お電話でのお問い合わせ
0120-839-127
受付:11:00~18:00(土日・祝日除く)
  • ペット保険

シニアでも入れるペット保険はある?高齢向けペット保険の選び方と注意点

シニアでも入れるペット保険はある?高齢向けペット保険の選び方と注意点

シニアでも入れるペット保険はある?
高齢になってからでもペット保険は入るべき?

ペットの万一の病気やケガに備えてペット保険に加入する人は増えていますが、ペットが高齢だと加入できるの?と悩んでしまいますよね。

今回は、シニアでも入れるペット保険シニア向けペット保険の選び方や加入する時の注意点などを詳しく解説していきます。

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
  • この記事の編集者
  • 最新記事
グッドカミング編集部
グッドカミング編集部
グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

シニア(高齢)でも入れるペット保険はある?

ペット保険とは、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や手術費の一部を補填するための保険です。

ペットが病気やケガをしても、治療にかかる費用は基本的には飼い主が全額自己負担する必要がありますが、ペット保険に加入していれば万一の際の経済的負担を軽減できます

犬の平均寿命は14年、猫の平均寿命は15年と、ペットの平均寿命は年々伸びていますが、ペット保険に新規加入できる年齢は8~12歳までの商品が多く、12歳以上でも加入できるシニア向けペット保険は多くはありません

シニア(高齢)のペットがかかりやすい病気

高齢になると病気やケガのリスクが上がりますが、治療が必要になった場合の費用はいくらくらい必要なのでしょうか。

ペットの種類や体の大きさによっても異なりますが、動物病院でかかる平均的な治療費の目安を見ていきましょう。

病気・ケガ 治療費の目安
がん
・手術:15万円以上
・抗がん剤治療:2~3万円/1回
・放射線治療:1~5万円
・入院:2000~5000円程度/1回
糖尿病
・インスリン注射:7000~1万円/1ヵ月
・療養食:8000円程度/1ヵ月
骨折
・手術:10~20万円(入院費含)
・ギブス:3~5万円
椎間板
ヘルニア
・通院:5000~1万円/1日
・入院:3~5万円/1回
・手術:30~50万円
白内障
・通院:1~2万円/1日
・手術:30~50万円
腎臓病
(猫)
・通院:8000~1万円/1回(年15回程度)
・手術:2~3万円/1回
・入院:5~15万円/1回

ペットが病気やケガをして入院や手術が必要になった時、自己負担額を減らせるため治療の選択肢が増えるのはペット保険へ加入するメリットと言えるでしょう。

愛するペットの万一に備えて、できるだけ高齢になる前にペット保険へ加入しておくのがおすすめです。

シニア(高齢)のペット保険の選び方

補償対象の内容を確認する

ペット保険に加入する際は、高齢のペットがかかりやすい病気が補償対象外になっていないかを確認しておきましょう。

高齢になると入院や手術が必要な病気以外にも、歯周病や皮膚疾患など通院が多く必要な病気にもかかりやすくなります。

また、補償対象の病気でも生涯を通して補償される回数が決まっていたり、年齢と共に補償対象外とされる商品もあるので、将来の補償内容についても事前にしっかりと確認しておくのがおすすめです。

保険料を確認する

ペット保険の保険料は一般的には年齢と共に上がるため、1年の契約更新ごとに変わります

高齢のペットであれば月々の保険料負担は大きくなるため、家計とのバランスを見て検討しなければいけません。

保険によっては「〇歳以上は一定額」など、ある年齢以上からは保険料がほとんど上がらない商品もあるので、将来も含めて無理のない保険料かどうかをチェックしておきましょう。

更新時の継続条件を確認する

ペット保険は掛け捨て型の保険で1年ごとに更新が必要です。

ペットが高齢になると、更新時に補償条件の追加や特定の病気が補償対象外になったり継続不可とされる商品もあります。

ペット保険に加入しているのに病気になっても補償が受けられないのでは意味がないため、更新時に条件の追加や継続が不可となるペット保険は避けるのがおすすめです。

補償割合を確認する

ペット保険には「補償割合」を選択できる商品もあり、一般的には『50%』や『70%』などから補償の割合を選べます

補償割合が70%の場合、病気やケガで治療費が10万円かかった時の補償額は7万円、自己負担額は3万円です。

商品によっては『100%』補償の商品もあり、補償割合が大きいほど治療費の自己負担額は少なくなりますが、その分保険料が高くなるため、家計とのバランスなどを見て考えましょう。

窓口精算と後日精算がある

ペット保険には『窓口精算』ができる商品と『後日精算』の商品があります。

精算方法 概要
窓口精算
保険会社が発行する保険証を動物病院の窓口で提示すると、支払い額が自己負担額のみで済む精算方法
後日精算
動物病院の窓口で治療費全額を支払った後に、保険会社へ保険金を請求する精算方法

窓口精算ができるペット保険に加入していれば、動物病院に行くたびに毎回保険金を請求する手間が省けます

しかし、窓口精算に対応していない動物病院もあり、保険料も後日精算の商品に比べると割高のため、かかりつけの動物病院が窓口精算できるか確認してから検討しましょう。

シニア(高齢)のペット保険に入る時の注意点

加入時には告知義務がある

ペット保険に加入するには、対象のペットの健康状態が良好である必要があります。

加入時には健康状態を告知しなければならず、重度の持病や既往歴がある場合は加入を断られるケースも少なくありません。

【告知内容例】
・生年月日
・体重
・ペットの種類
・ワクチンの接種状況
・過去にかかった病気やケガの有無
・現在治療中の病気やケガの有無
・他のペット保険への加入状況

【加入を断られる可能性がある病気の一例】
・糖尿病
・慢性腎不全
・椎間板ヘルニア
・悪性腫瘍
・甲状腺疾患

既往歴があっても病気やケガの再発の可能性が低いと判断されれば条件付きで加入できる保険もあるため、加入検討時には確認しておきましょう。

年齢に関係なく補償対象外の費用もある

ペット保険は病気やケガの際に動物病院でかかった費用を補償してくれますが、補償対象外の費用もあるので注意しましょう。

【ペット保険の補償対象外の費用】
● 健康診断
● ワクチン接種
● 去勢・避妊手術
● 妊娠・出産
● ノミ・ダニ・フィラリア予防
● マイクロチップ装着
● 療養食・サプリメント

上記以外にもペット保険の商品によって補償対象外の項目は違うため、検討時にはしっかりと確認しておきましょう。

シニア(高齢)のペット保険:まとめ

シニア(高齢)向けのペット保険はありますが、補償条件があったり持病や既往歴によっては加入を断られる場合もあります。

ペット保険の新規加入年齢は8~12歳までの商品が多いため、ペットが病気になるなど加入が難しくなる前に加入しておくのがおすすめです。

ペットは高齢になると病気やケガのリスクが上がるため、早めにペット保険に加入しておくと万一の際も治療の選択肢が増えるため、家計とのバランスを見ながら加入を検討しましょう。