がん保険に先進医療特約は必要？先進医療の種類・治療費から見る先進医療特約の必要性

『先進医療特約は必要？』
『がん保険の特約でどこまで保障される？』

今回はがん保険の先進医療特約は必要か、がんに関する先進医療の種類・治療費などから特約の必要性を解説。

がん保険の先進医療特約について必要性や具体的な保障を知りたい方は必見です。

がん保険の先進医療特約は必要？

がんの治療に先進医療を用いた場合、先進医療特約を付加したがん保険に加入している人が正当な手続きを経ていれば、その治療は特約で保障される仕組みです。

そもそも先進医療とは

「先進医療に係る費用」は全額自己負担が原則。

先進医療を受けた時の費用は、次のように取り扱われ、患者は一般の保険診療の場合と比べて、「先進医療に係る費用」を多く負担することになります。
引用:先進医療について

1.「先進医療に係る費用」は、患者が全額自己負担することになります。「先進医療に係る費用」は、医療の種類や病院によって異なります。

2.「先進医療に係る費用」以外の、通常の治療と共通する部分（診察・検査・投薬・入院料等）の費用は、一般の保険診療と同様に扱われます。

つまり、一般保険診療と共通する部分は保険給付されるため、各健康保険制度における一部負担金を支払うこととなります。

先進医療は治療費の負担が大きく、がん罹患時も先進医療を頼る可能性があるため、『できれば先進医療特約も付加して備える』方が万全でしょう。

次は実際にがん治療に用いられている先進医療の種類と、それらをどこまでが特約で保障してくれるのかを見ていきましょう。

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先進医療の種類と治療費

令和5年8月1日時点で
• 第2項先進医療【先進医療A】27種類
• 第3項先進医療【先進医療B】54種類
計82種の治療法が先進医療と定められています。

【先進医療A】にはがんの治療や診断、子宮筋腫の核手術、家族性アルツハイマー病の遺伝子診断など、【先進医療B】には上皮性卵巣がん・早期乳がん・肺がんなど各種がんや心不全の治療などの先進医療が分類されているようです。

実際にかかる治療費の目安も一緒にまとめました。

がんの治療で利用されやすい先進医療

数ある先進医療の中でも『重粒子線治療』『陽子線治療』はがんの罹患に際して施術を案内されやすい治療です。

✅重粒子線治療について

平均費用

約3,140,000～3,500,000円

✅陽子線治療について

平均費用

約2,941,000円

先進医療は負担の無い治療もありますが、三割負担で数千円程度～全額自己負担で200万円を超える高額となる治療まで様々です。

”がん”はありとあらゆる場所に現れる可能性があり、誰でもなり得る病気であるため『いつ・どの先進医療が必要になるか』は見当がつきません。

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先進医療特約の必要性

高額な医療費になる可能性を考え特約を付加して備えるのは大事です。

先進医療の治療費と施術を受けた人がどれくらいいるのかから、先進医療特約の必要性を考えてみましょう。

先進医療の治療費は家計の打撃になり得る

厚生労働省の資料『令和4年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について』によると、先進医療の治療費平均は以下の通り。

ただし、先進医療は治療法によりかかる費用が大きく変化するため上記は目安でしかありません。

先進医療の実施件数は少なめ

医療費の高額さに対して、先進医療の実施回数は以下の件数で割合としては少なめです。

日本全体とすると1年間に先進医療を受けている人はそこまで多くないようです。

つまり『先進医療を利用する可能性は少ないけれど、高額な治療費が発生する場合があり得る』といえるでしょう。

現状の家計や既往歴などから先進医療特約を付加するか、まだ悩ましい方はファイナンシャルプランナーに相談してみるのもおすすめです！

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特約を付ける保険にも注意

先進医療特約は『医療保険』や『がん保険』に付加できます。

がん保険は”がん”に特化

がん保険はがんに特化した保険です。

そのため、契約内容にもよりますが『がんを罹患した際に利用した先進医療を保障する特約』となる場合もあります。

✅何に備えたいのかも考えてから特約を決めよう

『がんに備えたい』のか、『もしもの入院やケガ・治療費に備えたい』のかはあらかじめ考えて明確にしておきましょう。

がん保険は医療保険に比べ保障範囲が狭まります。

おすすめがん保険・医療保険

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先進医療特約の必要性は貯蓄額も含めて考えよう！

今回はがん保険の先進医療特約は必要か、がんに関する先進医療の種類・治療費などから特約の必要性を解説しました。

先進医療は負担の無い治療もありますが、三割負担で数千円程度～全額自己負担で200万円を超える高額となる治療まで様々です。

がんはありとあらゆる場所に現れる可能性があり、誰でもなり得る病気であるため『いつ・どの先進医療が必要になるか』は見当がつきません。

もしもの”がん”で高額な医療費が必要になる可能性に備えておきたい人は先進医療特約も付加しておこう！

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現状の家計や既往歴などから先進医療特約を付加するか、まだ悩ましい方はファイナンシャルプランナーに相談してみるのもおすすめです！

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