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白血病はがん保険で保障される?がん保険が保障する範囲と白血病への備え方を解説

『白血病にはどう備えたらいい?』
今回は白血病ががん保険で保障される理由や白血病の治療内容と想定される医療費、白血病に関するがん保険の保障内容などを解説。
白血病に強いがん保険の選び方やおすすめのがん保険も紹介しますので、がん保険の通院保障について気になる方は必見です。

この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
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この記事の目次
白血病とは?がん保険で保障対象になる理由

がん保険の中には白血病に罹患した際の保障まで含まれている商品もあります。
なぜ、がん保険で保障されるのでしょうか?
まず白血病とはどんな疾患なのかから、がん保険で保障される理由について知っていきましょう。
白血病の種類と特徴
白血病は、血液をつくる骨髄内の造血幹細胞が異常をきたし、正常な血液細胞が減少する病気です。
この疾患は、発症する細胞の種類や進行の速さによって主に以下の4つに分類されます。
◆白血病の主な4種類
●急性骨髄性白血病(AML)
骨髄系の細胞が未熟な段階でがん化し、急速に進行します。
●急性リンパ性白血病(ALL)
リンパ系の細胞が未熟な段階でがん化し、急速に進行します。
●慢性骨髄性白血病(CML)
骨髄系の細胞が成熟した段階で異常増殖し、進行は比較的緩やかです。
●慢性リンパ性白血病(CLL)
リンパ系の細胞が成熟した段階で異常増殖し、進行は比較的緩やかです。
※引用参考元/白血病について/白血病の種類と特徴を徹底解説
また、白血病は「リンパ性」と「骨髄性」の2つに分類され、それぞれ異なる治療アプローチが取られています。
白血病ががん保険の対象となる根拠
そのため、多くのがん保険では白血病も補償対象に含まれているんです。

厚生労働省や国際的な疾病分類においても、白血病はがんの一種とされており、診断一時金などの給付対象となります。
また、保険会社の多くは契約内容に「白血病を含む悪性新生物」と明記しており『白血病が保障対象になる』と示しているはず。
このように、公的にも民間保険でも白血病はがんとして扱われ、がん保険で保障を受けられる仕組みになっています。
保険加入者が誤解しやすいポイント
そのため、がん保険で保障されないと思い込む方も少なくありません。

加入前に保障範囲も確認しておかないと、実際に給付を受けられる場面で不安になっちゃうんだね。
正しい知識を持っておけばいざという時、安心して保障を受けられる体制を整えられますよ!


白血病の治療内容と想定される医療費

白血病の主な治療方法
白血病の治療には、主に抗がん剤による化学療法が用いられます。
慢性白血病では、分子標的薬を使用して、がん細胞の増殖を抑える長期的な治療が中心になります。
重症例では造血幹細胞移植(骨髄移植)を行うケースもあり、専門的かつ高度な医療が必要です。

治療の選択肢が多岐にわたるため、患者ごとに異なるアプローチが取られるのが特徴です。

つまり、症状によって治療の費用や期間も異なるんだね。どう備えるといいんだろう…。
がん保険で白血病にも備えたい方は保障内容について知ってから選び始めましょう。

白血病の治療期間と通院・入院の実態
急性白血病では、初期治療として1〜2カ月の入院が必要になり、その後も複数回の入退院を繰り返す傾向があります。
慢性白血病は通院中心ですが、薬の投与や定期検査が数年以上続く場合もあります。
感染リスクを避けるため隔離病棟での入院管理が求められる場合もあり、医療体制の整った病院での治療が前提となるんです。


本人は治療の負担もあるし、家族のサポートも重要になってくるよね……。費用はどれくらいになるんだろう。
白血病治療でかかる費用の目安
各治療の一般的な費用は以下の通り。
治療名 | 価格 |
---|---|
抗がん剤 | 1回あたり数万円〜数十万円 継続使用により費用がかさみやすい。 |
分子標的薬 | |
入院治療 | 1回の入院で数十万円 |
骨髄移植 | 総額で数百万円 |
高額療養費制度を利用しても、自己負担が月額で8万円前後になる例が一般的です。
さらに、交通費や差額ベッド代、付き添いの宿泊費などもかかり、総合的な負担は非常に大きくなります。

白血病に備えるがん保険の保障内容とは

-
がん保険の白血病保障は
- 白血病と診断されたら給付される一時金
- 長期入院と通院への保障
- 先進医療や骨髄移植に対応できる
診断一時金の重要性

白血病って診断されたら精神的にも経済的にも不安が大きくなるよね……。
その不安を少しでも和らげる手段として、診断一時金が役立ちますよ!

白血病をはじめ対象のがんと診断されたときに給付金が支給される仕組み。
診断時点でまとまった金額が給付されるため、治療準備や生活費に充てる資金が手に入ります。
この一時金は、入院費や通院費だけでなく以下のような使い道にも活用できる柔軟さが特徴です。
・入院中の収入減の補填
・通院時や家族の交通費
・付き添い者の宿泊費
・自宅療養に必要な設備の購入
・介護サービスの利用
など
初期費用への備えを確保するうえで、診断一時金は非常に重要な保障のひとつです。

長期入院と通院への備え
そのため、日数に応じて給付される入院保障や、外来治療に対応する通院保障が欠かせません。
また、急性白血病と慢性白血病では治療形態が異なるため以下のような違いが発生します。
急性白血病 | 慢性白血病 |
日額保障の金額設定が重要。 |
通院保障の有無が治療継続に影響する。 |
治療が長引く前提で考えると、どちらの保障もバランスよく備えておく必要があります。


先進医療・骨髄移植に対応できるか
先進医療には健康保険が適用されず、数十万〜数百万円の費用が発生する場合もあります。
商品よっては先進医療特約を追加できるので、高額医療への対応が可能になります。

また、骨髄移植に関連する医療費や入院費も高額になりやすく、特定治療給付金などのオプションがあると安心です。


白血病の保障に強いがん保険の選び方

白血病に備えるためにがん保険を選ぶ際は、まず『白血病の保障が手厚い保険』かをチェック。
そこからいくつかの商品をチェック項目を設けて比較しながら厳選していきます。
『白血病保障が手厚いがん保険』の見分け方から順に選び方を解説します!

白血病の保障が手厚い保険の特徴
-
がん保険は
- 診断一時金が複数回受け取れるタイプ
- 長期入院に対応できる
- 通院保障に抗がん剤や放射線治療が含まれている
白血病に強いがん保険を選ぶ際は、診断一時金が複数回受け取れるタイプが有利です。
また、入院日数の上限が高く長期入院に対応できる商品も白血病への備え向け。
通院保障については、抗がん剤や放射線治療が含まれるか確認してください。
骨髄移植や先進医療への保障も求める方はその点も比較すべき重要なポイントです。


保険比較時に見るべきチェックポイント
-
がん保険を選ぶ際
- 診断給付の条件があるか
- 通院・入院の給付に厳しい条件が無いか
- 約款までしっかり確認
まず確認すべきは、診断給付の条件です。
上記のような条件があると白血病の備えには不向きな商品なので検討し直しましょう。

次に、通院や入院の給付が「治療目的のみに限る」など厳しい制限がないかもチェック。
待機期間や免責期間は見落としがちです。給付までに時間がかかる設計の商品は避けましょう。
パンフレットや約款にも目を通し、給付対象となる治療範囲が明確かを特に確認してください。

年齢・家族構成別の選び方アドバイス
以下のような形で様々な世代で備えを設計するのがおすすめ。
- ・子育て中や住宅ローンを抱える世代
- 収入の減少に備えて高額の診断一時金が役立ちます。
- ・高齢の方や退職後の世代
- 治療費よりも、生活の安定や家族の負担軽減を重視した保障設計が必要。
- ・家族の中に白血病の経験者がいる
- 再発や治療延長に対応できる保障が特に重要。
ライフステージによって重視すべき保障が変わるため、自分の立場に合った保障内容を見極めて選ぶのがコツです。
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白血病はがん保険の対象!長期治療に対応できる形で備えよう

今回は白血病ががん保険で保障される理由や白血病の治療内容と想定される医療費、白血病に関するがん保険の保障内容などを解説しました。
そのため、がん保険の多くは白血病への備えとしても有効です。
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がん保険の白血病保障は
- 白血病と診断されたら給付される一時金
- 長期入院と通院への保障
- 先進医療や骨髄移植に対応できる
白血病は急性か慢性かで治療形態が違いますが、どちらにしても治療が長期化しやすいので選ぶ時は以下のような指標で選びましょう。
-
がん保険は
- 診断一時金が複数回受け取れるタイプ
- 長期入院に対応できる
- 通院保障に抗がん剤や放射線治療が含まれている
家族形態や年代で必要になる保障は変化するため、ファイナンシャルプランナーに相談するなどしながら最適ながん保険を探してみましょう。
