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知らないと損するFXの手数料対策!手数料負けを防いで利益を最大化して資金を守る方法

「思ったより利益が残らない…手数料負け?」
「頑張ってるのに、手数料で損している?」
「FXで手数料負けをせずに取引するコツは?」
FXで取引を続けているのに、なぜか資金が思うように増えない――そんな悩みを抱えていませんか。
FXでは取引のたびに発生するコストを正しく理解し、しっかり対策すれば手数料負けを防いで無駄のない資産運用が可能です。
この記事では、FXで手数料負けが起きる仕組みや主な原因、そして手数料負けを防ぐための実践的なポイントを解説していきましょう。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャルプランニング技能士
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この記事の目次
負けの原因になるFXにおける手数料とは

FXでは為替レートの差で利益を狙う一方で、さまざまな手数料が発生します。
実際の取引で利益が出ていたとしても、知らないうちに手数料がかさみ、結果として手数料負けしてしまうトレーダーも少なくありません。
ここでは、FXで発生する主な手数料の種類やその仕組みを初心者にも分かりやすく解説し、手数料負けを防ぐための第一歩をお伝えします。
FXにかかる主な手数料の種類とは?
FXでは取引手数料やスプレッド、スワップポイントなど、複数の費用が発生します。
取引手数料は1回の売買ごとに設定されている明確な料金で、無料の業者も多いです。
スプレッドは、買値と売値の差額で、実質的に取引コストとして発生します。
また、通貨ペアを保有し続けると、「スワップポイント」による受け取りや支払いが発生。
これらの手数料は毎回の取引や保有によって積み重なるため、知らずに放置しておくと、利益が減るどころか損失につながるのです。
スプレッドと取引手数料の違い
スプレッドと取引手数料はどちらもコストですが、性質が異なります。
スプレッドは「1ドル=100円(買値)/99.9円(売値)」のように、買値と売値の差額。
この差が、そのまま見えない手数料として取引のたびに差し引かれる仕組みです。
一方、取引手数料は明示的に「1回あたり〇円」や「1万通貨あたり〇円」と設定されており、スプレッドとは別にかかります。
特にスキャルピングやデイトレードなど取引回数が多いスタイルでは、スプレッドの小ささ=コストの低さにつながるため、両者を正しく理解し、比較しましょう。
「手数料無料」の落とし穴に注意
手数料無料と謳っていても、実際にはスプレッドが広く設定されているFX業者もあります。
つまり、取引手数料こそ0円でも、買値と売値の差(スプレッド)によって、実質的なコストが高くなるのです。
例えば、他社が0.2銭のスプレッドで提供している通貨ペアに対し、手数料無料の業者では0.5銭のスプレッドが設定されていると、毎回の取引で余分なコストが発生します。
さらに、スプレッドが変動する「変動スプレッド」制を採用していると、市場が荒れている時間帯にスプレッドが大きく広がりやすいです。
無料の言葉に惑わされず、総コストで業者を比較しましょう。
FXで手数料負けが起きる理由

FXでは少額でも取引を繰り返すと、知らないうちに手数料が積み重なり、利益が圧縮されやすくなります。
手数料を意識しないまま取引を続けると、せっかく得た利益が目減りするリスクがあるため、取引コストにも目を向けておきましょう。
特に初心者はスプレッドやスワップなどの見えにくいコストを見落としがちです。
ここでは、FXで手数料負けが起きる代表的な理由を3つ紹介し、避けるための考え方を解説します。
スプレッドで利益が減る仕組み
スプレッドとは「買値と売値の差」であり、FXにおける事実上の手数料です。
この差は取引のたびに自動的に差し引かれるため、狭いほどコストは低く、広いほど利益が出にくくなります。
例えば、1ドル=150.00円で買ってすぐ売るとき、売値が149.98円ならスプレッドは0.02円(2銭)です。
この時点で自動的に0.02円分の損失が出るため、スプレッド分以上の値動きがなければ利益にはなりません。
特に経済指標の発表時や市場が不安定な時間帯には、スプレッドが一時的に大きく広がりやすく、意図せず不利な価格で約定するリスクもあるのです。
スワップが利益に与える影響
スワップポイントは、通貨間の金利差に応じて発生する保有コストまたは利益です。
金利の高い通貨を買えばスワップがプラスになり、保有しているだけで毎日少しずつ利益が得られます。
一方、金利の高い通貨を売ったり金利の低い通貨を買ったり、するとスワップがマイナスになり、保有しているだけで日々コストが発生。
特に長期間ポジションを持つスイングトレードでは、このスワップコストが積み重なり、為替差益を打ち消しかねません。
ただし、プラススワップが得られる通貨ペアを選べば、利益を積み重ねられるので、スワップの内容は必ず確認するようにしましょう。
頻繁な取引で手数料が積み重なる危険
取引を繰り返しすぎてスプレッドや手数料が積み重なり、最終的に利益が圧迫されてしまうのは、FXで手数料負けしやすい典型例です。
特に数分~数十分単位で売買を繰り返すスキャルピングやデイトレードでは、1回あたりの利益が小さいため、コストの影響が大きくなります。
仮に1回の取引でスプレッドが0.3銭かかるとすると、1日10回、月200回で60銭分(0.6円)のコストが発生。
利益が出ていても、それ以上にスプレッドや手数料がかかれば、トータルで赤字になりかねません。
こうした取引スタイルを選ぶと、スプレッドが極めて狭い業者選びがコスト抑制の鍵になります。
FXの手数料を抑えて負けを減らす方法

FXで勝ち続けるには、単に利益を出すだけでなくいかにコストを抑えるかも非常に重要です。
ここでは手数料負けを防ぐための3つの実践的な工夫を紹介します。
時間帯・通貨ペアを工夫する
FXでは、通貨ペアや取引する時間帯によってスプレッドの広さが大きく変わります。
例えば、米ドル/円やユーロ/米ドルといった主要通貨ペアは、取引量が多く流動性が高いため、通常はスプレッドが狭め。
また、日本時間の午前9時〜15時(東京市場)や21時〜翌2時(ロンドン・ニューヨーク市場)が重なる時間帯は、値動きが安定しており、スプレッドも狭くなりやすい傾向にあります。
反対に早朝や週明け直後などはスプレッドが広がるため注意が必要です。
スプレッドが狭いタイミングでの取引が、コスト削減には効果的です。
1回のトレードで十分な利益を狙う
頻繁に取引を繰り返すよりも、1回ごとのトレードでしっかりと利益を狙う方が、スプレッドや手数料の影響を小さくできます。
例えば、10回の取引で各10pipsを狙うよりも、1回で50pips以上を狙うほうが、手数料の累積を抑えられます。
もちろん、リスク管理は必要ですが、スイングトレードのような中期戦略では、1回あたりの利益幅が大きくなるため、結果的に手数料負けしにくくなるでしょう。
取引数より利益幅を意識した戦略が、手数料に強いトレードスタイルです。
エントリーを減らして手数料を節約
なんとなくチャートを見て「エントリーしてしまった」等の無計画な取引が積み重なると、それだけでスプレッドやスワップのコストが増えてしまいます。
無駄なエントリーを減らすのは、見えない手数料を削減する最も効果的な方法のひとつです。
テクニカル分析や経済指標の確認など、明確な根拠があるときだけ取引する「ルールに基づいたエントリー」を徹底すると、取引回数を抑え、無駄なコストを排除できます。
冷静にチャンスを見極める力を鍛えるのが、長期的な収益性を高めるコツです。
テクニカル分析などを考えるのが苦手な人は、優秀なトレーダーを自動で真似られるみんなのFXやインヴァスト証券を使うのも1つの手です。
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FXの手数料を比較して負けにくい会社を選ぶ
FXで利益を積み重ねるためには、取引のスキルだけでなく、コストの低い業者選びも重要です。
特に初心者は、手数料やスプレッドなどの細かな違いが積み重なり、結果的に手数料負けする人もいます。
ここでは、負けにくいFX会社を選ぶポイントを解説します。
実質コストが安い業者
スプレッドはFXにおける主要な取引コストです。
1回1回の差は小さくても、取引を繰り返すと大きな差になります。
例えば、米ドル/円のスプレッドが0.2銭と0.5銭の業者では、1万通貨あたりで実に30円の差が生まれます。
特に短期売買をすると、スプレッドの狭さがそのまま手数料節約につながるため、業者選びの最重要ポイントのひとつといえるでしょう。
スプレッドは常に一定ではなく、時間帯や通貨ペアによって変動するため、「原則固定」「主要通貨ペアが狭い」業者がおすすめです。
スプレッドが狭いFX口座 | |
タップで詳細 | スプレッドの特徴 |
米ドル/円 0.15銭など業界最狭水準 | |
✅ 原則固定スプレッド ✅ 主要通貨ペアの取引コストが低い |
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米ドル/円 0.18銭 |
✅ 米ドル/円やユーロ/円で低コスト取引 ✅ 初心者にも見やすい取引画面も魅力 |
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米ドル/円 0.20銭 |
✅ 米ドル/円 0.2銭、ユーロ/円 0.4銭など ✅ 約定力・スプレッドの安定性に定評あり |
サポート・学習機能があるFX会社
FX初心者にとっては、取引コストの安さだけでなく、学習コンテンツやサポート体制の充実度も重要です。
不明点があってもすぐに相談できるチャットサポートや、無料のオンラインセミナー、初心者向けの動画解説などがあると安心して取引に臨めます。
学べる環境が整っている業者を選ぶと、ムダな取引や失敗を減らし、結果的にコスト負けしにくい取引スタイルを身につけられるでしょう。

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キャッシュバックなどがある業者
FX会社の中には、一定の取引量や新規口座開設を条件に、現金のキャッシュバックやスプレッド還元を提供している業者があります。
これらの特典は、実質的なコストを抑えるうえで大きなメリットです。
例えば「5万通貨以上の取引で最大5万円キャッシュバック」などのキャンペーンを活用すれば、スプレッドで発生するコストを実質無料に近づけられます。
キャンペーンは期間限定のものもあるため、定期的に各社の公式サイトをチェックし、手数料を抑えるチャンスを積極的に活用するのがおすすめです。
キャンペーンが魅力のFX口座 | |
タップで詳細 | キャンペーン内容・特典 |
高額還元キャンペーンを頻繁に実施 | |
✅ 通貨ペアごとの取引量に応じた豪華特典 ✅ 食品・日用品などユニークな企画が充実 |
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スキャルピングでも条件達成しやすい | |
✅ 取引量に応じた段階的キャッシュバック ✅ 高級食品プレゼントなど多彩な企画を開催 |
FXの手数料以外で負けやすくなる原因

FXでの損失は手数料だけが原因ではありません。
実際には、トレード中の判断ミスや感情に流された行動によって損失を広げてしまう人も多く見られます。
ここでは、手数料以外に「負けやすくなる典型的な要因」と注意すべきポイントを紹介しますので、参考にしてください。
損切りできずに損失が拡大する
「もう少し待てば戻るかも」等の気持ちから損切りをためらい、結果として損失が膨らんでしまう人も少なくありません。
相場は常に変動しており、予想通りに動かない値動きも当然あります。
そんなときにあらかじめ決めていた損切りラインを守れないと、小さな損失で済んだはずが大きな損失に変わってしまうのです。
損切りを徹底するのは、資金を守り続けるために必要不可欠なルールです。
感情ではなく、事前に設定した基準で冷静に対応する習慣を持ちましょう。
資金管理ミスがトレード失敗を招く
一度のトレードで大きく稼ごうと、資金の大半を1回の取引に投入するのは非常にリスクの高い行為です。
仮に予想が外れると、すぐに口座資金の多くを失ってしまいます。
FXは勝ち負けを繰り返しながら利益を積み上げていくものであり、1回の取引で全てを賭けるスタイルは長続きしません。
1回のトレードで使う資金は、全体の2~3%に抑えるなど、自分なりのルールを設定し、リスクのコントロールが大切です。
資金管理ができていれば、負けたときも次に立て直す余力が残ります。
感情任せで負けやすくなる
「なんとなく上がりそう」「他の人が買ってるから」など、根拠のない感覚や他人の意見に流されて取引してしまうと、安定して勝ち続けるのは困難です。
FXでは、エントリー・損切り・利確のルールを明確にした戦略が不可欠です。
テクニカル分析を使ったトレンド判断や、経済指標をもとにしたシナリオ作成など、自分なりの根拠とルールを持つと、冷静な判断がしやすくなります。
戦略のないトレードは、感情に振り回されやすく、損失を繰り返す原因になりがちです。
手数料負けを防いでFXで資産を増やす
FX取引で利益を出すには、相場の分析や判断力だけでなく、手数料やコストの正しい理解が欠かせません。
スプレッドやスワップポイントは見えにくいコストであり、知らず知らずのうちに手数料負けしてしまう人もいます。
これからFXを始める方は、資金管理や取引ルールだけでなく、低コストな業者を選んで手数料に負けない賢いトレードを心がけましょう。