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犬の一週間の入院費用はどれくらい?病気別費用の相場や入院費を抑える方法

犬が一週間入院するとどれくらいかかる?
入院費はどれくらい保険でカバーできる?
愛犬が病気やケガで入院する時、どれくらい費用がかかるのか気になる飼い主さんも多いですよね。
特に一週間以上の長期入院になると、治療費や管理費が高額になるケースもあるため、事前の知識がとても大切です。
この記事では、犬が一週間入院したときにかかる費用の相場や内訳、入院費を抑える方法について詳しく解説します。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャルプランニング技能士
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この記事の目次
犬の一週間入院費用の相場

犬の入院費は、病気やケガの程度、治療内容、病院によって大きく異なりますが、費用の相場は以下の通りです。
軽度(点滴・安静・観察中心) | |
入院費(1日)
|
5,000〜8,000円 |
一週間合計
|
35,000〜56,000円前後 |
中等度(点滴+投薬+簡単な検査) | |
入院費(1日)
|
6,000〜10,000円 |
検査・薬代
|
10,000〜30,000円 |
一週間合計
|
50,000〜100,000円程度 |
重度(手術・集中治療・モニタリングあり) | |
入院費(1日)
|
10,000〜15,000円 |
検査・投薬・手術代
|
50,000〜200,000円以上 |
一週間合計
|
100,000〜300,000円を超えるケースも |
近年では医療の発達とともに犬の平均寿命が延び、一家庭の診療費負担は増加しています。
ペットには公的な健康保険がなく、自由診療になるため、治療費は全て飼い主さんが負担しなければなりません。
また、小型犬に比べ、大型犬や特大犬はガンなどの大病を患いやすく、入院費や手術費は高額になりやすいです。
費用が理由で十分な治療をしてあげられない状況にならないように、貯蓄やペット保険への加入などで愛犬の病気やけがに備えましょう。
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月払保険料¥1,550※トイ・プードル0歳ペットほけんフィット70%補償プラン|保険期間:1年 | 保険料払込期間:1年
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月払保険料¥1,820※トイ・プードル0歳わんデイズ・にゃんデイズ70%プラン|保険期間:1年 | 保険料払込期間:1年
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月払保険料¥3,090※トイ・プードル0歳「うちの子」 70%プラン|保険期間1年|保険料払込期間:1年
ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、2025年04月01日~04月30日の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。
犬の入院費用に含まれる主な項目

犬の一週間の入院費用に含まれる主な項目は以下の通りです。
✅ 入院管理費(ケージ・空調・スタッフ管理)
✅ 点滴/注射/内服薬(毎日の投薬・皮下点滴など)
✅ 検査費(血液検査・レントゲンなど)
✅ 診察料/観察(日々のモニタリング)
✅ 手術費用(必要な場合)
✅ 入院中の食事代(処方フード・栄養サポート)
✅ 退院時の診察・薬代
入院管理料
1日あたりのベッド代・管理費として発生する基本料金です。
ケージの使用料、24時間の健康管理、体調の観察などが含まれます。
(病院や犬の大きさにより変動)
点滴・注射・投薬費
脱水症状の補正や栄養補給、感染症の治療などで必要となる点滴・注射・内服薬の費用です。
投薬内容や回数によって、費用は大きく変動します。
検査費用(血液検査・レントゲンなど)
診断や経過観察のために、血液検査・レントゲン、エコーなどの検査費も入院時に必要です。
入院中に複数回検査するケースもあり、検査内容が増えるとその分費用も上がります。
診察料
初診・再診時に発生する基本の診察料です。
入院中も毎日健康チェックがされるので、日数に応じて加算される場合があります。
手術費用(必要な場合)
外科手術が必要な場合は、手術代と麻酔費用が加算。
手術の規模や所要時間、使用する薬剤によって価格が大きく異なります。
入院中の食事代
特別な療法食を使用する際は、入院中の食事にも費用が発生します。
食欲がない場合は、強制給餌や経管栄養をするケースも少なくありません。
退院時の診察・薬代
退院時の再検査、今後の内服薬の処方などにかかる費用です。
退院後も通院治療が必要になる時は、その分の費用も想定しておきましょう。
犬の入院費はペット保険でカバーできる?

ペット保険では、入院費用に対して日額1万円〜2万円程度まで補償されるケースが多く、補償割合によって自己負担額は大きく変わります。
● 入院管理料
● 診察料・再診料
● 点滴・注射・投薬
● 各種検査(血液検査・X線・エコーなど)
● 入院中の食事代(療法食含む)
外科手術や麻酔費用も補償対象に含まれるケースが多く、プランによっては通院や手術費用も同時にカバー可能です。
保険会社や契約プランによって、補償割合・日額の上限・支払回数・対象となる治療内容が異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
ペット保険の補償対象外となるケース
以下のような内容はペット保険の補償対象外となるケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
● 予防接種・健康診断・避妊去勢手術
● 先天性疾患や加入前に診断された病気
● 持病の悪化に対する治療(契約条件による)
また、加入から保障が始まるまでの待機期間が設けられている保険もあるため、早めの加入が安心です。

犬がかかりやすい病気別の入院費目安

犬の入院費用は、症状の重さや治療の内容によって大きく変動します。
軽症で数日程度なら3万円前後に収まる場合もありますが、手術や集中治療が必要になると数十万円を超えるケースもあります。
万が一に備えて、ペット保険の加入や医療費の準備をしておくと安心です。
早めに診察を受ければ費用の負担も抑えられる可能性もあるので、日頃から異変に気づいた時はできるだけ早く病院へ連れていきましょう。
胃腸炎・嘔吐・下痢 | |
症状
|
嘔吐/軟便/食欲不振/軽度の脱水など |
治療内容
|
点滴・注射・検査・投薬 |
入院期間
|
1~3日程度 |
費用目安
|
15,000円〜50,000円 |
膵炎(すいえん) | |
症状
|
激しい腹痛/嘔吐/下痢/元気消失 |
治療内容
|
絶食管理/点滴/血液検査/超音波検査/鎮痛薬の投与 |
入院期間
|
3~7日程度 |
費用目安
|
50,000円〜150,000円 |
子宮蓄膿症(メス) | |
症状
|
陰部から膿/元気がない/発熱/食欲不振 |
治療内容
|
子宮摘出手術/麻酔/点滴/術後管理 |
入院期間
|
4~7日程度 |
費用目安
|
100,000円〜250,000円 |
骨折・脱臼 | |
症状
|
足をつかない/歩きたがらない/痛がる |
治療内容
|
レントゲン検査/整復手術/固定処置 鎮痛/抗生剤 |
入院期間
|
5~10日程度 |
費用目安
|
150,000円〜300,000円以上 |
椎間板ヘルニア(中型〜小型犬) | |
症状
|
後ろ足がふらつく/歩けない/痛みが強い |
治療内容
|
MRI/手術/安静管理/鎮痛薬 リハビリ指導 |
入院期間
|
5〜14日程度 |
費用目安
|
200,000円〜400,000円以上 |
誤飲・異物除去 | |
症状
|
嘔吐/食欲低下/腹痛/便が出ない |
治療内容
|
内視鏡または開腹手術/点滴/術後ケア |
入院期間
|
2~5日程度 |
費用目安
|
80,000円〜200,000円 |
伝染病(パルボウイルス・ジステンパーなど) | |
症状
|
高熱/下痢/嘔吐/衰弱 |
治療内容
|
隔離入院/点滴/抗ウイルス薬/栄養管理 |
入院期間
|
5~10日以上 |
費用目安
|
100,000円〜300,000円 |
がん(腫瘍摘出・化学療法など) | |
症状
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しこり/出血/食欲低下/体重減少 |
治療内容
|
手術/化学療法/入院・外来の併用治療 |
入院期間
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症状・治療内容により異なる (繰り返しの通院あり) |
費用目安
|
200,000円〜500,000円以上 |
犬の入院費を抑える方法

ペット保険に加入しておく
入院費の負担を大きく減らす最も有効な手段は、ペット保険への加入です。
多くのペット保険では、入院費・検査費・薬代・手術費などが補償対象になり、補償割合や限度額に応じて、入院費の50~90%を保険でカバーできるプランもあります。
● 通院・入院を1日あたり◯円まで
● 年間◯回までの入院補償
● 手術1回につき◯万円まで支給
保険に加入している場合、一週間の入院でも大きな金額が補償されるケースもあるため、事前に契約内容を確認しておくと安心でしょう。
動物病院で費用の見積もりを取る
治療の選択肢が複数ある時は、入院が決まった段階で、それぞれの費用が大体いくらかかるのかを事前に見積もってもらいましょう。
費用の相談に応じてくれる病院も多いため、遠慮せずに質問するのが大切です。
また、診断内容や入院の必要性に不安がある場合、他の病院でも診察を受けてみると、治療方針や費用が異なるケースがあります。
緊急性がない時は、複数の動物病院でセカンドオピニオンを取るのも検討しましょう。
早期受診で重症化を防ぐ
早めに動物病院を受診すれば、通院のみで済み、結果的に治療費を抑えられる可能性が高まります。
軽度の症状でも放置すると、入院が必要な状態まで悪化してしまうケースもあるため、様子を見すぎずに早めの対応が重要です。
定期的に血液検査や尿検査、レントゲン・エコー検査などの健康診断を受けておくと、異常時の早期発見に繋がります。
不必要な検査や処置を避ける
すべての検査が必ずしも必要とは限りません。
医師の説明をよく聞き、必要性が低い検査については保留や延期を検討するのも費用を抑える一手です。
ただし、過剰な節約はかえって症状の悪化を招くケースもあるため、治療に必要な内容かどうかはしっかり医師と相談してください。
自宅療養に切り替えられないか相談
病状が安定している時は、在宅でのケアや通院治療に切り替えると、入院費を抑えられるケースもあります。
点滴を通院でする、投薬だけを自宅で続けるなど対応も可能な場合があるため、医師に相談してみましょう。
ペット保険で愛犬の万が一に備えよう

ペット保険は、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や入院費、手術費の一部を補填するための保険です。
ペットが病気やケガをした場合の治療費は、基本的に飼い主さんが全額自己負担しなければなりません。
保険金が必要になってから加入しても、補償は受けられないため、病気や怪我をしてしまう前に加入しておくのがおすすめ。
愛犬のもしもの時に備えて、ペット保険への加入を検討しましょう。
ペット 保険 |
日本ペット | SBIプリズム少短 |
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保険 対象 |
犬・猫
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犬・猫・小動物・鳥類・爬虫類
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犬の 保険料 (月額) |
【0歳~4歳】 ネクスト:1,550円 ライト:1,220円 ミニ:380円 ※トイ・プードルの場合 ※50%補償・インターネット割引・免責額適用特約あり |
【バリュー】 0歳:3,980円 1歳:2,910円 2歳:2,960円 ※トイ・プードルの場合 |
補償 割合 |
50%・70%・90% ※ミニプランは70%のみ |
100% ※入院・通院・手術の1日(1回)の上限金額および年間上限回数あり |
特徴 | 0歳~4歳まで保険料変動なしで満10歳まで加入可能 ネクストプランは歯科治療・パテラ・ガン・泌尿器疾患も補償※歯石取りは除く |
全国の動物病院が対象 休日診療費・時間外診療費も補償 スマホでいつでも保険金請求ができる |
見積 申込 |
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B24-011(240717) | JACAP202400079 |
犬の一週間の入院費用:まとめ

犬の一週間入院にかかる費用は、症状の重さや治療内容によって、3万円〜30万円以上と大きな差があります。
点滴や投薬のみの軽度な入院であれば比較的費用が抑えられますが、手術や集中的な看護が必要だと高額になるケースも少なくありません。
不安を減らすためにも、見積もりの確認やペット保険の活用をしながら、愛犬にとって最善の治療を受けさせてあげましょう。
