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国内旅行に行くなら保険で台風に備えるべき?台風で欠航・遅延した人の対処法

国内旅行に行くなら保険で台風に備えるべき?
台風に備えた国内旅行の保険とは?

台風に備えた国内旅行の保険に加入すべきかわからず、悩んでいる人は少なくありません。

本記事では、国内旅行の台風による欠航・遅延にかかる費用や国内旅行の保険について解説

台風による飛行機の欠航・遅延に
備えたい人は必見です

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

【国内旅行】台風で欠航したらどうなる?

航空券の変更・払い戻しは可能

台風や豪雨などの悪天候や自然災害が原因で飛行機が大幅に遅延・欠航したら、基本的に同じ航空会社の他の便へ航空券は変更できます。

他の便に振替するのではなく払い戻しも可能で、ほとんどの航空会社では航空券の変更手数料やキャンセル料はかからないです。

ただし航空券の変更・払い戻しは可能ですが、飛行機の遅延・欠航に伴う航空券以外の費用は自己負担になりかねません

払い戻しの手続きは、出発予定日からだいたい10日以内に済ませるのが◎

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【国内旅行】台風による欠航にかかる費用

台風による欠航・遅延にかかる費用
①ホテル代など滞在費

台風で飛行機が遅延・欠航して旅行先から帰宅できず、やむを得ずホテルに延泊した際の料金等は全額自己負担になります

基本的に航空会社は、航空券代以外にかかった諸費用についての補てんはしません。

ホテルに延泊してかかった食事代や日用品費などの滞在費も自己負担になる

台風による欠航・遅延にかかる費用
②ホテルのキャンセル料

旅行先に向かうはずの飛行機が台風で遅延・欠航し旅行を中止すると、ホテルの延泊料金はかからないですがキャンセル料は発生します

予約3日前はキャンセル料50%、当日は100%などホテルによって発生するキャンセル料は異なるので予約時にしっかり確認しましょう

ホテル以外にもレンタカーや飲食店を予約している人はキャンセル料を要確認。

台風による欠航・遅延にかかる費用
③飛行機以外の交通費

台風で飛行機が遅延・欠航したため代わりに新幹線やバスを利用する人は少なくありません。

航空会社は遅延・欠航した航空券の払い戻しは基本的に手数料なしで応じてくれます。

しかし、航空券以外の費用への補てんはないので新幹線やバスなど飛行機の代わりに利用した移動手段にかかる交通費は自己負担です。

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【国内旅行】台風に備えた保険は必要?

飛行機の欠航率と遅延率

国土交通省の調査によると、令和4年7月~9月の飛行機の欠航率と遅延率は下記の通りでした。

欠航確率 遅延率
2.28% 9.02%

飛行機の欠航は100回の運行のうち2~3回、遅延は100回の運行のうち9回ほどの割合で起きていて、決して頻発はしていません。

ただし台風の発生しやすい時期や台風の被害を受けやすい地域を旅するため遅延・欠航しないか不安な人は、保険に入るのも一つの手です。

国内旅行保険とは
国内旅行中のケガや他人への賠償・手荷物など携行品への損害等に備える保険。

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【国内旅行】台風による欠航に備える保険

台風による遅延・欠航に備える保険
①保険航空機遅延費用補償

国内旅行保険の中には、航空機の遅延・欠航に伴い発生した諸費用に対する補償をオプションで付けられる商品があります

航空機遅延費用補償とは
国内や海外旅行中に飛行機の遅延・欠航によって発生した宿泊施設の客室料や食事代等の一部を負担する補償

航空機遅延費用補償や航空機欠航費用補償と呼ばれる補償で、詳細な補償内容や補償の適用条件は保険会社ごとに異なります。

国内旅行保険に追加で付帯できる商品やそもそもセットになっている商品もあるので、補償を付けたい人は予約時に確認しましょう。

基本的にオプションで付ける形なので、航空機遅延費用補償のみの契約は不可

台風による遅延・欠航に備える保険
②旅行キャンセル保険

台風で飛行機が遅延・欠航して旅行中止する場合のキャンセル料に備える保険もあります。

旅行キャンセル保険とは
旅行出発前に宿泊をキャンセルして発生したキャンセル料や違約金を全額もしくは一部補償してくれる保険。

航空機遅延費用補償と同じく国内旅行保険とセットの商品もあるものの、単体で契約できる旅行キャンセル保険もゼロではありません。

台風による飛行機の遅延・欠航だけでなく、急な体調不良など不測の事態にも備えられます

キャンセル費用保険やツアーキャンセル保険など保険会社ごとに名称は異なる。
▶クレジットカード付補償とは?

クレジットカードの種類によっては、台風や大雨で遅延・欠航した際に補償を受けられる航空便遅延保険が付いています。

クレジットカードに付帯している保険で、一般的にカードの年会費があるため新たに保険料を支払う必要はなく事前申し込みも不要です。

わざわざ国内旅行保険に加入しなくても補償を受けられるので、ぜひ一度手持ちのクレジットカードを確認してみましょう。

元からクレジットカードに保障が付いていても自動で補償はされない。書類提出などの手続きは必須。

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【国内旅行】台風に保険で備える注意点

全額補償はされない

航空機遅延費用補償は飛行機の遅延・欠航によって発生した諸費用を補償しますが、全額補償される人はほとんどいません。

航空機遅延費用補償の上限はだいたい2~3万円なので、補償金額超過分は自己負担します

ちなみに航空機遅延費用補償の料金は旅行代の数パーセントに設定されていて、数百円単位で加入できる商品も多く比較的安価です。

▶国内旅行の補償請求の仕方
航空機遅延費用補償の請求の仕方
①保険会社に飛行機の欠航・遅延を伝える
②保険金請求書を作成する
③必要書類を準備して保険会社に申請
④補償金を受け取る

✅出発地
✅目的地
✅遅延・欠航の原因
✅振替便等はあるか

保険会社に連絡する前に上記内容をメモしておくと、スムーズに話ができるでしょう。

詳細な適用条件や申請方法は保険会社ごとにそれぞれ異なるので、まず第一に保険会社の指示に従ってください。

補償請求に必要な書類
・請求書類及び状況報告書
・保険証券
・航空会社発行の遅延、欠航証明書
・支払った各種費用の明細書、領収書
・振替便への搭乗を証明する書類(航空券の半券など)

6時間以下の遅延・欠航は対象外

航空機遅延費用補償は、基本的に6時間以上の遅延・欠航でないと補償の対象外です。

もし台風で遅延・欠航しても6時間以内に代替の航空機に搭乗できたら補償は受けられません

当日加入は基本的に不可

旅行キャンセル保険は、旅行の7~9日前までに加入しないといけない商品が多いです。

国内旅行保険自体は旅行当日に加入できても、航空機遅延費用補償を当日オプションで追加するのは不可の商品も少なくありません。

当日加入できる保険もゼロではないですが、台風に備えて補償を付けておきたい人は当日より前に加入するのが賢明です。

旅行当日に加入する場合でも、自宅を出る前に手続きするのが◎

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【国内旅行】保険で台風に備える:まとめ

台風による遅延・欠航に備えるなら
①国内旅行保険に航空機遅延費用補償を付帯する
②旅行キャンセル保険に加入する

台風で飛行機が遅延・欠航すると、航空会社は航空券の変更や払い戻しをしてくれます。

ただし、航空券以外のホテル延泊料金やキャンセル料など諸費用は基本的に自己負担です。

台風が原因で飛行機が遅延・欠航しないか心配な人は、航空機遅延費用補償や旅行キャンセル保険に加入しましょう。

※引用:国土交通省/特定本邦航空運送事業者に関する航空輸送サービスに係る情報公開