に特別な条件が付きそうな心配がある人健康状態・過去の傷病歴に関する告知が不要な生命保険や、傷病歴があっても契約しやすい生命保険を選ぶのがおすすめです。

※特定部位不担保とは…
例えば…
3年前に胃かいようで入院したが、現在は完治しているという人に対して、特約は付けられるが、「胃」の病気で入院した場合は、入院給付金や手術給付金を契約時から一定期間内は支払わないというように、身体の一部分(部位)を特約の対象から外す(不担保にする)方法です。

引用:生命保険に関するQ&A

新たな保険契約のために転換制度を利用したら…
失効した契約を元に戻す or 復活させる際も同様の告知義務が生じます。

また、生命保険会社指定の嘱託医以外にした告知義務を果たせていません

つまり、営業職員や保険代理店の担当者、生命保険面接士などに健康状態や傷病歴を告知していても告知義務とは無関係となります。ご注意ください。

断る理由は健康リスク以外もあり得る

自律神経失調症であっても加入できる保険商品はありますが、それ以外の条件を満たしていなければ自律神経失調症であったかに関係なく加入を断られるでしょう

たとえば…
保険契約時に自律神経失調症でも加入できると確認していたが、契約時の健康状態や収入状況を総合的に判断して条件を満たさなかった
となったら、その保険には加入できません

自律神経失調症に罹患したのをきっかけに保険加入を検討したなら、加入を断る理由はさまざまであると念頭に置きつつ、一度申し込んでみるのも良いでしょう。

疑いだけでも告知は必要

受診した結果、自律神経失調症の疑いがあると診断されたなら、保険加入時の事前告知で必ず伝えておきましょう

もし告知せず隠して加入したのが発覚すると、違反とみなされ契約を解除される恐れも。

保険加入を検討中なら告知義務は果たせるよう、健康状態を把握しておきましょう。

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自律神経失調症でも加入しやすい保険

引受基準緩和型の生命保険

過去3~5年以内に病歴がある人通常の保険への加入が難しいです。

引受基準緩和型医療保険なら直近の病歴や入院歴があっても加入しやすいでしょう。

引受基準緩和型医療保険とは
「限定告知型保険」「引受基準緩和型保険」「選択緩和型保険」などと呼ばれており、従来の告知・診査を必要とする医療保険に契約できなかった人も、所定の告知項目に該当しなければ一般的に契約できる医療保険です。
引用:健康状態に不安がある人でも、契約できる医療保険とは?

引受基準緩和型医療保険では下記のような項目に告知義務が課せられています。

健康状態に関する告知項目の例
・過去2年以内に入院・手術をした
・過去5年以内にがんで入院・手術をした
・今後3カ月以内に入院・手術の予定がある
・現時点でがん・肝硬変と医師に診断または疑いがあると指摘されている
・現在までに公的介護保険の要介護認定を受けた など。

引用:健康状態に不安がある人でも、契約できる医療保険とは?

病歴により保険加入が難しい人でも加入しやすい引受基準緩和型医療保険ですが、通常の医療保険と比べると保険料が割高になりがち。

引受基準緩和型医療保険への加入を検討している人は、まず通常の医療保険に加入できるのか確認してから申し込みましょう。

引受緩和型生命保険の告知例

引受緩和型の保険では告知の際に以下のような質問例があります。

引受緩和型保険の告知内容の例
・現在、入院や通院をしているか?
・直近3ヵ月以内に医師から入院・手術・検査を勧められたか?
・過去2年以内に入院や手術をしたか?
・過去にがんや上皮内新生物の診断歴があるか?

このように引受緩和型保険では限定的な診断歴や入院・通院の状況に関して上記のような『はいorいいえ』で答えられる質問をされるようです。

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無告知型の生命保険

無告知型の生命保険とは
通常、生命保険を契約する際には、健康状態などに関する告知または医師による診査が必要ですが、この保険では告知や医師による診査は必要ありません。
引用:告知や医師の診査なしで契約できる生命保険とは?

無選択型』とも呼ばれており、『終身保険』や『個人年金保険』で扱われている形態です。

一般的な保険商品と比べて以下のような違いがあります。

◆無選択型終身保険

契約後2年間など一定期間内に病気により死亡した場合は、死亡保険金ではなく既に払い込んだ保険料相当額が受け取れます。
引用:無選択型保険の特徴

災害死亡だと契約当初から死亡保険金が受け取れるようです。

▼契約内容の詳細
・死亡保険金
受取額が少額の契約が一般的。
・契約可能年齢
生命保険会社によって異なるが、比較的高い年齢からが多い。
・保険料の払込期間
一生涯に渡って払い込む形式が一般的。
・保険料
診査・告知が必須の保険よりも割高。

また、無告知型・無選択型の保険には医療関係の特約を付加できません。

❗注意点
無告知型・無選択型の保険は引受緩和型よりもさらに保険料が割高です。

    保険料の支払い条件も厳しく、

  • 加入から一定期間は保険金が支払われない
  • 払い込んだ保険料分しか返ってこない
  • ようなケースが多数。
無告知型・無選択型の保険を検討中の方は、保険料負担がとても大きくなるため、他に加入できる保険がない時の最終手段とした方がよいでしょう。

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保険にお悩みの方におすすめ!

自律神経失調症でも生命保険には加入できる!加入時は保障内容を要チェック!

今回は自律神経失調症だと生命保険に入りにくい理由や、自律神経失調症でも加入しやすい生命保険の種類について解説しました。

自律神経が正常に機能しなくなり、不調を引き起こす自律神経失調症は見た目に分かりにくく契約を引き受けない保険会社もあるようです。

どのような備えをしたらいいか悩んだらファイナンシャルプランナーに相談してみるのもおすすめですよ!

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