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ドイツ旅行に最適な保険は?海外旅行保険に加入すべき理由&ドイツの治安を解説

「ドイツ旅行に行くなら保険に加入すべき?」
「クレジットカード付帯の保険だけでは不十分?」
ドイツ旅行に行く前に旅行保険へ加入すべきなのか、悩んでいる人は少なくありません。
本記事では、ドイツ旅行で保険に加入すべき理由やドイツの治安情報、海外旅行保険の主な補償内容について解説します。
ドイツ旅行を安心して楽しみたい方は要チェックです!
- この記事の編集者
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- 田中 文乃
- 損害保険募集人(基礎/傷害疾病保険/自動車保険)、少額短期保険募集人 大学卒業後、出版業界に就職。ビジネス書/児童書/雑誌等の編集者・ライターからWebライターに転身。延べ9年のライティング経験と保険に関する知識を基に、お金や保険に関する知識を分かりやすくお届けします。
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この記事の目次
【旅行の前に】ドイツの治安を確認
ドイツはヨーロッパの中でも比較的治安が安定しているイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。
ドイツ連邦警察によると、人口あたりの犯罪発生率は日本の約12倍。
犯罪の内容としてはスリや置き引きなどの軽犯罪が主ですが、傷害・暴行など危険性の高い犯罪も少なくありません。
「治安が良い国だろうから」と油断せず、常に防犯意識を持っておくのが無難です。
出典:ドイツ安全対策基礎データ|外務省海外安全ホームページ
地域別に見る注意ポイント
観光地や大都市、駅周辺では犯罪発生率が高いので、貴重品の管理や人気のない場所への外出には気を付けましょう。
ベルリンやフランクフルトなどの大都市では、観光客を狙ったスリが多く見られます。
地域によって治安状況が異なるため、訪問予定地の情報収集は欠かせません。
● バッグを体の前に持つ
● スマホや財布は内ポケットに収納
● 人混みでは周囲に注意を払う
● 多額の現金を持ち歩かない
● 貴重品はホテルのセーフティボックスに保管
ドイツ旅行に旅行保険は必要?
日本の健康保険は海外で使えないので、ドイツ旅行中に病気・ケガをすると、高額な医療費が発生してしまいます。
ドイツ旅行に行くなら、海外旅行保険に加入しておくのがおすすめです。
海外での旅行中に発生した病気やケガ、盗難や破損などのトラブルに対する補償が受けられる保険
十分な対策をしていても事件・事故に巻き込まれる可能性はあるので、万一の備えとして旅行保険に加入しておいて損はありません。
ドイツ旅行に行く前に、医療費や賠償責任・救援費用などの出費に備えられる保険に加入しておけば、安心して旅行を楽しめるでしょう。
海外旅行保険の主な補償内容
補償項目 | 内容 |
---|---|
医療費用の補償 | 病気やケガによる治療費、入院費用、 薬代などをカバー |
賠償責任保険 | 第三者への事故に関する損害賠償を補償 |
救援費用保険 | 緊急時の救援活動や送迎、搬送費用を補償 |
損害保険 | 盗難や紛失、破損などのトラブルから 財産を守る |
歯科治療 | 歯科治療を受けた際に治療費が支払われる |
航空機遅延 | 飛行機が遅延した際にかかった 宿泊費や交通費の補償 |
弁護士費用 | 損害賠償請求する際の費用や、 弁護士への相談費用の補償 |
海外旅行保険の主な付帯サービス
付帯サービス | 内容 |
---|---|
電話対応サービス | 24時間365日、日本語対応が可能なサービス |
空港・宿泊施設間 における 送迎サービス |
空港と宿泊施設感を送り迎えする車の手配 |
パスポートに 関するサポート |
パスポート紛失・盗難などのトラブル時に 再発行の手続き方法などをサポート |
クレジットカード に関するサポート |
カードの紛失・盗難などのトラブル時に カード会社への手続方法などをサポート |
旅行に関する安全情報 の提供サービス |
海外に関する安全情報や気候・天候に関するアドバイス、予防接種など健康関連情報などを提供 |

ドイツで旅行保険が必要な理由
- 医療費が日本よりも高い
- 犯罪被害に遭うリスク
ドイツの医療費は日本よりも高い
ドイツは医療水準が非常に高く、制度面も充実している反面、医療費は高額になる傾向があります。
ドイツの公的医療保険に加入していない旅行者が現地で保険適用外の診察・治療を受けると、日本の基準よりも高い費用が必要になるでしょう。
軽い風邪でも数万円、救急車の利用や入院となると数十万円単位の出費になるかもしれません。
旅行保険に加入しておくと不測の病気・ケガに備えられるので、必ず医療補償が含まれた保険を選びましょう。
参考:公的医療保険における適用対象範囲に関する 国際比較レポート|健康保険組合連合会
旅行中の犯罪被害・事故への備え
ドイツの犯罪率は、人口あたりの計算で日本の約12倍です。
都市部ではスリや置き引きがとくに多いので、貴重品を盗まれた際の備えをしておいて損はありません。
旅行保険に含まれる携行品損害補償を利用すると、盗難に遭った時も一定の補償金を受け取れます。
2025年6月現在、外務省の海外安全ホームページ「ドイツ 危険・スポット・広域情報」によると、ドイツに危険情報は出ていません。ドイツの全土が「危険レベル1」よりも危険レベルが低い白で表示されている限り、急いで旅行をキャンセルする必要はないでしょう。
ドイツ全体の犯罪発生件数(2023年データ)
名目 | 発生数 |
---|---|
犯罪発生 総件数 (人口10万人あたりの発生数) |
5,940,667 (7,042) |
窃盗 (うち、スリ) |
1,971,435 (109,314) |
傷害 | 612,955 |
強盗 | 44,857 |
麻薬 | 346,877 |
詐欺 | 754,489 |
安全の手引き|在ドイツ日本国大使館・総領事館
ドイツ旅行の保険金支払事例
実際にあったドイツ旅行中の保険金支払い事例を見てみると、発生する医療費の目安が分かります。
緊急を要しない病気・ケガなら帰国後に治療を受ける選択肢もありますが、万一に備えて十分な補償額の海外旅行保険に加入しておくのがおすすめです。

出典:ジェイアイ傷害火災保険株式会社 海外旅行保険事故データ(2015年度~2021年度)
クレジットカードの付帯保険では不十分?

特典として海外旅行保険が付帯しているクレジットカードは複数ありますが、補償が適用される条件は商品によって異なります。
クレジットカードを所持しているだけで自動的に適用される
【利用付帯】
旅行代金の支払いなど、特定の条件を満たすと補償が受けられる
クレジットカードに付帯する海外旅行保険の補償内容は主に6種類あるので、ドイツ旅行に行く前に補償内容を理解しておきましょう。
・死亡/後遺障害
・治療費用
・賠償責任
・携行品損害
・救援者費用等
・航空機遅延

海外旅行保険に加入してドイツ旅行を楽しもう
ドイツ旅行では医療費や盗難リスクに備えるため、旅行保険への加入をおすすめします。
クレジットカード付帯の旅行保険も多数存在しますが、適応条件や範囲が限られているため海外旅行保険に加入しておいて損はありません。
大手保険会社の海外旅行保険は医療費の補償が充実しており、盗難や賠償にも広く対応しています。
滞在期間によって必要な補償内容は異なるので、自分に合う旅行保険がわからない人は一度保険のプロに相談してみましょう。