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公共料金の滞納でブラックリストに載る?滞納の悪影響とブラックリストの防止策

公共料金の滞納でブラックリストに載る?滞納の悪影響とブラックリストの防止策

「公共料金を滞納するのはまずい?」
「滞納するとブラックリストに載る?」
「ブラックリスト化を防ぐ方法は?」

公共料金を滞納してしまい、ブラックリストに載らないか不安に感じている人は少なくありません。

公共料金の滞納では信用情報にほとんど影響しませんが、支払い方法や契約内容によってはリスクが生じます

今回は、公共料金の滞納でブラックリストに載るか否か、滞納での悪影響とブラックリストの知識、ブラックリストを防ぐ具体策を解説していきましょう。

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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

公共料金の滞納でブラックリストに載る?

公共料金の滞納はブラックリスト×

電気・ガス・水道などの公共インフラの支払いは、基本的に信用情報機関には報告されない仕組みとなっています。

公共料金を滞納しても事故情報には登録されず、ブラックリストには載りません。

ただし、一定期間支払わないとライフラインが停止するなど生活への影響が出るため、できるだけ滞納は避ける方が賢明でしょう。

公共料金をクレカ支払いで滞納

公共料金の滞納そのものではブラックリストに載る心配はいりませんが、公共料金をクレジットカードで支払っているなら要注意です。

クレジットカードの支払いが遅れると滞納期間によっては信用情報機関に登録されます。

昨今では携帯電話料金と公共料金を合算する“まとめて請求”のサービスも利用可能。

携帯電話の端末代金を分割で支払っていると「ローン契約」とみなされ、滞納がブラックリスト入りする原因になりかねません。

公共料金も保証対象の賃貸契約で滞納

本来、賃貸保証会社の保証対象となるのは家賃のみですが、近年では公共料金も保証対象とする会社も増えています。

賃貸契約で保証会社を利用していて契約内容に公共料金が含まれているなら、滞納が発生するとブラックリスト化も。

滞納した費用を保証会社が代わりに支払う「代位弁済」が行われれば、信用情報機関に事故情報として登録されるリスクが高いです。

公共料金滞納はブラックリスト外で悪影響

公共料金の滞納で供給停止

公共料金を一定期間支払わないと、電気・ガス・水道などのライフラインが止められてしまいます

供給が停止されるまでの猶予期間は多少なりともありますが、事前に督促通知や警告が届くのが一般的。

生活に支障をきたすだけでなく、子どもや高齢者のいる家庭では健康を害する恐れもあるため、早めに支払いを済ませるのが得策です。

公共料金の滞納で延滞金の請求

長期間にわたって公共料金の滞納が続くと延滞金が加算されます。

滞納していてもまだ供給が停止されないからと支払いを先延ばしにするのはNG。

滞納期間が長引くほど延滞金の負担も増加するため、延納の支払期日前であったとしても早めに支払った方がお得です。

公共料金の滞納で生活全体への支障

ライフラインの停止は、日々の生活や仕事、健康などあらゆる面に影響します。

入浴ができない、エアコンが使えない、水が飲めないような状況が続けば、ストレスの増加や体調不良は避けられません

公共料金だからといって「今すぐに支払う必要はないだろう」と軽視せず、生活に支障が出る前に優先的に対応しましょう。

公共料金滞納を改善する術がないなら

すでに借金をしていて、公共料金を滞納せざるを得ない経済状況に陥っている人は、信頼できる法律事務所に債務整理の相談をするのも選択肢の一つです。

ブラックリストには載ってしまいますが、生活が困窮しているなら背に腹は代えられません。

債務整理の種類は大きく分けて3つで、裁判所を通す手続きと通さない手続きがあります。

種類 特徴
任意整理 債権者と交渉し、将来の利息カットや返済計画を見直す手続き。原則3~5年かけて完済する。
個人再生 借金を大幅に減額し、原則3~5年で完済を目指す手続き。借金総額が多く、減額しないと返せる見込みがない人向け。
自己破産 原則すべての借金が免除される手続き。反省や更生の意思があると判断されれば、浪費やギャンブルなどが原因でも裁判所の裁量によっては認められる。

任意整理のみ裁判所を通さずに手続きできて、住宅や自動車など財産を手放さずに済むため、借金の元本が少なく十分な返済能力がある人にベストな選択肢です。

借金の総額が多く元本の支払いが厳しい人は、借金を減額・免除できる個人再生や自己破産も選択肢となります。

司法書士事務所

1社あたりの借入額が140万円以下なら司法書士に依頼するのが◎。

初回相談無料の事務所も多いです。

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11,000円~※1 22,000円~※2
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【アヴァンス法務事務所】…解決報酬金11,000円/1社、減額報酬11%、過払い金を取り戻した場合は過払い金に対して22%の成功報酬、別途事務手数料あり
【はたの法務事務所】…減額報酬:減額できた債務の金額の11%/その他、印紙、切手、訴訟費用(原則実費のみ)、管理費等が発生/司法書士法に則り、契約時には契約書の報酬内訳書にて説明

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【ライズ綜合法律事務所】…着手金は内容により費用が異なります/減額報酬は減額の11%/和解成立時、解決報酬として1社につき22,000円/過払い返還報酬 22%(任意の場合/訴訟の場合は27.5%)/送金管理費として1社につき月1,000円/回/通信費として1社につき2,200円
【ひばり法律事務所】…報酬金22,000円(1社あたり)/減額報酬11%/実費5,500円(1社あたり)

公共料金滞納とブラックリストの知識

ブラックリスト=事故情報の記載

「ブラックリスト」は一般的に浸透し目にする機会も多いですが、実際には“ブラックリスト”と呼ばれる名称のリストは存在しません

正確には、個人信用情報機関に事故情報(金融事故を起こした情報)が登録された状態を指して“ブラックリストに載った”と表現されます。

信用情報機関に取引上のトラブルを記録した「事故情報」として登録される条件は下記の通りです。

・61日以上or3か月以上の借金延滞
・債務整理
・保証会社による代位弁済
・短期間にクレカやローンの複数申込
・クレジットカードの強制解約

参考:ブラックリストは存在するの?信用情報って何?/なるほど六法

ブラックリストに載るとどうなる?

ブラックリストに載ると5〜7年程度は新たな契約(クレジットカードの発行、ローン、引越し審査など)が制限されます。

信用情報に影響を与えるのは、クレジットカード・ローン・保証契約などの金融契約です。

各公共料金を支払う経路が金融契約に紐づいていないかまずは把握し、ブラックリストのリスクを回避しましょう。

公共料金滞納とブラックリストの防止策

公共料金滞納の悪影響を防ぐ

一時的に出費がかさんで支払いが難しい人は、電気・ガス・水道などの供給会社に早めに連絡を入れましょう。

支払いの遅れを連絡するのが恥ずかしい、言い出しにくいと感じても、不誠実に放置すると供給の停止、生活への支障を招きます

状況によっては分割払いや一時的な支払い猶予の措置を提案してもらえるため、まずは相談してみて損はありません。

公共料金滞納を自治体に相談

やむを得ない理由で仕事を退職し経済的に困窮していたり、月々の支払いが苦しく公共料金の支払い見込みが立たない人も多いです。

生活困窮世帯向けに公共料金の減免や支援制度を提供している自治体もあります。

社会福祉協議会の生活福祉資金貸付制度なども対象になるため、自力での支払いが困難であれば制度の活用も検討してみましょう。

ブラックリストを支払い優先度で回避

公共料金をクレジットカード払いや携帯料金と合算請求しているなら支払いの遅延が信用情報に影響を与えます。

ブラックリストから外れるまでの時間は長いため、未然に防ぐ行動が重要です。

どうしても余裕がなく全ての支払いが困難なときは、クレジットカードや携帯料金の支払いを優先するようにしましょう。

公共料金滞納とブラックリスト回避

記事内画像

公共料金を滞納しても金融事故を起こしたとはみなされないため、ブラックリストには載りません。

ただし、公共料金がクレカ支払いや、賃貸契約に保証会社を利用していて公共料金も補償対象なら、滞納が発生するとブラックリスト化するリスクは高いです。

公共料金の滞納で信用情報に影響するのは、クレカ・ローン・保証など金融契約なので、まずは支払い経路を正確に把握しましょう。

ブラックリストには載りますが、借金で生活が困窮していて公共料金の支払いもままならない人は、債務整理の検討もおすすめします。