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犬の糖尿病とは?糖尿病の初期症状のチェックポイント&原因と予防法を解説
犬の糖尿病の初期症状は?
犬の糖尿病に予防方法は?
犬も人と同じく糖尿病になる可能性があり、気づかずに放置していると重症化する恐れも。
この記事では、犬の糖尿病の原因や症状、早期発見のチェックポイントを解説していきます。
犬の糖尿病について知りたい飼い主さんはぜひ参考にしてください。
この記事の監修者
-
有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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犬の糖尿病とは
糖尿病は、血糖値を低下させる役割を持つインスリンが何らかのきっかけで正しく機能しなくなり、血糖値が高い状態が続き、様々な代謝異常を引き起こす病気です。
犬の糖尿病は、原因によって大きくⅠ型糖尿病(インスリン欠乏性)とⅡ型糖尿病(インスリン抵抗性)の2種類に分けられます。
7歳を超えると糖尿病を発症するリスクが高く、女の子は発情期後の約2カ月間、男の子より2~3倍発症しやすいと言われています。
糖尿病を放置するのは非常に危険なので、愛犬の様子に違和感を感じたら、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。
血糖値:血液中のグルコース(ブドウ糖)濃度
Ⅰ型糖尿病(インスリン欠乏性)
Ⅰ型糖尿病は、膵臓からインスリンが分泌されなくなり発症する糖尿病で、治療にはインスリン製剤が欠かせません。
Ⅰ型糖尿病は中齢から高齢の犬で多く見られ、先天的な要因や、膵炎、免疫異常などが原因とされています。
犬の糖尿病は、Ⅰ型糖尿病が占める割合が高いです。
Ⅱ型糖尿病(インスリン抵抗性)
Ⅱ型糖尿病は、インスリンは分泌されていても、働きが悪く血糖値が下がらない・分泌量が減っている状態に、過食や運動不足が加わると発症する糖尿病。
発情期後や妊娠中、クッシング症候群などのホルモン性疾患、ステロイド製剤やプロジェステロン製剤などによって引き起こされるケースがあります。
生活環境を改善で回復する見込みがありますが、治療しないまま放置しておくとⅠ型糖尿病へと移行してしまうので、注意が必要です。
糖尿病にかかりやすい犬種
糖尿病になる原因には、遺伝的要因も含まれるので、以下のような犬種は発症しやすいです。
・ミニチュア・ダックスフンド
・ミニチュア・シュナウザー
・ミニチュア・ピンシャー
・トイ・プードル
・ゴールデン・レトリーバー
・ジャーマン・シェパード・ドッグ
・ジャックラッセル・テリア など
犬の糖尿病の症状とチェックポイント
犬の糖尿病の初期症状
犬が糖尿病になってしまうと、以下のような初期症状が現れます。
● 食欲が異常に増す
● 食べているのに体重が減る
● 毛艶が悪くなる
1ヶ月に5~10%が体重が減る・24時間で1㎏×100ml以上の水を飲んでいる場合は危険なので、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。
犬の糖尿病の重症化
糖尿病が進行し、後期から末期になると「糖尿病性ケトアシドーシス」と呼ばれる重篤な状態に陥るケースも。
● 足元がふらついている
● 嘔吐・下痢・強い脱水症状がある
● 元気がない
● 寝ていることが増えた
● 独特の口臭がする
上記の症状がさらに進行すると、最悪の場合、昏睡状態になり、死に至る危険性もあるため、迅速かつ確実な治療をする必要があります。
他の合併症
犬の糖尿病が進行して、重症度が増すと同時に他の合併症を引き起こすリスクがあります。
● 白内障
● 腎臓病
● 肝障害
愛犬の様子を見て、糖尿病の症状が当てはまるようなら、獣医に相談し血液検査や尿検査を受けましょう。
犬の糖尿病の治療法と治療費
犬の糖尿病の治療法
犬の糖尿病の治療は、血糖値のコントロールと症状や合併症の発症防止が目的です。
糖尿病になると、血糖値をコントロールするために、毎日2回の糖尿病処方食後にインスリン注射をし、血糖値の確認のために定期的な通院が必要になります。
また、食事後に急激に血糖値が上昇しないよう、食物繊維が豊富に含まれた療法食を与えなければなりません。
重篤な状態になった場合には、輸液による血液の成分の調整や脱水に対する治療として、インスリンと輸液を投与します。
犬の糖尿病の治療費
犬の糖尿病における1回あたりの治療費は8000~1万円程度、年間通院回数は10回程度と言われています。
重篤な状態になると1週間以上の長期入院が必要になるケースも多いため、合計費用の負担が大きくなるケースも。
愛犬の万が一に備えてペット保険への加入も検討しましょう。
ペット保険で愛犬の万が一に備えよう
ペット保険は、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や手術費の一部を補填するための保険です。
ペットが病気やケガをした場合の治療費は、基本的に飼い主さんが全額自己負担する必要があります。
保険金が必要になってから加入しても、補償は受けられないため、病気や怪我をしてしまう前に加入しておくのがおすすめ。
愛犬のもしもの時に備えて、ペット保険への加入を検討しましょう。
ペット 保険 |
日本ペット | SBIプリズム少短 |
---|---|---|
保険 対象 |
犬・猫
|
犬・猫・小動物・鳥類・爬虫類
|
犬の 保険料 (月額) |
【0歳~4歳】 ネクスト:1,550円 ライト:1,220円 ミニ:380円 ※トイ・プードルの場合 ※50%補償・インターネット割引・免責額適用特約あり |
【バリュー】 0歳:3,980円 1歳:2,910円 2歳:2,960円 ※トイ・プードルの場合 |
補償 割合 |
50%・70%・90% ※ミニプランは70%のみ |
100% ※入院・通院・手術の1日(1回)の上限金額および年間上限回数あり |
特徴 | 0歳~4歳まで保険料変動なしで満10歳まで加入可能 ネクストプランは歯科治療・パテラ・ガン・泌尿器疾患も補償※歯石取りは除く |
全国の動物病院が対象 休日診療費・時間外診療費も補償 スマホでいつでも保険金請求ができる |
見積 申込 |
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B24-011(240717) | JACAP202400079 |
犬の糖尿病を予防するには?
犬の糖尿病の原因は先天性・遺伝性、発情などによるケースが多く、完全に予防することは難しいです。
Ⅱ型糖尿病は、肥満、運動不足、加齢などが原因になるので、決まった時間にバランスの取れた適度な食事を取る、毎日適度な運動を心がけましょう。
また、女の子で避妊手術をしておくと、発情後糖尿病の発症リスクを回避できます。
糖尿病は合併症を誘発しやすいため、普段から愛犬の様子をよく観察しておくのが大切です。
犬の糖尿病:まとめ
糖尿病は、血糖値を低下させる役割を持つインスリンが何らかのきっかけで正しく機能しなくなり、血糖値が高い状態が続き、様々な代謝異常を引き起こす病気です。
犬の糖尿病は、原因によって大きくⅠ型糖尿病(インスリン欠乏性)とⅡ型糖尿病(インスリン抵抗性)の2種類に分けられ、以下のような初期症状があります。
● 食欲が異常に増す
● 食べているのに体重が減る
● 毛艶が悪くなる
糖尿病は他の合併症を誘発しやすいため、普段から愛犬の様子をよく観察し、違和感を感じたら獣医へ相談しましょう。
愛犬のもしもの時の病気やけがに備えられるペット保険への加入も検討してくださいね。