海外旅行保険に年齢制限はある？70歳以上の加入方法や注意点を徹底解説

海外旅行保険には年齢制限がある？
海外旅行保険は70歳以上でも加入できる？

海外旅行を検討していても、70歳以上でも保険に加入できるのか、年齢制限はないのかわからず悩んでいる人は少なくありません。

本記事では、海外旅行保険に年齢制限があるのか、70歳以上でも保険に加入すべき理由と加入時の注意点を詳しく解説します。

海外旅行保険に年齢制限はあるのか？

海外旅行保険は、加入方法や商品によって年齢制限がありますが、70歳以上でも加入できる海外旅行保険は多数あります。

しかし、70歳以上の方が契約するには年齢制限だけでなく、持病や既往症、旅行日数の制限を気にしなければなりません。

保険会社によって年齢制限や加入できる持病の定義、70歳以上の補償内容は異なるので、自分に合う海外旅行保険に加入するためにも保険のプロに相談しましょう。

70歳以上の人も海外旅行保険に加入すべき

70歳以上の人も加入できる年齢制限のない海外旅行保険を見つけても、本当に加入すべきか悩んでいる人は多いです。

海外旅行での高額医療費用事故発生率は70歳前後のシニア層に多く、海外では日本の健康保険は使えないため、万が一に備えて保険に加入しておくべきだと言えます。

ここでは、海外旅行保険の補償内容や70歳以上の保険金受給率を確認していきましょう。

海外旅行保険の補償内容

海外旅行保険とは、海外旅行中に負ったケガや病気による死亡・後遺障害・治療費用のほか、賠償責任や携行品損害、救援者費用などを補償する保険です。

海外滞在中だけでなく、海外旅行を目的として自宅を出発してから帰着するまでの日本国内で発生したトラブルも補償対象となっています。

付帯サービスとして電話通訳対応や送迎、旅行に関する安全情報の提供など様々なサービスが利用できるので、付帯サービスについても確認しつつ保険を選ぶのがおすすめです。

海外旅行の70歳以上の保険金受給率

2019年度の「海外旅行保険事故データ」によると、治療・救援費用の保険金支払いが300万円以上の高額医療費用事故発生件数のうち、65歳以上のシニア層の割合は54％でした。

シニア層の高額医療費用事故発生率は65歳未満の約8倍で、現地通貨建てでの請求となるため近年の円安の影響で医療費は上昇傾向です。

クレジットカード付帯の保険でも一部の医療費を賄えますが、70歳以上の方は多額の自己負担額が発生するため海外旅行保険への加入は欠かせないと言えるでしょう。

支払保険金 4,661万円	嘔吐後に倒れ意識不明となり救急車で搬送。くも膜下出血と診断され25日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添いチャーター機で医療搬送。
支払保険金 3,506万円	頭痛のため受診、脳内出血と診断され18日間入院・手術。家族が駆けつける。医師が付き添い医療搬送。
支払保険金 2,100万円	コーヒーショップで倒れ救急車で搬送。心筋梗塞と診断され19日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。

70歳以上の海外旅行保険加入方法

①保険会社・保険代理店の窓口

保険会社や代理店の窓口では、保険の知識が豊富なスタッフが適切な保険を紹介してくれるので安心して保険に加入できます。

窓口まで行く手間はありますが、保険の知識が豊富な担当者に相談できるので補償の過不足に関する心配も不要です。

インターネット契約と比べると料金が割高になる傾向ですが、独自のキャンペーンを提供している会社も多いので窓口の方がお得に契約できる商品もあります。

予約状況によっては保険加入までに時間がかかるので、海外旅行を計画したら余裕を持って保険加入手続きを進めましょう。

②インターネット

インターネットでの保険加入は窓口の営業時間など関係なく、24時間いつでも自分の好きなタイミングで加入手続きを進められます。

自分で保険に関する情報を収集して適切な補償を選択しなければならないため、トラブル発生時に補償が不足しており保険金が受け取れなかった人も多いです。

保険加入の手続きまではオンラインでできても、保険請求などは書類の提出が必須の商品もあるため、契約時にはどこまでインターネットで対応してるかも確認しましょう。

③旅行代理店の窓口

保険会社の窓口だけでなく、旅行代理店の窓口でも海外旅行保険への加入手続きができます。

海外旅行を予約する際に、旅行先や日数に合う海外旅行保険に同時に加入できる手軽さはありますが、海外旅行直前での加入は難しいです。

旅行に関する手続きを簡単に済ませたい人にはおすすめですが、補償を充実させたい人は海外旅行保険単体での加入を検討しましょう。

70歳以上の海外旅行保険加入時の注意点

海外旅行保険は、持病や既往症があると加入できないわけではありませんが、選択できる商品の数が少なくなるのは事実です。

年齢制限や日数制限のある保険、70歳以上の人が69歳以下と比べて保険料が高くなる商品も多数あります。

保険会社によって異なりますが、70歳以上は最長3ヶ月までの加入とする商品が一般的です。

	年齢制限	その他
A社	なし	満15歳未満は1,000万円が上限
B社	なし	満86歳以上は疾病死亡補償なし
C社	なし	年齢により保険料が異なる
D社	あり	満18歳以上〜満74歳以下まで

70歳以上も保険に加入し旅行を楽しもう

海外旅行保険は、加入方法や商品によって年齢制限がありますが、70歳以上でも加入できる海外旅行保険は多数あります。

海外旅行での高額医療費用事故発生率は70歳前後のシニア層に多く、海外では日本の健康保険は使えないため、万が一に備えて保険に加入しておいて損はありません。

70歳以上も加入できる年齢制限のない海外旅行保険を見つけて、安心して海外旅行を楽しむためにも一度保険のプロに相談してみましょう。