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猫の肛門嚢炎の治療費用は?破裂する危険もある?予防のポイントを解説!

猫の肛門嚢炎の治療費用は?破裂する危険もある?予防のポイントを解説!

猫が肛門嚢炎になった時の治療費用は?
猫の肛門腺絞りは定期的にやるべき?

猫がお尻を執拗に舐めている、お尻をかゆがっているなどの症状がみられると『肛門嚢炎』の可能性がありますが、予防方法や治療費用などが気になりますよね。

今回は、猫の肛門嚢炎の治療の流れや費用肛門嚢炎の予防方法万一に備えられるペット保険などを詳しく解説していきましょう。

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

猫の肛門嚢・肛門腺とは?

「肛門嚢(こうもんのう)」とは、肛門の両側にある小さな袋状の器官で、肛門を中心に時計の4時と8時の位置に一対あり、肛門腺(こうもんせん)から分泌される独特なにおいのする液体を貯める役割があります。

猫はこの肛門腺から分泌される液体のにおいで、他の動物とのコミュニケーションを取ったり、マーキングするために使用するため、正常に機能している間は特に問題はありません。

肛門腺の分泌液は排便時に便に混ざって出たり、興奮や緊張した時に出る場合もありますが、中には自然に体外に排出されなかったり溜まりやすい猫もいるため、その場合は『肛門嚢炎』になってしまう可能性もあります。

肛門嚢炎の症状

肛門嚢に分泌液が溜まりすぎて炎症を起こすなどの問題が発生すると、猫がお尻を地面にこすりつけたり頻繁に舐めたりするなどの症状がみられます。

猫の肛門嚢炎は、悪化すると痛みや感染症を引き起こしたり肛門嚢が破裂してしまう危険性があるため、早めの処置が重要です。

肛門嚢が破裂すると皮膚に穴が開き血や膿が流れて周囲の組織が壊死してしまうため、万一肛門嚢が破裂してしまった時はすぐに動物病院で治療してもらいましょう

肛門嚢炎になる原因

肛門嚢炎は、肛門嚢に細菌が感染したり肛門腺が目詰まりした結果肛門嚢が炎症を起こしてしまった状態を指します。

肛門嚢炎になると、肛門嚢に膿が溜まり肛門のふくらみが大きくなったり、赤く腫れるなどの症状もみられるため、猫がしきりにお尻を気にしている様子がある時はチェックしてみましょう。

肛門腺の目詰まりのしやすさは性別や猫種は関係なく、個体差によって分泌液がサラサラしているタイプよりドロドロしているタイプの方が詰まりやすいようです。

また、肥満や筋力の低下でも肛門腺が目詰まりしやすいため、普段から適度な運動もさせるように心がけておくと予防に繋がります。

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猫の肛門嚢炎の治療の流れ

①溜まった分泌液を排出する

猫の肛門嚢炎の治療は、まずは肛門嚢を手で優しく圧迫し、肛門嚢にたまった分泌液を排出します。

排出させる際に無理に行うと肛門嚢が破裂してしまう可能性もあるため、肛門嚢に炎症が起きている場合は必ず動物病院で肛門腺絞りをしてもらいましょう

肛門腺が目詰まりしている場合は細いカテーテルを入れて生理食塩水で洗浄し、分泌液を柔らかくしてから目詰まりを解消します。

②内科治療

肛門嚢の分泌液が排出された後は、肛門嚢の炎症を抑えるための消炎剤や、細菌感染などがある場合は抗生剤などを内服します。

③外科治療

肛門嚢の分泌液を排出し内科的治療を行っても効果を発揮しない場合や、分泌液が過剰に溜まってしまう、炎症が慢性化してしまうなどの場合は、外科的治療として肛門嚢の摘出手術が行われるケースもあります。

肛門嚢摘出手術は、猫に全身麻酔をした後に肛門嚢を完全に除去する手術で、術後は感染症を防ぐための抗生物質や、痛みを和らげるための鎮痛剤が処方される場合が多いです。

肛門嚢が破裂した場合は縫合手術が必要

肛門嚢が破裂してしまった場合は感染症のリスクが高まるため、早急な処置が必要です。

破裂した部位を清潔にしてから感染を防ぐために破裂箇所を縫合し、術後は抗生物質を内服するなど感染を防ぐための適切なケアを行います。

猫の肛門嚢炎の治療費用

猫の肛門嚢炎の治療費用は、治療方法によって異なります

肛門腺絞りや肛門嚢の洗浄、抗生物質や消炎剤の処方など内科的治療であれば3,000円~8,000円ほどかかるケースが多いようです。

肛門嚢が破裂したり肛門嚢摘出手術などの外科的治療が必要になると、全身麻酔が必要になる場合も少なくないため、費用は20,000円~50,000円など高額になります。

また、再発しやすかったり術後のケアが必要な場合はさらに通院費用もかかるため、肛門嚢炎になる前に普段から猫の状態をチェックしておきましょう。

猫の肛門嚢炎を予防する方法

定期的な肛門腺絞りをする

猫は犬よりも肛門嚢炎になりにくく、毎日の排便と一緒に自然に排出されるため、基本的にはケアの必要はありません。

しかし、肛門嚢の分泌物が溜まりやすい猫は、定期的に「肛門腺絞り」をしてあげる必要があります。

自宅での肛門腺絞りはコツをつかむと難しくはありませんが、猫によって肛門嚢の位置が違ったり、絞りにくい猫もいるため、難しいと感じる場合は動物病院で絞ってもらいましょう

日頃から猫の健康チェックをしておく

猫の肛門嚢炎を予防するためには、日頃から猫の様子を観察し異常を感じた時にすぐ対処ができるようにしておきましょう

猫の毎日のトイレの回数や便の状態、お尻が汚れていないか、においが強くなっていないかなど、肛門嚢炎の初期症状の段階で気づけば早期治療ができ症状の悪化を防げます

また、定期的に動物病院で健康診断を受けておき、猫の肛門嚢の状態もチェックしてもらい必要な場合は絞り方を教えてもらうのもおすすめです。

愛猫の万が一に備えられるペット保険

ペット保険とは、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や手術費の一部を補填するための保険です。

ペットが病気やケガをしても、治療にかかる費用は基本的には飼い主が全額自己負担する必要があります。

ペット保険に加入していれば万一の際の経済的負担を軽減できるので、大切な家族のためにペット保険の加入を検討するのはおすすめです。

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B24-011(240717) JACAP202400079

猫の肛門嚢炎の治療費用:まとめ

猫のお尻には肛門の両側に肛門嚢があり、肛門腺から出る分泌液が溜まりすぎたり細菌感染などで炎症が起きる「肛門嚢炎」になってしまう場合があります。

肛門嚢炎が悪化すると肛門嚢が破裂してしまうなど重症化する危険もあるため、猫がお尻をこすりつけたり執拗にかゆがったりしている時は、できるだけ早めに動物病院を受診しましょう。

猫は基本的には肛門腺絞りのケアは必要ありませんが、分泌液が溜まりやすい猫や炎症しやすい猫は定期的に肛門腺絞りをしてあげると肛門嚢炎を予防できます

動物病院に行った際に肛門嚢の状態をチェックしてもらったり、日頃から猫の健康状態をチェックしておくなど、猫の健康のために体調管理をしっかりとしてあげましょう。

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