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帯状疱疹に生命保険はおりる?帯状疱疹に備えらえる保険の種類や通院・入院保障について解説
『帯状疱疹を保障する保険は?』
近年ではワクチンも開発され発症が危ぶまれる50歳以上であれば対策できるようになっています。
今回は帯状疱疹が生命保険で保障されるか、帯状疱疹保障の内容や加入時の注意点を詳しく解説します。
また、帯状疱疹の罹患歴がある人が新たに保険加入できるかについても紹介しますので、生命保険が帯状疱疹をどのくらい保障してくれるのか、気になる方は必見です。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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この記事の目次
帯状疱疹を保障する生命保険はある
生命保険や医療保険には帯状疱疹を含む様々な罹患しやすい病気になった時のための保障が付いた商品がたくさんあります。
契約時に定めた内容の中に帯状疱疹にかかった時の保障が組み込まれていれば、保険金を受け取れるでしょう。
ただし、保障される帯状疱疹の程度や状況、治療方法、治療開始までの期間などに対し要件があり、それらを満たさなければ保険金は支給されません。
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生命保険の帯状疱疹への保障
✅帯状疱疹は通院が保障される
帯状疱疹は通院保障のついた保険に加入している方であれば、保障される可能性が高いです。
保険金額は契約内容によって違います。
帯状疱疹の罹患に対して保障されるかは加入している保険で契約時に定めた約款をしっかり確認しておきましょう。
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帯状疱疹に備えて生命保険に入る前に
生涯のうち3人に1人と高い割合で罹患する可能性のある帯状疱疹。
帯状疱疹に罹ってしまった際も含めて保障してくれる保険に加入したい方は以下の点に注意しましょう。
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最適な保険を選ぶには
- 帯状疱疹の他に、何に備えたいのか見極める
- 帯状疱疹以外に、備えたい内容の保険がある会社か確かめる
- 加入したい保険の保険料を今の生活費で賄えるか見直す
生命保険で何に備えたいのか整理する
帯状疱疹を保障できる保険の中から、自分に最適な商品を選ぶには、まず『他に何に備えたいのか』を理解しておかなくてはいけません。
『帯状疱疹以外の通院や入院にも備えたい』
『死亡保障もある保険が望ましい』
保険で準備する備えを何に使いたいのか考えてみましょう。
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保険の種類によっては
- 生存していたら一定期間ごとに給付金がもらえる
- 契約に定めた一定期間、働けなくなったら一時金や年金が給付される
加入を検討する時は保障内容を確認
帯状疱疹を保障する商品を選んでも実際の保障内容が、すべての人に確実に役立つとは限りません。
『何に備えたいのか』が明確になったら、次は『どのくらい備えたいのか』を決めましょう。
帯状疱疹に対しての保障内容は生命保険や医療保険の保障内容のうちのひとつであるケースが多いです。
そのため、帯状疱疹の他にどこにどんな形で備えたいのかまで含めて検討しましょう。
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帯状疱疹の罹患後でも保険に入れる?
そもそも帯状疱疹とは?
体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが集まってたくさん帯状に生じます。
帯状疱疹は80歳までに約3人に1人が発症するといわれているようです。
引用:帯状疱疹とは
初期症状は皮膚の痛み・違和感・かゆみ。
皮膚症状が進むとピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れないほど激しい症状となる場合もあるようです。
◆帯状疱疹の原因
帯状疱疹の原因は水ぼうそうと同じウイルスです。
そのウイルスは日本人の成人90%以上の体内に潜んでおり、加齢や疲労・ストレスなどで免疫が低下すると、ウイルスが活性化し帯状疱疹を発症。
◆帯状疱疹の症状
帯状疱疹は皮膚の痛み・違和感・かゆみの初期症状が出た後、数日から1週間ほど「ピリピリする」「ジンジンする」「ズキズキする」「焼けつくような」と表現される痛みが続く症状です。
発疹が現れる特定の部位は決まっておらず、水ぶくれを経て治っていきます。
◆帯状疱疹は後遺症もある
帯状疱疹は後遺症を伴う病気です。
罹患時、免疫の低下から合併症を引き起こす可能性もあるため、正しい知識と処置が必要となります。
帯状疱疹後神経痛(PHN)
▼帯状疱疹の合併症
角膜炎
結膜炎
ぶどう膜炎
ラムゼイ・ハント症候群
角膜炎、結膜炎、ぶどう膜炎などは帯状疱疹が目の周りにできてしまった場合にあらわれるケースが多く、視力低下や失明に繋がる危険も。
ライゼム・ハント症候群は顔面神経麻痺と耳の帯状疱疹から引き起こされやすい合併症で、めまいや耳鳴り難聴などが生じる可能性があります。
ここで紹介した症状や病例以外にも、様々な状況に不安を感じ心身や生活に影響する可能性があります。
治癒直後だと保険加入は難しい
帯状疱疹は症状の度合いにより生命保険加入の可否が左右されます。
特に治癒直後だと保険加入を断られやすい傾向にあるためご注意ください。
では、なぜ加入審査で省かれてしまうのかについてさらに詳しく解説していきます。
帯状疱疹だと保険加入しにくい理由
生命保険は加入者が保険料を出し合い相互に保障し合う制度。
なので、はじめから健康状態が芳しくない人や危険度の高い職業に従事している人と、それ以外の人たちの公平性を保つため、契約に様々な条件を設け、加入したい人には告知義務を課しています。
契約にあたって契約者または被保険者は、過去の傷病歴(傷病名・治療期間等)、現在の健康状態、職業などについて、告知書や生命保険会社の指定した医師の質問に、事実をありのまま告げる義務(告知義務)があります。
引用:告知義務
▼告知義務違反があったらどうなる?
告知義務は主に健康状態・傷病歴・職業などに発生。
・事実と異なる告知をする
契約・特約が解除され保険金や給付金が受け取れなくなります。
また、保険契約の担当者が告知について以下のような指示をする例もあります。
・特定の告知をするよう指示した
しかし、指示に従って告知を控えたりすると加入自体はできても真実が発覚した際に告知義務違反として契約解除される可能性も。
告知内容について、もし担当者から指示があっても『事実を告げない』『虚偽の申告をする』ような形では契約しないようにしましょう。
他にも告知をする時に気を付けたい事項がいくつかあります。
傷病歴により契約時に特別な条件が付きそうな心配がある人は健康状態・過去の傷病歴に関する告知が不要な生命保険や、傷病歴があっても契約しやすい生命保険を選ぶのがおすすめです。
※特定部位不担保とは…
例えば…
3年前に胃かいようで入院したが、現在は完治しているという人に対して、特約は付けられるが、「胃」の病気で入院した場合は、入院給付金や手術給付金を契約時から一定期間内は支払わないというように、身体の一部分(部位)を特約の対象から外す(不担保にする)方法です。
引用:生命保険に関するQ&A
また、生命保険会社指定の嘱託医以外にした告知は義務を果たせていません。
つまり、営業職員や保険代理店の担当者、生命保険面接士などに健康状態や傷病歴を告知していても告知義務とは無関係となります。ご注意ください。
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断る理由は健康リスク以外もあり得る
帯状疱疹の罹患歴があっても加入できる保険商品はありますが、それ以外の条件を満たしていなければ帯状疱疹であったかに関係なく加入を断られるでしょう。
帯状疱疹をきっかけに保険加入を検討したなら、加入を断る理由はさまざまであると念頭に置きつつ、一度申し込んでみるのも良いでしょう。
帯状疱疹の疑いがある状態も告知は必要
受診した結果、帯状疱疹の疑いがあると診断されたなら、保険加入時の事前告知で必ず伝えておきましょう。
もし告知せず隠して加入したのが発覚すると、違反とみなされ契約を解除される恐れも。
保険加入を検討中なら告知義務は果たせるよう、健康状態を把握しておきましょう。
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帯状疱疹でも加入しやすい保険
-
帯状疱疹でも
- 引受基準緩和型の生命保険
- 無告知型の生命保険
引受基準緩和型の生命保険
過去3~5年以内に病歴がある人は通常の保険への加入が難しいです。
引受基準緩和型医療保険なら直近の病歴や入院歴があっても加入しやすいでしょう。
「限定告知型保険」「引受基準緩和型保険」「選択緩和型保険」などと呼ばれており、従来の告知・診査を必要とする医療保険に契約できなかった人も、所定の告知項目に該当しなければ一般的に契約できる医療保険です。
引用:健康状態に不安がある人でも、契約できる医療保険とは?
引受基準緩和型医療保険では下記のような項目に告知義務が課せられています。
健康状態に関する告知項目の例
・過去2年以内に入院・手術をした
・過去5年以内にがんで入院・手術をした
・今後3カ月以内に入院・手術の予定がある
・現時点でがん・肝硬変と医師に診断または疑いがあると指摘されている
・現在までに公的介護保険の要介護認定を受けた など。
引用:健康状態に不安がある人でも、契約できる医療保険とは?
病歴により保険加入が難しい人でも加入しやすい引受基準緩和型医療保険ですが、通常の医療保険と比べると保険料が割高になりがち。
引受基準緩和型医療保険への加入を検討している人は、まず通常の医療保険に加入できるのか確認してから申し込みましょう。
引受緩和型の保険では告知の際に以下のような質問例があります。
・直近3ヵ月以内に医師から入院・手術・検査を勧められたか?
・過去2年以内に入院や手術をしたか?
・過去にがんや上皮内新生物の診断歴があるか?
このように引受緩和型保険では限定的な診断歴や入院・通院の状況に関して上記のような『はいorいいえ』で答えられる質問をされるようです。
ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、特定期間の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。
無告知型の生命保険
通常、生命保険を契約する際には、健康状態などに関する告知または医師による診査が必要ですが、この保険では告知や医師による診査は必要ありません。
引用:告知や医師の診査なしで契約できる生命保険とは?
『無選択型』とも呼ばれており、『終身保険』や『個人年金保険』で扱われている形態です。
一般的な保険商品と比べて以下のような違いがあります。
◆無選択型終身保険
契約後2年間など一定期間内に病気により死亡した場合は、死亡保険金ではなく既に払い込んだ保険料相当額が受け取れます。
引用:無選択型保険の特徴
災害死亡だと契約当初から死亡保険金が受け取れるようです。
・死亡保険金
受取額が少額の契約が一般的。
・契約可能年齢
生命保険会社によって異なるが、比較的高い年齢からが多い。
・保険料の払込期間
一生涯に渡って払い込む形式が一般的。
・保険料
診査・告知が必須の保険よりも割高。
また、無告知型・無選択型の保険には医療関係の特約を付加できません。
-
保険料の支払い条件も厳しく、
- 加入から一定期間は保険金が支払われない
- 払い込んだ保険料分しか返ってこない
ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、特定期間の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。
帯状疱疹は通院・入院に対して保障される!ただし要件あり
帯状疱疹への保障として対象者が保険金を受け取れる生命保険はいくつかあります。
商品によって保障される通院の条件や保険金額が異なるため契約時には約款をよくご確認ください。
帯状疱疹の保障は生命保険や医療保険の保障内容の一部である場合が多く、備えるために加入するなら帯状疱疹以外に何に備えていきたいかも含めて検討してみましょう。
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自分のライフプランにおいてどこまでの備えをして行けばいいか悩んだら、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのもおすすめです。