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不動産投資は割に合わない?割に合わない理由と後悔しないためのポイント

不動産投資は割に合わない?割に合わない理由と後悔しないためのポイント

不動産投資は割に合わない?
不動産投資を始めるメリットは?

不動産投資は魅力的な収益を期待できる一方で、「割に合わない」と感じる方も少なくありません。

この記事では、不動産投資は割に合わないと言われる理由と割に合わないと感じる人、不動産投資で後悔しないためのポイントを解説。

これから不動産投資を始めたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャルプランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

不動産投資が割に合わないと言われる理由

以下のような理由から、不動産投資が割に合わないと感じる人がいるようです。

不動産投資が割に合わない理由
✅ ローンが多額になる
✅ 様々なリスクがある
✅ 利益が出るまで時間がかかる
✅ 税金・運用コストがかかる

不動産投資が割に合わない言われる理由を把握しておくと、不動産投資のリスクや注意点が知れ、事前に対策を講じやすくなります

ローンが多額になる

不動産投資は物件購入時にローンを利用するケースが多いですが、借入額が大きい場合、毎月の返済額も増えます

ローンが多額になるほど、返済のために家賃収入のほとんどが消えてしまうため、不動産投資は割に合わないとされる理由の一つです。

さらに、想定外の修繕費用がかかると、赤字経営に陥ってしまうケースも少なくありません。

様々なリスクがある

不動産投資には様々なリスクが伴います。

▶ 空室リスク・家賃下落リスク

不動産投資は、入居者がいないと家賃収入が得られません

入居者がいない間もローン返済や維持費、固定資産税はかかるため、物件購入時は長期的に需要が見込める物件を選びましょう。

また、空室リスクの対策として、家賃を一度下げてしまうと再び上げることは難しく、運用計画にも影響を及ぼす可能性もあります。

▶ 家賃滞納リスク

入居者がいても、家賃を滞納されてしまうリスクや、最悪の場合、家賃を支払わずに入居者が失踪してしまうケースも。

入居審査の際には、信用情報や収入状況などをしっかりと確認し、支払いが遅れた時のペナルティなども契約書に明記しトラブルを防げるように対策しておきましょう。

また、『家賃滞納保証』のある管理会社と提携しておくと、保証割合は管理会社によって異なりますが、入居者の代わりに家賃を保証してもらえて安心です。

▶ 修繕リスク・災害リスク

不動産投資では長期間にわたって物件を所有するのが一般的なため、気づかない内に劣化が進み、多額の修繕費用が必要になるケースも。

また、地震・火災などの自然災害によって、建物に損害が出る場合もあります。

老朽化は補償されませんが、地震や火災、台風などの災害リスクへの備えとして、火災保険と地震保険に加入しておくのが安心です。

地震保険は火災保険に付帯する方式での契約になるので、火災保険とセットで加入しておきましょう。※1

補償範囲

火災保険:火災や落雷、爆発、台風や豪雨による水災などで損害した建物や家財 等
地震保険:地震や噴火、津波、地震による火災などで損害した建物や家財 等

保険代理店を兼ねている不動産会社もあるので、物件紹介の際に相談するとスムーズです。

▶ 金利上昇リスク

ローンを利用して不動産投資用の物件を購入する際、固定金利か変動金利を選択できますが、変動金利を選ぶとローン返済中に金利が上昇するリスクがあります。

現在は低金利状態が続いているため、固定金利を選択する対策も取れますが、短期間で売却を考えている場合は違約金が発生する可能性もあるので注意が必要です。

長期間保有する予定はなく、売却を考えている方は変動金利を選ぶなど、運用方法に合った対策しましょう。

また、入居者との以下のような予測不可能なトラブルに発展するなど、大きなストレスを抱えるリスクもあります。

● 敷金の返金に関するトラブル
● 原状回復をめぐるトラブル
● 器物破損によるトラブル
● 騒音トラブル
● 家賃滞納のトラブル など

利益が出るまで時間がかかる

FXや株式投資などと比べて、初期費用を回収するまでに時間がかかる点も不動産投資が割に合わないと言われる理由の一つです。

不動産投資は、マンションやアパートなどの不動産を購入し、主にインカムゲインキャピタルゲインなどの収益を得る投資方法。

初期費用は高額になるケースがほとんどで、物件購入費、仲介手数料、登記費用、リフォーム代などの支出が発生します。

インカムゲイン:不動産を入居者に貸し出し家賃収入で得られる利益
キャピタルゲイン:不動産を購入価格よりも高い価格で売却して得られる利益

運用開始後はインカムゲインとして家賃収入が得られますが、ローンの返済や固定資産税、火災保険料、管理を委託する場合には賃貸管理手数料などのコストがかかります。

不動産の売買を繰り返せば、短期間で大きなリターンが得られますが、その分リスクも高くなるので、中長期的な投資計画が立てられる方に向いているでしょう。

税金・運用コストがかかる

不動産投資では、管理費や清掃費・修繕費などのランニングコストが継続的に必要です。

また、入居者がいないとしても、毎月のローン返済や固定資産税は発生します

新築や築浅の物件であれば、購入後しばらくは修繕費用は抑えられますが、購入費が高額になるケースも。

物件保有時は所得税、固定資産税、都市計画税、売却時には譲渡所得税や仲介手数料などのさまざまな税金が必要になる点も割に合わないと言われる理由でしょう。

不動産投資が割に合わないと感じる人

不動産投資が割に合わないと感じやすい人の特徴は以下の通り。

● 短期間で大きな利益を得たい人
● 余裕資金が少ない人
● リスクを取りたがらない人
● 他人任せにしてしまう人

不動産投資は中長期的な投資方法のため、短期的な利益を求める人や、リスク耐性が低い人には不動産投資は向きません

また、初期費用や維持費用に不安を感じる場合は、他の投資方法も検討しましょう。

不動産投資は本当に割に合わない?

不動産投資には様々なリスクがありますが、一概に割に合わないと言えない以下のような魅力もあります。

不動産投資のメリット
✅ 私的年金を用意できる
✅ 安定した収入が得られる
✅ インフレ対策ができる
✅ 生命保険の役割を果たす
✅ 節税効果がある

安定した収入が得られる

不動産投資を始めると、入居者がいる間は毎月一定の収入が得られます

空室リスクはありますが、継続的な収入が得られる点は不動産投資の大きなメリットです。

また、不動産会社にサポートしてもらえば、それほど幅広い知識は必要なく、管理も任せられるため、株式やFX投資よりも手間がかからない投資方法と言えるでしょう。

インフレ対策ができる

インフレは好景気によって物価が上昇する状態で、預金や国債などは価値が目減りしてしまいます。

一方で、不動産はインフレに応じて物件の価値も上昇するため、売却によって大きな利益を狙えるでしょう。

生命保険の役割を果たす

不動産投資ローンして物件を購入する際は、金融機関から団体信用生命保険への加入を求められます。

ローン返済中にオーナーに万が一(死亡・高度障害)があった場合、ローンの残債がゼロになる保険商品です。

加入後は金利が0.2~0.3%上乗せされますが、万一の時でも家族には収益物件が残るため、生命保険の一部の役割を果たすと言われています。

私的年金を用意できる

不動産投資ローンの返済には通常10年以上かかりますが、完済後は管理費・修繕費などを除く家賃収入がそのまま収入になります

ローン完済後は、賃貸用として所有していた物件に住む選択肢もあるので、老後にかかる費用を不動産投資で備えられるでしょう。

節税効果がある

不動産投資では、購入した物件の減価償却費を、法律に基づいた数年で一定の割合に分けて費用計上できます。

減価償却費:時間の経過や使用により価値が減少する固定資産を得た際に、取得額をその耐用年数に応じて費用計上する。

減価償却や本業との損益通算などで所得額を減額すれば、課税対象となる金額が少なくなるため、所得税や住民税の節税が可能です。

また、不動産投資は、故人から財産を相続する際に課される相続税の節税効果もあります。

不動産を贈与する際は時価ではなく相続税評価額により贈与税が算出されますが、不動産の評価額は時価より2~3割ほど下がるため、不動産を現金に換えて贈与するよりも節税に

遺される家族に財産を相続する場合は、不動産を相続する方が節税に繋がるため、将来に備えて不動産投資を検討するのもおすすめです。

不動産投資で後悔しないためのポイント

不動産投資の目的を明確にする

不動産投資を始める際は、必ず不動産投資を始める目的を明確にしておきましょう。

不動産投資会社やファイナンシャルプランナーは投資プランを提案してくれますが、投資目的や目標が定まっていない状態では、的確なアドバイスやプランニングは受けられません

老後の資金や節税、子どもの学費のためなど、具体的な投資目的や目標金額などをはっきりさせてから始めるとスムーズです。

また、投資目的を明確すれば、目的に合った不動産投資の種類が選びやすくなります。

不動産投資の勉強・情報収集する

不動産投資を成功させるには、基本的な用語や知識、市場の動向、不動産に関連する法律、税務、金融商品など幅広い知識が必要です。

不動産投資の書籍やセミナーなどで、必要最低限の不動産投資の仕組みや投資を始める流れ、運用イメージを掴みましょう。

物件選びは慎重にする

不動産投資で割に合わない状況を回避するなら、安定した賃貸需要が見込める優良物件を選ぶのが重要です。

空室リスクや家賃下落リスクを抑えられる立地の物件なら、将来的に売却しやすいメリットもあります。

優良物件に該当する条件
● 相場価格より安く購入できる物件
● 駅前再開発や新線の開業などによって、将来的な発展が見込めるエリアに立地
● 大学生や単身世帯の需要が見込める物件
● ターミナル駅にアクセスしやすい/最寄駅徒歩10分以内など交通便が良い物件
● コンビニ、スーパー、金融機関、病院など周辺施設が充実している物件

物件探しをする段階で不動産会社に希望を伝え、優良物件で安定した収入を狙いましょう

また、不動産投資では利回りの高さだけで物件を選ばず、可能な限り諸経費や空室リスクも考慮した上で『実質利回り』や『現行利回り』を算出して、検討するのがおすすめです。

資金計画をしっかり立てる

不動産投資は長期的な視点で、運用コストや収益性を正確に見積もり、適切な資金計画を立てるのが重要です。

不動産投資で家賃収入が安定していても、運用コストが想定以上にかかるケースが多く、割に合わないと感じる方も少なくありません。

不動産投資を始めるときには、月々のローンの返済額やランニングコスト、老朽化の際の修繕費用など、長期的な視点で収支シミュレーションを立てましょう。

不動産投資で起こり得るリスクを想定し、回避や分散できるような物件、相談先を選んでおくのが大切です。

リスクを把握&対策する

不動産投資には、様々なリスクが伴います。

・空室リスク
・家賃滞納のリスク
・家賃相場の下落リスク
・地震・火災リスク
・金利上昇リスク

不動産投資に限らず、資産運用にリスクはつきもので、完全に0にする方法はありません

リスクへの備えとして、十分な自己資金を準備しておくと安心でしょう。

また、老朽化は補償されませんが、地震や火災、台風などの災害リスクへの備えとして、火災保険と地震保険に加入しておくと安心です。

補償範囲

火災保険:火災や落雷、爆発、台風や豪雨による水災などで損害した建物や家財 等
地震保険:地震や噴火、津波、地震による火災などで損害した建物や家財 等

万が一に備えて、不動産投資会社やファイナンシャルプランナーなどの相談先を確保しておくのもおすすめ。

信頼できる不動産会社に相談する

不動産投資では、物件選びから融資を受ける金融機関の選び方、入居者をどう募集するかなど考慮すべき事項が多く、多岐に渡る専門知識が必要です。

不動産投資会社では、不動産投資のプロが資金計画のシミュレーション作成から物件選び、管理業務の代行などをサポート

業界知識や経験豊富なプロに相談できるので、物件を探す手間や物件選びに失敗するリスクや儲からない状況を避けられます

初めての不動産投資で不安な方やまずは話だけ聞いてみたい方は、無料セミナーや個人相談会へ参加してみましょう

相談におすすめの不動産投資会社

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不動産投資は割に合わない?:まとめ

不動産投資が割に合わないと感じる背景には、高額な初期費用、空室リスク、維持費用などが挙げられます。

不動産投資で割に合わない状況を回避するには慎重な物件選びや資金計画の見直し、リスク対策、節税対策の活用が重要です。

不動産投資が自分に合っているかどうかを見極め、無理のない運用で長期的な収益を目指し、万一に備えて相談先を確保しておきましょう