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子供にも医療保険は必要?持病のある子供でも加入できる医療保険を徹底解説
そもそも子供に医療保険は必要?
持病のある子供でも入れる医療保険はある?
子供の医療保険を検討していても、子供に医療保険が必要か・持病があっても入れる保険があるかわからず悩んでいる人は多数います。
本記事では、子供の医療保険の必要性や持病のある子供も加入できる医療保険について解説。
検討している方は必見です!
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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【はじめに】子供の医療保険の必要性
子供が成長するにつれて医療保険への加入を検討する人が増えますが、そもそも子供に医療保険が必要なのか・何を基準に選べばいいのかわからない人は多いです。
子供の公的医療保険制度や医療費助成制度は充実しているため、医療保険に加入すべきかどうかは人それぞれだと言えます。
持病のある子供でも入りやすい引受緩和型医療保険もあるので、公的医療保険では賄いきれない医療費に備えたい人は医療保険への加入を検討してみましょう。
ただし、引受緩和型医療保険は20歳〜など年齢制限がある商品も多いので、病気になる前に医療保険に加入するのがおすすめです。
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持病のある子供が加入できる医療保険
引受緩和型医療保険は、限定告知型保険・引受基準緩和型保険・選択緩和型保険などと呼ばれる持病があっても入りやすい医療保険です。
一般的に従来の告知・診査を必要とする医療保険に加入できなかった人も、所定の告知内容や年齢制限に該当しなければ契約可能。
他の保険よりも保険料が割高に設定されていますが、定期型と終身型があり自分のニーズに合う保険を選べます。
引受緩和型医療保険は持病の悪化・既往症の再発も保障対象なので、健康に不安を抱える子供でも安心して加入きるでしょう。
引受緩和型医療保険の主な告知内容
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【1】
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直近3カ月以内に、医師により入院・手術・検査・先進医療をすすめられたことがありますか? |
【2】
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過去2年以内に、病気やケガで入院・手術・先進医療をうけたことがありますか? |
【3】
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過去5年以内に、悪性新生物または上皮内新生物、肝硬変、認知症、アルコール依存症、統合失調症で医師による診療をうけたことがありますか |
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子供の医療保険の選び方
持病のある子供が病気やケガのリスクに備えるには、以下のような方法が挙げられます。
● 傷害保険・共済保険に加入する
● 学資保険に特約で医療保障を付加する
● 親の医療保険に特約を付加する
持病のある子供が加入できる医療保険がないわけではありませんが、年齢制限がある商品が多いため加入は難しい傾向です。
医療保険以外にも万が一に備えるための方法は多数あるので、それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解したうえで自分のニーズに合う保険を選びましょう。
子供に医療保険は必要ないと言われる理由
子供の入院率・平均入院期間は短い
厚生労働省の令和2年度「患者調査(確定数)の概況(※1)」によると、年齢階級別の受療率は下記のとおりでした。
年齢 | 入院 | 外来 |
---|---|---|
0歳 | 0.73% | 0.85% |
1〜4歳 | 0.41% | 3.28% |
5〜9歳 | 0.30% | 3.45% |
10〜14歳 | 0.43% | 2.49% |
15〜19歳 | 0.57% | 1.74% |
20〜24歳 | 0.73% | 2.05% |
25〜29歳 | 1.04% | 2.40% |
30〜34歳 | 1.36% | 2.86% |
35〜39歳 | 1.59% | 3.33% |
40〜44歳 | 1.90% | 4.13% |
45〜49歳 | 2.80% | 5.17% |
50〜54歳 | 3.45% | 5.24% |
55〜59歳 | 4.35% | 5.68% |
60〜64歳 | 5.49% | 6.37% |
65〜69歳 | 8.20% | 9.17% |
70〜74歳 | 11.7% | 12.4% |
75〜79歳 | 12.8% | 11.4% |
80〜84歳 | 14.4% | 8.96% |
85〜89歳 | 14.3% | 5.62% |
90歳以上 | 13.1% | 3.09% |
入院率・外来率ともに子供は大人よりも低く、平均入院期間も短いため多額の医療費がかかる子供は稀だと言えます。
公的医療制度では賄えない費用もありますが、医療保険に加入して万が一に備えておく必要性が高いと考える人は少ないです。
各自治体の医療費助成制度がある
日本のほぼ全ての都道府県・市区町村に、子供の医療費に関する助成制度があります。
都道府県によって異なりますが、就学前や15歳の年度末までなどの年齢制限を設けている・所得制限がある自治体も多いです。
どのような制度があるかは地域の公式ホームページに記載されているので、医療保険へ加入する前に地域の医療保障制度を確認しましょう。
公的医療保険制度が充実している
公的医療保険制度は、全ての日本国民に加入が義務づけられている制度で、どの医療機関を受診しても公的医療保険の保障対象になります。
子供の医療費自己負担額は、0歳〜小学校入学年度前が2割、小学校入学年度以降は3割です。
公的医療保険制度は、被保険者や事業主が支払う保険料・地方や国庫等の公費から賄われており、少ない負担で医療を受けられる仕組みになっています。
※診療時間外の受診は、初診料や再診料・割増料金が加算されるため医療費は高くなる傾向です。
災害共済給付がある
学校の管理下でケガ等をした際に医療費や障害見舞金・死亡見舞金の給付を行う制度を、災害共済給付制度と言います。
✅ 授業中(保育中)及び休憩時間中
✅ 学校の教育課程に基づく課外指導中
(遠足、中学校における部活動など)
✅ 通常の経路による登下校中、等
災害共済給付制度への加入は任意ですが、小学校及び中学校では児童生徒の99.9%が加入している、学校教育の現場において身近な制度。
健康保険や国民健康保険などの、医療保険の被保険者又は被扶養者として受けられる療養を対象としています。
持病のある子供の医療保険:まとめ
持病がある子供に医療保険が必要かわからず悩んでいる人は少なくありませんが、持病のある子供でも加入できる医療保険はあります。
しかし、子供の公的医療保険制度や医療費助成制度は充実しているため、医療保険に加入すべきかどうかは人それぞれです。
持病のある子供も入りやすい引受緩和型医療保険もあるので、公的制度では賄いきれない医療費に備えたい人は加入を検討してみましょう。
引用(※1):厚生労働省/令和2年度 患者調査(確定数)の概況
引用:全国健康保険協会/知っトク!医療保険情報 令和2年度7月