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新卒入社した会社でパワハラを受けた?パワハラの対処法と新卒の転職成功法

新卒入社した会社でパワハラを受けた?パワハラの対処法と新卒の転職成功法

「そもそもパワハラとは?」
「パワハラで退職した新卒も転職できる?」

新卒で入社した会社でパワハラを受けて、転職しようかと悩んでいる人は少なくありません。

社会人経験の少ない新卒はパワハラのターゲットになりやすいため、パワハラの定義や対処法を把握しておくべきです

本記事では、パワハラの定義やパワハラを受けやすい人の特徴、パワハラを受けた際の対処法を詳しく解説していきましょう。

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グッドカミング編集部
グッドカミング編集部
グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

【はじめに】パワハラの定義とは?

厚生労働省の「パワーハラスメントの定義について」によると、以下の要素のいずれも満たすものを職場のパワハラの概念としています。

【1】
優越的な関係に基づいて(優位性を背景に)行われること
【2】
業務の適正な範囲を超えて行われること
【3】
身体的・精神的な苦痛を与える、又は就業環境を害すること

パワハラの対象は「上司から新卒」が多いですが、「新卒から新卒」や「新卒から上司」へのパワハラも少なくありません。

はっきりとした定義がないためパワハラと認定されにくい事例もありますが、パワハラの有無にかかわらず心が追い詰められているのであれば、心を病んでしまう前に対策をしましょう

引用:厚生労働省/平成30年度パワーハラスメントの定義について

パワハラの具体例

▼ 身体的な攻撃
指導に熱が入り、手が出てしまった(頭を小突く、肩をたたく、胸倉を掴むなど)。
▼ 精神的な攻撃
ため息をつく、物を机にたたきつけるなど威圧的な態度を取る。
▼ 過大な要求
十分な指導を行わないまま、過去に経験のない業務に就かせる。
▼ 個の侵害
しつこく飲み会に誘う、職場の懇親会を欠席するに当たり理由を言うことを強要する。

パワハラを受けた経験がある人の割合

厚生労働省の令和5年度「職場のハラスメントに関する実態調査」によると、過去3年間に勤務先等で各ハラスメントを受けた経験がある人の割合は下記の通りです。

令和5年度パワハラの割合

令和2年度と比較すると、パワハラ・セクハラ・顧客からの迷惑行為は減少傾向ですが、インターンシップ中および就職活動中のセクハラは増加しています

パワハラ等に関する相談窓口を準備している企業も増えていますが、まだまだ報告しづらい職場環境が多いのが現状です

引用:厚生労働省/職場のハラスメントに関する実態調査

パワハラを受けやすい新卒の特徴

✅ 控えめで目立たない人
✅ 断るのが苦手な人
✅ 過度に周囲に配慮する人
✅ 完璧主義的な傾向がある人

組織内で目立ちにくい人」や「常に他人を優先してしまう人」は、パワハラのターゲットにされやすい傾向があります。

責任感が強い人・自分を追い込みやすい人も過度な要求をされやすく、断るのが苦手であれば自分を犠牲にしてしまう人が多いです。

パワハラは受ける側が悪いのではないので、会社の相談窓口や外部機関への相談、パワハラのない企業への転職を検討しましょう

新卒がパワハラを相談できる外部機関

  1. 総合労働相談コーナー
  2. 労働基準監督署
  3. 弁護士や法律事務所

【1】総合労働相談コーナー

総合労働相談コーナーは、各都道府県労働局・全国の労働基準監督署内などの379か所に設置されており、無料であらゆる分野の労働問題の相談ができます

匿名で利用でき、地域によって異なりますが、対面・電話・メールでの相談が可能です。

スムーズに相談するためにも、事前にパワハラに関する資料や証拠を準備して、自分が求める解決策を考えておきましょう

■主な相談内容
解雇 / 雇止め / 配置転換 / 賃金の引下げ / 募集・採用 / いじめ・嫌がらせ / パワハラ など

【2】労働基準監督署

厚生労働省が設置している行政機関で、管轄内の事業所が労働関係法令を守って運用しているかを監督するのが「労働基準監督署」です。

労働条件の監督だけでなく、労災の調査と認定・安全衛生の確保・相談窓口の役割も担っており、無料で利用できます。

法的手続きが必要になると、即座に問題を解決するのが難しいのも覚えておきましょう

■用意しておくべき書類
労働契約書 / 給与明細 / タイムカード / メールのやり取り など

【3】弁護士や法律事務所

新卒のパワハラ問題は、裁判や交渉の進め方を具体的に提案してくれる弁護士や法律事務所に相談するのも1つの方法です

パワハラを証明するためにはどのような資料が必要なのかも教えてもらえるので、法的手段を検討している人に向いています

新卒がパワハラ問題を解決する方法

新卒向け転職エージェントを利用

パワハラ問題をすぐに解決したい新卒は、パワハラのない企業へ転職するのがおすすめです

転職エージェントでは、求人票ではわからない企業の内部事情を教えてくれるだけでなく、円満退社するための相談も可能。

エージェントごとにサポート内容や保有している求人は異なるので、2~3社併用してパワハラのない企業への転職を成功させましょう

▼ 経験が浅い20代向け

安定のお仕事 UZUZ
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年齢層 20代 20代
サポート対象者 東名阪のフリーター、第二新卒 既卒・第二新卒・フリーター・ニート
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特徴 未経験転職向け
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▼ 経験が浅い20~30代向け

DYM就職 就職カレッジ
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年齢層 18~35歳 18~35歳
サポート対象者 第二新卒、既卒、女性も歓迎 フリーター、ニート、中退者
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自己分析を徹底する

記事内画像

自分の転職市場価値や適性を知らずにパワハラを受けた新卒が転職しても、再度パワハラのある企業に入社してしまう可能性があります

ひとりで自己分析をするのが苦手な人は、無料の診断ツールを利用するのがおすすめ

新卒でも利用できるツールは多数あるので、気軽に診断を受けてみましょう。

ミイダス リクナビNEXT
転職サイト
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新卒でパワハラのない企業に転職成功

厚生労働省によると、パワハラに明確な定義はありませんが、約2割の人が勤務先でパワハラを受けた経験があります

昨今では、パワハラに関する相談窓口がある企業も増えていますが、報告しづらい職場も多いので、すぐにパワハラの問題を解決したい人は転職するのがおすすめ。

新卒向けの転職エージェントは豊富なので、自分に合うエージェントを見つけてパワハラのない企業への転職を成功させましょう