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債務整理後もクレジットカードは使える?クレジットカードと債務整理に関する疑問を解説

債務整理後もクレジットカードは使える?クレジットカードと債務整理に関する疑問を解説

債務整理でクレジットカードはどうなる?
債務整理後も使えるカードはある?

債務整理を検討する上で、普段使っているクレジットカードがどうなるか気になる方も少なくありません。

本記事では債務整理に関するクレジットカードの疑問を徹底解説!債務整理後もクレジットカードを使いたい方、必見です。

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グッドカミング編集部
グッドカミング編集部
グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

債務整理するとクレジットカードは
どうなる?

債務整理は返済しきれない借金を「免除・減額・長期分割にして毎月の支払額を減らす」など整理する方法。クレジットカードのリボ払いやキャッシングも債務整理できます。

債務整理すると、カード会社は支払い能力がないのにこれ以上カードを利用されても困るため使えなくなります。

貯まっていたポイントはすべて失効するので、債務整理前に使い切りましょう。

債務整理の対象はキャッシングですが、ショッピング機能も利用できません
参考:法律相談ナビ/法ナビ債務整理/債務整理するとクレジットカードはどうなる?どうしても利用したい場合の4つの対処法も解説

付随するETCカード、家族カードも利用停止の対象となり、ブラックリストに掲載されます。

クレジットカードを債務整理する
デメリット

ブラックリストに載ると「金融事故を起こし、返済能力に問題がある」と認定された状態に。

ブラックリストに載ると・・・
ローンが組めない
クレジットカードが使えない
● 家族や友人の保証人になれない
● 引越し審査に通らない可能性あり

ローンが組めなくなるため、スマホ端末の分割払いもできません。

端末代を完済していても月々の利用料金をカード払いにしていると、停止されたまま気付かない間に滞納してしまうかもしれません。

債務整理の前にカードで何を支払っているか確認し、支払方法を振込や払込用紙に変更しておきましょう。

クレジットカードの債務整理を
相談できる事務所

債務整理は弁護士や司法書士など専門家への依頼が一般的で、初回相談無料のところが多いです。

いきなり相談はハードルが高いと感じる方は、無料でできる減額診断がおすすめ。

減額診断では、いくつか簡単な質問に答えるだけで「借金が減る可能性があるかどうか」がわかります。

※…慰謝料請求・債務整理・B型肝炎給付金請求・交通事故・立ち退き問題・敷金回収に関する相談は無料
※すべて税込表記
※1…減額報酬:減額できた債務の金額の11%/その他、印紙、切手、訴訟費用(原則実費のみ)、管理費等が発生/司法書士法に則り、契約時には契約書の報酬内訳書にて説明
※2…残債務のない債権の調査、過払い請求は着手金を免除/着手金は内容により費用が異なります/減額報酬は減額の10%/過払い返還報酬 20%(任意の場合/訴訟の場合は25%)/送金管理費として1社につき月1,000円/回
※3…着手金は内容により費用が異なります/減額報酬は減額の11%/和解成立時、解決報酬として1社につき22,000円/過払い返還報酬 22%(任意の場合/訴訟の場合は27.5%)/送金管理費として1社につき月1,000円/回/通信費として1社につき2,200円

※5…報酬金22,000円(1社あたり)/減額報酬11%/実費5,500円(1社あたり)
※6…自己破産、個人再生は要来社/報酬金 ¥22,000/減額報酬 11%/過払報酬22%(訴訟の場合27.5%)/その他諸費用 ¥5,500
※7…ただし、残債務のない債権の調査、過払い請求は着手金無料/解決報酬金1社あたり22,000円/減額報酬金として、減額した金額の10%相当額/過払金返還報酬金 返還額の20%〜

債務整理しても使えるカードは

任意整理であればカード会社を対象から外せるためそのまま利用できます。

しかし、更新のタイミングでブラックリスト入りが確認されると利用停止になるおそれが。

債務整理しても使える現金以外の決済方法を用意しておくと安心でしょう。

現金や口座からチャージするタイプのキャッシュレス決済であれば債務整理のあとでも利用できます。
債務整理しても使えるカード

デビットカード

口座から直接引き落とされるデビットカードは信用情報が関係ないため、ブラックリストに入っていても利用できます。

一括払いのみで、公共料金や高速道路の料金には利用できません。

家族カード

家族が主契約者となった家族カードであれば新規発行もできます。

債務整理したカード会社は審査に影響が出るかもしれないので違う会社にしておきましょう。

ETCパーソナルカード

ETCパーソナルカードは有料道路にだけ使えるカードで、口座からの引き落としになります。

仕事で車を使う方、ETCだけは利用したい方におすすめ。

買い物の支払いなどには利用できません。

クレジットカードの借金におすすめの
債務整理

債務整理

クレジットカードでの借金がない、もしくはクレジットカードを複数枚持っているなら任意整理がおすすめ。

任意整理 ・今後支払う利息をカット
・返済期間を伸ばし毎月の支払額を減らす
・手続きする債権者を選べる
自己破産 ・借金の支払い義務がなくなる
個人再生 ・借金を大幅に減額し、残りを原則3年~5年で返済
・家を手放さずに済む

整理する対象を選べる・債務整理の中で一番かんたんで時間がかからないのが理由です。

専門家への相談が一般的ですが、いきなり相談はハードルが高いと感じる方は無料の減額診断を行ってみましょう。

債務整理のあとクレジットカードを
作るには

債務整理を行うと、完済してから5~7年はクレジットカードを作れません。

理由は信用情報機関に金融事故を起こした「返済能力に問題がある」人物として掲載されているため。

新規で自分名義のクレジットカードを作りたければ、数年待つ必要があります。

債務整理後にクレジットカードを作るなら

使ったことのないカード会社に
申し込む

一度債務整理をしたカード会社では、ブラックリストからは情報が消えても審査に通らないと思っておいた方がいいでしょう。

そのため、一度も取引をしていないカード会社に申し込むのがおすすめです。

複数同時に申し込みをしない

複数同時に申し込み、他社で審査落ちした記録が残っていれば他のカードでも審査に通りにくくなります。

複数枚必要になったとしても、債務整理のあとは慎重に1社ずつ確実に審査を通しましょう。

限度額の低いカードに申し込む

クレジットカードの審査には支払い能力を判断されるため、一般的に限度額の低いカードのほうが審査には通りやすいとされています。

審査に落ちたら最低半年あける

半年あけるのは、信用情報機関に審査に落ちた記録が半年間保存されるからです。

審査に落ちたら最低半年以上たってから違う会社で申し込んでみましょう。

債務整理後の信用情報を残す

もし1枚クレジットカードを作れたら、滞納をせずきちんと毎月の支払をするとプラスの信用情報が記録として残ります。

「きちんと支払い能力がある」証拠となり、その後は審査に通りやすくなるでしょう。

債務整理とクレジットカードの疑問まとめ

債務整理とクレジットカードに関する疑問を解説しました。

債務整理とクレジットカードの疑問まとめ
✅ 債務整理するとクレジットカードは使えなくなる
✅ デビッドカードなど現金以外の決済方法を用意しておくと安心
✅ クレジットカードを止めたくないなら任意整理がおすすめ※ただし更新時に使えなくなる可能性あり
✅ 債務整理のあとは完済してから5~7年新しいカードが作れない

債務整理は借金返済に困った人のための国の救済措置ですが、その分デメリットもあります。

一人での解決が難しいと感じたら、無理せず専門家に相談しましょう。

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