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個人再生と任意整理の違いは?債務整理の選び方や専門家への相談方法を徹底解説

個人再生と任意整理の違いは?債務整理の選び方や専門家への相談方法を徹底解説

任意整理と個人再生どちらにすべき?
それぞれのメリットデメリットを知りたい

債務整理したいけど、手続きの違いや自分に合った方法が分からない方も少なくありません。

本記事では任意整理と個人再生の特徴や選ぶ目安、専門家への相談方法まで詳しく解説。

誰にも相談できず悩んでいる方、必見です!

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グッドカミング編集部
グッドカミング編集部
グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

個人再生と任意整理の違い

まずは個人再生と任意整理の特徴や違いを見てみましょう。

任意整理とは?

任意整理は裁判所を通さずに債権者と交渉し、将来利息のカットや返済スケジュールを見直す手続きです。

任意整理した後は原則3年~5年かけて、借金の元本を返済していきます。

メリット
  • ・裁判所を通さないため周囲にバレにくい
  • ・整理する対象を選べる
  • ・今後支払う利息をカットできる
  • ・返済期間を伸ばして毎月の返済の負担軽減
デメリット
  • ・借金の元本は減らない
  • ・ブラックリストに載る
  • ・債権者の合意が必要
任意整理が向いてる人
✅ 借金の元本だけなら原則3~5年で返せる
✅ 一定の安定した収入がある
✅ 債権者を選んで整理し、保証人に迷惑をかけたくない

個人再生とは?

個人再生は裁判所を通じて借金を大幅に減額、残りを原則3~5年で返済する手続きです。「住宅ローン特則」を利用すれば持ち家に住み続けられます。

メリット
  • ・借金の元本を大幅に減らせる
  • ・住宅ローンを整理対象外にできる
デメリット
  • ・手続きにまとまった費用が必要(40万円~)
  • ・すべての借金が整理対象になる
  • ・ブラックリストに載る
  • ・裁判所を通すため手続きが複雑で任意整理より時間がかかる

※個人再生では借金を大幅に減額できますが、最低弁済基準により「最低でも100万円」の返済義務があります。

個人再生が向いてる人
✅ 借金が多い(目安:500万円以上)
✅ 元本が減らなければ完済が難しい
✅ 任意整理での解決が難しい

個人再生と任意整理を借金の額で選ぶ基準

あくまで目安です。詳しくは専門家に相談の上、ご自身に合った手続き方法を選んでください。

借金が100万~300万円

将来利息をカットし毎月の返済額を減らせば完済できるなら、任意整理が向いています。

借金が300万~500万円

任意整理での対応が難しいなら個人再生を検討しましょう。元本の減額が必要であれば個人再生が適しています。

借金が500万円以上

個人再生が最適といえます。大幅な元本減額により、確実な返済計画を立てられる可能性が高いです。

個人再生と任意整理での専門家の選び方

債務整理は認定司法書士もしくは弁護士に依頼できますが、司法書士には制限があります。

【司法書士が対応できること】
・1社あたりの借金が140万円以下の依頼
・個人再生、自己破産は書類作成のサポートのみ

弁護士は法律の専門家のため、任意整理・個人再生・自己破産すべてに対応できます。

1社あたりの借入が140万円以下で任意整理をするなら司法書士でも対応可、それ以外は弁護士へ依頼するのが無難でしょう。

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※1…着手金は内容により費用が異なります/減額報酬は減額の11%/和解成立時、解決報酬として1社につき22,000円/過払い返還報酬 22%(任意の場合/訴訟の場合は27.5%)/送金管理費として1社につき月1,000円/回/通信費として1社につき2,200円
※2…報酬金22,000円(1社あたり)/減額報酬11%/実費5,500円(1社あたり)
※3…自己破産、個人再生は要来社/報酬金 ¥22,000/減額報酬 11%/過払報酬22%(訴訟の場合27.5%)/その他諸費用 ¥5,500
※4…ただし、残債務のない債権の調査、過払い請求は着手金無料/解決報酬金1社あたり22,000円/減額報酬金として、減額した金額の10%相当額/過払金返還報酬金 返還額の20%〜

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※1…減額報酬:減額できた債務の金額の11%/その他、印紙、切手、訴訟費用(原則実費のみ)、管理費等が発生/司法書士法に則り、契約時には契約書の報酬内訳書にて説明/税込価格
※2…残債務のない債権の調査、過払い請求は着手金を免除/着手金は内容により費用が異なります/減額報酬は減額の10%/過払い返還報酬 20%(任意の場合/訴訟の場合は25%)/送金管理費として1社につき月1,000円/回

任意整理や個人再生を相談する方法

1人での解決が難しい借金問題は、専門家への相談が不可欠です。

多くの法律事務所が無料相談を実施しており、事務所によっては費用の分割払いにも対応しています。

相談時に準備しておくといいもの

  • 借金の総額、借入先の情報
  • 収入や支出、資産の状況
  • 返済状況や滞納の有無

相談先の選び方

  • 任意整理 → 司法書士に相談し、対応できなければ弁護士
  • 個人再生や自己破産 → 弁護士への相談が確実

少額の借入で任意整理を検討しているなら、司法書士のほうが費用を抑えられる可能性があります。

相談時には適切な債務整理ができるよう隠し事はせず、正直に借金の内容などを伝えましょう。

男性に相談しづらい方は、女性専用窓口を設けている事務所がおすすめです。

【まとめ】個人再生と任意整理、迷ったら専門家に相談を!

借金問題をスムーズに解決するには、専門家への相談が有力です。

迷ったら、借金の額を目安にしてみましょう。

  • 100万~300万円程度 → 任意整理を検討
  • 300万~500万円程度 → 任意整理が難しければ個人再生
  • 500万円以上 → 個人再生を優先的に検討

資産や収入によって状況はかわりますが、専門家へ相談するとより具体的なアドバイスがもらえます。

あなたに合った債務整理で、借金問題解決を目指しましょう!

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