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債務整理バックレの末路|債務整理で再和解する方法とリスク回避策とは

「債務整理をバックレるとどうなる?」
「バックレたけどもう一度債務整理できる?」
債務整理の手続きを進めている途中で、返済が苦しくなったり、担当の弁護士や司法書士と連絡を取らなくなってしまうケースも少なくありません。
債務整理をバックレる(放置する)と、一括請求や遅延損害金の発生、最悪の場合は強制執行による財産差し押さえといった重大なリスクが発生します。
本記事では、債務整理をバックレた場合に起こり得る具体的なトラブルとその対処法、さらに再び手続きを再開するための方法や債権者と再和解する手順まで詳しく解説。
今、返済や手続きの継続が不安な方は、ぜひ参考にしてください。
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この記事の目次
債務整理をバックレるとどうなる?放置の重大リスク

債務整理を途中で放棄すると、分割返済の取り決めが無効となり、一括請求や強制執行のリスクが高まります。
以下で詳しく見ていきましょう。
分割返済の取り決めが無効、一括請求のリスク
債務整理の手続きを途中で放棄すると、債権者との分割返済の合意が無効になります。これは、和解契約に基づく返済が履行されないため、契約違反と見なされるからです。
その結果、債権者は残債務の全額を一括請求できる権利を持ちます。
このような事態を避けるためにも、返済計画は必ず守りましょう。
遅延損害金が発生
返済が遅延したまま放置すると遅延損害金が加算され、債務総額が増加します。
これにより、返済負担がさらに重くなり、債務整理の再開が困難になる可能性が。長期間放置すると、遅延損害金の累積が大きな負担となります。
返済が難しいのであれば早急に弁護士や司法書士へ相談しましょう。
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最悪の場合は強制執行も!財産差し押さえの可能性

債務整理を放棄し続けると、最終的には強制執行により財産が差し押さえられる可能性があります。
以下でその流れを解説します。
強制執行とは?手続きの流れ
強制執行とは、債権者が裁判所を通じて債務者の財産を差し押さえる法的手続きです。
- 債権者は裁判所に対して支払い命令を求める訴訟を提起
- 裁判所が債権者の主張を認めると、債務者に対して支払い命令
- それでも支払いが行われない場合、債権者は強制執行の申立てを行い、差し押さえが実行
このような事態を避けるためにも、早期の対応が求められます。
給与や預金が差し押さえられるケース
強制執行が実行されると、債務者の給与や預金が差し押さえられる可能性があります。
給与の差し押さえでは、法律で定められた範囲内で一定額が債権者に支払われます。預金口座が差し押さえられると、口座が凍結され、生活に支障をきたす恐れが。
これらの措置は生活に大きな影響を与えるため、注意が必要です。
不動産などが対象となる場合もある
強制執行では、債務者の不動産や動産も差し押さえの対象とケースも。
不動産が差し押さえられると、競売にかけられ、売却代金が債務の返済に充てられます。
債務整理バックレ後の債権者側の対応

債務整理を放棄すると、債権者は様々な手段で債務の回収を図ります。
以下でその対応を見ていきましょう。
電話や書面での督促が再開する
債務整理をバックレると、債権者からの督促が再開します。
電話や郵送による通知が繰り返され、精神的な負担が大きくなるでしょう。これらの督促は、返済が再開されるか法的手続きに進むまで続きます。
無視し続けると、次の段階として裁判に進む可能性が高まるため早めに弁護士や司法書士に相談してください。
法的手続き(裁判)に進むケース
督促に応じないと債権者は法的手続きに踏み切ります。裁判所を通じて支払い命令が出され、判決が確定。
判決確定後も支払いがなければ、強制執行が申立てられます。
裁判に進むと、解決までの時間や費用もかかるため、事態が悪化する前に弁護士や司法書士への相談が効果的です。
信用情報への影響は続く
債務整理をバックレると信用情報機関に事故情報が登録され続けます。
この影響により、クレジットカードやローンの審査に通りにくくなります。通常、事故情報は5年から7年で消えますが、債務整理をバックレると延滞が続くため削除されません。
債務整理バックレ後に再開するには?
バックレた後でも、適切なステップを踏めば債務整理を再開できます。
弁護士・司法書士に再相談する手順
まずは、弁護士や司法書士に再度相談してください。
現在の債務状況や放置期間を伝え、再開の可能性を確認。弁護士や司法書士は、債権者との再交渉や手続きの進め方をサポートしてくれます。
放置期間が長くても、放置の理由が悪質でなければ何らかの対応策を提案してもらえるでしょう。
債権者と再和解する方法
弁護士や司法書士を通じて、債権者と再和解を目指す方法もあります。
再和解では、返済計画の見直しや条件変更が交渉されます。
一度合意を破ってしまっても、誠意を示せば再度合意が成立する可能性が。
ただし、一度目の債務整理よりも厳しい条件となることは覚悟しておきましょう。再和解に向けた交渉は、弁護士や司法書士の助けを借りて進めてください。
自己破産・個人再生への切り替えも検討
状況によっては、自己破産や個人再生への手続き変更が有効です。
返済が困難なら自己破産により債務の免除を受けられるかもしれません。個人再生では一定の財産を保持しながら、返済額を減額が可能です。
自己破産は任意整理と比べ生活への影響が大きいため、慎重な判断が求められます。弁護士や司法書士と相談し、自分に最適な選択を見極めましょう。
債務整理をバックレないためのポイント
債務整理を確実に進めるためには、いくつかのポイントが大切です。
以下を実践して、計画的に返済を進めましょう。
支払いが難しいならすぐに報告
返済が難しくなった時は、早めに弁護士や債権者に相談しましょう。
早めに対応すれば、返済計画の見直しや猶予期間の提案が受けられるなど選択肢が広がります。
無理に返済を続けるよりも、支払いが難しいと正直に伝えれば状況に応じた方法を考えてくれるでしょう。
依頼先の事務所との信頼関係を保つ
債務整理をスムーズに進めるには、依頼している弁護士や司法書士との信頼関係が欠かせません。
約束を守り、相談時には嘘をつかない・隠し事をしないことが信頼構築につながります。
「これくらい別に報告しなくてもいいか」と自己判断せず、借金に関する情報は包み隠さず伝えてください。
困った時にもすぐ相談したいと思える弁護士や司法書士に依頼し、安心して手続きを進めていきましょう。
債務整理をバックレると取り返しがつかない事態に発展する
債務整理を途中で放棄すると、一括請求や強制執行など深刻なリスクが発生します。
万が一バックレてしまっても、早めに対応すればリスクは最小限に。
まずは落ち着いて状況を整理し、適切な手続きを再開しましょう。