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定期保険と医療保険の違いとは?定期保険と医療保険の選び方を徹底解説 !

「定期保険と医療保険の比較は?」
「定期保険と医療保険について知りたい!」
定期保険と医療保険は、保障する対象が大きく異なる保険になります。
この記事では、定期保険と医療保険の違いやメリット・自分に合った保険の選び方を詳しく紹介していきましょう。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
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この記事の目次
定期保険と医療保険の基本
定期保険の基本のしくみ

定期保険は「10年」「20年」「60歳まで」など、あらかじめ決めた一定期間だけ保障を確保する生命保険です。
保険期間中に死亡または高度障害状態になると、あらかじめ定めた保険金が受け取れます。
「特定の時期だけ備えたい」「将来は保障を縮小したい」など、必要に応じて大きな保障を持ちたい人のニーズにぴったりでしょう。
医療保険の基本のしくみ

医療保険は、入院や手術など医療にかかる費用を補償する保険です。
病気やケガだけではなく、通院保障や先進医療特約など幅広いプランが用意されています。
公的保険だけではまかないきれない費用への備えができるので、医療費の不安を減らしたい人向きでしょう。
ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、2025年04月01日~04月30日の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。
定期保険と医療保険の目的と役割

定期保険と医療保険の比較表は、下記の通りでした。
定期保険と医療保険の比較 | ||
---|---|---|
比較項目 | 定期保険 | 医療保険 |
保障対象 | 死亡 | 入院・手術などの医療費 |
保障期間 | 一定期間(10年・20年など) | 定期型または終身型 |
保険料 | 割安(掛け捨て) | 保障内容により変動 |
受取内容 | 死亡時に一括支給 | 入院日額・手術給付など |
主な目的 | 遺族への備え | 治療費・入院費の負担軽減 |
向いている人 | 子育て世代・家計を支える立場 | 医療費に不安がある人 |
定期保険は「死亡時の保障」医療保険は「生きている間の医療費補償」と、役割が全く異なる生活を支えるうえで重要な備えです。
定期保険と医療保険は片方だけでなく役割に応じて組み合わせられると、目的に応じた効果的な保障を実現できます。
定期保険と医療保険の保障の内容と期間を分けて設計すれば、必要な保障をムダなく持てるでしょう。
▼保険の判断にはFPに相談が◎
「自分に必要な定期保険と医療保険の比較」は、個人だけで判断するのが難しいのが実情です。
保険は自分で判断して加入するのは難しいので、ファイナンシャルプランナー(FP)などの専門家に相談するのがおすすめ。
収入・家族構成・ライフステージをもとに、プロの視点からバランスの良い保障設計をアドバイスしてもらえます。
保険は「入っていれば安心」ではなく自分に本当に必要な内容を持つのが大切なので、信頼できるプロに一度相談してみましょう。
定期保険のメリット・デメリット
定期保険のメリット

定期保険の最大のメリットは、保険料が安く設定されている点にあります。
一定期間のみの保障と、家計への負担を抑えながら高額な保障を確保可能。
子育て世代や住宅ローン返済中など、コストを重視しつつ一定期間の保障が欲しい人は、定期保険を積極的に活用していきましょう。
定期保険のデメリット

定期保険のデメリットは、保障期間が終わると保険が自動的に失効する点です。
定期保険は満期を迎えても保険金や返戻金は基本的に支払われず、掛け捨てが一般的。
更新するたびに年齢に応じて保険料が上がるため、長期間の利用では負担が大きくなります。
保障期間や保険料の変動・違いを理解したうえで、慎重に選択するのがおすすめでしょう。
医療保険のメリット・デメリット
医療保険のメリット

医療保険の最大のメリットは、入院や手術にかかる費用を補える安心感が得られる点です。
医療費の自己負担分にも備えられるので、健康なうちに加入できると将来のリスクに柔軟に対応可能。
医療保険は加入時の年齢によって保険料が決まる仕組みが一般的なので、若いうちに加入すると保険料を安く抑えられます。
加入後は保険料が上がらずに長期間安定した保障を確保できるため、将来の安心のためにも医療保険には早めに加入しておきましょう。
ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、2025年04月01日~04月30日の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。
医療保険のデメリット

医療保険のデメリットは、使う機会が少ないと「保険料を払ってもったいない」と感じやすい点があります。
持病があると希望するプランに入れない状況もあるので、注意が必要です。
医療保険の加入前には内容を見比べて、自分に必要な保障だけを選んでいきましょう。
ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、2025年04月01日~04月30日の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。
定期保険と医療保険が向いている人
定期保険が向いている人の特徴

定期保険は、一定期間だけ大きな死亡保障を確保したい人に向いています。
・子育て中
・住宅ローン返済中 など
定期保険は一般的に掛け捨て型の生命保険で保険料が安く、シンプルな設計で加入しやすいのも大きな魅力です。
期間が終わると保障も終了するため、一定期間の保障が目的の人は将来のライフプランに合わせて定期保険を検討していきましょう。
医療保険が向いている人の特徴

医療保険は入院や手術など、日常的に発生する医療費をカバーするための保障です。
「病気やケガによる治療費の負担を軽減したい」「公的医療保険では賄いきれない医療費などを補いたい」と考える人にも適しています。
不意の出費に備えて医療保険を活用すると、安心して治療に向き合える環境が整うでしょう。
2つの保険を組み合わせる

定期保険は「10年」「20年」「60歳まで」など、一定期間だけ死亡保障を持てる「期間限定型」の保険です。
一方、医療保険は生きている間の入院や手術の費用をカバーするため、病気やケガに備えたい人に向いています。
必要な保障内容が異なるため、片方ではなく両者の組み合わせで万全な備えを目指すのが大切です。
◆ 定期保険 + 医療保険
・定期保険の役割
⇒ 死亡時に遺族の生活費を支える
・医療保険の役割
⇒ 入院・手術など日常的な医療費に備える
「定期保険」「医療保険」の片方では補いきれないリスクも、役割に応じて組み合わせることでバランスの良い保障が実現できます。
定期保険と医療保険の選び方と注意点
乗り換えや見直しは60代前に済ませるのが理想

保険の乗り換えや見直しは、60代に入る前に済ませておくのが理想です。
60代に入る前に保険に加入するべき理由 | |
---|---|
年齢が上がると保険料が大きく上昇し、加入条件も厳しくなる | |
一定の年齢を過ぎると希望する保障内容で加入できない状況もある |
将来の医療費や万が一の保障に備えるなら、余裕のあるうちに保険への加入や見直しを検討しておきましょう。
ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、2025年04月01日~04月30日の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。
保険期間を「目的」に合わせて選ぶ

保険を選ぶには、目的を明確にし、目的に合う保険期間を設定するのが大切です。
保険に加入する目的(例) | |
---|---|
子どもの独立や住宅ローンの完済 | |
入院や手術など「いつ起こるかわからないリスク」 |
目的と合っていない保険期間や保障内容は、過剰な支出や保障の不足になりかねません。
定期保険と医療保険それぞれの役割を理解し、目的に合った期間と内容を選びましょう。
保険金額は「支出」に応じて設定

定期保険や医療保険の見直し・再加入を検討している人は、まず必要な支出の見積もりから始めるのがおすすめです。
漠然とした保険金額では、必要なときに足りない・あるいは不要な分まで保険料を払いすぎてしまうリスクになりかねません。
必要な支出(例) | |
---|---|
遺族が困らないための生活費や教育費 など | |
入院・手術費用、先進医療費、通院費 など |
保険金額は「平均的な目安」で決めるのではなく、自分や家族の生活に合った金額をしっかりと設計していきましょう。
定期保険と医療保険:まとめ

定期保険は「死亡時の支え」医療保険は「治療費の補填」と、それぞれ異なる役割を持つ重要な保障です。
自分のライフステージや目的に応じて選び方を工夫すると、無駄のない保障が実現できます。
定期保険と医療保険の特徴を把握し、自分に合った保険を見つけ安心できる生活設計を進めていきましょう。
ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、2025年04月01日~04月30日の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。