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定期保険の特約について解説!定期保険の特約のメリットと選び方を紹介!

「定期保険に特約はある?」
「定期保険の特約について知りたい!」
定期保険は基本保障だけでなく「特約」を組み合わせると、より手厚い備えが可能です。
医療・がん・介護・就業不能など、特約の選び方次第で保障内容は大きく変わります。
この記事では、定期保険に付けられる主な特約の種類や選び方のポイントをわかりやすく解説していきましょう。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャルプランニング技能士
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この記事の目次
定期保険の基本知識と特約
定期保険の基本のしくみをチェック

定期保険は「10年」「20年」「60歳まで」など、あらかじめ決めた一定期間だけ保障を確保する生命保険になっています。
保険期間中に死亡または高度障害状態になると、あらかじめ定めた保険金が受け取り可能です。
「特定の時期だけ備えたい」「将来は保障を縮小したい」など、必要に応じて大きな保障を持ちたい人のニーズにぴったりでしょう。
定期保険の特約の仕組みと役割

定期保険の「特約」とは、定期保険に追加で付けられるオプション保障です。
定期保険は主契約に加えて「医療・がん・災害」などの保障を拡張でき、保障内容を柔軟にカスタマイズ可能。
自分のライフスタイルやリスクに応じて保障内容を厳選しながら、ムダのない保険設計を心がけましょう。
定期保険に特約を付けるメリット
必要な保障を柔軟にカスタマイズ

定期保険に特約を加えることで、必要な保障を自分のライフスタイルに合わせて自由に設計できます。
ライフステージや家族構成の変化に応じて内容を調整しやすく、保障内容に無駄が出にくいのが特徴です。
「死亡保障だけでは不安」「医療や介護にも備えたい」人にとって、特約は非常に有効な手段。
自分に本当に必要な保障を持つためにも、特約の活用を前向きに検討してみましょう。
複数契約よりも保険料を抑えられる

特約は主契約に付加する形で加入できるため、複数の保険を別々に契約するよりも一括で管理がしやすいです。
同じ保障内容でも単独の保険に比べて保険料が割安になるのが一般的なので、費用面でも効率的。
予算に合わせて保障を調整したい人には、特約を活用した保険への加入がおすすめでしょう。
将来のライフイベントに備えやすい

特約を付けると、結婚・出産・介護など将来起こりうるライフイベントへの備えがしやすくなります。
必要な保障をその都度追加・見直しできるため、状況に応じた柔軟な対応が可能です。
変化するリスクに対応できる保険構成を持っていれば、長期的な安心感を持てるでしょう。
定期保険に特約を付けるデメリット
主契約が終了すると特約も失効する

定期保険では「主契約」が基本の保障部分であり、付随して「特約」が追加されます。
主契約が終了・解約すると特約も同時に消滅するため、特約だけを残しての契約継続はできません。
複数の保障をまとめて管理できる反面、主契約によって特約の有効性も左右されるので、 仕組みを理解して無駄のない保険設計を目指していきましょう。
保障内容が複雑で把握しづらい

特約を複数付けると保障は充実しますが、特約ごとに更新や条件が異なるので管理が複雑になりやすいです。
特約の内容を十分に理解していないと、万が一に保障を活用できない状況になりかねません。
保障を最大限に活かすためにも、定期的に内容を見直して整理するのがおすすめでしょう。
必要ない特約まで付けてしまうリスク

特約は自由に追加できる反面、実際には必要のない保障まで付けてしまうリスクもあります。
内容をよく確認せずに勧められるまま加入すると、保険料の無駄になりかねません。
不要な保障を避けるためにも、契約前には冷静に内容をチェックしていきましょう。
定期保険に付けられる主な特約の種類
医療特約・入院特約

医療特約や入院特約は、ケガや病気で入院・手術をして給付金が受け取れる保障です。
定期保険に追加すると日常のリスクにも備えられるので、入院が長期化・通院治療が必要な疾患がある人にも有効。
医療費の不安を軽減したい人は、保障内容を比較しながら選択していきましょう。
三大疾病特約・がん特約

三大疾病特約やがん特約は、がん・心疾患・脳血管疾患などの重大な病気に備えるための保障です。
診断されただけで一時金が支払われる設計が多く、入院や通院費用に自由に使えます。
定期保険に追加すると、死亡リスクだけでなく生存中の重い病気にも備えられるでしょう。
災害・傷害・介護保障特約

災害・傷害・介護保障特約は、事故や災害によるケガ・将来の介護状態に備えるための補償です。
特約名 | 主な保障内容 | 給付タイミング | 向いている人 |
---|---|---|---|
災害特約 | 災害・事故による死亡や高度障害に対して、主契約に上乗せして保険金を支給 | 災害による死亡・高度障害時 | 地震・事故など突発的なリスクに備えたい人 |
傷害特約 | 不慮の事故による入院・通院・手術などに対して給付 | 事故による治療開始時 | 仕事や趣味でケガのリスクがある人 |
介護保障特約 | 要介護状態になると一時金や年金形式で保障 | 要介護認定を受けた | 老後に備えたい・介護費用が心配な人 |
働けなくなるリスクや介護が必要な状態は誰にでも起こりうるため、現役世代にとっても特約は実用性の高い保障です。
自分の生活環境や家族構成を見直し、必要な補償が含まれているかをチェックしておきましょう。
特約の選び方と判断基準
ライフステージ別の特約の必要性

独身・結婚・出産後など自分のライフステージによって、必要な保障がある特約を付けるのがおすすめです。
ライフステージ | おすすめの特約(例) |
---|---|
独身・20〜30代 | 医療特約/災害特約/就業不能特約 |
結婚・共働き開始 | 医療特約/がん特約 |
子育て世代(30〜40代) | 三大疾病特約/介護特約/払込免除特約 |
住宅購入後 | 就業不能特約/災害死亡特約 |
50代以降・子の独立後 | 介護特約/がん特約 |
現在と将来の生活設計を見据えながら、保障の優先順位を明確にしていきましょう。
重複している保障を整理する

保険を長く契約していると、知らないうちに特約や他の保険と保障内容が重複している状態もあります。
重複した保障は本来の役割を果たしにくく、保険料の無駄になりかねません。
保険の効果を最大化するためにも、保障内容を一覧で確認し同一の内容が含まれていないかを見直すのが重要でしょう。
保険全体のコストとバランスを見直す

特約を増やすと、保障は充実しますが保険料も上がるため注意が必要です。
現在の家計や将来の支出を見据え、無理のない保障内容に調整するのがベスト。
定期的に保険料と保障のバランスを見直し、最適な設計を維持しましょう。
定期保険の特約で必要な保障を持つ

定期保険の特約を活用すると、主契約だけではカバーしきれないリスクにも幅広く対応可能です。
ライフステージに応じて特約の内容を見直せば、保障を柔軟に調整しながら無駄のない設計が可能です。
今だけでなく将来を見据えた保険選びを意識し、過不足のない安心プランを構築していきましょう。