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海外旅行保険は必要?海外旅行保険が必要な理由・不必要な人と加入しないリスク

「海外旅行保険には加入が必要?」
「海外旅行保険が必要な理由は?」
「海外旅行保険が不必要な人はいる?」
海外旅行を計画していても、リスクに備えて海外旅行保険が必要か分からず迷っている人は少なくありません。
海外旅行保険は、短期の旅行や既存の保険で補償が十分な人を除けば必要性が高いため、安心して旅行を楽しみたいなら必要です。
今回は、海外旅行保険の仕組みと補償内容、海外旅行保険が必要な理由と不必要な人、加入しないリスクと選び方を詳しく解説します。

この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
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この記事の目次
海外旅行保険は必要?仕組みと補償

海外旅行保険の概要と役割
海外旅行保険とは、渡航先で起こりうる病気・ケガ・盗難・事故などのトラブルに備える保険です。
海外では日本の健康保険が使えないため、現地の医療機関で診療等を受けた場合、医療費の全額を自己負担で支払わなければなりません。
申請により一部医療費の払い戻しを受けられる「海外療養費制度」も利用できますが、日本と海外での医療体制や治療方法は異なります。
海外で支払った総額から自己負担相当額を差し引いた額よりも支給金額が大幅に少なくなる人も多数。
損害をカバーするためにも海外旅行保険は必要と言えるでしょう。
海外旅行保険の補償内容と適用範囲
各保険会社が提供するサービス内容に違いはありますが、海外旅行保険の補償内容は概ね下記の通りです。
・診療費、入院費、緊急移送費
・治療に必要な交通費や通訳雇入費用
・入院後、通常の旅程への復帰or帰国する交通費
・救援者(家族等)の渡航、宿泊費用
・盗難や偶然の事故の携行品損害の金銭補償
・他人にケガをさせた/モノを壊した損害賠償金
どの範囲まで補償が適用されるかは保険会社とプラン内容で異なるため、自分の旅行スタイルに合った内容か確認しましょう。
想定されるリスクを洗い出し、必要な補償を見極め海外旅行保険に加入するのが賢明です。

海外旅行保険とクレカ付帯保険の違い
多くのクレジットカードでは、海外旅行保険が利用付帯(旅費をカードで支払うと保険が有効になる)されています。
ただし、補償金額が限られていたり、医療費補償や携行品損害の上限が低いか、対象外のクレカも。
クレジットカード付帯保険は「最低限の補償」であり、損害を十分にカバーしきれません。
本格的な補償を重視する旅行者には、任意加入の海外旅行保険が必要です。
海外旅行保険が必要な理由

海外旅行保険は高額医療に必要
アメリカやカナダ、オーストラリアなどは医療費が非常に高く、軽いケガや数日の入院でも数十万円以上を請求されかねません。
例えばアメリカでは救急車は有料で、一般の初診料は2~4万円程度、3日間の入院で200万円以上の治療費がかかった事例もあります。
健康に自信があっても、日本と違う海外の環境でのストレスや疲労での病気、列車やバスでの交通事故も想定できるでしょう。
海外旅行保険に加入せずに多額の損害を被った日本人旅行者は数多くいるため、高額医療国への旅行時には特に海外旅行保険は必要です。
海外旅行保険は治安が悪い国に必要
治安が不安定なエリアや、スリやひったくりなどの被害が多発している国では、携行品の盗難リスクが高まります。
スマートフォンやカメラ、現金などを持ち歩く機会が多くなる分、盗難補償のある保険があると安心。
海外では文化や交通ルールの違いによる思わぬトラブルも発生しやすく、賠償責任が問われる事象も少なくありません。
万が一に備える意味でも、治安がよくない国での海外旅行保険は必要性が高いです。
海外旅行保険は長期や周遊に必要
1週間以上の長期旅行や、複数の国を周遊するスケジュールでは、滞在日数が延びるぶんトラブルの遭遇リスクも拡大。
フライト遅延や荷物の紛失、体調不良などの問題は、旅の期間が長いほど起こりやすいです。
国ごとに医療事情や治安も異なり、どこで何が起きるか予測が難しいため、包括的な補償が用意された保険が必要になります。

海外旅行保険が不必要な人

クレカで十分なら海外旅行保険は不要
海外旅行保険が自動的に付帯されているクレジットカードもあります。
特にゴールドカードでは、医療費や携行品損害、賠償責任など基本的な補償が充実しているクレカも多いです。
補償範囲や適用条件が十分なら海外旅行保険は不必要で、保険料を節約して備えが可能。
持っているカードの補償金額や適用条件を事前に確認し、補償が十分なら海外旅行保険に別途加入する必要はありません。
低リスクなら海外旅行保険は不要
アクティビティや遠方移動の予定がない国内に近い海外への数日間の旅行なら、海外旅行保険に加入しなくても大きな支障は出にくいです。
韓国や台湾など医療インフラが整っている国への短期旅行や、滞在先が交通の便が良い都市部だと、トラブル発生の確率も低下。
旅行の内容と渡航先のリスクを踏まえて、海外旅行保険を不必要とする選択肢もあります。
既存の保険で海外旅行保険は不要
会社の福利厚生で海外旅行保険に加入済みだったり、民間の医療保険が渡航先にも適用される設計になっているなら、重複して加入する必要はありません。
海外旅行保険には「家族特約」や「被保険者の配偶者・子の自動補償」が含まれている契約も存在します。
家族が保険に加入している人は、無駄な支出を避けるためにも一度確認して不必要かどうかを判断しましょう。
必要な海外旅行保険に加入しないリスク

海外ではロストバゲージが常態化
海外旅行中、預けた荷物が目的地に届かない「ロストバゲージ」や、スーツケースの破損・紛失のトラブルは頻繁に発生し得ます。
再購入が必要になった衣類や日用品、乗り継ぎ先での待機費用など、想定外の出費は思った以上に大きな負担に。
航空会社による補償は限られているため、海外旅行保険に入っていないとすべて自費で対応しなければなりません。
現地サポートに海外旅行保険は必要
慣れない土地での体調不良やトラブル対応は、言語や文化の壁もあり非常にストレスが大きいです。
海外旅行保険に未加入だと、病院探しから費用の立て替え、現地スタッフとの交渉まで、すべて自分での対応。
現地病院の手配・通訳サービス・緊急連絡など、24時間体制のサポートが含まれている海外旅行保険もあります。
旅行中のイレギュラーな状況に万全な対策をしておくためにも、海外旅行保険は必要と言えるでしょう。

必要な海外旅行保険の選び方

海外旅行保険は保険のプロに相談
保険代理店では、保険のプロに無料で海外旅行保険の相談ができるため、保険に慣れていない人でも安心して手続き可能です。
グッドカミングではオンラインで保険相談に対応しているため、わざわざ店舗に訪れる必要もありません。
LINEに友だち登録して必要事項を送るだけで、あなたの旅行にぴったりのプランを考え最適な選択肢をご提案します。
海外旅行保険はネット完結も
最近では、スマートフォンやパソコンから数分で申し込めるオンライン保険が主流になりつつあります。
保険料の試算や補償内容の比較も自分で簡単にできるため、忙しい人や急な予定変更にも柔軟に対応可能。
思い立ったときにすぐ手続きできるため、海外旅行保険に入るべきと判断したらさっそく加入を進めましょう。

不要な人もいるが海外旅行保険は必要

海外旅行保険は、渡航先で起こりうる様々なトラブルに備える保険です。
クレカの付帯や既存の保険で十分な補償がある人を除いて、海外旅行を計画しているなら基本的に必要だと言えます。
補償内容を手厚くすれば保険料も上がるため、カバーしたいリスクとのバランスを見ながら最適なプランを選びましょう。
