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犬の下痢は病気のサイン?考えられる下痢の原因と自宅でできるケアを解説

犬の下痢が続くのは病気?
自宅で出来るケアはある?
犬が突然下痢をすると、多くの飼い主さんが「病気かも?」と心配になりますよね。
一時的な消化不良で済むこともありますが、体調の変化や病気の初期症状として下痢が現れるケースもあります。
この記事では、犬の下痢の原因となる主な病気や自宅で出来るケア、動物病院を受診する目安について解説していきましょう。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
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犬の下痢は必ずしも病気とは限らない

犬の下痢は、すべてが病気によるものでなく、以下のような原因も考えられます。
● 急な環境の変化(引っ越し/来客など)
● ストレスや緊張
● 急にフードを切り替えた
元気や食欲があり、便の色や状態が大きく崩れていなければ、自然に回復するケースもありますが、自己判断で様子を見るよりも獣医師に相談するのがおすすめです。
以下のような症状が見られる場合は、深刻な病気が隠れている可能性もあるので、早めに動物病院で診察を受けましょう。
・下痢が24時間以上続いている
・嘔吐と下痢が同時に起こっている
・発熱、食欲不振
・便に血や黒い色が混ざっている
・ぐったりして元気がない
・水も飲まない、脱水の兆候がある
・子犬や老犬で体力が落ちやすい
便の見た目から疑われる病気
便の見た目から疑われる病気は以下の通り。
水様便
|
急性胃腸炎 ウイルス感染の疑い |
粘液混じり
|
大腸炎の可能性 |
鮮血混じり
|
肛門や結腸からの出血 |
黒色タール便
(要注意) |
胃や小腸からの出血 |
悪臭が強い
泡立っている |
寄生虫や消化不良の可能性 |
自分で判断できない場合は、写真などで記録をとっておき、獣医に見せれば診察がスムーズに進みます。
犬の下痢の原因となる主な病気

✅ 膵炎
✅ 寄生虫感染
✅ 食物アレルギー・食物不耐性
✅ 腫瘍・消化器がん
✅ ホルモン異常
✅ 腸の構造異常や異物誤飲
胃腸炎(急性・慢性)
胃腸炎は、胃や腸に炎症が起こる病気で、犬に最もよく見られる下痢の原因の一つ。
急性胃腸炎は、誤食やストレス、細菌・ウイルス感染、急な食事変更などがきっかけで発症します。
数日で回復するケースもありますが、重症化する場合は治療が必要です。
● 嘔吐を繰り返す(泡・胃液・未消化の食べ物)
● 下痢や軟便、時には血便
● 食欲不振や元気がない様子
● お腹を丸めてうずくまる
● 脱水による皮膚の乾燥やぐったり感
慢性胃腸炎は、下痢や軟便が数週間以上続き、体重減少や元気消失などの症状が見られます。
上記の症状が1日以上続く、または短時間に何度も嘔吐・下痢を繰り返す場合は、早急に動物病院へ連れて行きましょう。
膵炎(すいえん)
膵炎は、膵臓に炎症が起きる病気で、急性と慢性があり、特に急性膵炎は命に関わる可能性もあるため注意が必要です。
脂肪分の多い食事、肥満、特定の薬剤、ストレスが発症要因となるケースがあり、突然症状が出ます。
● 下痢
● 激しい腹痛
● 嘔吐
● 食欲不振
● 元気の低下
寄生虫感染
回虫・ジアルジア・コクシジウムなどの寄生虫は、犬の体に入り込んで栄養を奪い、腸の粘膜を傷つけることで下痢を引き起こします。
特に子犬や免疫力の低い犬では重症化しやすく、血便や激しい下痢、体重減少が見られるケースも多いです。
ジアルジアやコクシジウムは水や他の動物を通じて感染するため、多頭飼育の環境では注意しましょう。
食物アレルギー・食物不耐性
ある特定の食材や添加物に反応する食物アレルギーや食物不耐性から下痢を起こすケースもあります。
● 下痢
● 皮膚のかゆみ
● 嘔吐
● 耳の赤み
原因の特定には時間がかかるケースもありますが、慢性的な下痢が続く場合は、アレルギーを疑ってみるのも一つの手段です。
腫瘍・消化器がん
高齢犬で特に注意したいのが、腸や胃、肝臓などの腫瘍です。
悪性の場合は進行性が高く、便に血が混じる、便の色が異常、体重減少、持続的な食欲低下などが現れます。
消化器の腫瘍は発見が遅れやすいため、慢性的な下痢や便の異常が続く場合は内視鏡検査や超音波検査による精密な診断が必要です。
ホルモン異常(副腎・甲状腺など)
副腎皮質機能低下症(アジソン病)や甲状腺機能低下症など、ホルモンバランスの乱れでも下痢が続くケースがあります。
下痢だけでなく、無気力、低体温、頻尿など多くの全身症状を引き起こすので、様子がおかしいと感じたらできるだけ早く動物病院を受診しましょう。
腸の構造異常や異物誤飲
腸閉塞や腸重積などの物理的に腸の動きが妨げられている状態になってしまうと、激しい下痢や嘔吐、便秘、腹痛が生じます。
また、おもちゃ、布、骨などを誤って飲み込んでしまうと、腸内で詰まりを起こすケースも。
放置すると腸が壊死する危険性もあるため、早期のレントゲン・超音波検査と外科的処置が必要です。
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犬の下痢対策と自宅でできるケア

犬が下痢をしても、軽症であれば自宅でのケアで回復が見込めるケースも少なくありません。
✅ 一時的な絶食で腸を休ませる
✅ 消化の良いフードに切り替える
✅ 食物アレルギー・食物不耐性
✅ 腫瘍・消化器がん
✅ ホルモン異常
✅ 腸の構造異常や異物誤飲
間違った対応をすると悪化するおそれもあるため、正しいケア方法を知っておきましょう。
また、下痢以外にも症状が見られる場合は深刻な病気が隠れている可能性もあるので、早めに動物病院で受診してください。
水分補給を最優先にする
下痢が続くと、体内の水分が急速に失われて脱水症状を引き起こしてしまうケースがあるため、常に新鮮な水を用意しておきましょう。
飲水量が少ないときは、ぬるま湯に犬用ミルクを数滴加えるなどで風味をつける工夫で興味が引けます。
スポイトやシリンジで少しずつ与えるのも効果的です。
一時的な絶食で腸を休ませる
下痢が続いているときは、食べ物がさらに腸を刺激して悪化するおそれがあります。
6〜12時間程度の絶食をすると、腸の動きを落ち着かせる助けになりますが、自己判断でなく獣医師と相談しながら実施しましょう。
絶食中も水分はしっかり与え、排泄や行動の様子をよく観察するのが大切です。
消化の良いフードに切り替える
絶食後はいきなり通常のフードに戻さず、市販の療法食や獣医師の指導を受けた食事など、消化に優しい食事から再開します。
食事の回数は1日3〜4回に分け、1回量を少なめに与えるのがポイントです。
体力を落とさないために、消化しやすい栄養素を少量ずつ継続的に与えるのがましょう。
生活環境を清潔に保つ
下痢の原因がウイルス・細菌・寄生虫などの感染性の可能性がある場合、排泄物の片付けやケージの清掃を徹底しましょう。
床やトイレシートに残った便をすぐに処理し、除菌効果のあるペット用クリーナーで拭き取ると感染予防になります。
また、下痢でお尻が汚れやすくなるため、ぬるま湯で清潔に拭き取り、乾かすケアも忘れないでください。
体を冷やさず安静にさせる
下痢時は体力が落ちているため、体温を保ち安静に過ごさせる環境を整えましょう。
冷たい床やエアコンの直風を避け、ベッドや毛布などを使って快適な休息スペースを用意してあげてください。
散歩や遊びも控えめにし、しっかりと休ませるのが回復の近道です。
症状の記録を残しておく
自宅ケア中は、便の状態・回数・色・食欲・元気の有無などを日付ごとに記録しておくと、診察時に非常に役立ちます。
スマートフォンで便の写真を撮っておくと、獣医師が状態を把握しやすくなるので、
ペット保険で愛犬の万が一に備えよう

ペット保険は、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や入院費、手術費の一部を補填するための保険です。
ペットが病気やケガをした場合の治療費は、基本的に飼い主さんが全額自己負担しなければなりません。
保険金が必要になってから加入しても、補償は受けられないため、病気や怪我をしてしまう前に加入しておくのがおすすめ。
愛犬のもしもの時に備えて、ペット保険への加入を検討しましょう。
ペット 保険 |
日本ペット | SBIプリズム少短 |
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保険 対象 |
犬・猫
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犬・猫・小動物・鳥類・爬虫類
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犬の 保険料 (月額) |
【0歳~4歳】 ネクスト:1,550円 ライト:1,220円 ミニ:380円 ※トイ・プードルの場合 ※50%補償・インターネット割引・免責額適用特約あり |
【バリュー】 0歳:3,980円 1歳:2,910円 2歳:2,960円 ※トイ・プードルの場合 |
補償 割合 |
50%・70%・90% ※ミニプランは70%のみ |
100% ※入院・通院・手術の1日(1回)の上限金額および年間上限回数あり |
特徴 | 0歳~4歳まで保険料変動なしで満10歳まで加入可能 ネクストプランは歯科治療・パテラ・ガン・泌尿器疾患も補償※歯石取りは除く |
全国の動物病院が対象 休日診療費・時間外診療費も補償 スマホでいつでも保険金請求ができる |
見積 申込 |
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B24-011(240717) | JACAP202400079 |
犬の下痢は病気のサイン?:まとめ

犬の下痢には、単なる食べすぎから重篤な内臓疾患までさまざまな原因が考えられます。
犬の下痢は、早めに適切なケアすれば、通院せずに回復するケースもありますが、下痢が長引く・悪化したり、他の症状を伴う際は早めに病院を受診しましょう。
また、愛犬の病気やけがに備えられるように、ペット保険への加入も検討してくださいね。
