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60代女性におすすめの医療保険は?老後に後悔しない60代向け保険の選び方

「年金生活に入るけど、医療費が心配…」
「60代でも入れる保険って、本当に意味があるの?」
病気・入院のリスクが上がる60代になり、今後の健康面について不安を抱えている女性は少なくありません。
この記事では後悔しない医療保険の選び方や、60代女性におすすめの保障内容について解説します。
安心できる医療保険に加入したいと考えている60代の方はぜひ参考にしてください。
- この記事の編集者
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- 田中 文乃
- 損害保険募集人(基礎/傷害疾病保険/自動車保険)、少額短期保険募集人 大学卒業後、出版業界に就職。ビジネス書/児童書/雑誌等の編集者・ライターからWebライターに転身。延べ9年のライティング経験と保険に関する知識を基に、お金や保険に関する知識を分かりやすくお届けします。
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この記事の目次
60代女性に医療保険をおすすめする理由
60代以降、多くの方は加齢に伴って病気・ケガなどで病院へ行く機会が増えます。
厚生労働省によると、令和4年時点で日本人の生涯医療費は2,755万円。
※労災等を含めると約2,900万円(男性約2,800万円、女性約3,000万円)
一生にかかる医療費のうち、約6割(1,703万円)は65歳以降に集中しています。
健康保険に加入していれば自己負担率は1~3割ですが、長期入院や通院が重なると出費は膨らんでいくでしょう。
将来の資金計画や自己負担額を想定し、老後の生活を守れる医療保険に入っておくと安心です。
公的保険では賄えない医療費も
日本の公的医療保険制度は充実していますが、全ての費用をカバーしているわけではありません。
公的医療保険があっても、窓口での自己負担や差額ベッド代など想定外の出費は発生しがち。
医療保険に加入しておくと、様々な費用に備えて経済的な安心を確保できるでしょう。
公的制度ではカバーできない出費の例
出費項目 | 内容 |
---|---|
差額ベッド代 | 個室・準個室などを利用した際の自己負担費用 |
先進医療費 | 陽子線治療などの高度医療にかかる費用 |
通院時の交通費 | 長期通院に伴う電車・バス・タクシーなどの交通費 |
入院中の生活費・雑費 | テレビカード、日用品、食事の追加費用など |
治療に伴う収入減少 | 休職・退職による収入減 |
家族の付き添い費用 | お見舞いや付き添いにかかる交通費・宿泊費など |
自宅療養のための備品・住宅改修 | 介護ベッドの購入、手すり設置などの費用 |
代替療法・自由診療 | 鍼灸・整体・サプリメントなど |
老後の生活に対する安心感
収入が減少する人が多い60代以降は、支出の見直しをしないと生活が苦しくなりがち。
予期せぬ医療費によって老後資金を崩さざるを得なくなる不安は誰しも持っているでしょう。
医療保険に加入しておけば、治療費の心配を軽減するための「備えがある」安心を得られます。
ライフスタイルの変化
定年退職や年金受給開始などで家計の収支が大きく変わった・保険料の支払いを負担に感じたタイミングは保険の見直し時。
不要な特約を外すだけでも、保険料の節約につながります。
ライフスタイルが変わったときは、医療保険の見直しを検討しましょう。
60代女性におすすめの医療保険選び
60代で加入するなら終身型がおすすめ
医療保険は大まかに分けると「終身型」と「定期型」の2タイプに分けられます。
- 終身型
- 一生涯の保障が受けられ、将来の保険料が上がらない点がメリット。
- 定期型
- 月々の保険料を安く抑えられるのが強みだが、更新時は年齢などに応じて保険料が上がる。
60代から加入する保険としては、長く使える終身型を選ぶのがおすすめ。
自身の予算と健康状態を見ながら、納得のいくプランを選んでください。
持病・既往歴ありでも入れる医療保険
60代では高血圧や糖尿病など様々な持病を抱えている人が少なくありません。
持病や既往歴次第では、保険会社の審査で加入を断られる可能性もあるでしょう。
保険に加入できるか不安な方は引受基準緩和型の医療保険が選択肢に入ります。
・心不全や心筋梗塞
・動脈硬化症
・不整脈
・糖尿病
・肝硬変
・重度の貧血
・高血圧症
・脂質異常症
・がん など
ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、2025年04月01日~04月30日の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。
60代女性におすすめの医療保険特約
医療保険にはさまざまな特約があり、自分の健康リスクに合った保障を選ぶのが重要です。
がん特約や三大疾病特約、女性疾病特約は60代女性にとって需要の高い保障内容と言えます。
先進医療特約をつけておくと、高額な治療も安心して対応できるでしょう。
- がん特約
- がんと診断された際に一時金が支払われる特約です。治療費や入院費に加え、収入減少にも対応できるため、60代からの備えとして重要です。
- 三大疾病特約
- がん・心疾患・脳血管疾患に対応する特約で、これらの病気にかかった際にまとまった給付金が支払われます。治療や療養の長期化に備えるには有効です。
- 先進医療特約
- 厚生労働省が認可した先進医療の技術料を実費で保障してくれる特約です。保険対象外の高額治療にも対応可能なため、医療の選択肢を広げられます。
- 女性疾病特約
- 乳がんや子宮がんなど、女性特有の病気に備えた特約です。女性ならではのリスクに配慮し、充実した保障が受けられます。
- 通院特約
- 退院後や外来治療時の通院費用を保障する特約です。入院を伴わない治療が増えている今、医療費のカバー範囲を広げるために有効です。
- 入院一時金特約
- 入院が決まった段階で一時金が支払われる特約です。治療にかかる初期費用や入院準備金として役立ちます。

60代女性の保険加入傾向
60代の医療保険加入率
生命保険文化センターの調査によると、60代女性の74.9%が医療保険に加入しています。
支払う保険料は条件や保障内容によって大きな差があり、内容次第では1か月の保険料が10,000円を超える方も。
老後に備えて複数の保険を併用する方や、「入り直し」や「見直し」を検討する方は少なくありません。
保険料や保障の手厚さだけを見るのではなく無理なく継続できる金額で契約を考えましょう。
保険料にかかわる要素の例
- 年齢
- 健康状態
- 保障内容
- 保険会社
2022(令和4)年度 生活保障に関する調査|生命保険文化センター
60代の死亡理由
厚生労働省の統計によると、60代女性の死亡理由の多くは「がん」や「心疾患」です。
がんや心疾患は治療期間が長く、入院や通院の回数も多くなりがち。
万が一に備えて医療費のサポートがあると、家計の負担も減らせます。
リスクに備えるためにも、統計情報を踏まえて必要な保険を見直しましょう。
60代女性向け|医療保険選びの注意点
通院・入院・手術の保障内容を確認
医療保険を選ぶ際は、保障範囲を細かく確認しましょう。
通院・入院・手術それぞれの支払限度額や日数には、とくに注意が必要です。
「入院時の給付金(1日あたり)」や「手術給付金が何種類の手術に対応しているか」も要チェック。
必要なタイミングで給付を受けられるよう、自分に合った保障が整備されている保険を探しましょう。
ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、2025年04月01日~04月30日の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。
保険料と保障のバランスを見極める
60代で医療保険に加入すると、保険料が高額になりやすいです。
保障が手厚いほど保険料も上がるため、無理のない範囲で自分の生活や収支に合った設計をしましょう。
家計への負担を考えつつ、安心できる保障を確保してくださいね。
解約返戻金の有無
医療保険の中には、途中解約時に解約返戻金が発生するタイプも存在します。
- 解約返戻金がある医療保険
- 老後資金として役立つ反面、保険料が割高になる傾向。
- 解約返戻金がない医療保険
- 保険料が抑えられ、必要な保障に特化できるのが魅力。貯蓄性はない。
今後の資金計画や子どもの独立、配偶者の健康状態、介護の可能性などが保険商品を選ぶ判断材料になるでしょう。
将来の住まいや生活費の変化も視野に入れ、無理のない設計の保険を選択してください。
60代女性には終身医療保険がおすすめ
厚生労働省の調査によると、一生に必要な医療費のうち約6割は65歳以降にかかるとされています。
60代女性にとって、医療保険は老後の安心を支える備えの一つ。
加齢により医療リスクが高まる中、公的保険だけでは補えない費用をカバーできます。
自身の健康状態やライフプランに合わせて、必要な保障と特約を選びましょう。
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