「3歳から学資保険に入るのは遅い?」
「3歳から学資保険に入るときの注意点は?」
子供が3歳から学資保険に加入しても遅くないのか悩んでいる人は少なくありません。
本記事では学資保険を3歳から始めるメリットや、3歳から学資保険に加入する注意点を紹介します。
学資保険への加入を検討している人は必見です!
学資保険は3歳からでも加入できる?
3歳からの加入でも教育資金は確保可能

学資保険の加入には年齢制限が設けられていて、6歳までを対象とする商品が多いです。
学資保険の多くは17歳や18歳、22歳などを満期としているので、3歳からの加入でも10年以上の長期に渡り保険料を支払い続ければ、大学進学に必要な教育費の確保に間に合います。
学資保険を3歳から始める注意点
- ●返戻率が低くなるケースがある
●保険料の負担が大きくなりやすい
3歳からの加入でも問題ないですが、学資保険への加入が遅くなると、返戻率は低くなりかねません。
加入のタイミングが遅い=運用期間が短いため運用益が増えにくいからです。
また、払込期間も短くなるので、同じ給付額を目指す場合、保険料の負担が大きくなりやすいです。
3歳から学資保険に加入するなら、払込期間の延長や給付額を減らすなどの対策をして、無理のない保険料の支払いを実現しましょう。
3歳からの学資保険は最善の道なのか?
学資保険にこだわりすぎない
学資保険は3歳からでも加入できますが、必ずしもすべての家庭に最適な準備方法とは限りません。
子どもが3歳から教育資金を準備するなら学資保険に加入するか否かの前に、まず進学先を想定し、いつまでにいくら必要なのかを整理しましょう。
自分に合った教育資金の準備方法は「いつまでに、いくら必要なのか」によって変わります。

まずは使う時期と金額を整理する

教育資金を準備する際は、将来どのような進路を選べるようにしたいかを考えるのが最優先です。
例えば、次のように希望する進路によって、教育費が必要になる時期や金額は異なります。
| 希望する進路 | 準備しておきたい教育費 |
|---|---|
| 公立大学への進学を想定している | 大学入学時の費用や在学中の学費 |
| 私立大学への進学も考えている | 私立大学の学費も見込んだ教育資金 |
| 中学受験を考えている | 受験準備の費用や私立中学校の入学金・授業料 |
| 私立高校も選べるようにしたい | 高校入学時の費用や授業料など |
| 理系への進学も応援したい | 理系学部の学費も想定した大学進学資金 |
目標金額と時期を設定して、毎月いくら積み立てれば目標額に届くのか計算できたら、次に教育資金を準備する具体的な方法を選択しましょう。
目標額を確保できる方法を選ぶ

せっかく教育資金を貯めるなら資産運用などで、できるだけお金を増やしたいと考える人は少なくないですが、リターンの最優先はおすすめできません。
例えば、大学入学まであと数年なのに教育資金の大半をNISAで運用すると、入学直前の値下がりによって必要な金額を確保できない恐れがあります。

いくら運用でお金を増やせても、教育費が必要なタイミングで値下がりしては意味がなく、必要な時期に必要な金額を用意できるほうが重要です。
教育資金は運用で増やすよりも、必要な時期までに目標額を確保できるかを優先して準備しましょう。
一つに絞らなくてもOK
子どもが3歳なら大学入学まで約15年あるため、預貯金や学資保険で確実性を重視しながら、一部を長期運用に回すのも一つの手です。
いつ使うお金なのかを考え、必要な時期に資金が不足しないよう、準備方法を組み合わせましょう。
3歳からの教育資金の準備方法比較
| 準備方法 | 元本割れの可能性 | 特徴 |
|---|---|---|
| 学資保険 | 途中解約時などにあり | 加入できる商品は限られるものの、決めた時期に教育資金を受け取りやすい |
| 積立預金 | 原則としてなし | 必要な時期まで安全性を重視して積み立てやすい |
| NISAを利用した投資信託 | あり | 運用益を期待できる一方、必要な時期に価格が下落している可能性がある |
| 終身保険 | 早期解約時などにあり | 死亡保障を確保しながら解約返戻金を教育資金に活用できる場合がある |
| 児童手当の積み立て | 預貯金なら原則としてなし | 高校生年代までの児童手当を教育資金として残せる |
教育資金の準備方法は学資保険以外にもあります。
どの方法が自分の家庭に合っているかは、教育資金が減るリスクにどこまで対応できるか、親に万一があった場合の保障が必要かによって変わります。
それぞれの判断基準を確認してみましょう。
①どこまで元本割れを許容できるか
元本割れとは払い込んだお金よりも、手元に戻るお金が少なくなる状態を指し、どこまで許容できるかによって選択すべき準備方法は異なります。
- 300万円が270万円に減っても、残り30万円を貯蓄で補える家庭
- 300万円を確保できなければ、希望する進路を諦めざるを得ない家庭
前者なら教育資金の一部をNISAで運用する方法も考えられますが、後者なら預貯金などで必要額を確保する方法が向いているでしょう。
学資保険も契約内容によっては払込保険料の総額を下回りかねないため、受取額や途中解約した際の返戻金を確認する必要があります。
「どこまで元本割れに対応できるのか」「途中解約したらどうなるのか」不安な人は、FPにシミュレーションしてもらうのがおすすめです。
②保険料払込免除は必要か
親に万一があっても教育資金を確保したいなら、保険料払込免除のある学資保険は選択肢になります。
学資保険には、契約者である親が亡くなるなど所定の条件を満たすと、以後の保険料が免除されつつ、予定どおり学資金を受け取れる商品もあります。
預貯金やNISAには保険料払込免除のような保障がないため、親が亡くなると教育資金の積み立てが難しい家庭は、学資保険を検討するのも一つです。
すでに加入している死亡保険や遺族年金で必要な教育費を確保できるなら、学資保険で保障を追加する必要性は低いですよ。

保険料払込免除を重視するなら学資保険、保険料払込免除がなくても対応できるならNISAなど、家計状況に合わせて準備方法を選びましょう。
学資保険を3歳から始める際の選び方
返戻率が高い商品を選ぶポイント

返戻率が高いほど支払った保険料に対して多くの給付金を受け取れるので、返戻率が高く設定されている商品を選ぶのも一つの手です。
ただし、返戻率は保険料の払込期間や受給するタイミングなどで変わるため単純に返戻率を比較するだけでは不十分です。

学資保険は、払込期間や受給するタイミングなどの選択肢が豊富な商品を選びましょう。
保障内容と貯蓄性のバランスを確認

学資保険は、保障が充実した商品や貯蓄性を重視した商品まで種類がさまざまです。
返戻率が低く満期に受け取れる金額が少なくなる傾向が高い
貯蓄性が高い商品
保障内容が最低限の場合が多い
保障内容と貯蓄性のいずれを重視するのか踏まえた上でバランスの取れた商品を選びましょう。
支払い期間や給付時期を検討する

学資保険は、保険料の払込期間を短くすると返戻率が高くなりやすい一方、毎月の保険料負担は大きくなります。
また、給付金の受取時期は、小・中・高・大学の入学時に祝い金として受け取る方法や、大学入学時にまとめて受け取る方法などから選べます。
一般的に、給付金を受け取る時期が遅いほど運用期間が長くなるため、返戻率は高くなりやすいです。
返戻率だけでなく、毎月の保険料負担や教育費が必要になるタイミングも踏まえ、払込期間と給付時期を検討しましょう。
学資保険は3歳からでも教育資金の準備に有効

学資保険は単に教育資金を貯めるだけではなく万が一の保障もある商品で、3歳から加入したとしても学資保険で教育資金を準備できます。
ただし加入時期が遅いと返戻率が低くなり、保険料の負担が大きくなる可能性はゼロではありません。
学資保険への加入を検討している人は、まずいつまでにいくら準備したいのか整理してから、学資保険も含めた教育資金の準備方法を選ぶのがおすすめ。
FPにリスク許容度や、万一の際の保障など自分の希望条件を伝えると、将来の収支をシミュレーションしながら最適な方法を提案してくれるでしょう。


