• 保険
  • レジャー保険

夜行バスに乗るなら保険に入るべき?入るべき保険と補償内容を解説

夜行バスに乗るなら保険に入るべき?入るべき保険と補償内容を解説

夜行バスに乗るなら保険に入るべき?
夜行バスに乗る人が入るべき保険は?

夜行バスに乗るなら保険に入るべきかわからず、悩んでいる人は少なくありません。

本記事では、夜行バスに乗る人が入るべき保険や国内旅行保険に入らなくていい人について解説。

夜行バスに乗るなら保険に入るべきか
悩んでいる人は必見です

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
  • この記事の編集者
  • 最新記事
グッドカミング編集部
グッドカミング編集部
グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

夜行バスに乗るなら保険に入るべきか?

夜行バスの補償内容

すべての自動車には自賠責保険と任意保険(自動車保険)への加入が義務づけられていて、バス会社が所有するバスももちろん保険に加入しています。

▶自賠責保険と任意保険とは

自賠責保険とは
交通事故を起こした人(加害者)から被害者への損害賠償を補償する保険。損害賠償を補償だけでなく介護が必要な人の介護料支援や、重度の後遺障害がある人の治療を専門とする病院の運営など様々な形で被害者を救済している。参照:国土交通省

※自賠責保険・共済の正式名称は、「自動車損害賠償責任保険及び自動車損害賠償責任共済」と言います。

任意保険(自動車保険)とは
自賠責保険の補償では補いきれない損害をカバーする保険。対人賠償金のうち自賠責保険の支払限度額を超えた部分や、自賠責保険の対象とならない対物賠償等に対して保険金が支払われる。

特に対人賠償と対物賠償を無制限とする任意保険に加入している夜行バスは少なくありません。

【対人賠償保険(無制限)】
自動車事故で同乗者(バスの乗客も同乗者に含まれる)や事故の相手を死傷させて法律上の損害賠償責任を負った場合、自賠責保険でカバーできない分を補償する。乗客が受けた身体に関する損害を補償する保険。

【対物賠償保険(無制限)】
自動車事故で他人の車や物を壊した際の法律上の賠償責任額を補償する。バス乗車中に起きた事故によって受けた乗客の荷物や所持品への損害を補償する保険。

無制限の保険に加入している夜行バスなら、万一があっても損害額がそのまま保険金として支払われます。

ただし補償内容はそれぞれ異なるので、乗る予定の夜行バスが加入している保険の内容をまずは予約サイトや旅行条件書から確認しましょう。

悩むなら保険に入るべき

基本的に夜行バスの保険は、バスの乗車中&バスが原因の事故でないと補償を受けられません

一般的に補償を受けられない例
・地震など自然災害が原因で起きた事故
・バス降車後に車と当たった
・シートベルトを締めていなかった
・寝ている間に貴重品を盗まれた

対人賠償や対物賠償ではカバーできない事故を補償するため国内旅行傷害保険などを用意する会社もあります。※加入は任意、追加の保険料がかかります。

乗る予定の夜行バスの保険を確認した結果、補償内容を物足りないと感じた人は自分自身で国内旅行保険に加入するのも一つの手です。

【夜行バス】国内旅行保険とは

国内旅行保険とは
国内旅行中のケガや他人への賠償・手荷物など携行品への損害等に備える保険。

国内旅行保険の主な補償内容は下記の通り。

✅自分自身のケガへの補償
✅他人への賠償責任
✅携行品損害への補償
✅事故の救援者費用の補償
✅航空機の遅延・欠航に対する補償

国内旅行保険の基本はまず旅行中のケガへの補償で、その他の補償はオプションで付帯可能です。
※そもそもセットになっている商品もあります。

国内旅行保険の内容①ケガの補償

国内旅行保険に加入すると、まず第一に旅行中の自分自身のケガに備えられます。

旅行中のケガにより手術や入院・通院をした人には、保険金が支払われるのが特徴です。

例:観光中に誤って階段から転落した
  スキー中に転倒したなど

国内旅行保険の内容②賠償責任

国内旅行保険の賠償責任補償では、旅行中の他人への賠償責任に備えられます。

他人にケガをさせたり、他人の物を壊してしまって、損害賠償責任を負うと保険金が支払われる補償です。

例:観光中に他人の三脚にぶつかってしまいカメラを壊したなど

国内旅行保険の内容
③携行品損害補償

国内旅行保険の携行品損害補償では、旅行に持っていく身の回り品への損害に備えられます。

破損や盗難などの事故によって、携行品に損害が生じると保険金が支払われる補償です。

例:バッグがひったくられた
  誤ってカメラを落として壊れたなど

国内旅行保険の内容
④事故の救援者費用

✅国内旅行中にケガをして14日以上入院した
✅被保険者が搭乗する飛行機や船舶が遭難した

上記のような場合等に、被保険者の親族が現地に向かう際に負担した交通費や捜索救助費用を補償します。

例:旅行先でケガをして14日以上入院したため親族が現地へ駆けつけたなど

国内旅行保険の内容
⑤保険航空機遅延費用補償

国内旅行保険の保険航空機遅延費用補償では、飛行機の遅延・欠航リスクに備えられます。

飛行機の遅延や欠航で発生した宿泊延泊料金等に対して保険金が支払われる補償です。

例:台風によって飛行機が欠航したので1日延泊したなど

【夜行バス】国内旅行保険に入らなくていい人

加入済みの保険と補償内容が被っている人

既に加入している保険で、国内旅行保険の補償内容をカバーできる人も中にはいます。

ケガの補償
医療保険、傷害保険
賠償責任
火災保険や自動車保険などの損害賠償特約
携行品損害補償
火災保険や自動車保険などの携行品損害補償特約

加入済みの保険で旅行中のケガ等に備えられるなら、新しく国内旅行保険に加入する必要はありません。

保険料を無駄にしないため、加入している保険と国内旅行保険の補償内容に重複がないか確認しましょう。

まず夜行バスの補償内容を確かめて、十分でないと感じる人は加入済みの保険の補償内容を確認してから国内旅行保険を検討すると◎

カード付帯の保険がある人

クレジットカードの種類によっては、国内旅行保険が自動で付帯されています。

クレジットカードに付帯している保険は一般的にカードの年会費があるため、あらたに保険料を支払う必要はなく事前申し込みも不要です。

国内旅行保険に加入しなくても十分な補償を受けられる人もいるので、ぜひ一度手持ちのクレジットカードを確認してみましょう。

【夜行バス】他のおすすめ保険

✅旅行キャンセル保険

国内旅行保険以外では、旅行キャンセル保険への加入がおすすめです。

旅行キャンセル保険とは
旅行出発前に宿泊をキャンセルした場合、キャンセル料や違約金を全額もしくは一部補償してくれる保険。

旅行キャンセル保険は国内旅行保険とセットの商品もあるものの、単体契約できる商品もあります。

自分自身だけでなく家族の急な体調不良や、飛行機の遅延・欠航など不測の事態に備えられる保険です。

✅チケットガード

コンサートやフェスなど行くはずだったイベントが中止になった人向けの保険もあります。

チケットガード(不使用チケット費用補償保険)
災害や主催者側の都合でイベントが中止になった場合にチケット代が補償される保険。

不使用チケット費用補償保険の申込期限は、チケット購入後5日以内とする商品が多いです。

夜行バスに乗るなら保険に入るべきか:まとめ

夜行バスを含む全ての車には、自賠責保険と任意保険への加入が義務付けられています。

夜行バスに乗る際に改めて保険に加入する必要はないものの、夜行バスの保険の補償内容では物足りなく感じる人は国内旅行保険への加入がおすすめ。

国内旅行保険や旅行キャンセル保険など、備えたいリスクに合わせて必要な保険に加入しましょう。