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がん保険はいらない?がん保険がどんな人に必要なのか徹底解説!【おすすめがん保険ランキング付】

がん保険はいらない?がん保険がどんな人に必要なのか徹底解説!【おすすめがん保険ランキング付】

『がん保険って必要?』
『入るならどのがん保険がいい?』

いつ誰が罹患してもおかしくない”癌”。

取り扱う保険会社も多く、体のどこにあらわれるのかも多岐にわたるため、『自分に合ったがん保険』を選ぶのが難しく検討中に諦めてしまう方も少なくありません

今回はがん保険の必要性について、どんな人に必要なのか、必要な人におすすめのがん保険やその基本的な仕組み・注意点を解説します。

がん保険への加入を検討中の方、がん保険について知りたい方は必見です。

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

がん保険の必要性

がんは誰でもなる可能性がある病気です。

現在、日本人の2人に1人は一生のうちに何らかのがんになるといわれています。がんは、すべての人にとって身近な病気です。
引用:がんの基礎知識

これだけ高い割合で発症する病気なので、保険会社でも様々な病状に合わせたがん保険が取り扱われており、その中から自分に合った保険をひとりで探し出すのは至難の業でしょう。

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そもそもがんとは?

がん(悪性腫瘍)とは
体の組織を構成している細胞の遺伝子異常をきっかけに増殖する病気です。
引用:がんって何?

がん細胞の発生する流れ

がんは大きく分けると3種類に分類できます。

血液のがん
白血球の一部であるリンパ球が循環するリンパ節から発生するがん。主には白血病や悪性リンパ腫、骨髄腫がこれに当たります。
上皮細胞から発生するがん
上皮とは組織の最も上に位置する(消化管などでは粘膜)細胞です。上皮組織より発生したがんを狭い意味での癌と表現します。代表的なものは咽頭喉頭がん、食道がん、胃がん、大腸がん、子宮がん、卵巣がん、肝細胞がん、膵がんなどがあります。
非上皮細胞から発生するがん
非上皮とは組織の内部の細胞で脂肪や筋肉由来のがんがこれに当たります。主なものは骨肉腫、横紋筋肉腫、GIST、平滑筋肉腫、脂肪肉腫などあります。

がんになり得る細胞がこれだけ多岐にわたるので、日本人の約2人に1人が生涯のうち何らかのがんになるとされているのも頷けますね。

では、なぜここまで罹患確率が高いのに『がん保険は必要ない』とする意見もあるのでしょうか?

次はがん保険を必要ないとする理由を解説します。

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がん保険が必要ないとされる理由

    がん保険を不要とするのは

  • 若い世代のがん罹患率が低い
  • 加入していても保険金が受け取れない場合もある
  • 公的保障で賄える国だから
  • 等の理由からです。

若年層のがん罹患率は低め

がんは若い世代での罹患率が低く、がん保険に加入してまで備える必要性を感じない人も多いようです。

国立研究開発法人がん研究センターの『がん統計』によると2019年の全国がん登録罹患データ人口10万人に対する罹患率全世代平均:791.9例35歳未満では100例以下となっていました。

保険金が給付されないケースもある

がん保険に限らず保険商品契約時に定めた保障内容実際の症状・状況・治療内容などが合致していなければ給付金が受け取れません

がん保険では以下の主な給付金が保障内容となりますが、受け取れる状況や金額は加入する保険によって様々。

◆一般的ながん保険の給付金
・診断給付金(一時金)
・治療給付金
・入院給付金
・手術給付金
・通院給付金

がん治療の費用は罹患したがんの種類やステージ・受ける治療などで異なり、一般的ながん保険ではカバーしきれない症例もあるため『がん保険は不要』とする声もあるようです。

日本では高額療養費制度が使える

日本は健康保険制度により、保険診療の範囲内にあたる治療であれば自己負担額が1~3割で済む仕組みになっています。

✅高額療養費制度とは

高額療養費制度とは
同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、後で払い戻される制度。
引用/全国健康保険協会/協会けんぽ/高額療養費

自己負担額の一定水準は個人の収入により決まり、所得が多ければその分、高額療養費の自己負担額が高くなるようになっています。

たとえば…
Aさん 年齢:69歳以下 年収1,160万円以上
Bさん 年齢:69歳以下 年収約370~770万円
両者の医療費がどちらも100万だったら
 
自己負担額は以下のようになります。

支払い
項目
Aさんの明細 Bさんの明細
医療機関窓口での支払金額
(自己負担額)
1,000,000円
×
0.3
=300,000円
(3割負担)
1,000,000円
×
0.3
=300,000円
(3割負担)
自己負担限度額 252,600円

(医療費:1,000,000円

842,000円)
×1%
=254,180円
80,100円

(医療費:1,000,000円

267,000円)
×1%
=87,430円
高額療養費で払い戻される金額 自己負担額300,000円

上限額254,180円
=45,820円
自己負担額300,000円

上限額87,430円
=212,570円

参照:厚生労働省保険局/高額療養費制度を利用される皆様へ

つまり、医療機関の窓口では3割負担分の30万円を支払いますが、自己負担限度額を差し引いた金額が高額療養費制度によって払い戻されます。

69歳以下の方の上限額の所得区分は以下の通り。

所得区分 ひと月の上限額
(世帯ごと)
年収:約1,160万円~
健保:標報83万円以上
国保:旧ただし書き所得901万円超
252,600円

(医療費-842,000)
×1%
年収:約770~約1,160万円
健保:標報53万~79万円
国保:旧ただし書き所得600万~901万円
167,400円

(医療費-558,000)
×1%
年収:約370~約770万円
健保:標報28万~50万円
国保:旧ただし書き所得210万~600万円
80,100円

(医療費-267,000)
×1%
年収:約370万円
健保:標報26万円以下
国保:旧ただし書き所得210万円以下
57,600円
住民税非課税者 35,400円

参照:厚生労働省保険局/高額療養費制度を利用される皆様へ
 
さらに、高額療養費制度は事前に『所得区分』の認定証を発行してもらえば窓口で支払う費用を高額療養費制度適用後の金額にできます。

日本は公的保障が充実しているため、医療費が高騰してしまっても対応できると考え『がん保険は不要』とする人もいるようです。

では、どんな人にはがん保険が必要なのでしょうか?

次はがん保険が必要な人と不要な人の特徴とその理由を詳しく解説します。

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がん保険が必要な人・不要な人とおすすめがん保険ランキング

    がん保険は

  1. 喫煙者・生活習慣の乱れが気になる人
  2. 貯蓄が少ない人
  3. に必要性が高いです。

喫煙者・生活習慣が乱れがちな人はがん保険がおすすめ

がんの発症には様々な要因が絡んでいると考えられています。

しかし、喫煙や飲酒・食生活の偏りは色々ながんの原因となり得るリスクです。

喫煙 主に肺がんのリスクが高まる。
飲酒 大腸がんや膵がん、女性だと乳がんのリスクとなり得る研究結果がある。
食生活の偏り 牛・豚・羊等の赤肉や加工肉ばかりを摂ると大腸がんのリスクが高まる。

喫煙者や生活習慣が乱れやすい人はそうでない人よりもがん保険の必要性が高いでしょう。

貯蓄が少ない人もがん保険で備えるのがおすすめ

働けている間は貯蓄が少なくても生活苦にはなりにくいです。

しかし、がんになると一定期間仕事を休んだり、退職せざるを得ないケースも。

会社員や公務員であれば加入している健康保険で受け取れる『傷病手当金』で一定期間の収入は保障されるでしょう。

しかし、自営業者や個人事業主が加入する国民健康保険にはこのような制度はありません

その場合、働けなくなった際に公的保障だけではカバーしきれず、困窮する可能性が高くなります

住宅ローンを返済していたり、がん治療で仕事を休む期間のお金の不安にもがん保険が役立つでしょう。

✅おすすめのがん保険ランキング

がん保険 人気比較ランキング 2024年12月度
※当サイトにおけるランキング表示について
ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、特定期間の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。

がん保険の仕組みと注意点

がん保険
がんで入院したり、所定の手術を受けたり、がんと診断された場合などに給付金を受け取れます。
引用:がん保険の概要

契約してから90日間の待ち期間を経てから保障が開始されるのが一般的です。

待ち期間経過後(責任開始日以降)の保険期間中に『はじめてがんと診断確定された』際に給付対象となります。

待ち期間があるのはどうして?
がん保険は扱う疾病の特性上、『特定の人(がんの疑いがある人など)』への給付金支払いを避け、他契約者との公平性を保つために待ち期間を設けているようです。
🔖Tips
待ち時間経過後の保証期間に入る日を責任開始日といいます。

✅がん保険の給付内容

主に『がん入院給付金』『がん手術給付金・がん放射線治療給付金』『がん診断給付金』『がん死亡給付(保険)金』『死亡給付(保険)金』などの保険金支給・給付がなされます。

がん入院給付金
がん入院給付金
がんの治療を直接の目的として入院したときに受け取れる給付金です。支払日数が無制限の入院給付金となります。

がん手術給付金・がん放射線治療給付金
がん手術給付金・がん放射線治療給付金
がんで所定の手術を受けたとき、がんで所定の放射線治療を受けたときにそれぞれ受け取れる給付金です。がん手術給付金は手術の種類に応じて入院給付金日額の10・20・40倍などの金額を受け取れます。がん放射線治療給付金はがん手術給付金として受け取れる商品も。

がん診断給付金
がん診断給付金
がんと診断されたときに受け取れる給付金です。保険期間を通じ1度だけ受け取れるタイプと複数回受け取れるタイプの商品があります。がん治療給付金などの名称で販売する保険会社もあるようです。

がん死亡給付(保険)金
がん死亡給付(保険)金
がんを原因として契約者が死亡した際に受け取れる給付金です。一般的にはがん入院給付金日額の100倍ほどが給付額の目安となります。がん死亡給付金の無い商品もあるため加入前にはチェックしておきましょう。

死亡給付(保険)金
死亡給付(保険)金
がん以外で契約者が死亡した時に受け取れる給付金です。がん入院給付金日額の10倍など、一般的にがん死亡給付金より少額の給付となります。こちらも給付機能の無い商品があるため加入前に確認しておきましょう。

❗高度障害状態になった時の扱いもチェックしておこう

がん保険加入者が高度障害状態になってしまった時の扱いは生命保険会社により違います。

主に下記、3パターンのうちいずれかとして扱われるようです。

①がん死亡給付金と同額のがん高度障害給付金を受け取り契約が消滅します。ただし、がん以外が原因で高度障害状態に該当したときは、死亡給付金と同額の高度障害給付金となります。
②保険料が払込免除となり契約が継続します。
③契約がそのまま継続します(保険料の払込みも継続します)。

引用:高度障害状態になった場合の取扱い

がん保険商品によってその際の細かな決まりが違うため、がんに備えて保険加入を検討するなら高度障害状態になった時に保険がどう扱われるのかまで含めてリサーチしておきましょう。

がん保険は他にも『がん先進医療給付金』『がん通院給付金』『抗がん剤治療給付金』など生命保険会社によって扱う給付も様々。

どう備えるか悩んだらファイナンシャルプランナーに相談してみましょう。

がん保険 人気比較ランキング 2024年12月度
※当サイトにおけるランキング表示について
ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、特定期間の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。

がん保険は喫煙者や生活習慣が乱れがちな人におすすめ!

今回はがん保険について、必要性や不要とする理由、がん保険への加入がおすすめな人などを解説しました。

がんは日本人の約2人に1人が生涯のうちに罹患するとされるほど身近な病気。

    しかし、

  • 若い世代のがん罹患率が低い
  • 加入していても保険金が受け取れない場合もある
  • 公的保障で賄える国だから
  • 等の理由から不要とされがちです。

ただ、それでも『喫煙者・生活習慣が乱れがちな人』『貯蓄の少ない人』はがんになり得るリスクが高かったり、罹患した際に困窮してしまう確率が高いためにがん保険の必要性が高いといえるでしょう。

今の自分の貯蓄状況や今後のライフプラン、家族状況なども含めて考えたい人は一度ファイナンシャルプランナーに相談してみるのがおすすめですよ。

保険にお悩みの方におすすめ!