- 保険
- 女性医療保険
40代女性の医療保険の選び方は?必要な保障や特約と選ぶポイントを解説!

40代女性に必要な医療保険はどれ?
40代の女性におすすめの医療保険は?
40代の女性は、体調の変化や病気のリスクが高まる年代でもあり、女性特有の疾患なども気になり「医療保険で備えておくべき?」と悩む人も多いですよね。
今回は、40代女性の医療保険の必要性、40代女性におすすめの医療保険の特徴や選び方などを詳しく解説していきます。
この記事の監修者
-
有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャルプランニング技能士
- この記事の編集者
- 最新記事

- グッドカミング編集部
- グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。
- 高齢者の債務整理は可能?年金暮らしでもできる解決方法と注意点を解説 2025.06.05
- 年収1000万を超える50代の割合は?実現した人の特徴や家計事情を解説 2025.06.05
- 個人事業主に収入保障保険は必要?必要な理由と加入するときのポイント 2025.06.05
この記事の目次
40代女性に医療保険が必要な理由

40代は健康リスクが高まり始める年代
40代女性は体力や免疫力が徐々に低下し、生活習慣病や女性特有の病気にかかるリスクも高くなる年代と言われています。
今は健康でも、乳がんや子宮筋腫、甲状腺疾患などにかかると治療に時間がかかるため、万一の際の医療費の備えをしておくのが重要です。
治療や入院にかかる費用が大きな負担に
病気によっては入院や通院が長期間に及ぶ場合もあり、医療費が思った以上に高額になる可能性も。
特に、先進医療を受ける場合や、差額ベッド代などは健康保険ではカバーされないため、医療負担を軽減するための備えをしておくのがおすすめです。
家族や将来のために経済的備えが必要
40代女性は、子育てや住宅ローンなど、経済的な責任が大きくなっている時期でもあります。
突然の入院や手術に備えて、医療保険で経済的な負担を軽減できれば万一の際にも安心です。
40代女性におすすめの医療保険の特徴

入院一時金特約
現在の医療保険では、入院した際には入院日数に関わらず、「1入院につき〇〇万円の給付金が受け取れる」入院一時金特約タイプが多いです。
医療の進歩で入院が短期化する傾向にあり、厚生労働省の「病院報告※1」では一般病床の平均在院(入院)日数は、2001年では23.5日だったのが、2021年では16.1日となり、平均7.4日も短縮されているのがわかります。
入院日数に対しての給付だと受取額が少なくなりやすいですが、入院一時金特約では1回の入院でまとまった給付を受けられるので、入院時の自己負担額を軽減したり収入減の補填に充てやすくなります。
女性疾病特約
女性疾病には、手術費のみでも20万円を超える疾病が多く、検査代や通院・投薬などを含めるとさらに経済的負担が大きくなるのが実状です。
疾病 | 費用(3割負担の平均) |
---|---|
乳がん | 20〜40万円 |
子宮がん | 20万円 |
卵巣がん | 20〜30万円 |
子宮筋腫 | 20万円 |
子宮内膜症 | 20万円 |
卵巣のう腫 | 20万円 |
帝王切開 | 20万円 |
40代以降に増える子宮筋腫、乳がん、卵巣嚢腫などに備えるには、「女性疾病特約」付きの医療保険がおすすめと言えます。
子宮の病気や乳がんに対して、通常より手厚い給付金を受け取れるのが特徴です。
がんや生活習慣病にも対応できるプラン
40代女性は、がんや高血圧、糖尿病などの生活習慣病もリスクが上がってくる年代となります。
がん特約や三大疾病特約などを加えておけば、治療に長期間かかってしまった場合にも備えられるので安心です。

40代女性向けの医療保険の選び方

必要な保障内容を明確にする
医療保険のプランには、入院・手術・通院・先進医療・がん保障など、さまざまな項目があります。
すべてをカバーしようとすると保険料が高くなるため、自分にとって必要な保障を絞って選ぶのが重要です。
保険料の負担が無理なく続けられるか
保険は長く続けるのが大切なので、月々の支払いが無理のない範囲かどうかを確認しましょう。
ただし、安さだけで選ぶと保障内容が不十分になる場合があるため、保険料と保障内容のバランスを見るのが重要です。
見直しがしやすいプランかどうか
ライフステージが変化する20代は、結婚や転職などで保険を見直すタイミングが多くあります。
見直しや保障の追加などがしやすい保険会社を選んでおくと、将来の変化にも柔軟に対応できるでしょう。
持病や通院歴がある場合は引受緩和型も視野に
引受緩和型医療保険は、限定告知型保険・引受基準緩和型保険・選択緩和型保険などと呼ばれる持病がある人も入りやすい医療保険です。
メリット |
🔶 通常の保険より告知項目が少ない 🔶 加入前の持病(既往歴)も保障対象に含まれる |
デメリット |
🔷 通常の保険より保険料が高い 🔷 加入から一定期間は給付額が削減される商品もある |
① 今後3か月以内に、入院または手術の予定がある。
② 過去5年以内に、がん(悪性新生物・悪性腫瘍)・上皮内がん・肝硬変で医師の診察・検査・治療・投薬(薬の処方を含む)または入院・手術を受けたことがある。
③ 過去2年以内に、病気やケガで、入院したことまたは手術を受けたことがある。
※告知内容は保険会社により異なります。
※すべて「いいえ」の方が申込み可能です。
一般的に従来の告知・診査を必要とする医療保険に加入できなかった人も、所定の告知内容に該当しなければ契約できます。
他の保険よりも保険料が割高に設定されていますが、告知項目が少ないため、持病や病歴がある人でも加入できるのが特徴です。
引受緩和型医療保険は持病の悪化・既往症の再発も保障対象なので、健康に不安を抱える方でも安心して加入できます。
40代女性に多い医療保険の加入時の誤解

「年を取ってからでいい」は遅すぎる
保険料は年齢が上がるほど高くなり、病歴や通院・入院歴によっては加入ができなくなるリスクもあります。
健康な40代女性でも、健康なうちに最適な条件で加入しておくと、将来的な備えができるでしょう。
「貯金があれば保険はいらない」は慎重に
数日間の入院であれば対応できても、長期治療や高額な先進医療が必要になった場合には貯金ではカバーしきれないケースもあります。
医療費以外にも、収入減少や生活費の負担が増える可能性があるため、貯金と併用して万一の備えを準備しておくのがおすすめです。
「会社の健康保険があるから大丈夫」ではない
会社の健康保険には限界があるため、入院時のベッド代や差額費用、収入減少への備えはカバーされないのが実状です。
医療保険を併用すれば生活への影響を最小限に抑えられるため、会社に勤めていたとしても個人で医療保険への加入は検討しておきましょう。
40代女性向けの医療保険:まとめ

40代女性は身体の変化が起こり始め、女性特有の病気や生活習慣病など病気やケガのリスクも高まるタイミングです。
そのため、保障内容と保険料のバランスを見ながら、万一の際に経済的リスクを軽減できる医療保険への加入を早めに検討しておくのがおすすめとなります。
自分や家族の将来の安心のためにも、40代女性に最適な医療保険を選びましょう。

(※1 参照:厚生労働省/病院報告)