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猫の避妊手術の費用は?避妊手術の時期と流れやメリット・デメリットとは
猫の避妊手術の費用はどのくらい?
猫には避妊手術をした方がいいの?
猫を飼い始めると避妊・去勢手術をした方がいいの?と悩む人や、野良猫のTNR活動で避妊手術を考える人は少なくありませんよね。
今回は、猫の避妊手術にかかる費用、避妊手術の時期と流れ、避妊手術をするメリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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この記事の目次
猫の避妊手術にかかる費用
猫の避妊手術(卵巣子宮摘出)の費用は15,000円~30,000円で行なっている動物病院が多くなっています。
しかし、避妊手術には麻酔代や事前のレントゲン・血液検査費、術後の入院費や薬代が別途かかる場合もあるため、避妊手術を行う前に確認しておきましょう。
なお、オス猫の去勢手術の費用も10,000円~30,000円ほどとなっており、避妊手術同様に別途費用がかかる場合があります。
避妊手術に対して助成金を受けられる地域もある
住んでいる市区町村によっては、野良猫のTNR活動での避妊手術に対して助成金を受けられる場合があり、中には飼い猫であっても対象になる地域もあります。
助成金が受けられる場合でも、事前の申請や指定の動物病院での手術、年間で対象となる頭数が決まっているなど様々な条件があるため、事前にしっかりと調べておくのがおすすめです。
TNR活動とは、Trap(捕まえる)Neuter(手術する)Return(戻す)の頭文字をとった活動名で、地域猫などと呼ばれる野良猫が今以上に増えないように、捕獲機などで捕獲し避妊・去勢手術後に地域猫として元の場所に戻す活動です。手術時に片耳の先端を三角にカットした『さくら耳』はTNRされた猫の目印となります。
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ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、特定期間の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。
猫の避妊手術の時期と流れ
猫の避妊手術の時期は、一般的には初めて発情期を迎える前で、ある程度身体が成長している生後6ヵ月~8ヵ月頃が適切といわれています。
ただし、猫の体調や成長度合いには個体差があるため、実際の手術の時期はかかりつけの獣医師と相談して決めましょう。
中には生後4ヶ月などの早い時期で発情期を迎えてしまう場合もありますが、発情中は子宮の血流が増えたり免疫が下がってしまっているため、発情中・病気中の手術は避ける必要があります。
猫の避妊手術の流れ
② 手術前日
③ 手術当日
④ 術後の経過観察
①術前検査
避妊手術を受ける前には動物病院で手術内容の説明を受け、血液検査やレントゲンなどの術前検査を受けます。
全身麻酔には少ない確率ですがリスクもあるため、手術前に納得ができるまで説明を受けてから同意書へサインをしましょう。
②手術前日
手術では全身麻酔を使用するので、手術時間に合わせて猫の前日の食事は早めに終わらせて絶食状態にします。
手術時に胃の中に未消化物があると麻酔により力が抜けて嘔吐・誤嚥の可能性もあるため、必ず獣医師の指導に従いましょう。
③手術当日
手術当日に体調の変化など問題がなければ動物病院に猫を預け避妊手術を実施します。
全身麻酔をし、手術部位と周辺の毛を剃って消毒後、卵巣もしくは卵巣と子宮の両方を取り除く避妊手術を行い、縫合後は麻酔から目が覚めるのを待つだけです。
④術後の経過観察
猫が麻酔から目を覚ましたら入院室へ移動し、呼吸状態や心拍・体温などに異常がないかなどをチェックします。
補助なしで歩けるようになり、健康状態が良ければ術後3~4時間で自宅静養に移り、傷口を舐めないようにカラーをしたり処方された薬の投与をして安静に過ごさせましょう。
術後は10~14日ほどで抜糸をするのが一般的ですが、TNR活動などで抜糸が難しい猫の場合は、自然に溶けてなくなる糸で外側からは外せないような縫い方をして抜糸の必要がない方法もあります。
猫の避妊手術のメリット・デメリット
猫が避妊手術をするメリット
✅ 卵巣や子宮などの病気予防
✅ 発情期のストレスがなくなる
✅ 災害非難時に安全に猫を同行できる
✅予定にない妊娠を避けられる
飼い猫でオスとメスを区別なく多頭飼いしている場合や、地域の野良猫をこれ以上増やしたくない場合、避妊手術を行えば予定にない妊娠・出産を避けられます。
猫は1回に平均3~5匹の子猫を出産するため、経済的に育てられない・引き取り手がいないなどの問題が起こらないようにしましょう。
✅卵巣や子宮などの病気予防
避妊手術を行っていれば卵巣や子宮などの生殖器に関わる疾患を防げます。
また、メス猫の死因に多い乳腺ガンはホルモンバランスが関係しているため、避妊手術を行えば乳腺ガンのリスクの軽減可能です。
✅発情期のストレスがなくなる
猫の発情期はメスにしか起こらず、年に2~3回ほど発情期を迎えて高い声で鳴いたり、人や物に身体をこすりつける、落ち着きがなくなる、食欲がなくなるなどの症状がみられます。
発情期の発情行動や体調の変化が猫にとって大きなストレスになる場合もあるため、繁殖する予定がない場合は避妊手術をした方が良いでしょう。
✅災害非難時に安全に猫を同行できる
大きな災害で避難を余儀なくされた場合に、地域や自治体によっては避妊手術済の猫でないと同行避難ができないケースもあります。
避妊していない猫の同行避難が可能な場合でも、避難場所では予期せぬ事故などが不必要な繁殖に繋がってしまうため、万一に備えて避妊手術を行っておくとリスクを軽減できるでしょう。
猫が避妊手術をするデメリット
✅ 太りやすくなる
✅手術や麻酔を行うリスクがある
避妊手術自体は動物病院で日常的に行われている手術のため、難しい手術ではありません。
しかし、避妊手術には全身麻酔を使用するため、約0.1%程度とは言えリスクが全くないわけではないので、事前に獣医師からしっかりと説明を受け同意書にサインする必要があります。
✅太りやすくなる
個体差はありますが、避妊手術をすると猫のホルモンバランスが変わるため、代謝が落ちて太りやすくなる傾向にあります。
手術前と同じ食事量でも太ってしまう場合があるので、食事量やカロリーコントロールをしたり、避妊手術後の猫向けのフードなどで調整してあげましょう。
肥満状態になると関節炎や糖尿病のリスクも高まり、猫の健康には良くないため注意が必要です。
愛猫の万が一に備えられるペット保険
ペット保険とは、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や手術費の一部を補填するための保険です。
ペットが病気やケガをしても、治療にかかる費用は基本的には飼い主が全額自己負担する必要があります。
ペット保険に加入していれば万一の際の経済的負担を軽減できるので、大切な家族のためにペット保険の加入を検討するのはおすすめです。
ペット 保険 |
日本ペット | SBIプリズム少短 |
---|---|---|
保険 対象 |
犬・猫
|
犬・猫・小動物・鳥類・爬虫類
|
猫の 保険料 (月額) |
【0歳~4歳】 ネクスト:800円 ライト:610円 ミニ:140円 ※50%補償・インターネット割引・免責額適用特約あり |
【バリュー】 0歳:3,880円 1歳:3,540円 2歳:3,160円 |
補償 割合 |
50%・70%・90% ※ミニプランは70%のみ |
100% ※入院・通院・手術の1日(1回)の上限金額および年間上限回数あり |
特徴 | 0歳~4歳まで保険料変動なしで満10歳まで加入可能 ネクストプランは歯科治療・パテラ・ガン・泌尿器疾患も補償※歯石取りは除く |
全国の動物病院が対象 休日診療費・時間外診療費も補償 スマホでいつでも保険金請求ができる |
見積 申込 |
||
B24-011(240717) | JACAP202400079 |
猫がペット保険に加入する時の注意点
✅ 保険更新時には審査がある
✅ 動物病院で推定年齢を確認しておく
✅ 補償対象外の費用もある
持病や病歴は事前申告が必要
ペット保険に加入するには、対象のペットの健康状態が良好である必要があります。
加入時には健康状態を告知しなければならず、重度の持病や既往歴がある場合は加入を断られるケースも少なくありません。
・生年月日
・体重
・ペットの種類
・ワクチンの接種状況
・過去にかかった病気やケガの有無
・現在治療中の病気やケガの有無
・他のペット保険への加入状況
・糖尿病
・慢性腎臓病
・椎間板ヘルニア
・悪性腫瘍
・甲状腺疾患
既往歴があっても病気やケガの再発の可能性が低いと判断されれば条件付きで加入できる保険もあるため、加入検討時には確認しておきましょう。
保険更新時には審査がある
ペット保険は1年ごとに更新が必要ですが、加入後にはそのまま終身継続が可能な商品が多いです。
しかし、中には一定年齢以上は更新できない場合や、保険加入中の病歴や保険金請求の有無に基づいた審査によって、更新時に保険料の増額や継続条件が追加されるケースも。
加入中に猫エイズに感染した場合は継続更新が難しくなったり、猫エイズに起因する症状は補償がされないなど継続条件が追加される可能性も高いです。
保険加入前に、補償対象の病気やケガ、更新時の条件などもしっかりと確認しておきましょう。
補償対象外の費用もある
ペット保険は病気やケガの際に動物病院でかかった費用を補償してくれますが、補償対象外の費用もあるので注意しましょう。
● 健康診断
● ワクチン接種
● 去勢・避妊手術
● 妊娠・出産
● ノミ・ダニ・フィラリア予防
● マイクロチップ装着
● 療養食・サプリメント
上記以外にもペット保険の商品によって補償対象外の項目は違うため、検討時にはしっかりと確認しておきましょう。
猫の避妊手術の費用:まとめ
猫の避妊手術の費用は15,000円~30,000円とけして安くはありませんが、生殖器系の疾患を防げたり発情期のストレスをなくせるなどのメリットがあります。
野良猫のTNR活動で避妊手術を行う場合は、地域によっては助成金を受けられるケースもあるため、事前にしっかりと調べておくのがおすすめです。
ペット保険はペットの避妊・去勢手術は補償対象外となってしまいますが、愛猫の万一に備えられるペット保険へ加入する人も増えているため、一度検討してみてはいかがでしょうか。