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がん保険の加入率は?加入前の注意点やがん保険の告知内容・加入率から見る必要性を徹底解説
『加入率はいつから上昇する?』
今回はがん保険の加入率やいつから加入して備えるべきかなどを詳しく解説します。
加入前の注意点やがん保険の告知内容も解説しますので、気になる方は必見です!
この記事の監修者
-
有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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がん保険の加入率は?
公益財団法人 生命保険文化センターの『2022(令和4)年度 生活保障に関する調査(77p)』によるとがん保険・がん特約の加入率は全体のおよそ4割近く。
がんの罹患者・がんによる死亡者が増えるにつれ、がん保険のニーズも高まっているようです。
年代・性別でがん保険の加入率は違う
がん保険への加入率を公益財団法人 生命保険文化センターの『2022(令和4)年度 生活保障に関する調査(77p)』をもとに年代・性別ごとにまとめました。
年代 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20代 | 12.3% | 18.6% |
30代 | 40.4% | 42.1% |
40代 | 43.2% | 44.9% |
50代 | 43.9% | 43.3% |
60代 | 40.5% | 31.9% |
男女で比べてみると、男性は50代・助成は40代が加入率トップとなりました。
特に40代のがん保険加入率は43.2%で、およそ2人に1人ががんに備え始めているようです。
これはがんの性別・年代別の罹患率も影響しているかもしれません。
がんの罹患率はいつから高くなる?
年代ごとに10年後のがん罹患率を調べました。
若年層は10年後にがんに罹る確率が男女ともに1%未満。
ですが、30代女性~40代は1.5%を超える確率でがんの罹患リスクがあるようです。
◆現年齢から10年後のがん罹患率
現在の年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
10歳 | 0.1% | 0.1% |
20歳 | 0.3% | 0.5% |
30歳 | 0.6% | 1.6% |
40歳 | 1.6% | 4.2% |
50歳 | 5.2% | 6.7% |
60歳 | 15.7% | 10.4% |
70歳 | 31.3% | 15.9% |
生涯※ | 66.0% | 50.4% |
※がん情報サービス/グラフデータベース/年齢階級別罹患率より抜粋
※生涯での罹患率は40歳時点での確率を記載しています。
男性は40代から、女性だと30代から罹患率が上昇傾向。
つまり、この罹患率の高くなるタイミングに合わせてがん保険に加入する方が多いのです。
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がん保険に加入する前の注意点
加入率の高くなる年代だからとがん保険への加入を焦ってはいけません。
加入前にがん保険の基本的な仕組みや注意点を知っておきましょう。
契約してから90日間の待ち期間を経てから保障が開始されるのが一般的です。
待ち期間経過後(責任開始日以降)の保険期間中に『はじめてがんと診断確定された』際に給付対象となります。
がん保険は扱う疾病の特性上、『特定の人(がんの疑いがある人など)』への給付金支払いを避け、他契約者との公平性を保つために待ち期間を設けているようです。
がん保険の”待ち期間(免責期間)”についてさらに知りたい方はこちらの記事もご一読ください!
✅がん保険の給付内容
主に『がん入院給付金』『がん手術給付金・がん放射線治療給付金』『がん診断給付金』『がん死亡給付(保険)金』『死亡給付(保険)金』などの保険金支給・給付がなされます。
❗高度障害状態になった時の扱いもチェックしておこう
がん保険加入者が高度障害状態になってしまった時の扱いは生命保険会社により違います。
主に下記、3パターンのうちいずれかとして扱われるようです。
①がん死亡給付金と同額のがん高度障害給付金を受け取り契約が消滅します。ただし、がん以外が原因で高度障害状態に該当したときは、死亡給付金と同額の高度障害給付金となります。
②保険料が払込免除となり契約が継続します。
③契約がそのまま継続します(保険料の払込みも継続します)。
引用:高度障害状態になった場合の取扱い
がん保険商品によってその際の細かな決まりが違うため、がんに備えて保険加入を検討するなら高度障害状態になった時に保険がどう扱われるのかまで含めてリサーチしておきましょう。
どう備えるか悩んだらファイナンシャルプランナーに相談してみましょう。
がん保険の告知内容は?
がん保険加入時には現状の健康状態や持病・過去の既往歴などを告知する必要があります。
契約にあたって契約者または被保険者は、過去の傷病歴(傷病名・治療期間等)、現在の健康状態、職業などについて、告知書や生命保険会社の指定した医師の質問に、事実をありのまま告げる義務(告知義務)があります。
引用:告知義務
生命保険は加入者が保険料を出し合い相互に保障し合う制度。
なので、はじめから健康状態が芳しくない人や危険度の高い職業に従事している人と、それ以外の人たちの公平性を保つため、契約に様々な条件を設け、加入したい人には告知義務を課しています。
がん保険の主な告知内容
がん保険では以下のような内容に告知義務が課せられる場合が多いです。
- 持病があるか
- 現在がんに罹っているか
- 過去にがんに罹患した経験があるか
- 現状の健康状態
- 過去の病歴・投薬歴
もし、告知項目に該当したら詳細な情報を伝えましょう。
▼告知義務違反があったらどうなる?
告知義務は主に健康状態・傷病歴・職業などに発生。
・事実と異なる告知をする
契約・特約が解除され保険金や給付金が受け取れなくなります。
また、保険契約の担当者が告知について以下のような指示をする例もあります。
・特定の告知をするよう指示した
しかし、指示に従って告知を控えたりすると加入自体はできても真実が発覚した際に告知義務違反として契約解除される可能性も。
告知内容について、もし担当者から指示があっても『事実を告げない』『虚偽の申告をする』ような形では契約しないようにしましょう。
他にも告知をする時に気を付けたい事項がいくつかあります。
傷病歴により契約時に特別な条件が付きそうな心配がある人は健康状態・過去の傷病歴に関する告知が不要な生命保険や、傷病歴があっても契約しやすい生命保険を選ぶのがおすすめです。
※特定部位不担保とは…
例えば…
3年前に胃かいようで入院したが、現在は完治しているという人に対して、特約は付けられるが、「胃」の病気で入院した場合は、入院給付金や手術給付金を契約時から一定期間内は支払わないというように、身体の一部分(部位)を特約の対象から外す(不担保にする)方法です。
引用:生命保険に関するQ&A
また、生命保険会社指定の嘱託医以外にした告知は義務を果たせていません。
つまり、営業職員や保険代理店の担当者、生命保険面接士などに健康状態や傷病歴を告知していても告知義務とは無関係となります。ご注意ください。
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がん保険の加入率は30代から上昇!リスクに合わせて備えよう!
今回はがん保険の加入率やいつから加入して備えるべきかなどを詳しく解説しました。
男女ともにがん保険で備え始めるのは30代からの人が多い傾向にあり、比べてみると、男性は50代・助成は40代が加入率トップとなりました。
加入前にがん保険の基本的な仕組みや注意点も含めてリサーチしておくと、加入後に後悔しにくいでしょう。
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