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猫の肝臓の病気のサインはある?症状や原因と予防のポイントを解説!

猫の肝臓の病気になる原因は?
猫が肝臓疾患にかかった時の症状は?
猫の肝臓病は初期症状がわかりにくいため気づくのが遅れやすい病気の一つと言われているため、万一に備えて注意する症状や予防法を知っておきたいですよね。
今回は、猫の肝臓の病気の症状と原因、病気の治療法や予防するためのポイント、万一に備えられるペット保険などを詳しく解説していきます。
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- グッドカミング編集部
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この記事の目次
猫の肝臓病の症状と原因は?

猫の肝臓病が疑われる症状
猫の肝臓は、栄養の代謝や毒素の分解、血液の浄化など多くの働きを担っており、肝臓に障害が起きると身体全体に影響が広がりやすく、症状が進行すると命に関わる危険性もあります。
肝臓の病気は、初期の状態ではほとんど症状が出ない場合も多く、飼い主が気づくのが遅れやすい病気のため、下記のような症状がある時は早めに動物病院で検査してもらいましょう。
● 食欲の低下・元気がない
● 急に体重が減った
● 嘔吐や下痢をしている
● 黄疸や目・口など粘膜の色の変化
猫がいつもより食欲がない、寝てばかりで遊ばなくなった、急な体重減少がみられるなどの場合、肝臓に異常があるサインの可能性があります。
また、肝臓がうまく働かなくなると消化不良を起こしやすくなるため、食後に吐く、下痢が続くなどの症状も。
肝機能が著しく低下すると、目の白目部分や口の粘膜が黄色くなる「黄疸」が現れる場合がありますが、非常に緊急性の高い状態なので、黄疸の症状が見られたらすぐに動物病院を受診してください。
猫が肝臓病になると考えられる原因
✅ 栄養バランスの乱れ・肥満
猫は肥満になると脂肪肝になりやすく、特に食欲がなくなると肝臓に脂肪が蓄積して危険な状態になる場合があります。
食事の内容や量、与える回数などの見直しと、毎日適度な運動ができるよう遊んであげるなど、健康的な体重を維持できるような工夫が必要です。
✅ ウイルスや細菌の感染
感染症によって肝臓に炎症が起こった場合、肝炎や胆管肝炎などの病気へ進行するケースもあります。
定期的なワクチン接種や、猫の生活環境を清潔に保ち感染を予防するなどの対策が重要です。
✅ 薬物や中毒による肝障害
猫が人間用の薬や観葉植物、殺虫剤などを誤って接種した場合に、肝臓に申告なダメージを与える可能性があります。
猫にとって有害な薬剤や毒物になりうる可能性のある物は、猫の手の届くところに置かず安全な環境を整えましょう。
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ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、2025年03月01日~03月31日の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。
猫がかかりやすい肝臓の病気

急性肝炎
急性肝炎は、ウイルス・細菌・寄生虫・中毒などが原因で、急性に肝臓に炎症が起こる病気です。
肝炎の原因が取り除かれない場合は慢性肝炎に進行する場合もあり、すぐに命に関わる状況も多いため速やかな治療が必要となります。
また、ワクチン接種をしていない猫では「猫伝染性腹膜炎」の原因ウイルスによる「肉芽腫性肝炎」のリスクが高まるため、定期的なワクチン接種は猫の健康を守るためにも重要です。
慢性肝炎
慢性肝炎は、肝臓の炎症や幹細胞の壊死が慢性的に起こる状態で、急性肝炎同様にウイルスや細菌などの感染症、薬剤などによる慢性中毒や免疫障害なども原因となります。
慢性肝炎は明確な初期症状がなく、進行して肝硬変などになると黄疸や腹水、神経症状などがあらわれるため発覚するケースも少なくありませんが、この段階まで悪化すると助かる可能性も低下してしまうのが実状です。
初期の状態で気づいて治療を始めるためには、定期的な健康診断が大切となります。
胆管炎・胆管肝炎
胆管とは肝臓と腸を結ぶ管で、肝臓で生成された胆汁は胆管を通って腸に流れます。
胆管が腫瘍や結石などで閉塞し、貯留した胆汁に細菌が感染すると「化膿性胆管炎」になり、免疫疾患などが原因では「非化膿性胆管炎」となります。
胆管炎が膵臓まで波及し肝細胞が障害を受けると「胆管肝炎」と呼ばれ、胆管炎も初期症状があまりないため、進行し食欲低下や黄疸などの症状がみられて発覚するケースが多いです。
肝リピドーシス
肝リピドーシスは、肥満の猫がなんらかの原因で食欲不振になった際に起こりやすい病気で、激しい胆汁うっ滞が起こり肝不全となるため死亡率も高くなる傾向にあります。
脂肪肝症候群とも呼ばれ、肝細胞に過剰な脂肪(トリグリセリド、中性脂肪)が蓄積する病気です。
肝機能の低下や胆汁のうっ滞から黄疸もみられ、重度の場合には意識朦朧、肝性脳症を引き起こし最悪の場合死に至るケースもあるため注意が必要です。
肥満が原因の一つですが、胆管肝炎や食欲不振をもたらす他疾患に続発する場合や、ストレスが引き金になり急激な肝障害を起こすのが原因となる場合もあります。
肝外胆管閉塞
肝外胆管閉塞とは、臓器(膵臓、十二指腸、胆管)の炎症や腫瘍、外傷など様々な原因で肝外の胆管が閉塞してしまった状態で、他の疾患が原因で引き起こされる疾患です。
基礎疾患によって症状は様々ですが、総じて食欲不振、黄疸がみられる場合が多く、胆汁の排泄がうまくできなくなることから、便が白っぽくなる(灰白色)になるのも特徴となります。

猫の肝臓病の診断と治療法

血液検査・超音波検査による診断
動物病院では、血液検査で肝機能の数値(ALT・ASTなど)をチェックします。
必要に応じて、エコー検査やレントゲンで肝臓の状態を詳しく調べる場合もあるため、獣医師と相談しながら検査方法を決めましょう。
食事療法・サプリメントによる管理
脂肪肝などの場合は、高タンパク・低脂肪の肝臓用療法食が使う場合が多いです。
肝機能を補助するサプリメント(ウルソ・S-アデノシルなど)も処方される場合があります。
重度の場合は入院や点滴治療が必要
肝臓病が進行している場合は、脱水を防ぐための点滴や、食欲を回復させる治療が必要となります。
重症化すると入院治療や経過観察のもとで慎重な対応が求められるため、肝臓病になる前に長期入院などに備えたペット保険の加入をしておくと安心です。
猫の肝臓の病気を予防するためのポイント

定期的に健康診断を受ける
肝臓病は初期症状があまりないケースも多いですが、早期発見が重要なので、年1~2回の健康診断を受けておくのが理想的です。
無症状でも、血液検査などで早期に異常を見つけられる場合も多いため、猫の健康維持のためにも定期的に健康診断を受けましょう。
食事と体重の管理を徹底する
高脂肪・高カロリーな食事やおやつの与えすぎには注意し、遊びなどで適度な運動を取り入れ、適切な体重を維持しましょう。
猫の肥満は関節炎や糖尿病、心臓病、呼吸器不全などにも繋がりやすく、肝臓への負担も大きくなるため、猫の体重管理は重要です。
危険なものを猫の周囲に置かない
猫の誤飲・中毒を防ぐためにも、猫が触れられる場所には猫にとって毒になる観葉植物や人間用の薬品を置かないようにしましょう。
また、中毒の危険のある物だけでなく、誤ってかじって飲み込んでしまいそうなおもちゃなども出しっぱなしにせず、飼い主が見ていない時はしまうのがおすすめです。
愛猫の万が一に備えられるペット保険

ペット保険とは、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や手術費の一部を補填するための保険です。
ペットが病気やケガをしても、治療にかかる費用は基本的には飼い主が全額自己負担する必要があります。
ペット保険に加入していれば万一の際の経済的負担を軽減できるので、大切な家族のためにペット保険の加入を検討するのはおすすめです。
ペット 保険 |
日本ペット | SBIプリズム少短 |
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保険 対象 |
犬・猫
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犬・猫・小動物・鳥類・爬虫類
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猫の 保険料 (月額) |
【0歳~4歳】 ネクスト:800円 ライト:610円 ミニ:140円 ※50%補償・インターネット割引・免責額適用特約あり |
【バリュー】 0歳:3,880円 1歳:3,540円 2歳:3,160円 |
補償 割合 |
50%・70%・90% ※ミニプランは70%のみ |
100% ※入院・通院・手術の1日(1回)の上限金額および年間上限回数あり |
特徴 | 0歳~4歳まで保険料変動なしで満10歳まで加入可能 ネクストプランは歯科治療・パテラ・ガン・泌尿器疾患も補償※歯石取りは除く |
全国の動物病院が対象 休日診療費・時間外診療費も補償 スマホでいつでも保険金請求ができる |
見積 申込 |
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B24-011(240717) | JACAP202400079 |
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ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、2025年03月01日~03月31日の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。
猫のペット保険に加入する時のポイント

できるだけ若いうちに加入する
ペット保険への加入を検討している場合は、できるだけ猫の年齢が若いうちに加入しておくのがおすすめです。
高齢になると加入できる保険が限られてきたり、病気やケガなどの既往歴があると補償範囲が限定されたり加入を断られる可能性が出てきます。
病気・ケガなどの万一に備えるには、若くて健康なうちに加入しておく方が良いでしょう。
インターネットで加入する
ペット保険の多くはインターネットから加入が可能で、中にはインターネットからの加入限定の商品もあります。
インターネットのみで加入できるペット保険は種類が多く、保険料が安い商品や割引がある商品も。
インターネットからの加入は場所や時間を選ばずに、パソコンやスマホで申込みができるので忙しい人にもおすすめです。
割引が適用できるか確認する
ペット保険は、商品によっては様々な割引を設けているため、活用できる割引がないか事前にチェックしておきましょう。
・インターネット割引
・マイクロチップ割引
・多頭割引
割引制度があるペット保険の中には、もともと保険料が高めに設定されている商品もあるので注意が必要です。
補償割合を確認する
ペット保険には「補償割合」を選択できる商品もあり、一般的には『50%』や『70%』などから補償の割合を選べます。
補償割合が70%の場合、病気やケガで治療費が10万円かかった時の補償額は7万円、自己負担額は3万円です。
商品によっては『100%』補償の商品もあり、補償割合が大きいほど治療費の自己負担額は少なくなりますが、その分保険料が高くなるため、家計とのバランスなどを見て考えましょう。
窓口精算と後日精算がある
ペット保険には『窓口精算』ができる商品と『後日精算』の商品があります。
精算方法 | 概要 |
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窓口精算 | 保険会社が発行する保険証を動物病院の窓口で提示すると、支払い額が自己負担額のみで済む精算方法 |
後日精算 | 動物病院の窓口で治療費全額を支払った後に、保険会社へ保険金を請求する精算方法 |
窓口精算ができるペット保険に加入していれば、動物病院に行くたびに毎回保険金を請求する手間が省けます。
しかし、窓口精算に対応していない動物病院もあり、保険料も後日精算の商品に比べると割高のため、かかりつけの動物病院が窓口精算できるか確認してから検討しましょう。
猫の肝臓の病気:まとめ

猫の肝臓の病気は初期症状がわかりにくく、発見が遅れがちですが、適切な対応をすれば回復できる病気です。
食欲不振や元気のなさ、体重減少、黄疸などの症状があれば、早めに動物病院を受診しましょう。
定期的な健康診断や食事管理、生活環境の見直しを通じて、猫の健康を長く保ってあげてください。
