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アメックスは任意整理できる?任意整理とアメックス(アメリカン・エキスプレス)について解説

アメックスは任意整理できる?任意整理とアメックス(アメリカン・エキスプレス)について解説

任意整理とは、利息の減額や返済期間の延長によって借金の返済負担を軽減する方法です。

債権者(貸し手側)との交渉は、債務者(借り手側)の代わりに弁護士や司法書士が担当します。

アメリカン・エキスプレス(アメックス)のクレジットカードの滞納が続いており、返済負担を減らしたい時も任意整理が有効です。

  • 総返済額を減らせる
  • 毎月の返済額を減らせる
  • 原則財産を差し押さえられない

アメックスを任意整理し、家計の負担を減らす方法を解説します。

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グッドカミング編集部
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アメックスの返済が遅れるとどうなる?対処法は?

アメックスの返済が遅れると、 滞納日数に応じてペナルティなどの対応が取られます。

期日通りの返済ができないのであれば、事を大きくしないためにもアメックス側への迅速な対応が欠かせません。

【翌日から】カードの利用停止

返済日に引き落としが完了しないと、翌日からカードが利用できなくなります

アメックスはクレジットカード他社より早く措置を取るため、返済日直後にアメックスを使う予定がある方は要注意です。

なお、返済遅れによる停止処分は一時的な措置で、支払いが完了すれば2〜3営業日程度で利用を再開できます。

【翌日から】遅延損害金の発生

返済遅れによって発生するのが「遅延損害金」です。

遅延損害金の年率は返済額の「14.6%」で、返済日の翌日から完済に至るまで日割り計算で請求されます。

遅延損害金の計算式(10万円の返済に10日遅れたケース)
10万円(返済額)×0.146(遅延損害金年率)÷365(日)×10(遅延日数)=400円

返済が長引くほど通常の返済額以上に支払う額が増えるため、なるべく早く返済するのが賢明です。

参照:アメリカン・エキスプレスのカード会員規約

【61日以上or3ヶ月以上】信用情報に事故情報が登録される

支払い遅れが61日以上もしくは3ヶ月以上続くと、信用情報に返済遅れを表す「異動情報」が記載されます。

信用情報とは?
個人のクレジットカードやローンの契約状況や支払い状況が記録された情報

信用情報は、内閣総理大臣が指定した「指定信用情報機関」が取り扱う情報です。

金融機関は過剰な貸付を防ぐために申込人ごとの信用情報を照会し、個人の返済能力を確認してから融資可否を決めています。

万が一信用情報に異動情報が記載されると個人の信用を失うため、新たな借り入れやクレカ作成は困難です。

異動情報が残り続ける完済後約5年〜7年はローンによる融資なども難しくなる点を理解し、返済遅れがないよう努めましょう。

【2ヶ月〜3ヶ月以上】催告書が届く

返済が2ヶ月〜3ヶ月以上遅れるとクレジットカード会社から届くのが催告書です。

催告書は裁判を起こされる直前の最終警告のような意味合いを持ち、状況次第では残債の一括返済が求められます。

催告書が届いたタイミングで返済すれば法的措置を防ぎやすくなるので、クレジットカード会社に速やかに連絡して支払いましょう。

【3ヶ月以上】法的措置(強制回収)

長期間未払い状態が続くと、アメックスから未払分の回収を目的とした訴訟を提起されます。

手続き開始後は自宅に「支払督促」が届き、裁判所の書記官から支払いを命じられる流れです。

速やかに支払えば未払いに関する紛争は解決しますが、ここでも支払いに応じないと「仮執行宣言」を申し立てられます。

宣言に関する督促状が送られた後も支払いがないと強制執行に移行し、財産を差し押さえて未払金の回収が実施されるのです。

参照:「お金を払ってもらえない」とお困りの方へ、簡易裁判所の「支払督促」手続をご存じですか? | 政府広報オンライン

任意整理とは?アメックスは任意整理できる?

任意整理とは、これから発生する利息をカットして総返済額を減らしたり、残債の支払いを約3年ほどの分割払いにしたりして返済の負担を和らげる方法です。

任意整理をするには債権者(アメックス)との交渉を通じて合意を得る必要があります。

自身でも交渉はできますが債権者が応じない可能性があるため、任意整理に強い弁護士や認定司法書士に依頼するのが得策です。

成功すれば毎月の返済額が減り、無理のない返済計画が立てられるためお金の負担を減らせます。

任意整理ができる条件

任意整理は借金を帳消しにする方法ではありません。

ゆえに誰でも実行できるわけではなく、債権者に任意整理に応じてもらうには一定の条件を満たす必要があります。

  • 安定した収入がある
  • 残債を3年〜5年で返済できる見込みがある
  • 借入額が大きすぎない

あくまでも返済負担を減らす方法であって、返済は続くのが任意整理です。

収入がない状態だと交渉に応じてもらえないため、収入がない方は弁護士などと別の解決策を練る必要があります。

任意整理が厳しいケース

任意整理は収入がないという理由以外でも実行できない可能性があります。

  • 安定した収入がない
  • 債権者に一度も返済していない
  • 借入額が大きすぎる
  • 規約違反を犯している

アメックスに対して一度も返済していなかったり、取引実績がなかったりすると債務整理の合意を得づらくなります。

返済されないまま債務整理を認めると業者側の利益がわずかとなるからです。

また、クレカの現金化や名義貸しなど、規約違反を犯した方も任意整理が厳しくなります。

基本的には、返済の努力はしたものの、現在のままでは返済を続けられない方が任意整理の対象になると考えましょう。

アメックスを任意整理するメリットとデメリット

任意整理は返済の負担を軽減し、生活を立て直すのに有効です。

とはいえ、すぐに任意整理を選択すると、お金を借りるタイミングで足かせとなりかねません

アメックスを任意整理するメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

任意整理をする最大のメリットは、利息をカットして総返済額を減らしつつ、返済期間も伸ばせることです。

毎月の返済額も下げられるため、家計への負担も和らげて生活の余裕を生み出しやすくなります。

加えて、任意整理に成功すると原則財産を差し押さえられることもないので、家や車などを守りながら返済負担も軽減できるでしょう。

デメリット

任意整理の最大のデメリットは、信用情報に異動情報が記載されることです。

いわゆる「ブラックリストに載った状態」となり、新規でクレジットカードを作成したりローンを組んだりする難易度が飛躍的に高くなります。

異動情報は任意整理後の返済が終わっても約5年ほど残り続けるので、極力早めに返済するプランを立てることが重要です。

また、利用していたクレカも使えなくなる可能性がある点に注意してください。

任意整理はどのくらいの期間でできる?

任意整理は、弁護士や司法書士に交渉を委託してから3ヶ月〜6ヶ月ほどの時間を要します。

特に、担当者と契約後に債権者(アメックス)から取引履歴を取り寄せ、内容をもとに和解案を考案するのには2ヶ月近くかかるのが一般的です。

債権者からの請求は一時的に止まりますが、任意整理が成功するまでは緊張の日々が続くでしょう。

アメックスの任意整理まとめ

アメックスのクレジットカードの返済がどうしても続けられない人には、債務整理が役立ちます。

支払う額が減り、計画的に返済できるようになることで家計への負担も減らしやすくなるでしょう。

ただし、返済義務がなくなる方法ではないため、継続的に収入を得る努力や返済する意思を持ち続けることは必須です。

信用情報に傷がつき、今後の借り入れにも影響を及ぼすことから実行するかは慎重に検討しましょう。

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