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犬の皮膚病はどんな症状が出る?犬の皮膚病の種類や原因、予防方法を解説
犬の皮膚病の症状は?
皮膚病になったらどうすればいい?
犬も人と同じく皮膚病になる可能性があり、気づかずに放置していると重症化する恐れも。
この記事では、犬の皮膚病の症状や原因、代表的な皮膚病の種類、皮膚病の予防方法を解説していきます。
犬の皮膚病について知りたい飼い主さんはぜひ参考にしてください。
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犬の皮膚病の症状とは?
犬は毛におおわれている分、人間と比べて皮膚は薄くてデリケートなため、皮膚トラブルが起きやすいです。
犬が皮膚病にかかると、以下のような症状が現れます。
● 皮膚や毛が脂っぽくなる
● かさぶたができる
● ふけが出る
● 発疹が出る
● かゆがっている など
皮膚病の原因は様々ありますが、治療が長期に渡ったり遺伝的な要因から完治が難しい犬種などもいるため、早期発見・治療が重要です。
かゆがって患部をひっかいたり、噛んだりして悪化してしまう前に、愛犬の様子や皮膚に異常が見られたら動物病院を受診しましょう。
犬の代表的な皮膚病と原因
膿皮症(のうひしょう)
犬の膿皮症(のうひしょう)は、何らかの原因で皮膚のバリア機能が低下し、ブドウ球菌が過剰に増殖することで皮膚が化膿してしまう皮膚病です。
膿皮症は皮膚の深さによって、「表面性膿皮症」「表在性膿皮症」「深在性膿皮症」の3つの種類があり、治療法も異なります。
表面性
膿皮症 |
皮膚表面で細菌が過剰増殖した状態。外用薬やシャンプーだけでも治療が可能。 |
表在性
膿皮症 |
皮膚の中や毛穴の中などの表皮内に細菌が侵入し、増殖した状態。外用薬や抗菌性の内服薬が必要。 |
深在性
膿皮症 |
表皮内よりも更に奥に細菌が侵入し、増殖した状態。外用薬や抗菌性の内服薬が必要。 |
細菌が繁殖しやすい高温多湿の季節に症状が悪化する傾向があり、子犬の時期の発症も多いため、梅雨の時期は気を付けてあげましょう。
・かゆみ
・脱毛
・ニキビのような発疹
・湿疹
・黒いかさぶた など
脂漏症(しろうしょう)
犬の脂漏症(しろうしょう)は様々な原因によって、皮膚の異常増殖が起こり皮脂が過剰に分泌され、皮膚がべとついたり、フケが出たりする皮膚病です。
犬の脂漏症は遺伝的な「原発性」と、何らかの病気が原因となって引き起こされる「続発性」に分けられます。
脂漏症になると、外耳炎を併発するケースも多いため、早めに動物病院を受診しましょう。
・フケ
・べたつき
・悪臭
・脱毛
外耳炎
犬の外耳炎は、外耳道と呼ばれる耳の入口から鼓膜までの穴で炎症が起きる皮膚病です。
においがする耳垢が溜まっていたり、耳の中が赤くなっていたり、耳や首を床や壁に擦りつけたり引っ掻いたりしている場合は、外耳炎の可能性があります。
・黒い耳垢
・悪臭
・耳のかゆみ/痛み
・耳の中が赤くはれる
・頭をななめに傾けたままにしている
症状によっては手術が必要になってしまうため、日ごろから愛犬の様子をチェックし違和感を感じたら獣医に相談しましょう。
アトピー性皮膚炎
犬のアトピー性皮膚炎は、遺伝的要因やアレルギー的要因などのさまざまな原因からかゆみがでる皮膚病です。
アトピー性皮膚炎は足や顔に症状が表れやすく、外耳炎の併発も多いのが特徴で、再発しやすい皮膚病のため治療は長引くケースも。
頻繁に体を掻いたり、舐める、噛む、地面に体をこすりつけるなどの行動が見られる時はアトピー性皮膚炎かもしれません。
・かゆみ
・脱毛
・皮膚の黒ずみ
ノミアレルギー性皮膚炎
犬のノミアレルギー性皮膚炎はノミの唾液成分に対するアレルギー反応によって皮膚炎が起こる病気です。
しっぽや背、足の付け根、腹部などにかゆみが出やすいのが特徴。
体を掻く、噛む、舐める、毛をむしるなどの様子が見られたら、ノミアレルギー性皮膚炎の可能性があります。
室内で飼うときは常に周囲を清潔にし、しっかりとノミ予防しておきましょう。
・かゆみ
ニキビダニ症(毛包虫症)
ニキビダニ症(毛包虫症)は、犬の皮膚に常在するニキビダニなどの寄生虫の増殖、炎症が起きると脱毛や赤みが出る病気です。
ニキビダニ症にかかってしまうと、目や口周り、足先から、悪化すると全身の脱毛や皮膚のただれ、出血などが生じるケースも。
3~6カ月の子犬に発生するのが「局所性毛包虫症」、全身に赤みや発疹が見られるのは「全身性毛包虫症」と言います。
・発疹
・脱毛
・赤み
・出血
・悪化した場合かゆみ
角化型疥癬(かくかがたかいせん)
犬の角化型疥癬(かくかがたかいせん)は、多くのヒゼンダニの寄生によって、強いかゆみが出る皮膚病です。
疥癬には、角化型疥癬と疥癬の2つのタイプがあります。
疥癬:ヒゼンダニに対して体がアレルギー反応を起こす状態
疥癬は感染力が強く、多頭飼いや外飼いの犬は感染しやすいので、注意しましょう。
・かゆみ
・耳や肘、膝、腹部などに赤いプツプツ
・ふけ
皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)
犬の皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)は、「皮膚糸状菌」というカビの感染によって起こる皮膚病。
感染している犬や人間からも直接感染したり、感染者が触れたものなどに触れと間接感染する可能性も。
皮膚糸状菌症は子犬や老犬など、免疫力の低い犬に罹患しやすいため、注意が必要です。
・かゆみ
・フケ
・脱毛
マラセチア皮膚炎
犬のマラセチア皮膚炎は、カビの一種である「マラセチア」の増殖によって発症し、犬の全身の広い範囲で症状が見られます。
皮脂が多い体質の犬がかかりやすく、完治後も再発しやすいため、こまめにシャンプーをしてあげましょう。
主にシー・ズー、アメリカン・コッカー・スパニエル、ウエストハイランド・ホワイト・テリア、柴犬などが発症しやすいです。
・フケ
・かゆみ
・べたつき
・悪臭
甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は、甲状腺の機能が低下して起こる病気で、中高齢の犬によく見られます。
犬の体やしっぽに左右対称性の脱毛が起こり、皮膚のかゆみがあまりないのが特徴です。
元気がなくなったり、あまり食べていないのに体重が増加するなどの症状が見られる場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
・べたつき
・フケ
・脱毛
・皮膚のべたつき
・体重の増加
・元気がなくなる
犬の皮膚病の治療方法と治療費
皮膚病の治療方法
犬の皮膚病の治療は、まず原因を特定します。
ノミやニキビダニなどの寄生虫が原因なら、駆虫だけで治療可能。
犬種や体質が関係しているアトピー性皮膚炎などの場合は、完治が難しく、生涯にわたって症状をコントロールする治療が必要なケースも多いです。
皮膚病の治療費
治療内容や治療薬、通院回数によって異なりますが、皮膚病は塗り薬や抗菌薬などで処置されるケースが多く、1回の治療費は3,000~10,000円程です。
ただ、外耳炎などで重度の症状が出ている場合は、手術が必要となり10万円~20万円程度がかかるケースもあります。
犬は年齢が上がるにつれて皮膚病にかかりやすく、9~12歳の皮膚病による年間診療費の平均は5万円ほど。
病気によっては生涯付き合っていくので、治療費の負担を減らすため万が一に備えてペット保険への加入への加入も検討しましょう。
ペット保険で愛犬の万が一に備えよう
ペット保険は、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や入院費、手術費の一部を補填するための保険です。
ペットが病気やケガをした場合の治療費は、基本的に飼い主さんが全額自己負担しなければなりません。
保険金が必要になってから加入しても、補償は受けられないため、病気や怪我をしてしまう前に加入しておくのがおすすめ。
ペット 保険 |
日本ペット | SBIプリズム少短 |
---|---|---|
保険 対象 |
犬・猫
|
犬・猫・小動物・鳥類・爬虫類
|
犬の 保険料 (月額) |
【0歳~4歳】 ネクスト:1,550円 ライト:1,220円 ミニ:380円 ※トイ・プードルの場合 ※50%補償・インターネット割引・免責額適用特約あり |
【バリュー】 0歳:3,980円 1歳:2,910円 2歳:2,960円 ※トイ・プードルの場合 |
補償 割合 |
50%・70%・90% ※ミニプランは70%のみ |
100% ※入院・通院・手術の1日(1回)の上限金額および年間上限回数あり |
特徴 | 0歳~4歳まで保険料変動なしで満10歳まで加入可能 ネクストプランは歯科治療・パテラ・ガン・泌尿器疾患も補償※歯石取りは除く |
全国の動物病院が対象 休日診療費・時間外診療費も補償 スマホでいつでも保険金請求ができる |
見積 申込 |
||
B24-011(240717) | JACAP202400079 |
犬の皮膚病の予防方法
日ごろからスキンケアを徹底する
犬の皮膚は乾燥するとバリア機能が失われてしまい、皮膚病に感染しやすくなります。
保湿力のあシャンプーを使ったり、ブラッシングの際に皮膚のチェックをしてあげましょう。
また、部屋の空気が乾燥している場合は加湿器を使用したり、皮膚が乾燥している場合はベビーオイルを塗るなどの対策が効果的です。
定期的に予防をする
動物病院で定期的にノミ予防すると、皮膚病のリスクが下げられます。
皮膚病を未然に防いだり、重症化をおさえるには1~3ヵ月に一度予防薬の投与が必要です。
また、定期的に血液検査や尿検査、レントゲン・エコー検査などの健康診断を受けておくと、異常時の早期発見に繋がります。
ペット保険への加入を検討する
ペット保険はワクチンや健康診断などの予防医療は補償の対象になりませんが、病気やケガの治療費の自己負担額を減らせます。
以下のポイントを踏まえて、家計や愛犬と相性が良い保険を選びましょう。
● 金銭的に負担の大きい治療費に対応可能か
● 特定の犬種が発症しやすい病気やケガの補償はあるか
● 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数の上限が十分か
● 終身で更新が可能か
● 更新時に条件変更がないか など
犬の皮膚病:まとめ
犬が皮膚病にかかると、以下のような症状が現れます。
● 皮膚や毛が脂っぽくなる
● かさぶたができる
● ふけが出る
● 発疹が出る
● かゆがっている など
皮膚病の原因は様々ありますが、治療が長期に渡ったり遺伝的な要因から完治が難しい犬種などもいるため、早期発見・治療が重要です。
かゆがって患部をひっかいたり、噛んだりして悪化してしまう前に、愛犬の様子や皮膚に異常が見られたら動物病院を受診しましょう。
皮膚病の種類によっては生涯付き合っていくため、愛犬のもしもの病気やけがに備えられるペット保険への加入も検討してくださいね。