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海外旅行保険でクルーズ旅行も補償される?保険の補償内容や注意点を解説

海外旅行保険でクルーズ旅行も補償される?保険の補償内容や注意点を解説

クルーズ旅行は海外旅行保険で補償される?
海外旅行保険加入時の補償内容は?

クルーズ旅行を計画していても、海外旅行保険で万が一のトラブルに備えられるのかわからず悩んでいる人は少なくなりません。

本記事では、クルーズ保険の補償内容や海外旅行保険加入時の注意点を解説します

クルーズ旅行を検討している人は必見!

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

【はじめに】海外旅行保険とは?

住居を出発してから帰着するまでの海外旅行中に発生した病気やケガ、盗難や破損などのトラブルに対する補償が受けられる保険を「海外旅行保険」といいます。

様々なリスクを総合的に補償する商品や必要な補償だけを選択できる商品もあるため、万が一に備えて加入しておいて損はありません。

インターネットや保険代理店の窓口、保険会社の店舗など加入方法は多数あるので、自分に合う加入方法を選択しましょう

海外旅行保険の主な補償内容

補償項目 内容
医療費用の補償 病気やケガによる治療費、入院費用、
薬代などをカバー
賠償責任保険 第三者への事故に関する損害賠償を補償
救援費用保険 緊急時の救援活動や送迎、搬送費用を補償
損害保険 盗難や紛失、破損などのトラブルから
財産を守る
歯科治療 歯科治療を受けた際に治療費が支払われる
航空機遅延 飛行機が遅延した際にかかった
宿泊費や交通費の補償
弁護士費用 損害賠償請求する際の費用や、
弁護士への相談費用の補償

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なぜクルーズ保険が必要なのか

記事内画像

クルーズ保険に加入しておくべき理由は、主に下記4点が挙げられます。

クルーズキャンセル料が発生する
船内での医療行為は健康保険対象外
病院への搬送手段がヘリコプターのみ
下船して現地で発生する費用が自費

クルーズキャンセル料が発生する

クルーズ旅行は事前の予約が必要で、飛行機での海外旅行と比べるとかなり早い段階でキャンセル料が発生するのが特徴です

(例) 旅行契約の解除期日 取消料(1人)
旅行開始日の前日から起算して
さかのぼって40日目〜31日目まで
旅行代金の10%
旅行開始日の前日から起算して
さかのぼって30日目〜3日目まで
旅行代金の20%
旅行開始日の前々日以降 旅行代金の50%
旅行開始後の解除または無連絡不参加 旅行代金の100%

事前予約必須のクルーズ旅行で、行けなくなった際の高額なキャンセル料にも備えておきたい人は海外旅行保険に加入しておきましょう

船内での医療行為は健康保険対象外

クルーズ旅行では船内に医務室があるので、たいていの治療や薬の処方はできますが、船内での医療行為については健康保険の対象外です

クレジットカード付帯の海外旅行保険が適用できたとしても、ほとんどが治療費に関わる費用に上限額があるため、上限額を超えた費用に関しては自己負担となります。

緊急の治療が必要だと判断されると下船しなければなりませんが、ヘリコプターでの移動になるため費用は高額になる傾向です。

海外旅行保険に加入していれば、急な体調不良やトラブルで発生した治療費や保険金額に応じた保険金が支払われるので安心してクルーズ旅行を楽しめるでしょう。

病院への搬送手段がヘリコプターのみ

クルーズ旅行は寄港時以外はずっと海の上なので、病院への搬送が必要な病気やケガになるとヘリコプターで搬送します

旅行プランや国によってはヘリコプターの要請費が発生し、看護師の付き添いや救援者の往復航空運賃も自己負担になるのが一般的です。

過去には治療と救援者費用を合わせて1000万円を超える支払い事例もあるため、寄港場所や日程のほとんどが日本であっても旅行保険に加入しておきましょう

下船して現地で発生する費用が自費

緊急でなくても病気やケガの状態によっては、医師の判断で寄港時に下船して現地で入院する可能性も否定できません

万が一、現地でそのまま入院するとなると、治療費だけでなく食費や帰国時の交通費も自己負担となります。

クルーズ旅行を楽しむためにも、無保険ではなく海外旅行保険に加入してクルーズ旅行に特化した特約を付加するのがおすすめです

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海外旅行保険に特約を付加する

クルーズ保険を持つ保険会社もありますが、海外旅行保険に旅行変更費用補償特約を付加したものをクルーズ保険と呼ぶのが一般的です

海外旅行保険に付加する特約なので、旅行変更費用補償特約単体での契約はできません。

クルーズ旅行キャンセル料の取扱規定は、旅行の形態(企画旅行・手配旅行など)や旅行会社によって異なるので、1つだけでなく複数の商品を比較検討しましょう

支払い事由 被保険者本人 同行予約者 配 偶 者  親 族 
死亡または危篤
ケガまたは病気を
原因とした入院
搭乗中の航空機あるいは
船舶が行方不明または遭難、
捜索・救助活動が必要なとき
居住建物または家財の火災、
風災、水災などによる
100万円以上の損害発生
証人または評価人として
裁判所への出頭
災害やテロ・日本国政府の
退避勧告など

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海外旅行保険でクルーズ旅行に備えよう

クルーズ保険は海外旅行保険に旅行変更費用補償特約を付加したものを意味し、旅行変更費用補償特約単体での契約はできません。

クレジットカード付帯の海外旅行保険が適用できても、治療費に関わる費用の保険金支払いには上限額があるため、海外旅行保険に加入しておくのがおすすめです。

安心してクルーズ旅行を楽しみたい人や万が一のトラブルに備えたい人は、一度保険のプロに相談してみましょう