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子犬を迎えるのに必要な初期費用は?準備すべきものと初期費用の目安を解説

子犬を迎えるのにどれくらい費用がかかる?
初期費用はどれくらい必要?

新しく子犬を家族に迎えるとき、喜びと同時に気になるのが初期費用ですよね。

子犬との生活に必要な出費をあらかじめ把握しておけば、無理のないスタートが切れます

この記事では、子犬との暮らしに必要な初期費用と、内訳について解説していきましょう。

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャルプランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

子犬を迎えるのにかかる初期費用

子犬を迎えるのに必要な初期費用は、購入費・飼育グッズ・医療費などを合計すると平均で10万〜30万円程度かかります。

高額な犬種やこだわった用品を選ぶ際は50万円を超えるケースや、保護犬を迎えたり必要最低限の準備をすれば10万円台で収まるケースも。

必要な費用は家庭ごとの環境によって異なるため、項目ごとにリストアップして見積もりを立てると安心です。

子犬を迎えるときにかかる初期費用の目安
生体購入代数万円~30万円程
ペット用品代1〜3万円程
予防接種などの医療費2〜3万円程
しつけや安全対策費5,000~1万円程

無理のない予算計画を立てて、子犬との生活を楽しくスタートさせましょう。

子犬の購入費・譲渡費の目安

ペットショップでは10万円〜30万円ほどになるのが一般的で、血統や人気犬種であれば、50万円を超えるケースもあります。

保護犬や譲渡会経由なら、数千円〜数万円ほどで迎えられる場合も。

ただ、ワクチン代や検診費用が別途必要になるケースもあるため、事前確認が欠かせません

購入方法に応じてかかる費用の項目も異なるので、全体を把握したうえで準備しましょう。

基本的なペット用品にかかる初期費用

子犬を迎える際には、ベッド・トイレトレー・食器などの基本アイテムが必要になります。

ケージ、ベッド、トイレ用品、食器、水入れなどが揃ったスターターセットは1万〜2万円が目安です。

飼育環境を整えるためのペット用品
● ケージ・サークル・ベッド
● 日用品(ドッグフード・犬用食器)
● トイレ用品
● 首輪・リード・ハーネス
● ケア用品(爪切り・ブラシなど)
● おもちゃ

素材の耐久性や清掃のしやすさも、購入時にチェックしておきましょう。

長く使えるように、丈夫でお手入れしやすい素材を選ぶと安心です。

子犬の健康管理に必要な初期費用

子犬は迎え入れ後、すぐに動物病院で健康チェックや予防接種が必要です。

動物病院によって料金が異なりますが、ワクチン3回分で1〜2万円、初回診察や便検査などを含めると合計で2〜3万円が目安

寄生虫の有無や発育状況を確認し、病気の早期発見につなげられます。

安心して子犬との生活のスタートを切るためにも、ペット保険を含めた準備を早めに進めておきましょう。

畜犬登録
犬を迎えてから30日以内に居住している市町村に犬に登録する必要があります。一頭につき約3,000円程度
マイクロチップ登録料
2022年6月1日からブリーダーやペットショップで販売される犬や猫にマイクロチップ装着が義務化されました。登録変更手数料はオンライン申請300円、用紙による申請は1,000円
狂犬病
予防接種
狂犬病予防法で年1回の接種が義務付けられています。約3,000〜4,000円の自治体が多いです。
混同ワクチン接種
接種は任意ですが、多くのトリミングサロンやドッグランなどのペット入場可の施設では接種証明書の提示を求められるケースが多いです。1回約3,000〜1万円ほど
去勢・避妊手術
去勢・避妊手術は、望まない繁殖を防ぐ・特定の病気のリスクを減らせます。手術の費用は地域や施設によって異なりますが、2万円から5万円程度が目安。術後のケアや入院費用が別途かかるケースも。

子犬のしつけや安全対策にかかる費用

子犬を迎えたばかりの頃は、トイレの失敗やしつけが必要な時期が続くため、消耗品の準備が欠かせません

● トレーニングパッド・しつけ用おやつ
● 誤飲防止・いたずら防止グッズ
● おもちゃ・知育玩具などの初期費用

トレーニングパッドやおやつは2,000〜4,000円、安全対策グッズは2,000〜5,000円ほど見込んでおくと安心でしょう。

誤飲を防ぐにはコードカバーやストッパーなどの環境整備も大切です。

おもちゃや知育グッズは噛み癖の予防やストレス解消にもつながり、子犬との関係づくりにも役立ちます。

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子犬を迎えた後の飼育にかかる費用

子犬を迎えた後の飼育にかかる費用
✅ 子犬の想定される月々の飼育費用
✅ 季節ごとの予防薬にかかる費用
✅ 年間で必ず発生する犬の医療費
✅ 子犬の飼育にかかるその他の費用

子犬の想定される月々の飼育費用

子犬の想定される月々の飼育費用は、1万〜2万円程度かかるのが一般的です。

フード・おやつ代
月約1,000~3,000円。犬の大きさやフードの種類によっても異なります。
トリミング代
トリミングサロンで小型・中型犬は3,000~1万円程度、大型犬だと5,000~1万6,000円程。一般的にシャンプー/爪切り/耳掃除/肛門絞りなどがコース料金に含まれます。
日用品
1,000~3,000円程度が目安。ペットシーツ/消臭スプレー/ウェットシート/おもちゃ/歯ブラシ/排泄処理グッズなど。
ケガや病気の治療費
ケガや病気の種類や状態によって異なります。軽度のケガなら数千円、手術が必要な場合は数十万円ほどかかるケースもあります。
ペット保険料
必ず加入する必要はありませんが、万が一に備えて加入しておくと医療費の経済的な負担を減らせます。料金は年齢や犬種、補償内容によって様々です。

季節ごとの予防薬にかかる費用

以下の費用は季節ごとの出費となるため、犬の健康を守るため、惜しまず準備しておくと安心です。

フィラリア
予防薬
蚊が飛び始める3~4月頃から、いなくなる11~12月頃まで毎月。小型犬1回1,000〜1,500円程度、中型犬や大型犬1回2,000〜3,000円ほど1シーズン7,000〜25,000円ほどが目安
ノミ・ダニ
予防薬
通年または春から秋にかけての予防が推奨。1回約1,000~3,000円。薬のタイプと体重で変動あり。

フィラリア予防薬は、犬フィラリア症(犬糸状虫症)を予防する薬です。

犬フィラリア症(犬糸状虫症):蚊を媒介にして寄生虫のフィラリアの幼虫が犬の体内に入り、血液の循環障害を起こす感染症

毎年血液検査を受けて、蚊が飛び始める3〜4月頃から、いなくなる11〜12月頃まで続けると、体内の幼虫が成長するのを防げます。

ノミ・ダニ予防薬も、通年または繁殖力が強くなる春から秋にかけての予防が推奨

地域の気候や生活スタイルによって予防期間が変わるため、獣医師に相談してスケジュールを決めておくのもおすすめです。

年間で必ず発生する犬の医療費

以下の予防接種や健康診断の費用は、毎年必ず必要になります。

● 狂犬病:約3,000円程度
● ワクチン接種:約10,000円程度
● 健康診断:約10,000-20,000円

健康診断は検査項目を増やすかなどによって幅がありますが、一般的な健康診断であれば10,000~20,000円程度です。

シニア期に入る7歳以降には、半年に一度を目安に健康診断を受けましょう。

子犬の飼育にかかるその他の費用

子犬の飼育には、以下のような費用がかかるケースもあるので、余裕を持って備えておくのが大切です。

● ドッグランなど施設費:年間約2,600円
● しつけ・トレーニング:年間約7,400円
● ペットホテル/シッター:年間約5,000円
● 洋服:年間約13,000円
● 防災用品:年間約760円

上記以外にも、夏や冬にはエアコンで室温を維持しなければならないので、光熱費が4,000~5,000円ほど増えます

子犬の医療費とペット保険の必要性

近年では医療の発達とともに犬の平均寿命が延び、一家庭の診療費負担は増加しています。

ペットには公的な健康保険がないため、治療費は全て飼い主さんが負担しなければならず、治療費が高額になるケースも少なくありません

犬が病気になった時にかかる費用の目安は以下の通りです。

1回あたりの
平均的な通院費(手術なし)
数千円~約2万円
1回あたりの
平均的な入院費(手術なし)
約10万円~13万円
1回あたりの
平均的な手術費
約15万円~30万円

小型犬に比べ、大型犬や特大犬はガンなどの大病を患いやすく、入院費や手術費は高額に

ペット保険はワクチンや健康診断などの予防医療は補償の対象になりませんが、病気やケガの治療費の一部をカバーしてくれます。

安心して満足のいく治療を受けさせてあげるためにも愛犬が病気やけがに備えた蓄えは必須と言えるでしょう。

保険会社によって補償内容や条件は異なるため、犬の年齢や健康状態に応じた最適なプランを選びましょう。

子犬の病気に備えられるペット保険

ペット保険は、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や入院費、手術費の一部を補填するための保険です。

ペットが病気やケガをした場合の治療費は、基本的に飼い主さんが全額自己負担しなければなりません。

犬は0歳と7歳以上のシニア期に1年間の平均受療回数が多くなる傾向にあるため、お迎えしてすぐにペット保険に加入するのがおすすめ。

愛犬に満足のいく治療をさせてあげられるよう、早めにペット保険へ加入しましょう。

グッドカミング公式LINEに登録すると、無料でペット保険の相談ができます。
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対象
犬・猫
犬・猫・小動物・鳥類・爬虫類
犬の
保険料
(月額)
【0歳~4歳】
ネクスト:1,550円
ライト:1,220円
ミニ:380円
※トイ・プードルの場合
※50%補償・インターネット割引・免責額適用特約あり
【バリュー】
0歳:3,980円
1歳:2,910円
2歳:2,960円
※トイ・プードルの場合
補償
割合
50%・70%・90%
※ミニプランは70%のみ
100%
※入院・通院・手術の1日(1回)の上限金額および年間上限回数あり
特徴 0歳~4歳まで保険料変動なし満10歳まで加入可能
ネクストプランは歯科治療・パテラ・ガン・泌尿器疾患も補償※歯石取りは除く
全国の動物病院が対象
休日診療費・時間外診療費も補償
スマホでいつでも保険金請求ができる
見積
申込
B24-011(240717) JACAP202400079

犬の飼育にかかる生涯費用

一般社団法人ペットフード協会の「全国犬猫飼育実態調査」によると、2023年の犬の生涯費用は約250万円前後

犬の大きさ別の生涯費用

超小型犬:約255万円
小型犬 :約238万円
大型+中型犬:約256万円

犬種や与える食事内容、ドッグランやトリミングの頻度、医療費などによっても異なりますが、様々な費用が継続的に必要になる点を飼う前に知っておきましょう。

※ 引用:一般社団法人ペットフード協会/令和5年(2023年)全国犬猫飼育実態調査

初期費用を抑えるための工夫と注意点

必要最低限からスタート

子犬との暮らしを始めるとき、すべてのアイテムを最初から揃える必要はありません。

まずはケージやフード、トイレ用品などの生活に直結する道具を優先し、一度にすべて購入せず段階的に揃えていけば、費用の負担も自然に軽くなります

子犬の成長や性格によって必要な用品は変わるため、様子を見ながら少しずつ整えていくのがおすすめです。

まとめ買いやセット品での節約

ペット用品は単品よりセットやまとめ買いのほうが、1点あたりの費用を抑えやすくなります。

初回限定セットやスターターキットには、必要な道具が揃っており手頃な価格で購入可能

トイレシーツやフードなどの消耗品は、大容量パックや定期便の割引を活用するとお得です。

必要量と保管スペースを意識しながら、無理のない範囲で効率よく揃えていきましょう。

譲渡会や保護犬の受け入れも検討

ペットショップやブリーダー以外にも、譲渡会や保護施設から子犬を迎える方法があります。

譲渡費用は抑えやすく、ワクチン接種や不妊手術などが済んでいる子犬も少なくありません。

信頼のおける団体では、健康管理に加えて基本的なしつけにも対応しており、迎え入れ時も安心でしょう。

見学や面談を通じて、飼育環境との相性をあらかじめ確認できる点も大きなメリットです。

子犬を迎えるのに必要な初期費用:まとめ

子犬を迎えるのに必要な初期費用は、迎える子犬や家庭ごとの環境によって異なりますが、購入費・飼育グッズ・医療費など平均で10万〜30万円程度

無駄な出費を避けるためには、必要最低限から始めたり、セット購入・譲渡制度を活用したりする工夫が役立ちます。

さらに、予期せぬ通院やけがのリスクを考えるなら、ペット保険の加入も検討しておくと心強い備えになるでしょう。

暮らしのスタートをスムーズにするためにも、迎える前に自分の生活スタイルに合った準備とお金の計画を整えておくのが効率的です。