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猫エイズ(FIV)はペット保険で補償される?症状や感染対策法をチェック
ペット保険で猫エイズは補償される?
猫エイズでもペット保険に入れる?
猫エイズは猫を飼っている方には怖い病気ですが、ペット保険で補償されるのかを知っておきたいですよね。
今回は、ペット保険で猫エイズは補償されるのか、猫エイズとはどんな病気なのか、対策や注意点、ペット保険を選ぶ時のポイントなどを解説していきます。
この記事の監修者
-
有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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この記事の目次
愛猫の万が一に備えられるペット保険
ペット保険とは、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や手術費の一部を補填するための保険です。
ペットが病気やケガをしても、治療にかかる費用は基本的には飼い主が全額自己負担する必要があります。
ペット保険に加入していれば万一の際の経済的負担を軽減できるので、大切な家族のためにペット保険の加入を検討するのはおすすめです。
ペット 保険 |
日本ペット | SBIプリズム少短 |
---|---|---|
保険 対象 |
犬・猫
|
犬・猫・小動物・鳥類・爬虫類
|
猫の 保険料 (月額) |
【0歳~4歳】 ネクスト:800円 ライト:610円 ミニ:140円 ※50%補償・インターネット割引・免責額適用特約あり |
【バリュー】 0歳:3,880円 1歳:3,540円 2歳:3,160円 |
補償 割合 |
50%・70%・90% ※ミニプランは70%のみ |
100% ※入院・通院・手術の1日(1回)の上限金額および年間上限回数あり |
特徴 | 0歳~4歳まで保険料変動なしで満10歳まで加入可能 ネクストプランは歯科治療・パテラ・ガン・泌尿器疾患も補償※歯石取りは除く |
全国の動物病院が対象 休日診療費・時間外診療費も補償 スマホでいつでも保険金請求ができる |
見積 申込 |
||
B24-011(240717) | JACAP202400079 |
ペット保険で猫エイズは補償される?
『猫エイズ』とは猫がかかる感染症の一つで、根本的な治療方法がないとされる病気です。
ペット保険では、猫エイズに限らず重大な病気を発症している状態では治療費が高額になる可能性が高いため加入が難しいのが現状といえます。
また、ペット保険加入後に猫エイズの感染や発症がわかった場合でも、更新時に一部の病気やケガの治療費が補償されない等「条件付きの更新」になったり、更新が難しくなる保険も。
ペット保険の商品によって猫エイズでも無症状キャリアの状態であれば補償対象になるケースもあるので、加入前に条件などをしっかり確認しておきましょう。
猫エイズとはどんな病気?
猫エイズとは、「猫後天性免疫不全症候群」「猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)」と呼ばれるウイルス感染で起こる病気です。
FIVウイルスに感染した猫は免疫力が著しく低下するため、様々な病気を併発しやすくなり死亡のリスクが非常に高くなります。
FIVウイルスは1度感染すると完治はできませんが、強いウイルスではないため感染しても生涯無症状のまま過ごす猫もいるようです。
猫エイズに感染した時の症状
猫エイズ(FIV)に感染すると、体重減少・貧血・口内炎・発熱などが主な症状とされていますが、5つのステージによって症状が異なるためチェックしておきましょう。
時期 | 主な症状 |
---|---|
一時的なリンパの腫れ・発熱・食欲不振・下痢など | |
キャリア期 |
症状の出ない時期 特に症状はなく外見上は健康な状態 |
リンパ節症期 |
発症期に向かう時期 全身のリンパが腫れるなどの症状 |
症候群期 |
発症期 慢性の口内炎・歯肉炎・嘔吐・下痢・細菌性皮膚炎など免疫異常による症状 |
FIV末期 免疫力の低下で健康ならかからない病気にかかったり免疫不全による様々な症状が出る |
猫エイズは特定の症状がある病気ではなく、免疫力の低下によって様々な病気を併発しやすくなるため、上記の症状が出たからといって必ずしも猫エイズに感染したわけではありません。
猫エイズは人や犬にはうつらない
猫エイズ(FIV)は猫から人間や犬にはうつらないので、噛まれたり血液に触れても問題ありません。
FIVウイルスは一般的には猫同士でしか感染しないため、完全室内飼いしている猫の場合は野良猫と接触しなければ感染するリスクはほぼないでしょう。
猫エイズに感染しないための対策
猫エイズ(FIV)の感染を予防するには、『ワクチンの接種』と『完全室内飼い』が重要です。
ワクチン接種ではFIVウイルスの感染リスクを下げられますが、感染のリスクはゼロではないため、さらに感染リスクを下げるために完全室内飼いをして野良猫と接触しないようにしましょう。
多頭飼いでFIVキャリアの猫がいる場合は、他の猫との接触を避けるように別部屋で隔離するなどの対策が必要になるので、保護猫を引き取る際には事前に検査するのがおすすめです。
猫がペット保険に加入する時の注意点
✅ 保険更新時には審査がある
✅ 動物病院で推定年齢を確認しておく
✅ 補償対象外の費用もある
持病や病歴は事前申告が必要
ペット保険に加入するには、対象のペットの健康状態が良好である必要があります。
加入時には健康状態を告知しなければならず、重度の持病や既往歴がある場合は加入を断られるケースも少なくありません。
・生年月日
・体重
・ペットの種類
・ワクチンの接種状況
・過去にかかった病気やケガの有無
・現在治療中の病気やケガの有無
・他のペット保険への加入状況
・糖尿病
・慢性腎臓病
・椎間板ヘルニア
・悪性腫瘍
・甲状腺疾患
既往歴があっても病気やケガの再発の可能性が低いと判断されれば条件付きで加入できる保険もあるため、加入検討時には確認しておきましょう。
保険更新時には審査がある
ペット保険は1年ごとに更新が必要ですが、加入後にはそのまま終身継続が可能な商品が多いです。
しかし、中には一定年齢以上は更新できない場合や、保険加入中の病歴や保険金請求の有無に基づいた審査によって、更新時に保険料の増額や継続条件が追加されるケースも。
加入中に猫エイズに感染した場合は継続更新が難しくなったり、猫エイズに起因する症状は補償がされないなど継続条件が追加される可能性も高いです。
保険加入前に、補償対象の病気やケガ、更新時の条件などもしっかりと確認しておきましょう。
補償対象外の費用もある
ペット保険は病気やケガの際に動物病院でかかった費用を補償してくれますが、補償対象外の費用もあるので注意しましょう。
● 健康診断
● ワクチン接種
● 去勢・避妊手術
● 妊娠・出産
● ノミ・ダニ・フィラリア予防
● マイクロチップ装着
● 療養食・サプリメント
上記以外にもペット保険の商品によって補償対象外の項目は違うため、検討時にはしっかりと確認しておきましょう。
猫エイズはワクチンと完全室内飼いで予防しよう
猫エイズは猫同士でのみ感染する免疫不全を起こす病気ですが、完治する治療法がないためワクチン接種や完全室内飼いなどで予防・感染対策をするのが重要です。
猫エイズ(FIV)に感染し発症すると治療費が高額になりやすいため、ペット保険の加入が難しくなったり、加入中に発症しても継続更新ができなくなる可能性が高いため、感染しないような対策をしましょう。
大切な愛猫を守るためにも、日頃から食事量やトイレのチェックをしておき、様子がおかしいと感じたら早めに動物病院を受診してくださいね。