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転職・昇進の年収アップ交渉のポイントは?給与アップ交渉を成功させる方法

年収アップの交渉方法は?
転職エージェントは年収交渉してくれる?
転職や昇進のタイミングでの年収アップ交渉は、キャリアを向上させるために重要なステップです。
しかし、適切に交渉を進めなければ、希望する金額が提示されなかったり、交渉自体が失敗に終わるケースも少なくありません。
この記事では、年収アップ交渉を成功させるための準備やポイントを詳しく解説します。
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- グッドカミング編集部
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この記事の目次
中途入社者の約9割が給与交渉に成功

マイナビキャリアリサーチLabの『2023年3月度 中途採用・転職活動の定点調査』によると、直近3カ月以内の中途入社者の33.1%が給与交渉をしています。※1
また、直近3か月に中途入社者がいた企業の半数以上が、中途入社者から年収交渉があった際に「年収を上げる余地があった」と回答。
実際に給与交渉を実践した中途入社者の約90%が給与アップしている点から、給与交渉の成功率は高いと言えるでしょう。
交渉に成功した人の43.8%が「交渉した金額と同じくらい」、35.6%が「交渉した金額よりも多い年収額になった」と答えており、約8割の人が希望額以上の金額になったようです。
年収アップの交渉する人の特徴
マイナビキャリアリサーチLabの調査によると、給与交渉した人の役職別の割合は以下の通りです。※1
部長クラス
|
78.0% |
課長クラス
|
50.4% |
係長・主任・職長クラス
|
45.2% |
年代で大きな差は見られませんでしたが、経験やスキルを十分に持つ人ほど、積極的に給与交渉しています。
年収アップ交渉のタイミング

年収アップ交渉のタイミングを間違えると、選考通過に影響が出る可能性あります。
給与交渉を際にはタイミングを見計らい、適切な準備をしましょう。
✅ 昇進・昇給のタイミング
✅ 新しい職務・責任を引き受けた時
転職内定後~内定承諾前
転職する際、企業からオファーを受けた後が年収交渉の最適なタイミングです。
企業はすでに採用を決定しているため、適切に交渉すれば条件が改善される可能性が高くなります。
転職エージェント経由なら、エージェントに交渉を任せられるため、自身で交渉するのが不安な方は活用しましょう。
昇進・昇給のタイミング
現在の会社で年収アップを狙う場合は、昇進や昇給のタイミングが絶好の機会です。
企業の評価制度に基づき、定期的な昇給の時期を事前に把握しておくと、適切な時期に交渉できます。
特に、会社の業績が好調な時期や、新しいプロジェクトに貢献した後などは、給与交渉が成功しやすくなるでしょう。
新しい職務・責任を引き受けた時
新しい業務やプロジェクトの担当を引き受けた時に、それに伴う責任が増える点を理由に年収アップ交渉が可能です。
業務範囲の拡大に伴い、他の社員と比較して負担が大きくなる場合には、適切な報酬を求める根拠となるでしょう。
サポートが手厚い転職エージェント

転職エージェントを利用すると、自分では探せない非公開求人や高収入案件に出会える可能性があります。
また、エージェントによっては年収交渉のサポートもしてくれるため、年収アップを狙うなら積極的に活用するのがおすすめです。
転職エージェントの登録・利用は完全無料で、最適な求人紹介や面接対策・条件交渉の代行などのサポートが豊富。
取り扱う職種や業界、求人の質、サポート内容はエージェントによって様々なため、比較して自分に合うサービスを選びましょう。
高収入を目指す人向け
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---|---|---|
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|
年齢層 | 20~50代 | 25歳~50代 |
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現年収 500万円以上 |
入会審査 | なし | あり |
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経験が浅い20~30代向け
DYM就職 | 就職カレッジ | |
---|---|---|
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経験がある人向けエージェント
リクルート エージェント |
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年齢層 | 20~50代 | 20~40代 |
サポート対象者 | 経験やスキルがある全転職者 | 関東、東海、関西の専門職 |
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年収アップ交渉を成功させるための準備

市場価値を把握する
まずは、自分のスキルや経験が業界でどの程度の価値があるのかを調べましょう。
自身の転職市場価値を知っておくと、『どのスキルが評価されるのか』『自身の経歴ではどのくらいのポジションが狙えるのか』など、転職の可能性が把握可能。
また、外資系企業やスタートアップでは、年収交渉が当たり前の文化であるため、相場を知っておくと交渉を有利に進められます。
自己分析やキャリアの棚卸のやり方がわからない方には、適性診断ができるサービスの利用がおすすめです。
適性を診断したい全年代向け
ミイダス | リクナビNEXT | |
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年齢層 | 20~50代 | 20~40代 |
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自分の実績を整理する
年収アップ交渉では、「なぜ給与を上げるべきなのか」を明確に伝える必要があります。
以下のような具体的な実績を数値データを活用してアピールすると、企業側に納得してもらいやすくなるでしょう。
● コスト削減に成功した
● 新規顧客の獲得に貢献した
● 業務改善により生産性を向上させた
希望年収の根拠を明確にする
単に「給与を上げてほしい」と伝えるだけでは、企業側は納得しません。
希望する年収の根拠を明確にし、市場価値や実績に基づいた論理的な説明を準備しましょう。
以下のような合理的な理由を提示すると説得力が増します。
「同僚と比べて多くの責任を担っているため」
年収アップ交渉の進め方

面談のタイミングを見極める
上司や採用担当者との給与交渉は、適切なタイミングで持ち掛けましょう。
例えば、会社の業績が好調な時期や、評価面談のタイミングで交渉を持ちかけると、成功率がUP。
また、転職時のオファー面談では、最終決定が出る前の交渉で、より良い条件を引き出せる可能性があります。
希望する年収を明確に伝える
年収交渉では、「希望額を具体的に伝える」のが大切です。
例えば、「現在の給与が600万円ですが、これまでの実績を考慮し、700万円を希望しています」と明確に伝えましょう。
希望額の根拠を示すために、市場価値や実績データを併せて説明すると効果的です。
代替案を用意する
年収アップが難しい時でも、代替案として他条件について交渉すると、待遇の改善を図れるでしょう。
もし給与の引き上げが難しい際は、ボーナスやインセンティブ制度の見直し、昇給のタイミングを早められるか?などの提案をすると、交渉がスムーズに進む可能性があります。
年収アップ交渉の注意点

強引な交渉は避ける
強引な要求をすると、関係が悪化し昇進のチャンスを失う可能性もあるため、給与交渉は慎重に進める必要があります。
特に転職時は希望年収が満たされないなら辞退する」スタンスではなく、「お互いにとって良い条件を見つける」姿勢を持ちましょう。
論理的に交渉する
転職や昇進時の年収アップ交渉では、感情的にならず、冷静かつ論理的に話を進めましょう。
「努力が評価されていない」などの感情的な主張ではなく、具体的な実績に基づいた金額を提示し、理論的に説明すれば、企業側も納得しやすくなります。
他社のオファーを利用する際は慎重に
転職時に他社のオファーを利用して交渉する場合、慎重な対応が必要です。
「他社では800万円のオファーをもらっているので、それ以上の提示をしてください」などの強引な交渉は、逆に敬遠される可能性も。
代わりに、以下のような柔軟な伝え方をすると、交渉がスムーズに進められるでしょう。
「他社と比較した結果、御社でのキャリアに魅力を感じていますが、年収面での調整が可能か相談させていただけますか?」
年収アップ交渉のポイント:まとめ

転職や昇進時の年収アップ交渉を成功させるには、市場価値の把握、実績の整理、希望年収の明確化が重要です。
また、交渉のタイミングを見極め、論理的に話を進めると企業側の納得を得やすくなります。
交渉時は給与だけでなく、ボーナスや福利厚生などの条件も視野に入れ、柔軟な対応を心がけ、より良い待遇でキャリアアップに繋げていきましょう。