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犬のペット保険は必要?病気やケガのリスクと加入する時のポイントを解説!

犬のペット保険は必要?病気やケガのリスクと加入する時のポイントを解説!

犬のペット保険って必要なの?
ペット保険に加入するメリットは?

愛犬の病気やケガに備えてペット保険に加入する人が増えていますが、加入すべきなのかわからず迷っている人も少なくありません。

今回は、犬のペット保険は必要なのか加入条件・保険料や加入する時のポイントを詳しく解説していきます。

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

犬にペット保険は必要?

ペット保険とは、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や手術費の一部を補填するための保険です。

ペットが病気やケガをしても、治療にかかる費用は基本的には飼い主が全額自己負担する必要があります。

ペット保険に加入していれば万一の際の経済的負担を軽減できるので、大切な家族のためにペット保険の加入を検討するのはおすすめです。

皮膚病や外耳炎は通院が必要になる場合も

犬に日常的にみられる病気として、皮膚疾患外耳炎などが挙げられます。

アレルギーや細菌などが原因となり皮膚や外耳に炎症が起きてしまい、症状を改善するには定期的な通院が必要になるケースも少なくありません。

1回の通院が3,000~5,000円程度でも、年間の診療費で考えると決して安くはない金額になる可能性もあります。

食物アレルギー性皮膚炎とアトピー性皮膚炎の症状は似ているため、原因を知って治療を進めるためにはアレルギー検査や除去食検査などを行うのがおすすめです。※1

犬は誤飲・誤食が多い!

いぬのきもちWEB MAGAZINで行なわれた愛犬の誤飲・誤食に関するアンケート調査では、約7割の飼い主が『誤飲・誤食をしたことがある』と答えました。(※)

特に1歳未満の子犬のうちは遊びの中でなんでも口に入れてしまい、そのまま飲み込んでしまうケースが非常に多くなっています。

中毒の出る食べ物や人間の薬を誤飲・誤食してしまうケースや、おもちゃや布・紙などは消化されずに最悪の場合は腸閉塞になる可能性も。

吐き出させるなどの処置だけでなく、点滴や内視鏡手術・開腹手術が必要になると思いがけず高額の治療費がかかってしまいます。

事故を防ぐためにも、誤飲・誤食しそうな物を犬の生活ゾーンに置かないなどで予防・対策をしておきましょう。

犬が誤飲・誤食してしまった時は、早めに対処すれば大事に至らないケースも多いため、自己判断せずにまずはかかりつけ医に相談・受診しましょう。

※参照:いぬのきもちWEB MAGAZIN/犬の誤飲誤食に関するアンケート

補償対象外の費用もある

ペット保険は病気やケガの際に動物病院でかかった費用を補償してくれますが、補償対象外の費用もあるので注意しましょう。

【ペット保険の補償対象外の費用】
● 健康診断
● ワクチン接種
● 去勢・避妊手術
● 妊娠・出産
● ノミ・ダニ・フィラリア予防
● マイクロチップ装着
● 療養食・サプリメント

上記以外にもペット保険の商品によって補償対象外の項目は違うため、検討時にはしっかりと確認しておきましょう。

犬のペット保険の加入条件

ペット保険の加入条件は商品によって異なりますが、多くの場合は以下のような加入条件があります。

ペット保険の加入条件例
新規加入の上限年齢に達していない
健康体である
ペットとして飼育されている

新規加入の上限年齢に達していない

ペット保険の新規加入には上限年齢が設定されている商品が多くなっています。

犬は7~8歳くらいからシニア期に入り健康面でのリスクが上がるため、8~10歳程度までを上限年齢とするペット保険は多いです。

下限年齢は「0歳から」とされている商品がほとんどですが、「生後30日以上」など条件がある商品もあるので加入時にはしっかりと確認しましょう。

健康体である

ペット保険に加入するには、対象のペットの健康状態が良好である必要があります。

重度の持病や既往歴がある場合は、加入を断られるケースも少なくありません。

【加入を断られる可能性がある病気の一例】
・糖尿病
・慢性腎不全
・椎間板ヘルニア
・悪性腫瘍
・甲状腺疾患

既往歴があっても病気やケガの再発の可能性が低いと判断されれば条件付きで加入できる保険もあるため、加入検討時には確認しておきましょう。

ペットとして飼育されている

ペット保険の加入対象は、一般家庭でペットとして飼育されている動物に限られています。

警察犬や救助犬など職業目的、闘犬や競争件など興行目的、ブリーダーの繁殖や売買目的など、ビジネス目的で飼育している動物はペット保険の加入対象外となるので注意が必要です。

犬のペット保険の保険料

犬の年齢・体重・犬種によって保険料が変わる

ペット保険では、犬の年齢・体重・犬種によって保険料が変わります

年齢と体重で保険料が変わる商品と、小型犬・中型犬・大型犬や犬種で保険料が決まっている商品もあるため、事前に確認しておきましょう。

猫の場合は種類によっての差が少ないため、基本的には年齢のみで保険料が決まります。

ペット保険は1年掛け捨て

ペット保険は掛け捨て型の保険で1年ごとに更新が必要です。

更新時期の数ヵ月前には更新のお知らせが保険会社から送られてきますが、更新・継続していればペットが亡くなるまで終身継続が可能となります。

保険料は契約更新ごとに変わる

ペット保険の保険料は一般的には年齢と共に上がるため、1年の契約更新ごとに変わります

保険によっては「〇歳~〇歳は一定額」など、段階的に保険料が上がっていく商品もあるので、将来も含めて無理のない保険料かどうかをチェックしておきましょう。

犬のペット保険に加入する時のポイント

できるだけ若いうちに加入する

ペット保険への加入を検討している場合は、できるだけ犬の年齢が若いうちに加入しておくのがおすすめです。

高齢になると加入できる保険が限られてきたり、病気やケガなどの既往歴があると補償範囲が限定されたり加入を断られる可能性が出てきます。

誤飲・誤食や病気・ケガなどの万一に備えるには、若くて健康なうちに加入しておく方が良いでしょう。

インターネットで加入する

ペット保険の多くはインターネットから加入が可能で、中にはインターネットからの加入限定の商品もあります。

インターネットのみで加入できるペット保険は種類が多く、保険料が安い商品や割引がある商品も。

インターネットからの加入は場所や時間を選ばずに、パソコンやスマホで申込みができるので忙しい人にもおすすめです。

割引が適用できるか確認する

ペット保険は、商品によっては様々な割引を設けているため、活用できる割引がないか事前にチェックしておきましょう。

【ペット保険の割引の一例】
・インターネット割引
・マイクロチップ割引
・多頭割引

割引制度があるペット保険の中には、もともと保険料が高めに設定されている商品もあるので注意が必要です。

補償割合を確認する

ペット保険には「補償割合」を選択できる商品もあり、一般的には『50%』や『70%』などから補償の割合を選べます

補償割合が70%の場合、病気やケガで治療費が10万円かかった時の補償額は7万円、自己負担額は3万円です。

商品によっては『100%』補償の商品もあり、補償割合が大きいほど治療費の自己負担額は少なくなりますが、その分保険料が高くなるため、家計とのバランスなどを見て考えましょう。

窓口精算と後日精算がある

ペット保険には『窓口精算』ができる商品と『後日精算』の商品があります。

精算方法 概要
窓口精算
保険会社が発行する保険証を動物病院の窓口で提示すると、支払い額が自己負担額のみで済む精算方法
後日精算
動物病院の窓口で治療費全額を支払った後に、保険会社へ保険金を請求する精算方法

窓口精算ができるペット保険に加入していれば、動物病院に行くたびに毎回保険金を請求する手間が省けます

しかし、窓口精算に対応していない動物病院もあり、保険料も後日精算の商品に比べると割高のため、かかりつけの動物病院が窓口精算できるか確認してから検討しましょう。

犬のペット保険:まとめ

犬が病気やケガをした時の治療費は基本的には全額自己負担となるため、ペット保険に加入しておくと治療費の一部を補償してくれるので万一の際も安心です。

ペット保険は犬の年齢や大きさで保険料が変わり既往歴があると加入が難しくなる場合もあるので、病気やケガのリスクが少ない若いうちに加入しておくのがおすすめ。

ペット保険は1年更新の掛け捨て型保険なので、家計とのバランスを考えつつ愛犬の万一に備えられる補償の保険を選びましょう。

(※1 参照:ワンニャンBEST/犬の皮膚・食物アレルギー対策に役立つおすすめのドッグフード20選!【獣医師監修】)