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犬が病気になった時の費用はどれくらい?病気の予防法やペット保険の必要性
犬の病気の治療費はいくらかかる?
病気に備えてペット保険に入っておくべき?
愛犬が思わぬケガや病気で、治療のための通院・入院が必要になるケースもありますよね。
この記事では、犬が病気になった時の費用の目安、かかりやすい病気別の治療費の目安、ペット保険の必要性を解説していきます。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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犬が病気になった時の費用の目安
犬が病気になった時にかかる費用の目安は以下の通りです。
1回あたりの
平均的な通院費(手術なし) |
|
1回あたりの
平均的な入院費(手術なし) |
|
1回あたりの
平均的な手術費 |
近年では医療の発達とともに犬の平均寿命が延び、一家庭の診療費負担は増加しています。
小型犬に比べ、大型犬や特大犬はガンなどの大病を患いやすく、入院費や手術費は高額に。
病気によっては数十万円ほどかかるケースもあるため、愛犬が病気やけがに備えた蓄えは必須と言えるでしょう。
犬の治療費が高額になる理由
ペットには公的な健康保険がなく、自由診療になるため、治療費は全て飼い主さんが負担しなければなりません。
費用が理由で十分な治療をしてあげられない状況にならないように、ペット保険に加入するなどの対策しておくのが大切です。
病気以外にも医療費はかかる
フィラリアやノミ・ダニの予防薬やワクチン接種など、病気予防のための医療費も必要です。
健康な犬であっても、1ヵ月3,000~4,000円程、年間3~5万円程かかります。
さらに病気が進行した状態で見つかれば、治療に時間がかかり、手術や入院が必要になるなどの重症化する可能性も。
病気にならなくても医療費はかかるので、必要経費として事前に備えておきましょう。
犬に多い病気・ケガと費用の目安
犬に多い病気・ケガは以下の通り。
子犬の時期は異物誤飲や様々な原因による下痢や軟便が多く、2歳以上で歯周病、7歳以上で心臓病や腫瘍などのリスクが高くなります。
また、犬種ごとにかかりやすい病気も異なるので、その子に合った予防をしてあげましょう。
異物誤飲
犬がティッシュや人の薬など、食べ物以外を飲み込んでしまうと、嘔吐や下痢、腹痛などの症状を引き起こします。
治療は、レントゲン検査、超音波検査などを行い、異物が胃の中にある場合は手術、経過観察のため入院が必要になるケースも。
治療費用は入院が数日なら数万円、手術や1週間以上の入院をする場合は30万円以上の費用がかかるケースもあります。
歯周病
歯周病は歯周組織に細菌が侵入・増殖し、様々な症状を引き起こす病気の総称です。
歯垢がたまって起こる歯肉炎や歯肉炎の進行で発症する歯槽膿漏になった場合、全身麻酔をして歯垢や歯石を除去します。
症状が軽い場合は投薬治療も可能ですが、歯の状態によっては抜歯になるケースも。
日帰りや投薬治療だと数万円、手術は20万円以上と費用がかかる恐れもあるので、日ごろから口腔ケアをしてあげましょう。
骨折
犬の中でも、小型犬や華奢な犬は骨折する確率が高いです。
骨折すると、折れた骨を固定する処置をし、状態によっては手術や長期の入院が必要。
骨折で手術が必要になるケースは多く、治療費も高額になり、手術術・入院・検査費用を合わせて50万円以上かかった事例もあります。
皮膚病
犬は皮膚病にかかりやすいですが、原因はアレルギーや細菌、寄生虫によるものなど様々。
● 膿皮症/細菌性皮膚炎
● アレルギー/アトピー性皮膚炎
● 皮膚糸状菌症
● 甲状腺機能低下症
ラブラドール・レトリーバーなどの垂れ耳の犬種は、特に外耳炎を発症しやすいです。
皮膚病は塗り薬や抗菌薬などで処置されるケースが多く、1回の治療費は3,000~5,000円程。
年齢が上がるにつれて皮膚病にかかりやすく、9~12歳の皮膚病による年間診療費の平均は5万円ほどとされています。
消化器疾患
犬は哺乳類の中でも消化器官が短く、下痢や軟便、嘔吐などの症状が出やすいです。
● 胃腸炎
● 膵炎
● 炎症性腸疾患
● 胆泥症
特に子犬の時期は消化器系の感染症にかかりやすく、重症になると衰弱し命に危険が及ぶ可能性もあります。
年間診療費は、軽度で1,000~4,000円、中度・重度になると17,000~21,000円程。
原因はアレルギーやウイルス感染など様々ですが、予防のために適切な時期・回数のワクチン接種をし、清潔な飼育環境を保ちましょう。
ペットの手術・入院・通院への備え方
異物誤飲を予防
犬の中には特に好奇心旺盛で、目の前のものはなんでも口に入れたり壊したりする子もいますよね。
また、生後4~6ヵ月頃は乳歯から永久歯に生え替わる時期で、むず痒さから色々な物をかじりたがるため、誤飲に繋がる可能性が高いです。
口にすると危険な物や誤飲の恐れのある小さな物は、子犬の目に触れない場所に置き、かじっても大丈夫なおもちゃを与えましょう。
歯周病を予防
犬の歯石・歯周病を放置していると、口の中は歯周病菌だらけになってしまいます。
口の中をキレイにしておけば、歯周病だけでなく、腎臓病や心臓病などの様々な病気の予防になるため、口腔ケアを徹底しましょう。
骨折を予防
子犬の骨はまだ完全に形成されていないため、転んだ際などに脱臼や骨折しやすい傾向にあります。
床がフローリングだと滑って骨折しやすいので、滑りにくいカーペットやコルク版などを敷いて対策しましょう。
予防接種を受ける
子犬の時期は、低い免疫力をカバーするためにワクチン接種あります。
飼い主の義務として、畜犬登録と狂犬病の予防接種がありますが、狂犬病の予防接種をする際に、必ずワクチン接種も一緒に受けさせてあげましょう。
ワクチン接種を受けていれば、発症を防げるだけでなく、病気にかかったとしても重症化を避けられます。
定期的に健康診断を受ける
犬の病気には、命の危機に関わる腎臓病や心臓病、初期症状が出ない肝臓病などがあり、早期発見・早期治療が重要。
定期的に血液検査や尿検査、レントゲン・エコー検査などの健康診断を受けておくと、異常時の早期発見に繋がります。
6歳までは年に1回程度、7歳以上になれば年に2回程度の定期検診を受けるのがおすすめです。
ペット保険への加入を検討する
ペット保険はワクチンや健康診断などの予防医療は補償の対象になりませんが、病気やケガの治療費の自己負担額を減らせます。
以下のポイントを踏まえて、家計や愛犬と相性が良い保険を選びましょう。
● 金銭的に負担の大きい治療費に対応可能か
● 特定の犬種が発症しやすい病気やケガの補償はあるか
● 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数の上限が十分か
● 終身で更新が可能か
● 更新時に条件変更がないか など
ペット保険で愛犬の万が一に備えよう
ペット保険は、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や入院費、手術費の一部を補填するための保険です。
ペットが病気やケガをした場合の治療費は、基本的に飼い主さんが全額自己負担しなければなりません。
保険金が必要になってから加入しても、補償は受けられないため、病気や怪我をしてしまう前に加入しておくのがおすすめ。
愛犬のもしもの時に備えて、ペット保険への加入を検討しましょう。
ペット 保険 |
日本ペット | SBIプリズム少短 |
---|---|---|
保険 対象 |
犬・猫
|
犬・猫・小動物・鳥類・爬虫類
|
犬の 保険料 (月額) |
【0歳~4歳】 ネクスト:1,550円 ライト:1,220円 ミニ:380円 ※トイ・プードルの場合 ※50%補償・インターネット割引・免責額適用特約あり |
【バリュー】 0歳:3,980円 1歳:2,910円 2歳:2,960円 ※トイ・プードルの場合 |
補償 割合 |
50%・70%・90% ※ミニプランは70%のみ |
100% ※入院・通院・手術の1日(1回)の上限金額および年間上限回数あり |
特徴 | 0歳~4歳まで保険料変動なしで満10歳まで加入可能 ネクストプランは歯科治療・パテラ・ガン・泌尿器疾患も補償※歯石取りは除く |
全国の動物病院が対象 休日診療費・時間外診療費も補償 スマホでいつでも保険金請求ができる |
見積 申込 |
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B24-011(240717) | JACAP202400079 |
犬が病気になった時の費用:まとめ
犬が病気になった時にかかる費用の目安は以下の通りです。
1回あたりの
平均的な通院費(手術なし) |
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1回あたりの
平均的な入院費(手術なし) |
|
1回あたりの
平均的な手術費 |
子犬の時期は異物誤飲や様々な原因による下痢や軟便が多く、2歳以上で歯周病、7歳以上で心臓病や腫瘍などのリスクが高くなる傾向に。
ペット保険はワクチンや健康診断などの予防医療は補償の対象になりませんが、病気やケガの治療費の自己負担額を減らせます。
病気によっては手術費だけでも数十万円程になるケースもあるため、愛犬が病気やけがをしてしまう前に備えておきましょう。