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がんの転移・再発に備えられる保険はある?がんの既往歴があっても加入できる保険について解説
『がんの転移は保険で保障される?』
今回は保険の中でも再発や転移を保障する医療保険について、基本的な保障内容や告知項目などを解説します。
がんの再発・転移の備えたい方は必見です。
この記事の監修者
-
有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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この記事の目次
がんの再発率とその仕組み
がんの再発や転移は罹患したがんの種類やステージによって異なります。
そもそもなぜ再発・転移する?
「再発」とは
治療がうまくいったように見えても、手術で取りきれていなかった目に見えない小さながんが残っていて再び現れたり、薬物療法(抗がん剤治療)や放射線治療でいったん縮小したがんが再び大きくなったり、別の場所に同じがんが出現することをいいます。
引用:テキスト
治療をしたがんが近くで発見されたり、別の場所に『転移』している状態も『再発』とされるようです。
実際にどのくらい再発する?
実際に男女とも罹患率の高い『大腸がん』の再発率を比べてみました。
男性 | 女性 | |
罹患率 | 15.5% | 15.6% |
大腸がんの再発率 | ||
ステージⅠ | 5.7% | |
ステージⅡ | 15.0% | |
ステージⅢ | 31.8% |
ステージがあがると再発率もぐっと上がってしまうため、一度がんを罹患した経験のある方は再発・転移のために備えた方が安心でしょう。
がんの既往歴があると保険に入れない?
医療保険の多くは『既往歴』がある人の加入が難しいです。
再発や転移は既往歴があるからこそ備えたいと感じる方が多いでしょう。
一定の告知条件を果たす人であれば『引受基準緩和型医療保険』と呼ばれる保険へ加入できる可能性は高いです。
本当にどんな人でも加入できる?
一般的に引受基準緩和型医療保険と呼ばれるその商品は以下のような状況にある方でも加入できる商品です。
- 持病のある方
- 現在、薬を服用されている方
- 過去に大きな病気をされた方
告知項目も3つまでと少なく、主契約及び一部の特約についてはその告知のみで加入できる商品もあるのが魅力。
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では、その告知項目とはどんな内容なのかを更に解説していきます。
再発・転移に備える保険の告知項目は?
契約にあたって契約者または被保険者は、過去の傷病歴(傷病名・治療期間等)、現在の健康状態、職業などについて、告知書や生命保険会社の指定した医師の質問に、事実をありのまま告げる義務(告知義務)があります。
引用:告知義務
がんの再発・転移に備える保険の告知項目は以下のような内容が多いです。
告知内容の一例 | |
---|---|
1️⃣ | 過去5年以内にがん(上皮内新生物を除く)をした or 手術(レーザー・内視鏡・カテーテルを含む)を受けたことがあるか |
2️⃣ | 直近3か月以内に医師の診察または検査により入院した(人間ドックを除く) or 手術(レーザー・内視鏡・カテーテルを含む) を勧められたか |
3️⃣ | 過去2年以内に告知項目①以外の病気やケガで入院した(人間ドックを除く) or 手術(レーザー・内視鏡・カテーテルを含む) を受けたか |
※紹介した告知はあくまで一例です。
5年以内に以下の既往歴がなければOK
1つ目の告知内容でNGに該当するのは『5年以内に以下のような既往歴があった場合』です。
『がん』に含まれる既往歴(例示) |
---|
癌/肉腫/リンパ腫/白血病/多発性骨髄腫/骨髄異形成症候群/真性赤血球増加症(多血症)/本態性(出血性)血小板血症/カルチノイド など |
がんの他にも5年以内に以下に概要する既往歴があると加入は難しいです。
NGに該当する既往歴(例示) | |
---|---|
『肝疾患』 | 肝炎(肝炎ウイルス感染を含む)/肝硬変/肝機能障害/肝しゅよう/肝のう胞 など |
『精神疾患』 | うつ病/そううつ病/双極性障害/神経症/統合失調症/自律神経失調症 など |
『腎疾患』 | 腎炎/腎症/腎不全/腎機能障害/腎しゅよう/腎のう胞/のう胞腎/腎結石/腎盂結石 など |
ここに当てはまる病名が見当たらなかった方は、ひとまず加入できるのかLINE診断してみましょう!
直近3ヵ月以内の手術・入院でなければOK
2つ目の項目は、以前に既往歴による入院や手術の経験があっても、それが『直近3ヵ月以内』の治療でなければ『いいえ』と答えてOKです。
このように引受基準緩和型医療保険は既往歴・入院・手術の経験があっても『質問内容に該当しない』のであれば加入できる保険といえるでしょう。
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回答内容により更なる告知が必要な項目もある
3つ目の項目に関しては該当した場合に詳細な告知が必要となります。
加入できるかは詳細を伝えなければわかりませんが、更に告知したためにNGとはなりません。
がんの再発・転移に備えるのにおすすめの保険
ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、特定期間の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。
がんの再発・転移に備えられる保険はある!
今回は保険の中でも再発や転移を保障する医療保険について、基本的な保障内容や告知項目などを解説しました。
がんの既往歴があっても引受基準緩和型の保険商品であれば加入できる可能性が高いです。
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特に
- 持病のある方
- 現在、薬を服用されている方
- 過去に大きな病気をされた方
引受緩和型の保険では告知項目が少なく『5年以内に特定の既往歴がなければOK』などがんの再発・転移に備えたい人が加入しやすい条件となっています。
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また、引受緩和型の保険からどれを選べばいいか悩んだ方はファイナンシャルプランナーに相談してみるのもおすすめですよ。