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高齢の猫がかかりやすい病気と症状とは?健康状態のチェック方法と予防策!

高齢の猫がかかりやすい病気と症状とは?健康状態のチェック方法と予防策!

猫が高齢になるとかかりやすい病気は?
高齢の猫の病気を予防する方法は?

猫は8歳以上になるとシニアの年齢となり、高齢になるにつれて病気のリスクも上がるため、できるだけ予防をしておきたいですよね。

今回は、高齢の猫がかかりやすい病気高齢猫の健康状態のチェック方法や病気を予防するポイントなどを解説していきます。

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

高齢の猫がかかりやすい病気

猫は年齢を重ねると身体の機能が衰え、特に消化器系や腎臓の働きが低下して免疫力も弱まります

猫は8歳以上になると「シニア猫」として扱われるため、病気の兆候を見逃さないように日常的に猫の様子をチェックしておくのがおすすめです。

高齢の猫がかかりやすい病気

慢性腎臓病

腎臓は血液の中の老廃物を尿にして体外へ排出する役割がありますが、慢性腎臓病になると浄化機能が弱まり老廃物が体内に溜まってしまいます

慢性腎臓病とみられる症状
● 多飲・多尿
● おしっこの色が薄い
● 元気がない
● 体重が減っている
● 便秘・下痢・嘔吐がある
● 口臭がある
● 毛にツヤがなくなった

初期段階では、水を多く飲む、尿の回数が増える、体重が減るなどの変化が起こりますが、重症化すると吐き気がみられ死に至る危険もあるため注意が必要です。

猫の様子がいつもと違うと感じたら、早めに動物病院を受診しましょう。

腫瘍

腫瘍には良性と悪性があり、良性腫瘍の場合は進行が遅く転移も少ないため早期治療で完治するケースもありますが、悪性腫瘍は進行が早く様々な部位に転移してしまうため治療が難しくなります。

リンパ腫は白血球の一種であるリンパ球が腫瘍化してしまう病気で、身体のどこにできるかによって症状も様々です。

また、乳腺にできる悪性腫瘍である乳がんは避妊手術をしていない猫の発症率が高いため、生後6ヵ月を超えたらできるだけ早めに避妊手術をしておく方が良いでしょう。

甲状腺機能亢進症

甲状腺は気管の近くにあり新陳代謝を促す甲状腺ホルモンを分泌する役割があります。

猫が高齢になると、甲状腺の肥大化やがんにより甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるなどの異常が起き、猫の身体に大きな負担がかかります。

甲状腺機能亢進症とみられる症状
● イライラして攻撃的になった
● ご飯を食べているのに痩せていく
● 毛がバサバサでツヤがなくなった
● 目がギラついている
● 吠えるような鳴き方をする

ただ元気なだけだと思われ発見が遅れやすい病気ですが、新陳代謝が過剰に促され体の負担が大きくなると心臓病になる可能性もあるため、気になる点があれば早めに獣医師に相談しましょう。

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高齢の猫の健康状態をチェック

急激な体重の減少には注意

猫は11歳頃から体重が減少する傾向がありますが、急な体重の減少がある場合は健康上に問題がある可能性があるため注意が必要です。

目安としては、短期間で5%以上の体重減少がある場合は早めに動物病院で検査をしましょう。※1

猫-体重増減チェック

糖尿病、甲状腺機能亢進症、腎臓病、がんなどの病気では体重減少がみられるため、日頃から猫の身体を触ったり体重を測ったりしてチェックしておくのがおすすめです。

行動の変化からわかる健康状態のサイン

元気に動き回っていた猫が突然静かになったり、逆に落ち着きがなくなる、食事量や睡眠時間などの変化があると身体に異常が起きている場合があります。※1

高齢猫の病気チェック

猫は12歳以上になると、関節の軟骨が劣化して炎症を引き起こし痛みや運動障害を引き起こしてしまう「変形性関節症」にかかる確率が上がります。※1

猫-変形性関節疾患チェック

変形性関節症になるとジャンプや高い所から飛び降りるなどの動作が難しくなったり、痛みで爪とぎをしなくなる場合も。

爪が伸びすぎている場合は、変形性関節症や甲状腺機能亢進症も疑われるため、定期的に爪のチェックをしておきましょう。

腎臓病や甲状腺の疾患では、一日中うずくまって動かない、食事に興味を示さないなどの行動が最初に現れるケースも多いです。

また、脱水症状が出ている時も同じような行動を取る場合があるため、猫の様子がいつもと違う際は早めに動物病院を受診しましょう

トイレ習慣の変化もチェック

             
おしっこの量が増えている、または減っている場合は腎臓や泌尿器系の疾患を発症している可能性があります。

また、便秘や下痢が続く場合も消化器系の異常が起きている可能性があるため、日頃からトイレのチェックをしっかりとし異変を察知できるようにしておきましょう。

高齢の猫の病気を予防するポイント

定期的に健康診断を受ける

高齢の猫の病気の兆候を見逃さないためには、定期的な健康診断が重要となります。

血液検査や尿検査を定期的に受けていれば、数値の変化から猫の健康状態を知れるため、猫が高齢になると年2回の健康診断を受けておくと安心です。

栄養バランスとサプリメントの活用

高齢の猫には、腎臓や心臓への負担を減らすためにも、低タンパク質や低リン食など年齢に適した栄養バランスのフードを与えるのがおすすめです。

また、免疫力を高めるサプリメントや、関節を保護する栄養素を含む製品を活用しても良いでしょう。

健康診断時などに気になる点があれば、獣医師と相談して猫にあった栄養プランを実践してください。

ストレスを減らす生活環境の整備

猫が安心して過ごせる寝床や隠れ家を用意して、静かでリラックスできる環境を整え、できる限りストレスを軽減してあげましょう。

さらに、適度な遊びやスキンシップを取り入れると心身の健康を維持しやすくなります。

猫が高齢になってからでも入れるペット保険

ペット保険とは、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や手術費の一部を補填するための保険です。

ペットが病気やケガをしても、治療にかかる費用は基本的には飼い主が全額自己負担する必要があります。

猫のシニア期は8歳以上からと言われており、ペット保険では7歳11か月までなら加入できる商品が多いですが、中には10歳や12歳でも加入できるペット保険もあります。

ペット保険への加入を検討する際は、猫の年齢が加入上限年齢を超える前に余裕を持ってしておきましょう。

ペット
保険
日本ペット SBIプリズム少短
日本ペット-バナー-猫向け SBIプリズムペット-保険-犬猫バナー四角
保険
対象
犬・猫
犬・猫・小動物・鳥類・爬虫類
猫の
保険料
(月額)
【0歳~4歳】
ネクスト:800円
ライト:610円
ミニ:140円
※50%補償・インターネット割引・免責額適用特約あり
【バリュー】
0歳:3,880円
1歳:3,540円
2歳:3,160円
補償
割合
50%・70%・90%
※ミニプランは70%のみ
100%
※入院・通院・手術の1日(1回)の上限金額および年間上限回数あり
特徴 0歳~4歳まで保険料変動なし満10歳まで加入可能
ネクストプランは歯科治療・パテラ・ガン・泌尿器疾患も補償※歯石取りは除く
全国の動物病院が対象
休日診療費・時間外診療費も補償
スマホでいつでも保険金請求ができる
見積
申込
B24-011(240717) JACAP202400079

高齢の猫のペット保険を選ぶポイント

高齢の猫のペット保険を選ぶポイント

①通院・入院・手術などの補償内容

ペット保険は商品ごとに補償対象の内容が決まっており、中には入院・手術のみが対象で通院は補償対象に含まれていない商品もあります

持病がなく日頃の通院が大きな負担にはならない場合は、入院・手術のみが補償される保険でも良いでしょう。

しかし、高齢になって定期的な通院が必要になる場合は通院も補償される保険を選ぶのがおすすめです。

②補償割合や限度額・回数

ペット保険には50%・70%・90%・100%など様々な補償割合があり、それぞれ支払う保険料も違います

また、1日や年間での補償額や保険金請求できる回数の上限が決まっている商品もあるので、総合的に考えて必要な補償が受けられるプランを選びましょう。

③免責金額の有無

ペット保険によっては、免責金額(保険会社が保険金を支払う場合に自己負担する金額)が設定されている商品もあります。

例えば、免責金額が5,000円に設定されている場合、診療費が5,000円以下の時は全て自己負担10,000円だった時は5,000円が保険金として受け取れる仕組みです。

免責金額は診療費が高額の時のみ保険金を受け取れますが、その分保険料の負担を軽減できるのがメリットとなります。

④保険料は無理なく払えるか

ペット保険は補償割合や補償内容によって保険料が変わりますが、多くのペット保険は1年ごとの掛け捨てです。

ペットが高齢になるほど病気やケガのリスクが上がるため保険料も高くなります

月払いよりも年払いの方が保険料が安くなったり、あまり病気がちでなければ手ごろな保険料で入院・手術のみ補償が手厚いペット保険で万一に備えるのもおすすめです。

⑤保険金の請求方法

ペット保険の請求方法は、郵送・アプリ・LINEなど様々な方法がありますが、中には窓口で精算してくれる保険もあります

精算方法 概要
窓口精算 保険会社が発行する保険証を動物病院の窓口で提示すると、支払い額が自己負担額のみで済む精算方法
後日精算 動物病院の窓口で治療費全額を支払った後に、保険会社へ保険金を請求する精算方法

アプリやLINEで請求できる場合は診療明細などの写真をアップロード後に審査があり、審査に通れば後日精算された保険金が振り込まれる仕組みです。

窓口精算は動物病院の窓口で精算してくれるので自己負担額のみの支払いで済むため、突然高額の診療費が発生した時でも対応しやすくなります。

ただし、窓口精算は保険会社と提携している動物病院のみ対応となるため、提携外の病院を受診した場合は保険会社に後日精算の手続きを行う必要があるので注意しましょう。

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高齢の猫がペット保険に加入する時の注意点

高齢の猫のペット保険加入時の注意点
✅ 持病や病歴は事前申告が必要
✅ 保険更新時には審査がある
✅ 動物病院で推定年齢を確認しておく
✅ 補償対象外の費用もある

持病や病歴は事前申告が必要

ペット保険に加入するには、対象のペットの健康状態が良好である必要があります。

加入時には健康状態を告知しなければならず、重度の持病や既往歴がある場合は加入を断られるケースも少なくありません。

【告知内容例】
・生年月日
・体重
・ペットの種類
・ワクチンの接種状況
・過去にかかった病気やケガの有無
・現在治療中の病気やケガの有無
・他のペット保険への加入状況

【加入を断られる可能性がある病気の一例】
・糖尿病
・慢性腎臓病
・椎間板ヘルニア
・悪性腫瘍
・甲状腺疾患

既往歴があっても病気やケガの再発の可能性が低いと判断されれば条件付きで加入できる保険もあるため、加入検討時には確認しておきましょう。

保険更新時には審査がある

ペット保険は1年ごとに更新が必要ですが、加入後にはそのまま終身継続が可能な商品が多いです。

しかし、中には一定年齢以上は更新できない場合や、保険加入中の病歴や保険金請求の有無に基づいた審査によって、更新時に保険料の増額や継続条件が追加されるケースも。

保険加入前に、補償対象の病気やケガ、更新時の条件などもしっかりと確認しておきましょう。

動物病院で推定年齢を確認しておく

ペット保険ではペットの年齢を基準に保険料が決まるため、加入時にはペットの生年月日を申告する必要があります。

元野良猫などの場合は正確な年齢がわからないケースが多いですが、動物病院で推定年齢を確認してもらいましょう。

月日は『お家にお迎えした日』を誕生日として設定するケースが多く、推定年齢から逆算した生年月日でペット保険の加入は可能です。

補償対象外の費用もある

ペット保険は病気やケガの際に動物病院でかかった費用を補償してくれますが、補償対象外の費用もあるので注意しましょう。

【ペット保険の補償対象外の費用】
● 健康診断
● ワクチン接種
● 去勢・避妊手術
● 妊娠・出産
● ノミ・ダニ・フィラリア予防
● マイクロチップ装着
● 療養食・サプリメント

上記以外にもペット保険の商品によって補償対象外の項目は違うため、検討時にはしっかりと確認しておきましょう。

グッドカミング公式LINEに登録すると、無料でペット保険の相談ができます。

高齢の猫がかかりやすい病気:まとめ

高齢の猫は、腎臓病や甲状腺機能亢進症など様々な病気にかかるリスクが上がるため、日々の健康チェックが重要です。

急な体重の減少がないか、尿や便に変化がないか、ご飯はしっかり食べているかなど、猫の様子に変化がないかをチェックしておきましょう。

また、猫の健康状態を把握するためにも、猫が高齢になったら年2回の定期的な健康診断に行っておくと、病気の早期発見にも繋がるため安心です。

高齢になる前にペット保険に加入しておくと、万一病気になった際の医療負担を軽減できるので、猫ができるだけ若いうちに加入を検討しておきましょう。

(※1 参照:ハグニャン#HugQ/図解! 変化で理解する高齢猫の特徴と病気のサイン)