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スポーツやレジャーに備えるレジャー保険とは?主な補償内容とメリット
レジャー保険はどんな補償があるの?
レジャー保険は必要?
スポーツやレジャー中の事故や物の損害は誰にでも起こり得るリスクです。
今回は、スポーツやレジャーに備えられるレジャー保険の主な補償内容や種類、選び方を解説していきます。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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レジャー保険とは?
レジャー保険は、スポーツやレジャー中に起こる事故や物の損害などを補償する保険です。
・ゴルフ保険
・スキー/スノーボード保険
・登山保険(山岳保険)
・国内旅行保険 など
レジャー保険には様々なプランがあり、1日単位で保険料は数百円から加入期間や補償内容など必要な補償をピンポイントで選べます。
レジャー保険は傷害保険に含まれるので、「急激」かつ「偶然」な「外来」の事故が原因によるケガやモノの損壊が補償対象です。
普段から慢性的に痛みを伴うテニス肘やゴルフ肘、慢性腰痛などは補償の対象に含まれないので注意しましょう。
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レジャー保険の主な補償内容
レジャー保険の主な補償内容は以下の通り。
✅ 傷害死亡補償
✅ 傷害入院手術補償
✅ 救援者(救済者)費用補償
✅ 個人賠償責任補償
✅ 携行品損害補償
ここからは、それぞれの補償内容について解説していきます。
✅傷害死亡保障
傷害死亡保障は、レジャー中の不慮の事故を原因としたケガによる死亡または後遺障害となった場合に保険金が支払われる補償です。
ただ、保険期間中でも病気が原因で死亡した場合は、保険金の支払事由の対象外になるので注意が必要です。
✅傷害入院手術補償
傷害入院手術補償は、レジャー中の事故を原因としたケガを治療するための入院や手術をする場合に保険金が支払われる補償です。
保険商品によっては通院保険金を請求できるケースもあるので、加入前に支払事由を確認しておきましょう。
病気が原因で入院または手術をした場合は、保険金の支払事由の対象外になります。
✅救援者(救済者)費用補償
救済者費用補償は、登山などのレジャー中に遭難した場合の捜索・救助費用や旅行中にケガや病気で入院した時に家族が現地まで駆け付ける時の移動費用などを補償します。
・急激かつ偶然な外来の事故により被保険者の生死が確認できない場合
・緊急な捜索・救助活動を要することが警察等の公的機関により確認された場合
・外出中のケガにより事故発生日からその日を含めて180日以内に死亡または継続して14日以上入院した場合
実際に補填される一般的な費用は、捜索救助費用や交通費、宿泊料、現地からの移送費用、諸雑費など。
保険商品によって支払われる保険金額は異なるので、加入前に確認しておきましょう。
✅個人賠償責任補償
個人賠償責任補償は、第三者(人や物)に危害を加えてしまった場合の賠償責任を補償してくれます。
特にスポーツ中は不慮の事故が起こる可能性があるので、ゴルフやスキー・スノーボードなどをする方にとって必要性の高い補償でしょう。
個人賠償責任補償はあくまで第三者に対する補償なので、自分のケガや物品破損については保険金の支払事由に該当しません。
✅携行品損害補償
携行品損害補償は、事故が原因で自身の持ち物が壊れたり盗難に遭った際に、その時点での価格または修理費用が補償されます。
携行品は加入者が日常的に持ち歩いて使用する持ち物を指し、携行品損害例は以下の通り。
・ゴルファー保険
⇒ゴルフクラブの破損や曲損
・スキー/スノーボード保険
⇒スキー板やストック、ボードの破損
保険商品によって補償内容が異なるので、加入する際には携行品損害補償の補償対象をしっかりと確認しましょう。
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レジャー保険の主な種類
レジャー保険の主な種類は以下の通り。
✅ スキー・スノボ向けの保険
✅ ゴルフ向けの保険
✅ 山登り向けの保険
スポーツをする機会が多い方は、補償範囲を確認した上でレジャー保険への加入を検討してみてください。
レジャー全般向けのプラン
レジャー全般向けの保険は、レジャー中に発生した事故が原因によるケガやモノの損壊に対しての補償が受けられます。
・傷害入院時一時保険金
・救援者費用等保険金
充実した補償が受けられるので、ゴルフやスキー・スノーボード以外のスポーツやレジャーをする方は加入を検討しましょう。
スキー・スノーボード向けのプラン
スキー・スノーボード向けのレジャー保険は「スキー保険・スノーボード保険」とも呼ばれます。
国内でスキーやスノーボードをする際に発生した事故に備えられる保険で、『補償期間は住居を出発してから帰宅するまで』です。
・傷害補償
・携行品類補償
スキーやスノーボードの特性上、第三者にぶつかってしまう事故が起こりやすいです。
ケガを負わせてしまうと多額の損害賠償責任が発生する恐れもあるので、雪上スポーツをする機会が多い方は加入しておくべきでしょう。
ゴルフ向けのプラン
ゴルフ向けのレジャー保険は、ゴルフ保険(ゴルファー保険)とも呼ばれ、ゴルフのプレー中に起こる様々なリスクに対して補償が受けられる保険です。
ゴルフ保険には、ゴルフのプレー中の様々なリスクに備え、大きく分けて以下の4つの補償内容があります。
・ゴルファー傷害補償
・ゴルフ用品損害補償
・ホールインワン・アルバトロス費用保障
プレー中の事故などは誰にでも起こり得るリスクなので、月に一度しかゴルフをしない方でも万一の事態に備えて加入するのがおすすめ。
ゴルフ保険ではケガや物品破損以外にも、ホールインワンやアルバトロス達成時の祝賀会や記念品の購入費用なども補償されます。
山登り向けの保険
山登り向けのレジャー保険は登山保険(山岳保険)とも呼ばれ、登山時に発生した事故が原因でケガをした際に保険金が支払われます。
登山保険の主な補償内容は以下の通り。
・携行品損害保険金
・個人賠償責任保険
・救援者費用等保険金
基本的な補償内容はレジャー全般向けのタイプと同じですが、支払われる保険金額が登山保険の方が高めに設定されているのが一般的です。
国内旅行向けの保険
国内旅行保険もレジャー保険の一種で、加入しておくと国内旅行中のケガや他人への賠償・手荷物など携行品への損害等に備えられます。
・個人賠償責任保険
・携行品損害補償
・救援者費用等保険金
旅行日数や保険料が異なる様々なプランがありますが、補償期間は『旅行を目的として住居を出発してから帰宅するまで』が一般的。
国内旅行保険は、一般的な傷害保険では対象外の細菌性・ウイルス性食中毒も補償の対象となります。
台風や梅雨、大雪などが多い時期に旅行する場合は、台風による遅延・欠航に備えられる航空機遅延費用補償などの特約を付与しておくと安心です。
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レジャー保険の選び方
加入している保険と補償が被っていないか確認
現在加入している保険で個人賠償責任特約や医療保険、傷害保険を契約しているのであれば、レジャー保険と補償内容が被ってしまいます。
二重に補償を備えていても、どちらか一方の保険金しか受け取れないケースも。
まずは、現在契約している保険の補償範囲を確認し、不足している部分をカバーできるレジャー保険を選びましょう。
契約期間を決める
レジャー保険には、1日単位と1年単位で契約できるタイプがあります。
普段から補償対象のスポーツやレジャーをする機会が多い人は1年単位、年に数回程度なら1日単位のレジャー保険を選ぶのがおすすめです。
自分にあったプランを選ぶ
楽しむスポーツやレジャーが決まっているなら、自分に合ったレジャー保険のプランを選びましょう。
自分が備えたいシチュエーションに合った保険に入らないと、万一の事態が発生しても保険金は受け取れないので注意が必要です。
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レジャー保険に関するQ&A
レジャー保険に入れないケースは?
レジャー中に起きた事故やモノの損害を補償してくれるレジャー保険ですが、加入できないケースもあります。
特定の職業に就いている・旅行先などで特定のスポーツをする場合は、レジャー保険を含む傷害保険に加入できないので注意しましょう。
建設・土木作業、建設用機械運転、営業用貨物自動車運転、産業用機械組み立て、坑内作業、自動車・自転車・モーターボート競争、格闘技、猛獣使い、航空機操縦または搭乗する職務、プロボクサー、プロレスラー、ローラーゲーム選手(レフリーを含む)/力士。その他これらと同程度またはそれ以上の危険を有する職業
山岳登はん(ピッケル、アイゼン、ザイル、ハンマー等の登山用具を使用するものおよびロッククライミング(フリークライミングを含みます。)をいいます。)、リュージュ、ボブスレー、スカイダイビング、ハンググライダー搭乗、超軽量動力機(モーターハンググライダー、マイクロライト機、ウルトラライト機等)搭乗、ジャイロプレーン搭乗、その他これらに類するスポーツ
自動車運転が原因の賠償事故は補償される?
自動車運転が原因の賠償事故は、レジャー保険では補償されません。
自動車を運転する方は全員が自動車損害賠償責任保険に加入していますが、補償内容が不十分なら別途自動車保険に加入しましょう。
家族や友人と一緒に加入できる?
国内旅行保険などでは、配偶者や子どものケガや事故に備えられるファミリープランが
複数人でするスポーツやレジャーを楽しむ際でも、団体で加入できるレジャー保険もあります。
レジャー保険における携行品とは?
レジャー保険における携行品は以下の通り。
ただ、下記のものは携行品としての補償対象に含まれません。
●動物/植物
●船舶(ヨット、モーターボート、水上バイク、ボートおよびカヌー、カヤックなど)/航空機/自動車/原動機付自転車/雪上オートバイ/ゴーカート/自転車/ハンググライダー/パラグライダー/サーフボード/ウィンドサーフィン
●ラジコン模型およびこれらの付属品
●義歯/義肢
●有価証券(小切手は除く)/クレジットカード/プリペイドカード
●稿本/設計書
●携帯電話・スマートフォン等の携帯式通信機器/ノート型パソコン等の携帯式電子事務機器
●コンタクトレンズ/眼鏡/サングラス/補聴器
●ドローンその他の無人航空機および模型航空機ならびにこれらの付属品
ゴルフクラブ/キャリーバック/ゴルフシューズ/ゴルフウェアなどが該当です。(ゴルフボールは対象外)
スキー板/スノーボード/スキーストック/ブーツ/グローブ・ヘルメット/プロテクター/スキーウェア/スノーボードウェア/収納バッグ・スキーケース/スノーボードケースなどが該当します。(レンタル用品は対象外)
テント/キャンピングテーブル/キャンピングチェアー/ランタン/シュラフ/コンロなどが該当します。
保険商品によって、補償対象となる携行品類が異なる場合があるので、加入前に確認しておきましょう。
レジャー中以外のケガや事故にも保険は適用される?
保険期間中であれば、レジャー中以外のケガや事故でも補償されますが、プランよって異なります。
散歩中に遭遇した事故や日常生活での不慮の事故でケガをした時でも保険金が支払われるプランも。
日頃からスポーツをする方は、日常生活でのケガにも備えられるレジャー保険に加入しておくと安心です。
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レジャー保険:まとめ
レジャー保険は、スポーツやレジャー中に起こる事故や物の損害などを補償する保険です。
・レジャー全般の保険
・ゴルフ保険
・スキー/スノーボード保険
・登山保険(山岳保険)
・国内旅行保険 など
レジャー保険には様々なプランがあり、1日単位で保険料は数百円から加入期間や補償内容など必要な補償をピンポイントで選べます。
ただ、特定の職業に就いている・旅行先で特定のスポーツをする場合は、レジャー保険を含む傷害保険に加入できないので注意しましょう。