インコのくちばしの病気とは？伸びすぎの予防法と病気のサインをチェック！

インコはくちばしの病気になるとどうなる？
インコのくちばしの病気を予防する方法は？

インコなどの小鳥はペットとしても人気が高いですが、くちばしの病気になるケースもあるため注意が必要です。

今回は、インコのくちばしの病気、くちばしの病気を予防する方法とインコの万一に備えられるペット保険について解説していきます。

インコのくちばしの病気

インコのくちばしには様々な役割があり、食べ物を砕くためや羽繕いだけでなく移動時にも活用しています。

また、くちばしは骨からできているため伸びるようにできていますが、通常よりも伸びすぎている場合は病気の可能性があるので注意が必要です。

肝臓疾患

肝臓疾患は、ウイルス感染や細菌感染、肥満による脂肪肝などが原因で起こる病気です。

くちばしの原料となる「ケラチン」は肝臓で作られているため、肝臓が病気でうまく機能していないと症状がくちばしに現れます。

肝臓疾患にかかると、くちばしが不自然に伸びている･羽を膨らませて動かない･体重が減っている、などの症状がみられるため、すぐに動物病院を受診しましょう。

疥癬(かいせん)

疥癬はダニが原因で起こる病気で、もしダニがくちばしに寄生してしまうとくちばしが異常に伸びて、餌がうまく食べられない･くちばしが歪むなどの症状が出てきます。

また、ダニの寄生によりかゆみが生じるため、止まり木やケージにくちばしをこすりつけるなどの動作も。

治療を先延ばしにするとくちばしが元に戻らず、インコには非常にストレスとなるため、気になる症状があれば早急に動物病院を受診してください。

インコのくちばしの病気を予防する方法

インコのくちばしは毎日少しずつ伸びているため、伸びすぎてる？と感じても必ずしも病気ではない場合もあります。

しかし、くちばしが伸びすぎると餌が食べにくい、物をくわえにくいなどのストレスとなり病気に繋がる可能性も。

インコのくちばしが伸びすぎないようにするためには、インコ自身でくちばしをメンテナンスできるような環境にしてあげましょう。

止まり木を木製にする

インコの止まり木を木製にしておくと、インコは自分で木をかじってくちばしの長さを調整できます。

プラスチック製の止まり木ではくちばしが削れにくく、かじって削れたプラスチックを誤飲してしまう可能性もあるので注意が必要です。

かじって遊べるおもちゃを用意する

止まり木だけでなく、おもちゃでも木製のかじれるおもちゃやブランコを用意しておくのもおすすめです。

木製のおもちゃであれば、遊びながら自然とくちばしの長さを調整できます。

シード食は殻付きにする

餌としてシード食をメインに与えている場合は、殻付きのシードを選びましょう。

殻付きのシードであれば、殻をむく行動で自然にくちばしの長さを調整できます。

シードには「むき餌」と「殻付き」があるので、購入時にチェックしておくのがおすすめです。

インコの万一に備えられるペット保険

ペット保険とは、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や手術費の一部を補填するための保険です。

ペットが病気やケガをしても、治療にかかる費用は基本的には飼い主が全額自己負担する必要があります。

ペット保険に加入していれば万一の際の経済的負担を軽減できるので、大切な家族のためにペット保険の加入を検討するのはおすすめです。

ペット 保険	SBIプリズム少短
対象 動物	犬・猫・小動物・鳥類・爬虫類
鳥･爬虫類の 保険料 (月額)	【バリュー】 鳥類：2,300円 爬虫類：2,520円 【プレミアム】 鳥類：3,380円 爬虫類：3,690円
補償 割合	100% ※入院･通院･手術の1日(1回)の上限金額および年間上限回数あり
特徴	全国の動物病院が対象 小動物･鳥･爬虫類は年齢による保険料の変動なし スマホでいつでも保険金請求ができる
見積 申込	公式サイト
	JACAP202400079

インコのペット保険を選ぶ時のポイント

できるだけ若いうちに加入する

ペット保険への加入を検討している場合は、できるだけペットの年齢が若いうちに加入しておくのがおすすめです。

高齢になると加入できる保険が限られてきたり、病気やケガなどの既往歴があると補償範囲が限定されたり加入を断られる可能性が出てきます。

万一の病気やケガに備えるには、若くて健康なうちに加入しておく方が良いでしょう。

インターネットで加入する

ペット保険の多くはインターネットから加入が可能で、中にはインターネットからの加入限定の商品もあります。

インターネットのみで加入できるペット保険は種類が多く、保険料が安い商品や割引がある商品も。

インターネットからの加入は場所や時間を選ばずに、パソコンやスマホで申込みができるので忙しい人にもおすすめです。

割引が適用できるか確認する

ペット保険は、商品によっては様々な割引を設けているため、活用できる割引がないか事前にチェックしておきましょう。

割引制度があるペット保険の中には、もともと保険料が高めに設定されている商品もあるので注意が必要です。

補償割合を確認する

ペット保険には「補償割合」を選択できる商品もあり、一般的には『50%』や『70%』などから補償の割合を選べます。

補償割合が70%の場合、病気やケガで治療費が10万円かかった時の補償額は7万円、自己負担額は3万円です。

商品によっては『100%』補償の商品もあり、補償割合が大きいほど治療費の自己負担額は少なくなりますが、その分保険料が高くなるため、家計とのバランスなどを見て考えましょう。

窓口精算と後日精算がある

ペット保険には『窓口精算』ができる商品と『後日精算』の商品があります。

精算方法	概要
窓口精算	保険会社が発行する保険証を動物病院の窓口で提示すると、支払い額が自己負担額のみで済む精算方法
後日精算	動物病院の窓口で治療費全額を支払った後に、保険会社へ保険金を請求する精算方法

窓口精算ができるペット保険に加入していれば、動物病院に行くたびに毎回保険金を請求する手間が省けます。

しかし、窓口精算に対応していない動物病院もあり、保険料も後日精算の商品に比べると割高のため、かかりつけの動物病院が窓口精算できるか確認してから検討しましょう。

インコのくちばしの病気：まとめ

インコのくちばしは日々伸びていくため、止まり木やおもちゃを木製にしたり殻付きのシードを与えて、インコが自分でくちばしの長さを調整できるようにしてあげましょう。

くちばしが異常に長く伸びてしまったり、脆くなったりしている場合は病気の可能性があるため、早急に動物病院を受診してください。

ペット保険へ加入しておくと愛鳥の万一にも備えられるので、インコが健康なうちにペット保険の加入も検討しておくのがおすすめです。